ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

ラヨットの靴さがし

2012年02月29日 | カンボジアの母子保健

 

バンコクでおみやげに買った、ラヨットの靴。子どものよりも値段の高いいいものをゲットしたのに、帰国してみると、サイズが小さい・・・・・がーん・・・・・靴を買うってむつかしいのねえ。

そこで、とりあえず、ソリアマーケットに靴を買いに行くことに。

↓光モノが好きな子ども

↓ラヨットは、気に入った靴を2足ゲット

↓買い物を無事終えて、ソフトクリームを食べるラヨット

ソリアのBB WORLDには、子どものプレイルームもあって、なかなか楽しい場所。

雑用に追われる毎日なのだけれど、ラヨットと子どもがいると、なんとも楽しいのである。時間がないないっていう人もいるけれど、時間ってつくろうと思えばなんとでもなるんだよなあ。

 

 

 


久しぶりのHAPPAレストラン

2012年02月29日 | カンボジアの生活

 

 

オーナーに小さいお子さん二人がいるので、いきやすいお店HAPPA。さらに味も抜群で値段も超リーズナブルなので、大好きなのだけれど、しばらくご無沙汰だったので、ラヨットをつれていくことに。

↓二人でおおはしゃぎ、なにがそんなにうれしいんだろう・・・・・

仕事のカタがついたのでさっさとビールを飲もうと思って夕方行ったので、すいててほっとするのである。

↓走り回ってる子どもたち

どこでも持ち歩いてる柿の種、お皿まで出してくれて、持ち込んでも文句の一つも言わない店員さんたちは、やさしいのである。

情報では、HAPPAでもKINGDOMのドラフトをいれようか迷ったそうなのだけれど、値段が高いので、やめたそうな。むむ、ちょっと残念な気もするなあ。KINGDOMのドラフトって、もう飲めるところが限られちゃってて・・・・・

ラッキーなことに、お刺身があった☆

オーナーさんの子どもさんたちも登場、なんだかずいぶん成長していて、子どもってちょっとあわないだけでもぐんぐん育つんだなあと感心。偶然なのか、子どもが大量、といっても5人も狭いお店にいることになってしまい、大騒ぎ。となりにいた年配の男性たちは、「いやあ、子育てのことなんて、大昔のことで忘れたなあ・・」、などなど、昔詩話に花が咲いているのである。

私の大好物は、お好み焼きとポテト。ビールのあてにぴったり☆

たくさん飲んでも、大満足のお勘定。ラヨットは、から揚げがいまいち好きじゃなかったのか、ビールを飲みたいって言ったのを拒否されて機嫌をそこねたのか、あんまり食べてくれなかったのが残念なのだけれど。

これから、もうちょっと通わなきゃ、HAPPAレストラン。


もし首相になったら・・・

2012年02月28日 | カンボジアのジェンダー規範

 

「もし首相になったら、ジェンダー平等な社会を実現するために、何をやりますか」っていう問いは、試験にも何度か出してきたのだけれど、また講義で取り上げることに。

↓朝6時ごろのメコン川

社会問題についてあまり関心がなかったりする若い世代に、ジェンダー視点からカンボジア社会について学んでもらった後に、このセッションをすることで、もっと具体的に何をやるべきかを検討することにつながるのだ。さらに、その課題をCEDAWにリンクすることによって、政策的観点からでなくって、もうちょっと学術的観点からも勉強できるという利点があったりする。若い世代の意見をきけて楽しいっていうのもあったりするんだよな。

↓早朝、くらいうちからエアロビに励む人たち

今回は、「首相になったら」を宿題で検討してもらって、大学の講義では、「明日から何をすればいいか」にアレンジして討論してもらうことに。

クラスに意見を聞いてみると、真っ先に発表した男子学生は、「自分が首相になったら、すべての省庁の大臣か長官レベルに、必ず女性を最低一人任命する」という頼もしい発言。それ以外にも、「女子への授業料免除拡大」とか、「家庭内暴力を減らす政策実施」、「法律をもっと作って女性の権利を擁護する」などなど、とっても頼もしい意見続出。

