Legal Support for Children and Women (LSCW)が、司法分野におけるジェンダー配慮(特にジェンダー・バイアス)について小規模調査をして、結果のお披露目会があったので、顔出し。わたしはこの団体の理事をすでに10年くらいしてきているのである。
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調査によると、インタビューした人のほぼ全員が、ジェンダーとは「男女平等のこと」だと理解しているとの結果。まあ、そうなのだよな、わたしの生徒もそうだから。日本と違って、ジェンダーっていうのが世界をかえてくれるマジカルワードのように理解されているのがカンボジア社会。
↓こどもたちもプールサイドで参加
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ジェンダー配慮、って側面に着眼して、調査をしているのだけれど、裁判でレイプ事件などが扱われる場合、裁判官から不適切な質問が出て、被害者が二次被害にあっている報告も。まあ、当然予想されることで、カンボジアだけの問題ではないんだよな。同時に、被害者(女性)が性的被害などにあっても法的手段をとりたくないという点も、インタビューを通じで紹介されていて、はずかしいと思ってしまったり、司法に対する信頼がないから、などなど、まあ、これまでも何度も指摘されている理由が改めて紹介。
↓セミナーは外が見えない部屋だったのだけれど、一歩外に出ると見事な眺め
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まあ、なかなか悪くない調査なのに、残念ながら提言がいまいち。「もっと研修を実施する」、「ジェンダー配慮の訴訟手続きガイドライン作成」、「(弁護士からの強い要望として)トラウマを追っている被害者への対応ガイドライン作成あるいはカウンセラー配置」の3点のみ。というのも、参加型で提言をつくってなくって、調査チームが提言をしているだけだからなのだけれど・・・・・・
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司法におけるジェンダーバイアスは、大きすぎるテーマなので、簡単な調査では取り扱えないのではないかなあ・・・・・と、結果を聞きながら、もっとがんばってもらわないと、って思ったのである。
セミナーを退席して、子どもを探しに行くと、いない・・・・・・・
↓また洗われてた!!
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セミナーに顔出しに来ただけだったので、プールにははいれなかったのが残念だけれど、ラヨットもこどもも楽しんでくれたみたい?
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レイプ裁判とかでは、裁判官が信じらない発言をすることが多発しているので、たいていのことは驚かないんだけれど、今回聞いてむかっとした事件がまたひとつ(でもセミナーではとりあげられず、オフレコで弁護士から聞いた話)。事件は、15歳の少女がレイプされた裁判。公判で、裁判官が、被害者の少女に対して、「どうやってレイプされたか示してみなさい」と指示したらしい・・・・・・・ありえない・・・・・・・いやはや、カンボジアの司法、課題が多すぎるのである。