ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

2009年07月31日 | カンボジアで感じたこと


自分の気持を表現するのは苦手でいつも悩んでいるのだけれど、
今日のわたしの心にじーんとくるところがある「M」。

Mはみゃんの略だ!!と確信しているんだけれど




「M」


いつも一緒にいたかった となりで笑ってたかった

季節はまた変るのに 心だけ立ち止まったまま

あなたのいない右側に 少しは慣れたつもりでいたのに

どうしてこんなに涙が出るの

もう叶わない想いなら あなたを忘れる勇気だけ欲しいよ

You are only in my fantasy

今でも覚えている あなたの言葉 肩の向こうに見えた景色さえも

So once again

Leavin' for the place without your love

星が森へ帰るように 自然に消えて ちいさな仕草も はしゃいだあの時の私も

いつも一緒にいたかった となりで笑ってたかった

季節はまた変るのに 心だけ立ち止まったまま



出会った秋の写真には はにかんだ笑顔 ただ嬉しくて

こんな日がくると思わなかった

瞬きもしないで あなたを胸にやきつけてた 恋しくて

You are only in my fantasy

あなたの声 聞きたくて 消せないアドレスMのページを指でたどってるだけ

So once again

Leavin'for the place without your love

夢見て目が醒めた 黒いジャケット 後ろ姿が誰かと見えなくなっていく

So once again

You are only in my fantasy

星が森へ帰るように自然に消えて ちいさな仕草も

いつまでも あなたしか見えない 私も




写真はおびわん。確かに右側だなあ・・・・
出会ったのは夏だったし、消せないのはMじゃないけどね。





優雅なイタリアン

2009年07月30日 | カンボジアの生活

Luna D'autunnoは、ちょっとおしゃれで優雅なイタリアン。




多分4年くらい前に行った時、値段が高くってびっくりしちゃって、それ以来ずーっと足が遠のいていた店。




でも、イタリアン好きの素敵なお友達が「行ってみよう!!」と誘ってくれたので、久しぶりに行ってみることに。





メニューを見て驚いたのは、値段がぐっと低価格に設定されなおしてること!
店の高級感は保ちつつ、値段は価格競争のせい?検討しなおしたみたい。

↓前菜のサラダは、ちょっと残念なんだけれど3種類くらいしか選択なし・・・


コーンって、おいしいんだろうけれど、なんか食べるのが難しそうで、あまり得意じゃない・・・・


ホームメイドパスタがあるので、さっそく試してみると、なかなかいけてる味!



パスタは、トマトソース系がかなり充実。



↑トマトソースにばっかりならないように、ホワイトソースの料理も注文。
スピナッチがとってもいい感じ。



↓ピザは分厚いけれど、おなかがすいてたらいいかんじかも?




今日は仲良し4人のかしまし娘が集まったのだけれど、盛り上がった話題は

「失敗経験の共有」


開発関連の業務報告書って、「成功例」ばっかりで、なかなか失敗例って表にでてこない。成功している例って確かに多いし勉強になるんだけれど、人間って失敗から学ぶことも多いし。

だから、覆面で開発関係者にインタビューして、失敗例の事例特集を作成して、みんなで共有できるといいねっってことに。

できるといいなあ・・・・ちょっと無理そうかなあ。



ジェンダー監査??

2009年07月29日 | 女性の自立


ILOと鉱業・エネルギー・産業省が共催で、ジェンダー監査の研修が4日間実施されました。「ジェンダー監査って??」って新しい発想だなあと思いつつ、様子をのぞいてみました。


↓女性省キムチャムラーン長官が開会の挨拶を述べている様子




鉱業・エネルギー・産業省の参加者は、中央政府は女性が多いものの、地方からは男性ばかり。自己紹介で、「ジェンダーなんて、学んだことないし、よくわからないけれど、研修に参加できて勉強できるのでうれしい」という率直な感想が述べられていたのが印象的でした。



ILOのジュネーブ本部で、すでに過去5年間ジェンダー監査の業務を担当しているという専門家による講義。マニュアルを作ったり、いろんな国でジェンダー監査を普及させる仕事をしているらしい。

いろいろ説明を聞いてても、ジェンダー視点を入れたモニタリング・評価とどこが違うのかよく分からない・・・・資料をたくさん集めて読まないといけないとか、インタビューしなければいけないとか、それってモニタリングと一緒じゃん。

もっとカネの話するのかと思ったけど。
カネの話は一切でなかったんだよなあー。


ま、新しい名前をつけて、みんなの関心を引くのが大事ってことかなあ??