日本の大学生の学力の低下が問題で、「平均値」すらよくわかってない学生がいるというニュースに愕然。でも、たしかに、最近接する日本からやってくる学生は、問題意識のきわめて高い学生と、まったく問題意識のない学生(よくわかんなーい的な発言多発型)とに二分化されるような気がする。他方、カンボジアでも同じで、社会問題とかに関心のある学生もあれば、おしゃれして遊びに来るのが目的の学生や、英語力が低すぎて授業にぜんぜんついていけない学生もいたり、いやはや、状況は似てるのである。

↓ジョギングから戻る母を迎える子どもたち

若い世代(学生)の意見や視点は、政府の政策立案にはまだまだ反映されていない・・・・・なあ・・・・・と気づき、今後女性に対する暴力撲滅計画の策定には、ぜひ学生も参画してもらうようにしなきゃ、って思うのである。

 

 

 

 


バンコクでイサーン料理を楽しむ

2012年02月27日 | カンボジアの外で感じたこと

 

連日、ホテルでの朝食とランチに加え、夜は外食。毎夜、どこに行こうか・・・・って悩ましいのである。

そこで、ふと思い出して、数年前に行ったことがあった、イサーン料理の店に歩いて出かけることに。

↓夕方早い時間に行ったので、明るくていいかんじ

店の名物、牛肉ののどの部分を焼いた料理

前に来たときは、日本語のメニューはなかった気が・・・・・・でも、周囲を見回すと、日本人や欧米人がたくさんいて、観光客でにぎわってるレストランだって気づくのである。

パックさんがソムタムを食べるのが苦手だって忘れてて、つい注文してしまったわた。でもあんまり辛くない・・・・・・そういう問題じゃないみたいんだけれど。

今回のバンコク滞在は、UNWOMENが主催の5年間の事業立ち上げの計画実施のための3日間の会議。地域の人たちが集まって、UNWOMENと政府とかNGOがどうやって連携して5年間事業をすすめていくかの枠組みつくりなのだ。その会議の中でわたしの仕事は、90分ほどのA2Jについての講義(特にカンボジアの少数民族の女性のA2J問題について)。まあ、結局、自分のセッション以外にも、発表者が地域では有名どころの活動家とか研究者ばっかりでおもしろかったし興味があったのでずっと会議に出てたのだけれど。でも、自分が発表するとなると、事前にちょっと文献調査したり、パックさんにいろいろ教えてもらったり、結果的にとっても勉強になったので、学術的な観点からもとっても嬉しかったのである。少数民族の問題って、あまり調査されていない分野なので、これから調査をして実態をもっと把握したいなあと思ったのである。

会議を終えて、ホテルを出て、散策へ・・・・って出かけると、大学の元学長とかほかの教員に道であったり(うちの大学からマヒドン大学の視察ミッションに出ていたらしい)、ECCCで働いてる裁判官にあったり、バンコクとはいってもプノンペンみたい~と思ってしまったのである。

↓あっという間にフライトでプノンペンへ

今回は、2週間のプノンペン。

いやはや、2週間くらいが限度かも・・・・・っていうくらい、プノンペンから外へでたくて仕方ないのである。そういう時期なのかしらん。

昨年からやってた大きな仕事は終わって、また次の仕事への準備段階に入ったので、ちょっと大学のほうに専念して、子どもともゆっくり遊んだり、たらたら飲んだりしたいなと思うのである。

 

 

 


A2Jについて再考

2012年02月26日 | カンボジアの外で感じたこと

 

Access to Justice というのは、A2Jと標記するらしい。今回会議は、3日間えんえんとA2Jについての話題だったので、なんだかAKBだか若い子たちのグループにまじってる気分になってるのである。

司法へのアクセス。わたしたちの関心は、どんな状況におかれている女性でも、司法にアクセスできるように保障すること、そして、女性の権利が実際に保護されるかっていうところ。

多くの国では(日本を含め)、女性は司法にアクセスできな状況におかれていて、そういった状況をどうやって変えていくかってアプローチ。

同時に、国の司法制度がちゃんとしてない国の女性とか(カンボジア)、少数民族の女性とか(国の司法制度へのアクセスなんてない)にとっては、伝統的あるいは慣習的な制度にのっとって問題解決をはかるほうが、利便がよかったりする。今回の会合では、そういう側面から、国の司法制度と伝統的・慣習的な司法制度について議論を交わそうっていう会合。

