ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

悲惨なタイ出張・・・・

2011年03月30日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

タイのバンコクへ5日間の出張。

 

↓プノンペンの空港で朝食中

 

こどもは、1時間おきくらいに紙おむつを変えているので、紙おむつの意味ない~ んだけれど、出張中は布オムツだとパックさんが大変なので、紙おむつを使用。

 

フライトでは、パックさんにとりあえず子どもをだっこしてもらってのんびり・・・新聞読みながら、久しぶりのバンコクはうれしいなあ・・・と思いつつ。

↓ となりの男性が3ヶ月の子持ちで、子育ての話でもりあがるパックさん

 

今回のバンコクは、出産後初めての海外出張だし地域レベルで大きな仕事にとりくめるのがうれしい!!って張り切ってただけでなく、プライベートを楽しむ(日本食!)、パックさんに普段のお礼もしたい!!・・・・などなど、とっても楽しみだったのだけれど・・・

 

なんと、パソコンがウィルスにやられて大変なことに!!

 

 

9名参加の会議で全員パソコン持参、ホテルの会議室でネットに接続・・・というハイテク??会議だったんだけれど、3名のパソコンがウィルスにやられて壊れるというんだから、いやはや、タイ恐るべし。

↓タイのホテルに到着するやいなやホテルでアイドルのこども

もちろん、わたしのパソコンも、ウィルスに破壊されたのであった。

とある参加者は、3日間しかないインテンシブな会議を半日も休んでパソコン修理・・・そんなのあり?

わたしはさすがに会議を抜けるのはと思ってたんだけれど、他人が抜けてた話を聞いて、ランチを抜けて修理にでかけ・・・たのだけれど、結局パソコンがまた立ち上がって使えるようになっただけで、メールなどすべての情報がなくなっちゃったのであった。

 

タイでは、パソコンをきれいに?するのは300-400バーツだそうな。1300円くらいかな。ウィルスにやられるのが当たり前なので、しょっちゅうみんな修理屋に持ち込んでるそうな。それ、ほんとかなあ?

 

パソコン、確かに使いやすくなった気がするけれど、それは、新品になってるからかなあ・・・・ファイル全部ないし、メールは消えててこれまでの情報が・・・えーん・・・・

 

でもまあ、最近のファイルは一応バックアップとってたから、まあ大丈夫かな。

地震の被害にあった人のことを考えたら、ま、パソコンがやられたくらい、文句言ってられないよなあ。

 

ブログを見てくれているお友達、ごめんなさい!!これまでのメールが全部なくなったので、返事しなきゃいけないこととか、改めて質問メールだします。

 

 

 

 

 

 


セックスワーク再考

2011年03月27日 | カンボジアの生活

 

 

 

今学期のジェンダー学の講座も終了。途中から引き継いだので、なんとも大変なことになってたけれど、なんとか終われそうでほっとしているところ。

↓Daughters of Cambodia でジェンダー関係者とのランチ

 

成績をつけるための基準となる中間テストとリポートは前の先生がやってくれてわたしは点数をつけるだけ。でも、期末テストはわたしが決めて実施できたので、セックスワークについて人身取引とジェンダーの視点から学生に考察してもらうことに。

 

「カンボジアでセックスワークを合法化することについて、および、配布された資料に書かれているセックスワークに対するアプローチについて、あなたの意見を述べなさい」というのが問題。

 

この配布された資料っていうのが、まあじっくり3回は辞書片手に読まないと理解できないだろうなあっていうくらい難しい資料。カンニングしまくり、コピーしまくりが当たり前のカンボジアの試験なので、絶対カンニングできないようにわたしが工夫している手段なのだ。かわいそうな学生たち・・・でも試験中に解答用紙交換しあってたり平気で回答らしきものが書かれた紙がまわったりするので、なかなかカンニング対応もむつかしいのだけれど。

↓ランチスペシャルのカルボナーラ、なかなかおいしいhohshi 

セックスーワークをカンボジアで合法化することに対しての意見は、男女を問わず、いろいろあって、

 

女性は、セックスワークをしたくないけれど、貧困とか教育がないためにやってるだけ。(女子学生)

誤ったことだから絶対だめ(男子学生)

18歳以上ならOK(女子学生)

非合法にしたほうがいいけれど、カンボジアの経済発展に貢献している(男子学生)

合法化したら、男性がそのためにお金を使って家庭内暴力やレイプが増えるからよくない(僧侶)

合法であれ非合法であれ、セックスワーカーを見下すべきでない(女子学生)

人権侵害だから反対(女子学生)

子どもと女性を完璧に保護できる制度であれば合法化に賛成(女子学生)

 

 

 

 

 

などなど、いろいろ意見があって、もっと時間をさいて議論したかったなあと思うのであった。

 

セックスワーク論は、ジェンダー関係者の中でも意見が分かれるところ。

さてさて、カンボジアはどういう方向に進んでいくのやら・・・・

 

 

 


Studio 182 のジャズナイト

2011年03月26日 | カンボジアの生活

 

TOPAZの上にあるStudio182でジャズをやっているというので、金曜の夜に聴きにいくことに。

↓セクシーなシンガーが登場すると大喜びのこども

すさまじい人で、ぎゅうぎゅう混雑の中で飲んでたり踊ってたりというかんじ。

久しぶりに飲んだモヒートと、素敵なジャズで、しあわせ☆ 

モヒートとマルガリータしか飲まなかったけれど、カクテルはかなりおいしいという印象。というよりも、かなりアルコール度が高いといったほうが正確かも・・・

↓タパスは10時まで一皿1ドルだそうな

 

それにしても、この大量の外国人たち、いったいどこから沸いてでてきたんだろう・・・??