不思議なフルーツ

2009年07月28日 | カンボジアの生活
ドラゴンフルーツは、外見はピンクで、南国的でけっこう不思議な果物。

さらに、中は白色だから、バランスがかなり変。

それでも、唯一私が好きな果物なのであった。
理由はその「変」なところかなあ。
甘くないからかも?

ともかく、ドラゴンフルーツは中身が白いはずなのに、赤いのがあるというではないか!!



新手の冗談かと思ったけれど、切って中身を見ると、確かに赤い・・・・(写真参照)

ちなみに切り方は、写真のように切るのではなく、縦長に切るのが正しいらしい。



世の中、いろいろ不思議なこともあるなあ。


先入観にとらわれちゃいけないってことだよねえ。
勉強になるなあ。



おしゃれなレバノン料理店

2009年07月27日 | カンボジアの生活
事務所に行くとき、いつも前を通るレバノン料理店。
ずーっと気になっていたんだけれど、けっこう高級感あふれる店なので、なかなか行く機会がなかったわたし。
でも、やーっと行く機会があってうれしいわたし!

スェーデン人の友人がカンボジアに遊びに来ていて、共通の友人のデンマーク大使館員もいっしょに食事することになったので、行ってみようーってことに。



↑かなり広い敷地。テーブルも庭にも室内にもあって、プライバシーもばっちりってかんじ。





スエーデン人の友達は、1年半アフガニスタンにいたので、久しぶりに中近東系の食べ物だ!!って大喜び。
彼はカンボジア語が堪能なので、スエーデンでもカンボジア人難民の書類翻訳などをやってるらしい。




デンマーク大使館の友達は、最近仕事で「見ざるをえなかった」デンマーク人だか欧米人の死体について丁寧に解説してくれるし。
自殺した人もいれば、薬のやりすぎでなくなった人もいるそう。
うーん、大使館員も大変そうだなあ。






スェーデンの友達は、英語のポエムをクメール語に翻訳するというボランティアをずっとしてて、最近完成した本を披露。
「こういう抽象的なのって、クメール人にはむりちゃうん?」ってわたしたちからつっこまれてたりして。




↓甘そうなデザート・・・・オトコ二人でシェアして食べてる姿がおかしかった。



セットメニューで15ドルくらい。
かなりおいしいので満足度高し。



Le Liban

No3 Street 466
Phnom Penh
023-727130




男女共同参画と階層研修

2009年07月26日 | 女性の自立



「女性の品格」で有名な昭和女子大の坂東真理子学長。

坂東先生は、ずいぶん以前だけれどカンボジアに人身取引題の調査にいらっしゃった際に通訳で同行させていただいて、とっても勉強になったことが今でも記憶に新しい。

豚とか鶏とかが走り回ってる農村家庭訪問でも、まっ黄色のスーツで姿勢よく闊歩されていた先生の姿がとても印象的だったなあ。訪問先の人たちに敬意を払うっていうのは、こういうことなのかあと。

坂東先生は何冊か本を書いていらっしゃるのだけれど、「男女共同参画社会へ」(勁草書房、2004年)は、日本の男女共同参画の歴史を振り返るだけでなく、ご自身の仕事に対する価値観も書いていらっしゃる大作。

1人1人の女性がせっかく恵まれたこの生命を十分に享受し、社会を少しでもよくするために能力を発揮できるようにするのが私のライフワークだと思っている。

なーんてセリフは、かっこいいなあと共感するところがあったりして。



管理職としての心得として、男女共同参画局の局長として「男女共同参画白書」を作成された時の経験を書いていらっしゃるのも印象的。

私は自分が白書を書いた経験から、担当者が一番情報をよく知り、なぜこう書かざるを得ないか理由があると思っているが、時には彼らが気づかないこと、少し強く断定しすぎているところを指摘したり、「こういうデーターはないか」「こう加工できないか」と注文をつけることもあった。
局長はできあがってしまった案に細かくああしろ、こうしろと意見を言うようでは失格である。まだ構想を練っている段階で、自分の意図、問題意識を折にふれ担当者に言っておくべきである。そうすれば部下たちはその方向で情報を集め、作業を積み上げてくれる。


カンボジアの行政官を対象に、「階層研修」を実施する必要があるとずっと主張しているわたし。誰もこの案買ってくれないけれど・・・

たとえば、管理職を対象とした「管理職研修」が実施されていないので、管理職は部下にどう指示を出していいのか分からないという課題があるのだ。1993年まで続いた長い内戦のせいで、現在管理職についている人たちの多くは、十分な教育をうけていない場合が多い。まあ、戦後の日本を復興させたのも中卒の優秀な人たちだから、学校教育が大事だと言うつもりはないけれど。ただ、管理職に人を動かす能力がないと、仕事が前に進まないという問題が生じるのだ。


