ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

豚まんのおいしい店

2015年12月17日 | カンボジアで感じたこと

 

1997年に、よく通っていた豚まん屋さんへ、久しぶりに豚まんを買いにお出かけ。

↓橋をわったったところのふもとにある店

大使館で勤務していた時の上司が、時々ドライバーに買い出しに行ってもらって館員に豚まんを配ってくれた。

なつかしいな・・・・あの上司はとってもいい人だったけれど、戦争で精神に破綻をきたして、出勤できなくなって帰国した。そういう人、けっこういた。わたしも、あの戦争のこと、土曜の朝に市場の屋台でご飯食べてたのを呼び出されたことに始まって、夜には戒厳令の中、兵士に拳銃をつきつけられながら病院から大使館まで一等書記官と移動した時のことや、「助けてください」ってやってきた邦人への対応とか、まあほんとうにいろいろな経験をした。

プノンペンはわたしのふるさとだなって思うのは、こんな時。25歳の時にきて以来、もうすぐ20年になるカンボジア生活、自分のキャリアはプノンペンで形成されてきたし、その過程でほんとうにいろいろな出会いと、おいしいものに感動する経験があったと思う。

↓おかゆも大好き、ごつごつした巨大な肉がはいってるのがカンボジアらしい

師走・・・・師走・・・・仕事終わるんだろうか。

 


Safe Cities for Women キャンペーン

2015年11月20日 | カンボジアで感じたこと

 

 

7月に実施した調査、都会に住む女性たちへの暴力問題の調査報告書の発表会と、その実施母体になってるキャンペーンのイベントを実施。

↓全員紫で統一、NGOって資金をしっかり確保しててえらい!

↓ラタナキリに一緒にいったグループ、大好きな学生ばかり

↓男子学生たちが注文したピンクばかりの飲み物・・・・

↓調査の一環で訪問したスラム地区、昼間から賭け事してたり・・

 

↓新しくできてた道路、カンボジアって発展してる!!

 

それにしても、TUKとモトでの移動ばかりの一週間だった。渋滞がひどい時は、学生のモトの後ろにのっかってインタビューに向かってたのである・・・・事故にあわなくてよかった。

 

 


KIKIで勇気をもらう!!

2015年10月28日 | カンボジアで感じたこと

 

 

毎夜とはいえないけれど、週に3回以上はみてる、魔女の宅急便。

子どもが英語でみたがるのを邪魔して、日本語で鑑賞。

↓ちょっとのみに行く時に便利なコールドカット

この数日、いろいろ考えをめぐらせることがあり、ベランダから空を見上げることが時々ある。

「鳥さんに餌をあげる!」って遠くの木を指差す子どもをみて、子どもの目線って大事だと思う。

↓司法省にいたイダン長官の家、今はレストランに変身

次のミッションは、セックスワーカーの子どもたちの支援。基本的にボランティアはやらないんだけれど、今回は、子供達を助けたい!!と思って、学生を動員しているところ。何人くらい賛同してくれるかな?

学生のTシャツ、「MONEY FOR WORK, DESIGN FOR LOVE」

この意味はなんだ?って議論してたんだけれど、回答もでず、あいまいな議論に陥った私たち・・・このロゴ、どこか間違ってると思うのはわたしだけ?

「つらいこともあるけれど、この街が好き。」このセリフをきいて、いつも励まされる。プノンペンはわたしの街。大親友と仲良しがそれぞれパリとジュネーブに行ってしまって、プライベートでも職場でもちょっとさみしいんだけれど、仕事は大量にあって、とても寝てる時間もない。でも、がんばろう。自分のやってることが、誰かのために役に立つって信じられる仕事を積み上げていくことが、前に進める鍵だと思う。

 

 

 

 

 

 


死んでも離しはしない・・・・

2015年10月01日 | カンボジアで感じたこと

 

教員室で、男性教員たち10名くらいが休んでたランチタイム(ほぼ全員30代くらい)。それにしても、男ばっかりなのである。

↓最近お気に入り、大学のそばのベトナム料理屋

で、多分わたしがいたから、森進一の歌を誰かがYouTube で流して、「死んでもお前を離しはしない・・・」って歌いはじめたので、「I will never let you go away 」って言ってる、って通訳したら、「How selfish he is!」というレスポンスだったのである・・・カンボジア人って笑わせるなあ。

↓すさまじい色のスープ、でもおいしい

↓ライスペーパーで自分でつつみながら食べるのがなかなか楽しい

でも、「離さない」のが男の嘘だったってところまで翻訳したら、きっとみんな200パーセント納得してたかもしれないかな。

 