この日は、ラッキーだったそうで、上手なシンガーさんの日だったらしい。

たしかに、とてもハスキーでかっこよくって、また来たいと思ったのであった。

 

 

 


女性の職場復帰

2011年03月25日 | 女性の自立

 

 

仕事のストレスがあると、母乳の出が悪くなるというのだけれど・・・・・わたしの場合、幸いというのかありがたいというのか、すさまじいストレスがあっても母乳は出るみたい。

↓この顔みたら、ストレスもふっとんじゃうかな

 

 

周囲にいる女性たちは、出産後3ヶ月で職場に復帰している女性がほとんど。すでに出産後4ヶ月たっても職場という職場には復帰してなくって、さらに今後まだちょっと復帰予定がないわたしはなんなんだろう・・・・

 

とか考えつつ、最近通ってる美容院にネイルに通うわたし。

すると、従業員が自分でシャンプー中・・・・

↓さすがに珍しい?子どもも見学

美容師さん、夫はカンダールで小規模の商業だかをしてて、妻である彼女は毎日バイクでプノンペンの美容院に通勤。子どもはほしいけれど、今の家計状況ではむつかしいそうな。

日本では、若い女性の半分以上が「専業主婦」になりたいと考えているというデーターもあるらしくって、いやはや、女性の自立とはなんぞやと考えさせられるなあ。民間企業で働く若い女性でも、25%しかずっと仕事を続けることを希望していないそうな。働く女性の4人に3人は、結婚とか出産を機会にやめたい・やめざるを得ないと思ってるってことだよなあ。日本の状況では、働き続けたくっても、現実的には無理だとあきらめて将来設計している女性も多いだろうなあ・・・・家事の分担が普通でなかったり、子どもを預けるところが整備されてなかったら、ジェンダー的にいう非生産的活動に女性は従事せざるをえないのだろうなあ。

時間の余裕もあるので、ネイルにいったり、のんびりお茶したり、楽しく有閑なんだか勇敢マダム生活を送っているわたし。

ま、人生にこういうときがあってもいいか。

クメール語を必死で勉強した10年ほど前の10ヶ月間も、考えたら、生産活動まったくしなかったし。出産後、身体もすぐ回復してるから、ありがたいしなあ。

 

 

 

 

 


ジェンダー的におもしろいドラマ

2011年03月24日 | 女性の自立

 

 

Ally Macbeal は、大好きな法廷ドラマ。すでに一回見てるんだけれど、授乳しながらの時間にまた見ているところ。こどももしっかり見てるし。

 

 

アリーがおもしろいのは、エキセントリックな登場人物ばっかりが繰り広げる人間関係も面白いのだけれど、ジェンダー的に分析できる訴訟がかなり含まれているのだ。セクハラ訴訟は多いし、女性がかかわる事件がほとんど。

今見てる訴訟は、社長の決定で毎月一回「水着を着る日」が定められている会社で、これはセクハラにあたると訴えた女性社員の会社に対する訴訟問題。社長の主張では、「学生の頃、仮装する日を設定することで学生の勉強に対する意欲が高まり学校の雰囲気もよくなった」経験があるから、自分の会社でも同じように雰囲気を盛り上げるために実施しているとのこと。また同時に、「水着を着るのがいやであればTシャツとかを上から着用する職員もいて、それはかまわない」。女性側は、自分の身体が不必要に他人の目にさらされて評価の対象(肉体として)となることは不快であり、このような強要はセクハラにあたる、と主張。アリーを含む弁護氏団は社長を弁護してて、「いやに思うのは男女とも同様であり、女性に対する差別にあたらない」という、ちょっと同意できない議論を展開。ドラマでは、法廷に水着を着た男女が傍聴人として次々登場したり(弁護士側の戦略)、まあ、なんとも面白い議論。

うちの子どもカンボジアの名前は、正義・弁護士という意味もあって、将来弁護士になるかも・・・・訴訟といえば賄賂でカタをつけるカンボジアだけれど、法廷に水着集団を連れ込むくらい遊び心のある弁護士になってくれるならいいかもなあ。

 

 

 

 

 


4ヶ月のお誕生日

2011年03月23日 | カンボジアの生活

 

子どもが生まれてから、今日で4ヶ月!!