最近アジア開発銀行(ADB)が日本信託基金で管理職向けの指導者研修やってくれてるみたい。でも、そういった研修って、マニュアルでも作成して、全省庁で何千人いるのか知らないけれど、管理職全員を対象として実施してほしいなあ。

管理職も、どうやったら部下が効果的に仕事してくれるか、いろいろ悩んで考えてる。大学を出て入省してきた優秀な新人が、自分たちの能力を最大限にいかせるような職場にしないと・・・

女性が上司だった場合って、日本も同じだけれど、部下の男性の扱いがなかなかうまくいかなくって苦労することも多い。
ジェンダー視点も取り入れて研修やってほしいなあ。
坂東先生が講師できてくださったらいいのになあ・・・・・






女性への緊急支援

2009年07月24日 | 女性の自立



昨年まで、年約10%の経済成長を成し遂げてきたカンボジア。
日本の高度経済成長期よりもすごいらしい。
いやはや、実はカンボジアもほんとに頑張ってたんだよなあ。


でも、昨年からの経済危機の影響を受けて、縫製業で働く女性の5万人以上がすでに失業。

そこで、「ひとやすみひとやすみ」ということで、職を失った女性たちに職業訓練の機会を提供し、景気が上向きなった時にすぐに職に就けるための技術訓練支援を政府が決定。


具体的には、労働職業訓練省が特別職業訓練を14コースを実施。
対象は男女とも。

予算は600万ドル程度で、とりあず約4万人が対象。


「研修の様子を見に行きたいー」って騒いでたら、職業訓練学校でお仕事されている知り合いが「見に来てくださいー」って優しく言ってくださったので、さっそく見学に行くことに。



↓訓練が実施されている職業訓練学校、カンボジアーインド企業家センター



↓ホームデコレーションというのかな、生け花のような技術を学ぶコース。


↓こちらは美容。合計80名が訓練中。



美容は人気が高くって、応募者が500人以上いたそう。
結局、とりあえず160名を対象にコースを開設。


↓結婚式用の女性のヘアスタイルを研修中。


↓先生は、今回の特別研修のために臨時で雇用。先生は自分でお店を経営している人ばかり。




特別研修の期間は、1~4カ月。
参加すると、毎月現金で40ドル(4000円程度)現金でもらえるそう。
縫製工場で働いていても月給は70ドル(7000円程度)だから、参加者にとっては生活費のたしになっていいみたい。


でも、研修を終えてもまだ当分は景気回復が見込めないから、彼女たちはやっぱり大変な時期を過ごすことに。仕事がないって、つらいよなあ。
オンナの生きがいって、収入を得て家族を支えてるっていう実感だったりするもんなあ。



カンボジア、今は大変な時。
将来への投資だと思って、自分を磨くことに専念できる女性が一人でも多くいるといいなあ・・・・


8年ほど前、自分が仕事に疲れてひと休みして、カンボジア語を習得することに専念した一年がなつかしく思いだされたりして・・・
あの休憩があったからこそ、今の自分がいるんだよなあ。
うーん、走り続けるだけのこの生活、いつまで続くかなあ。







プノンペンの外国:カジノ!!

2009年07月23日 | カンボジアの生活

NAGA World は、まだ建設中なのだけれど、プノンペンにある巨大カジノ。
ホテルも併設されていて、とにかく巨大。




なんと、そのカジノで、とある省がセミナーをするというので、同僚たちと和気藹々で出かけました!
カジノでセミナー????って前日からみんなで大騒ぎ。



↑巨大なエントランス。


フン・セン公園に面していて、住所も「Hun Sen Park」となってる。番地なし。

↓レストランからの景色。レストランにはお寿司バーもあって、なかなかいいかんじ。


↓スタイリッシュなバー。


こんな素敵な空間があったなんて・・・・
これまで来たことがなかったことを超後悔!!




それにしても、やっぱりカジノ。
セミナーが終わって、とある省の長官と一緒に建物から出ようとしたら迷っちゃって・・・・すさまじい賭博場を横切らざるをえなかったのであった。
ま、長官の目が輝いてたから、いいとするか。

ちなみに、カンボジアでは行政を相手取る訴訟なんて誰も怖くてできないのだけれど、NAGAはプノンペン市を相手に訴訟して勝訴までしちゃったカジノなのだ。
訴訟内容は、プノンペン市内で99年間カジノを営業する許可を市役所がNAGAに出していたのだけれど、賭博禁止法の施行にともなってNAGAも運営停止を命じられたことを不服として申し立てた事件。


賭博は好きじゃないけれど、このゴージャスな空間は好きだなあ・・・

ぜったい飲みに行こうと心に誓ったのであった。