ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

プノンペンへ移動

2013年01月12日 | カンボジアの外で感じたこと

 

あっという間に日本での休暇は終わって、またカンボジアへと移動。

新年だったこともあって、連日おいしいものばかり食べて、さらにお刺身の季節だからたらふく食べて(ほんとはニンプは刺身はダメ・・・・)、カンボジアに戻ったらニンプ生活あと1か月をしっかりひきしめなければならないと誓うのである。

↓出発のときにぐずる子ども、どこか遠くに行くことはわかるらしい

子どもには、2012年も移動ばっかりだったし、言葉とか周囲の環境がしょっちゅうかわって大変だし悪いなあと思うのだけれど、まあ将来きっと適応性の高い人間になるだろうと期待しつつ・・・・

↓関西空港は、がらがら、あったかいし走り回る子ども

今回の移動は中華航空、チェックインはがらがらだし(これは、あとで分かったのだけれどアメリカから大阪経由台北のTRANSFER客がほとんどだったからだった)、なんとも楽~な空港の手続き。いつも午前のフライトだと超混雑でイミグレも大変だけれど、今回はイミグレの空いてる窓口はひとつだけ、さらに待たなくって出国できるという簡単さ。やっぱり、タイ航空とはおさらばするべきだなあと、マイレージがまだあるのでどうしようかなと思ったりするのである。

↓空港内のラウンジも貸切、好き放題で遊べたのであった

台湾までの3時間のフライトはあっという間。日本帰国時に食べた機内食がいまいちだったので(2人分しっかり食べたくせに・・・・・)、持参した寿司弁当を食べて幸せなのである。出産まであと何回好き放題に食事できるかわからないなので、毎回の食事は真剣勝負、おいしいものしか口に入れたくないのである。

移動は短いし(精神的にらく~)、子どもが寝てくれたので映画も楽しんだし(リチャードギアの最新作)、けっこう快適だったのだけれど、ちょっとがっかりだったのは、台北の空港でTranfsferで長蛇の列で待たされ(子連れのお客さんもかなり待ってた・・・・・)、台湾ではニンプとか子連れの移動車に配慮してないなあとがっかりなのである。

↓チェックインしたのは夜中の空港のホテル

牢屋みたいなホテル・・・・・でも子どもとラブラブで一緒に寝れるから幸せ。子どもをだっこして一緒に寝てると、幸せだなあ~って思うのである。人生で、こんな幸せな気持ちになったことってないくらい、子どもがそばにいるだけでとっても幸せ。子供の成長過程において、いつまでこんなことさせてくれるんだろう?

早朝のフライトでカンボジアへ。台北の空港は、ひろい・・・・ので歩いて歩いて移動。電車に乗ればよかった・・・と、GATEまでついてから反省。

余ってるお金でドリンクを買おうとして、いろいろ買って、さらに最後に買おうと思ったら、自販機のお釣りのところにお金が残ってて、さらに一本買うことができたわたしたち。日本では、ヨーグルトドリンクを買おうとしたら1本の値段で2本でてきたこともあって、ちょっと得した気分なのである。

↓プノンペン行はほぼ満席のフライト

↓寝てくれたのでらく~母は読書に励むのである

いろんな人に、「顔どうしたの?」と言われた子ども・・・・・

↓ほっぺにくろーいぶつぶつが大量にある、かなりぼろぼろの肌

日本はさむかったので、肌ががりがりになってるのだ。昨年もそうだった。母はボディバターでケアしててても、子どもは自然体で育てたいのだ。

プノンペンでは、新しい家族に引っ越してきてもらって一緒に住むことになるので、楽しみ☆

仕事も山積していて楽しみだし、出産までの時間を、思いっきり楽しむのだ☆

 

 

 

 


体罰の問題

2013年01月12日 | カンボジアの外で感じたこと

 

大阪の私立高校の学生が、体罰を苦として自殺した事件が、連日報道をにぎわしている。

↓はたふり山から神戸・大阪を眺める

子どもを持つ親として、高校生まで育てた子どもが、自殺してしまうなんて、想像したくないし、想像しようとしただけで、さっき子ど子を怒ったことを反省して「ごめんなさい」の事態なのである。

↓電車にのるお出かけを企画してくれた優しいおじいちゃん

バスケットボール部の主任になって、指導教官から体罰を受けて苦しんだ学生。報道があった当初、「運動部で、多少の体罰はなあ・・・・」とうちの両親は言っていたのだけれど、二人が理解していた体罰内容は、「校庭一周うさぎ跳び」とか「10キロラン」を想像したそうで、まさか「たたかれる・なぐられる」の連続だとは思わなかったそう。体罰っていう言葉が、いろんな意味で理解されるので、どういった体罰だったのかを早く明確にして報道してほしいと思うのである。

↓高校時代わたしが利用していた山陽電鉄塩屋駅

わたしたちが子どもだった頃、体罰はまだ普通だった。わたしも中学性のとき、冬にブルマ―をはかずに長ズボンで体育に出たら、みんなの前でズボンをおろさされてふとものの内側をばちーんとびんたされる体罰にあったことがある(ちなみに数名そういう反抗期の女子学生がいて、並んでたたかれた)。太ももにまっかな手の後が残って、悲惨だったんだけれど、あの時の教員だったマチコせんせいの手もいたかっただろうなあと思ったりするのである。

↓電車にのるだけで幸せなんて、安くつく子どもの道楽・・・・

「講義で不真面目な学生を退出させたら、体罰でしょうか」とお世話になってる先生に相談したら、「大学は授業料払ってるから、学生の親から文句がでるかもなあ・・・・」とのこと。義務教育では、子どもたちは教育を受ける権利があるので、どんな理由があっても教室から子どもを退出させて罰することは禁じられているそう。だから、たとえば、教室の後ろに立たせるとか、教員なりに考えて罰するそうな。

↓ロープウェーまで乗ってしまう子ども

昨年、講義に集中してない学生2名(男女のカップルで、二人でくっついて携帯だかなんだかでずーっと遊んで話してて、まったくもって目障りだった学生たち)に、退出命令を出したわたし。まあ、こっちの講義が面白くないってこともあるんだろうけれど、そういう学生には講義にきてほしくないのだ。つくれる限り最高の笑顔で、「講義をきかないみたいだから、出て行ってもらったほうがありがたい」と教室のドアを開けて、二人を追い出したわたし。いい判断だったのか、厳しすぎる処置だったのかわからないけれど、今年はそんないやな思いをしなくてもいいような講義をしたいなあ・・・・・

↓250メートルを一気にあがるのに、こわくなかったみたい

いずれにしても、自殺が多い日本社会。中高年の自殺は、まさにジェンダー問題。

学生など若者の自殺は、社会問題。「他人の家庭だから」ってことではなくって、いつ自分の家庭にもふりかかってくる問題かもしれないとして、議論を進める必要があると思うのである。

↓いろんな乗り物に乗れて、日本滞在を楽しんだ子ども

日本社会、病んでるなあ・・・・・。カンボジアに戻るにあたって、またしても思うのは、「こんな便利な日本に住まずに、なんでカンボジアに戻るんだろう」ってこと。「出産にカンボジアに戻るって、普通は逆でしょう(日本にもどるでしょう)」って先日も笑われたところ。まあ、出産はカンボジアのほうが楽なので、その状況を理解してないと説明がむつかしいんだけれど、それにしても、日本社会は便利だけれど病んでる。この先どうなるんだろう・・・・