コペッチ事件から、すでに4ヶ月なのね・・・・と、生まれてきた日のことを思い出したりして。

日本では大震災があったし、なんとも大変な時期に生まれてきた子どもだなあ。でもすくすく育ってくれてて、ありがたや、ありがたや。

昨日から、近所が結婚式で大騒ぎ。カンボジアって、ほんと近所迷惑とか考えないから、家の前に車は駐車されてて外に出れないし、うるさくって電話の音すら聞こえないし・・・

と思ってると、いい匂いがしてきたら・・・・パックさんがノム・アーンソーン・チュルックを炒めてる。

↓中華正月とかプチュンベンの時に食べるお菓子

マイブームは立つことの子ども、お菓子食べたい?

 

家にいてもうるさいので、子どもの洋服を買いに行くことに。もうすぐタイ出張と、日本への帰省があるので、きちんとした洋服を買っておかないといけないなあと。あと、日本では当然パジャマのような夜用の服がないと、いかんだろうと思って。

 

予算50ドル、しっかりにぎりしめてお店へと向かい・・・・

帽子もいれて11点、41ドル。これだけ大量に買っても、母の下着1枚の値段よりも安いのね・・・・・

バンコク出張の準備をしたいのだけれど、なんとも騒がしい近所、さて、どうするかなあ。

 

 

 

 

 

 

 


カシューナッツの香り

2011年03月22日 | カンボジアの生活

 

 

一緒に住んでもらってるパックさんは、お手伝いとして働いてきたこの10年くらいに一生懸命貯蓄をして、田舎にけっこう大きな土地をもってる。その土地で、いろんなことやってるらしいんだけれど、数ヘクタールある一部の土地ではカシューナッツを育ててる。カシューナッツを育てるため、最初は土地を整備しなきゃいけなくって、家族でなく外部の人を雇って土地を耕したそうな。

↓母は会議通訳の仕事でNAGAホテルへ、受付で待ってる子ども

で、ある時マウ【パックさんの孫】がカシューナッツを持ってきてて、もちろん販売しているナッツとはぜんぜん見かけが違うので、畑からカシューナッツを持ってきてもらうことに。

↓香ばしいカシューナッツ、畑からとりたて

田舎(生産地)では1キロ5000リエル、プノンペンでは8000リエルに値段があがるそう。

カシューナッツの実は、畑に落ちたものを集めるので、パックさんのところでも子どもたちが遊びながら収穫しているそうな。果肉部分というのかな、赤や黄色い部分は、タイヤに必要なオイルがとれるそう。

将来、子どもにカシューナッツ拾いをしてもらおうっと。楽しそう☆

 

 

 

 

 

 

 


回転する子ども

2011年03月21日 | カンボジアの母子保健

 

 

子どもをつれて食べに行っても、お店の人が遊んでくれるのでとってもらく~☆

↓ルソウルでは、オーナーが遊んでくれる

でも大きくなってきたら、そうもいかないだろうなあ・・・と思いつつ。

小さいうちだけだよなあ、こんなにみんなの関心をひけるのって。

それにしても、カンボジア人は子ども好き。女性の店員さんだけでなくって男性の店員さんも子どもをだっこして可愛がってくれてて、みんなで子どもと遊んでくれる。

子どもにしてみたら、女の人にかわいがってほしいのかなあ・・・・??

などなど考えていると・・・

↓回転している子ども

回転できるようになって、ごろごろひっくり返るのがマイブーム。

夜中に起きると、横向いてたり、足がわたしの顔の横にあったり、まあ楽しいこと。

 

でも、ハンモックがどう見ても小さくなってきたみたい・・・なのでそろそろベビーベッドを買わないといけないかなあ。

 

 

 


不思議なパソコン

2011年03月20日 | カンボジアの生活

 

 

大学院の講義では、パソコンを持ち込んでいる学生多数。

その中でも、男子学生のパソコンは、ちょっと目を引くものが・・・

 

講義がおわって、足も疲れ、マッサージに行くと、あいかわらずみんなにかわいがってもらう子ども。

 

きっと、一生で一番モテる時期なんだろうなあ・・・・

 

 

 


日本で学んだ留学生たち

2011年03月19日 | カンボジアの生活

 

カンボジアから日本へ行く留学生の壮行会に顔出し。

↓子どももちょっとだけ参加

 

知り合いは、明日から短期招聘で日本へ行く予定が、地震で急遽キャンセルになったらしい。

「おぼえてますか~??」って声かけてくれる人も多くて、97-98年の留学生たち。

当時日本大使館で留学生選考を担当していたので、日本に行った留学生はみんな面接したのであった。いやあ、14年ぶりとかに会っても、それなりに覚えてるのだなあ。

それにしても、帰国留学生は偉くなってる人がおおい!!

名刺交換して、あれれ、すごいねえ、と関心・・・・

↓子どもはぐずっちゃって、また水あびさせられてるし。

カンボジア人は義援金を集めてくれていて、まとめて日本に送るそう。多くの人に「家族は大丈夫でした?」って声かけられて、自分は日本出身なのだ・・・とあらためて感じたりして。

日本はとっても寒いみたい。被災した人たち、寒さに負けないでほしいなあ。