 

 


この夏活躍したバーニーズのつっかけ

2015年09月02日 | カンボジアで感じたこと

 

 

靴が大好きで、大量に靴を並べて眺めて、試し履きして、遊ぶのが大好き。

↓この夏、大活躍したバーニーズニューヨークのつっかけ

バーニーズのつっかけ(というのかミュールだろうか・・・)は、ヒールがとってもおしゃれなんだけれど、実用的ではなくって、遠出するにはちょっと歩きにくい。買う時、相当ためしてみて歩かないと気づかないのである。幼稚園用に買ったのだけれど、結局幼稚園にははいていかず、家の庭だけで活用。ただ、子どもたちに踏まれて蹴られて、ぼろぼろになったのであった・・・

 

 

 


サンカット事務所へとインタビュー

2015年07月31日 | カンボジアで感じたこと

 

 

プノンペンには14のサンカット(行政区)があって、14全てにインタビューに出かける私たち。

↓苦労してたどり着いた、住宅地の真ん中にある事務所

インタビュー目的は、疎外化された女性たち(セックスワーカーなど)に、行政がどのようにサービスを提供しているか、どうすれば彼女たちが困っていることに行政が対応できるか、を探し出すこと。

↓昨年、エンターテイメント場のマッピングをした職員、79年から現職

「自分の担当地区だけで犯罪がおこることはあまりなくて、犯人が逃げてきたり犯人が逃げたり、行政区をまたいでの犯罪が多い」とのこと。

いずれにしても、疎外化された女性が開発計画策定にかかわってはいなくて、さらに、開発計画を見せてもらうこともできなかったのである。

↓新しいベトナムレストラン、家の隣にあるので便利

役所への聞き取り、わたしは残念ながら2箇所しかインタビューに行けそうにないんだけれど、NGOや国連の評価の仕事でインタビューに行くのとはまったく違う感じで、違う立場でインタビューするっていうのは、おもしろい。

業務評価でいくと、こっちの依頼には確実に答えてくれるけれど、こういう調査だと、まあ冷たいというか、適当というか、一生懸命な人もいるんだろうけれど、対応が表面的な感じで終わってる気がする。あと一つ、いいインタビューがとれるといいな。

 

 

 

 


有名人の講義

2015年07月24日 | カンボジアで感じたこと

 

講義に有名人を呼ぶけど、って同僚が言うので、どんな話をしてくれるのか、講義をのぞいてみた。

国際理論の講義なんだけれど、担当教員のいとこの恋人なのだそうで、講義にきてもらったらしい。

↓バイヨンテレビに出てる有名人、Hin Channearyrothさん

2007年にフレッシーガールに選ばれて以来、テレビで活躍している彼女。1時間くらいの講義で、基本的には「自分がいつもプレッシャーにおしつぶされそうになりながら仕事している」っていう話を披露。「ちょっとでも間違ったら、すっごく批判されるし、仕事がもうこないかもしれない」

秋以降に調査して本を書きたいと思っているトピックがいくつかあるんだけれど、そのひとつは女性のエンパワーメントの話。

その調査では、有名だったり成功していたりする数名の女性をとりあげて、インタビューをして、本をかけないかなと思っているところ。

超素敵な芸能人の彼女も、ぜひその一人にはいってほしいと思って依頼してみたら「もちろん!!」とのことなので、がんばって企画を練ろう・・・・

 

 

 


日本へ出張

2015年07月04日 | カンボジアで感じたこと

 

 

移動の合間に、プノンペンで講義、といっても、学生たちを連れて、課外活動。

↓子どもたちとブラウンで遊んでから登校

HAGARを訪問して、子どもと司法制度の問題に関する調査について講義してもらう。

 

「前回と比べて、上級生の顔つきの人が多いですね」というコメントではじまった講義。

そうなのだ、前回はジェンダー学の学生(1年生)をつれていったので、みんな、香港で鍛えられた弁護士の英語についていくのも四苦八苦だったのだ・・・・今回は、必死で聞いてる優秀な学生が数名いて、あとはタブレットで遊んでた・・・・・

↓新学期が始まってるので、ちょっと遅れたけれど、子どもの散髪

↓新しくできてた焼き鳥屋で買ってみた焼き鳥、ちょっと固すぎるかな・・・・

↓こういう時、クアラルンプールは食生活が豊かだなと思う・・・・

↓こちらはOpen Institute を訪問中

 

