国連女性開発基金(UNIFEM)が主催で、国連女性差別撤廃条約をカンボジアで普及させるための3年間事業(2005-2008)の評価発表会が開催され、150名程度のジェンダー関係者が参加しました。わたしもコンサルタントで2年間ほど関わってきた事業なので、興味深く参加しました。
女性省大臣、国会・上院の有力女性議員も参加しての開会式。大臣からは、「国連女性差別撤廃条約の履行は関連省庁全ての義務なので、パートナーシップを大切にしてほしい」という発言。
今回の外部評価の結果は簡単に課題が発表されただけで、セミナーで多くの時間が割かれたのは今後の第2フェーズをより効率的に進めるにはどうすればいいかというグループワーク。
カンボジア人たちが「今後の提言」に話すと、まず最初に出てくるのは「開発パートナーにもっとこれもあれもしてほしい!」っていう提言。自分たちで何が出来るかをまず考えて、その案をもって開発パートナーのところに行かないとなあ・・・・
またごいっしょしたホーナム国会議員。「村で生活する女性は、自分たちの権利を分かってないから、暴力を振るう夫に対してもぐっと我慢して人権が侵害されてる。彼女たちに自分の権利を学んでもらわなければ」と発言され、その通り!と感動したのでした・・・ここまで発言できる議員さんが出てきたってことだけでも、カンボジアの人権状況が改善されている兆しかも。