ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

子だくさんの会社:日本の中小企業

2013年01月14日 | 女性の自立

 

AERA2013.1.14号に掲載されてた、「今どきの子だくさん」という記事。

日本では、中小企業のほうが子どもを多く産める環境整備がととのってる(場合もある)、という記事。日経ウーマンの2012年の調査では、子どもが生みやすいを含む女性に優しい会社では有名大企業(IBMがトップ)なのだけれど、意外と中小企業のほうが子どもを産んでも育てやすい環境になってたりするのかな?って、記事を読んでみて関心。

↓カナディアタワーのDAO、改修工事は無事終了☆

大里綜合管理という中小企業は、男女ともに職員の子どもの数(子宝率という)は2.02で、日本平均の1人を大きく上回る。この会社の女性社長の発言では、「零細企業だからこそ、何かあったときに代わりの人を雇えない。社員が抱えている課題は会社の課題として受け止めようと思った」とのこと。

↓広くなったDAO、増設したほうが窓が広くていい景色

日本にいると、子どもの数が少ないなあとほんとに実感する。子ども連れの家族に理解のある人もいるけれど、社会全体としては、子連れに対してとっても冷たいからではないかなと、制度上の問題に加えて社会心理の問題として理解する必要があると思う。

↓DAOのアイスコーヒーが大のお気に入りの子ども

いろんな国に子連れで滞在していると、それぞれの国の人たちが、どうやって子ども連れの親や子どもに対して接しているかを経験できて、これまで見れなかった人間的側面がみれて面白いのである。もちろん、子どもと接してくれた人たちだけでその国の国民性なんて判断できないんだけれど、それでもその社会の一側面は見えてくるのである。

韓国でも、台湾でも、他人の子どもでも自分の子どものように、気軽にだっこしてたり、子どもが道でこけてたら起こしてくれたり(わたしは子どもに自分で立ち上がってほしいのであまり助けない)、同じアジアとはいっても日本と全然違うのである。

日本では、お散歩している犬をたたいて、飼い主からたたかれた子ども。ちなみに、いろんな国に行ってるけれど、他人のオトナから子どもがたたかれたのは、その一回だけ。その小さな経験だけでも、日本社会がどういう社会なのか・・・・・。