久しぶりにあったOIの代表は、ずいぶん痩せてたので、「ボーイフレンドできたの?」って聞いたら、大笑いされた・・・・わたしたちは仲良しで、一ヶ月に一回も会えないけれど、会うたびに馬鹿話をしながら、大笑いしてストレス解消してるのだ。

雑務とか講義とか子どもの学校送迎などなどいろんなことの合間に、ビアホールでビール販売をしている女性たちのインタビューをとりに出かける。学生が先に現場入りして場所を設定しようとしてくれたんだけれど、移動中に電話で、「カラオケでインタビューしてもいいですか?場所として適切ですか?」とのこと。どうやら、ソバナマーケットで待ち合わせしたらしんだけれど、8人の女性をインタビューする静かな場所がカラオケ以外思いつかなかったらしい。

↓20歳未満の子もまじってる、グループインタビュー

「国際的に発表される報告書やブログ・ネットで公表される可能性があるけれど、写真をとって実名をのせてもいいですか?」という問いに、ちょっと困惑気味だったけれど、みんな気軽に承諾してくれた。実は、こうやって承諾を取らない限り、インタビューをとれないという縛りが手続き上あって、全員から手書きの承諾書をとらないといけないのだ。

↓シングルマザーでがんばってる女性

 
現在ケーススタディー作成中・・・・お母さんと子どもと二人の生活を支えるため、学業をあきらめて職についた。
今回は学生たちがケーススタディーをとってる。「世界のいろんなところにいる人たちが報告書を見ることになる。異国の人たちは、彼女たちの写真をみて、カンボジアでがんばっている女性の生活環境とか苦しみを知ることになる。女性として、こんな写真をとってほしい、って思うような素敵な写真をとってきなさい」という指導で、なかなかいい写真をとってきてくれた。

↓フローズンヨーグルトを買って、みんなで協議

日本出張では、クメールルージュの負の遺産について、シンポジウムで話させてもらう。

↓3月にカナダでとったエラのインタビュー記録 

↓7月にプリベインでとったインタビュー記録

日本出張中に、クメールルージュの本、ちょっとでも書き始めたいけれど、中国花嫁の本が優先かな・・・なかなか進んでないのである。がんばろう!! 

 

 


女性はあとあとまでうるさいから・・・・

2015年06月11日 | カンボジアで感じたこと

 

ドライバーにこそこそと長話ししてて、なにやってんだろうと思ってたら・・・

「女性はあとあとまでうるさいから・・・・・」って言いながら、花をプレゼントしてくれた、2回の離婚経験者。それぞれ800万円かかったそうで、2回目の人とは、子どもの親権をめぐって泥沼裁判、妻がこどもを誘拐した罪で有罪になったまま逃げちゃったというすさまじい経験の持ち主。3回目の結婚で小さいお嬢さん達がいて、まあそれなりに楽しい生活をしているみたい。

↓サプライズのケーキは学生たちが教室に届けてくれた

現在担当している学生数は、ざくっと80名。なんと、30名以上はすでに名前をおぼえていて、残りもがんばって覚えるつもり。

幼稚園の先生が、すぐに名前を覚えるっていうのに感銘をうけて、わたしもやってみようと。できるかな?

 

 

 


毎年充実度が高まる誕生日

2015年06月11日 | カンボジアで感じたこと

 

毎年巡ってくる誕生日。

↓朝はみんなでブラウンによってから登校

↓学生からのサプライズ、甘いもの食べれないんだって・・・

講義には、人身取引問題に最前線の現場でかかわっているイギリスからきてる専門家に講義をしてもらう。

お誕生日なので、久しぶりに大好きなVAN'Sへとお出かけ。

↓最初にでててきた、軽いつまみ

びっくりは、ココンにフィールドワークでつれていった学生が、スタッフとして働いてたこと・・・・1ヶ月くらいたったそうで、制服がなかなか頼もしい。

↓前日飲みそこなった、ブルーマルガリータで乾杯⭐

↓前菜はサーモンにしてみた、ちょっと塩味がきついかな

 

↓うずらの卵とフォアグラ?の前菜、ちょっと重い・・・

↓メインは、大好きなラム、ハーブがちょっと上品になってる

飲みすぎ、食べすぎで、あっという間の誕生会も終わり。VAN’Sはエスプレッソもおいしい・・・・2杯も飲んだのであった。

 

それにしても、貸切状態だった・・・・あんなんでやっていけるんだろうか?

 

↓翌日朝早いので、お誕生日会を早く切り上げて帰宅

明日からは、マレーシア!!