伝統的な司法制度の場合、伝統が女性の権利に配慮している場合なんてほとんどなかったり、あるいは、アドホック的に紛争解決の結果が出されたり(ケースバイケースで類似した紛争でも判断結果が全然違ったりする)、いろいろ課題があるのだ。今回はアジア地域の会合で中東の人がいないのが残念なのだけれど、中東にいったら女性差別としか言えない司法制度ばっかりだから、もっと面白い議論ができたと思うんだけれどな。

デンマークの人権団体が、途上国でA2Jの調査をしたそうで、興味深い結果が紹介

調査っておもしろいなあ・・・・・・と、調査結果をきいてて思うのである。アジアでしか調査をやったことのないわたしにとっては、アフリカでの調査の様子の写真とか、部族長との会話とか、まあとにかくExcitingなのだ。

 

バングラデシュのことわざに、「羊を裁判につれていくために牛を売らなければならない」っていうのがあるそうな。カンボジアだったら、どういうのかな。司法に対する不信感とか、なんとなくある嫌悪感とか恐怖感とか、実態を反映している実情なので、深刻な社会問題だよなあ・・・・・

 

 

 

 

 


バンコクでもディンタイフォン

2012年02月25日 | カンボジアの外で感じたこと

 

伊勢丹にお買いものへとお出かけ。どこで食事しよう・・・・と迷ったのだけれど、パックさんがいったことのないディンタイフォンに行くことに。

↓出張目的だった仕事を終えたわたしは、食べるより飲みたい!!

タイのお店では、ディンタイフォンのロゴ入りの子ども用食器があってびっくり。

ショーロンパオ大好きな子ども、今回はちょっと工夫してごはんをまぜて食べてもらうう。

食べたら、すぐおなかの辺が反応する子ども・・・・・・トイレに連れ去られるのである。

パックさんが子どもをトイレにつれていってくれてて見ていないことをいいことに、さらにビールを頼み、えんえんと飲んでいるのであった・・・・

伊勢丹周辺はタクシーがつかまえにくいのと交通渋滞がひどいので、歩いて帰ることに。ホテルから伊勢丹まで歩いて20分くらいだったので、すぐだろうと・・・・・思って、往路とちょっとちがう道を進んでいくと、なんてこと、くねくね道にはいってしまい、最後には鉄道を歩いて帰ることに。子どもを背負ったわたしに、おみやげのお菓子がたくさん入った伊勢丹の袋を持ったパックさん、なんとも珍道中なのである。文句も言わずにだまってついてくるパックさんはえらい!!!

この上は、空港までの電車がはしってて、まさかその下に鉄道があって、さらにスラム街もどきになってるとは・・・・・鉄道沿いに住んでいる人たちの生活状況が見れて、なかなか楽しい帰路だったのである。

 

 


新しい靴でうれしい子ども

2012年02月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

今回も、みんなのアイドルになってる子ども。最年少のフェミニストになれるね~って言われて、みんなにさわられるのである。

↓宿泊先は、タイ人の間では結婚式で人気があるらしい

子どもの遊び場と化しているパティオ

新しい靴をはいて、走り回る子ども

朝食で、がつがつ?ぱくぱく?食べる子ども

プールで走り回って、パックさんがついていけない・・・・・

素敵なホテルライフは、とっても楽しいのである☆

 

 

 

 


少数民族の女性と司法へのアクセス

2012年02月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

国際機関のセミナーでよく取り入れられてる、グループワーク。わたしもグループワークをしなきゃいけないんだけれど、自分が一参加者として気軽に参加したグループワークのケーススタディーは、少数民族の女性がかかえる問題がテーマ。有名なカナダのLOVELACEケース(ICCPRの個人通報制度でカナダの少数民族法を修正することに成功した事例)をまちょっと修正したケースなのだけれど、そのケースをグループでドラマにして表現するとかいう、超難しい課題。

↓なんだか、よくわからないけれど、丸くなったグループのひとたち

手をつないで、不思議な恰好・・・・

アクロバティックな表現・・・・・

なんでも、一番下が国際法の関連で、その上が国内法の関連性を表現しているそうな?

こういうのって、ほんとに役に立つグループワークなのだろうか・・・・・・と思いつつ、みんなで協議する過程が大切なのだろうなあと、疑問をもってしまった自分が悪い気がするのである。

まあ、とりあえずは、自分のセッションが雪かきみたいなものだって思われないようにやらないとって、気合を入れるのである。

 

 

 


久しぶりのらーめん亭

2012年02月23日 | カンボジアの外で感じたこと

 

子どもの靴をもとめて、会議終了後すぐに会議場を抜け出して、エンポリウムへと進出。昼間ほとんど一緒に入れなかったんだけれど、おしゃれなホテルのパティオで遊んでたらしい。はだしだと、まあ大丈夫だろうけれど、石とか踏んだらいたいものなあ、とちょっと気になってたのだ。

↓エンポリウムは、高級デパートだけあって、ゴージャスな靴しかない・・・・・

いろいろためして、来月日本に戻るときに便利そうな、しっかりした靴を買うことに決定。トーマスくんの靴とか、ディズニーの靴とか、いろいろあるんだけれど、どれもしっくりこなかったのだ。靴選びって、むつかしいなあ。本人は、どれがいいかとかって、まだ主張しないしなあ。

靴を買って本屋をチェックするのが目的だったので、用事だけ終えたら、さっさとらーめん亭へと向かう私たち。

↓しっかりした固い靴を買ったので、靴下まで買うはめに・・・それもなぜかドイツ製・・・・・

午後はずっと寝ていたらしい子ども、食欲旺盛☆

わたしは、いつも食べてる「激辛らーめん」を食べたかったのだけれど、ちょっと値上がりしてたので、激辛のキムチ焼きそばとかを注文してみることに。

↓麺の上にのってるのはからし、でもそれほど辛くない

激辛ではないけれど、麺が抜群においしいので、からしとすりおろしたにんにくをたっぷりかけて食べて大満足☆ いつもいつも同じものを食べ続けて何年も通ってたけれど、たまには違うものを試してみるのも大事だなあ。

ホテルまでの帰路も、満腹すぎたので運動しようと思って子どもをおぶってスカイトレインで帰ってきたので、靴はカバンの中。部屋で落ち着いて気づいたら、パックさんがしっかり棚の上においてるのである。そうだよなあ、靴に何千円もかけるなんて信じられないことだよなあ・・・・パックさんに子どもの日用品の値段を知られたくないから、カンボジアではほとんどまったく買い物しないのだ。

 

この靴、とっても丈夫そうだし、走り回ってもぬげそうにないし、とりあえず明日から子どもが遊んでくれそうなので、親としては満足なのである。

今回は、わたしのハイヒールを買うのをあきらめようっと・・・・。

 

 

 


UN WOMEN 地域会合

2012年02月23日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

今日から3日間、バンコクでUNWOMENの地域会合に参加。

↓5年ぶりくらいに再会した人もいたりして、いろんな人との再会をたのしむのである

 

30人くらいの参加者ってきいてたのだけれど、50人くらいが参加してのオープニング。

今回の会議は「女性の司法へのアクセスと多元的法体制」というもので、カンボジアからの参加者5人とも、「どんな会議だか楽しみ」って言ってるくらい、カンボジア人にとっては新しい分野なのだ。

UNWOMENらしく?参加者の大多数は女性

ワークショップのMUST、期待のセッティング。みんなで何を期待してこの会議に参加するかを洗い出し。

今回は、フィリピンとタイの大学がUNWOMENから依頼をうけて主催していて、事務方はほとんどがフィリピン人。ラテンのノリなので、たのしい議事進行。

サイアムシティホテルに5日間滞在、日本人がとっても多いホテル。

今回は部屋が9階なので、ながめもよくって、部屋でも外でも子どもは遊んで楽しんでるらしい。

相変わらずあらわれている子ども

地域会議って、いろんなバックグラウンドの人が多いからとっても楽しいんだけれど、今回も?けっこう同窓会みたいなかんじがあって、知り合いとCATCHUPできて、うれしいのである。「世銀のコンサルタントになったんだって~おめてどう」っていうと、「来月結婚するからおめでとうって言ってくれるのかと思った」とか、みんな仕事もプライベートもいろいろ発展があって、面白いのである。