ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

男の品格

2010年02月28日 | 女性の自立


タイトルに惹かれて、バンコクの書店で買ってしまった
「男の品格」。

ジェンダー的に、男性の品格が女性の品格とどう比較されて
教示されているのか知りたくって。
ま、性を問わず、かっこよく楽しく生きるためには、
好奇心を遊び心が必要だってことが書いてある本。


ただ、「遊び心が大切」っていう発想は共感するけれど、
科学者が女性にもてたいから必死で研究してるっていう
理論の飛躍はなあ・・・そんなもんかなあ。
科学者が聞いたら怒りそうだよなあ。

女性に対する暴力撲滅のためにする活動って、オトコに
もてたいからじゃないしなあ・・・ぴんとこないなあ。

女性雑誌のモデルは、外見的な美しさが重要なだけでなく
私生活が荒れているとモデルとして売れないらしい。
ふーん、そんなものかな?

で、彼の主張では・・・


男は違うと思う。どんなに低俗な遊びを繰り返してきても
どんな醜い修羅場を経験しても、そこから何かを学ぶ姿勢を
もっていれば、最終的には男の成長の味方をするのだ。
(引用終わり)




むむむむむ。
それって、女性もそうだよねえ。


恋愛については、学生時代と同じ失敗を繰り返しているらしい友達。
うーん、失敗は繰り返してるけれど、学生時代とはちょっと違う
失敗をやってるかなあ・・・。どうだろ。
まあ、恋愛のあり方も違うしなあ。
それにもうトシだし。


修羅場かあ・・・・修羅場は何度やってもいやだなあ。

などなど、目の前で修羅場を繰り返しているSTとごーじゃす
を見ながら思ってしまうのであった。








プノンペン大学での修士論文審査

2010年02月27日 | カンボジアで感じたこと


昨年に続いて、プノンペン大学から修士論文の審査パネルに
入ってほしいとの依頼。

「働く女性のライフ・ワークバランス」みたいな論文などなどの
ジェンダー関係の論文だけでなくって、「仏教寺院が地域の開発に
果たす役割とその影響」とかいう論文審査にまで立ち会うことに。


寺院って、貧しくって困っている人たちが一時的に宿泊させて
もらったり、エイズで苦しんでいる家庭への精神的な支援とか
いろいろな役割を果たしているらしい。僧侶とか村の人にインタビュー
調査をして、寺院がどういった社会的役割を果たしているのか
を調べる、なかなか面白い論文。

知らなかったのは、寺院で「カンボジア赤十字への寄付」のための
活動は、絶対やらなきゃいけないみたいで、どの寺院もかならず
募金を集めてるってところがすごいんだけど・・・


ジェンダー的には、男性が指導者的な役割を果たしている仏教
関連の行事に、女性が同かかわっているのかとか女性がどういった
視点でお寺を考えているのかに関心あるんだけれどな。



写真はごーじゃす。
出張から戻ってきて、ずっと一緒にいたいのに
最近自立してるみたいであまり遊んでくれない・・・・




料理教室:トンソク煮込み

2010年02月26日 | カンボジアの生活


我が家のお手伝いさんは超料理上手。

「一緒にバーを始めるのが夢・・」って言ってる
わたしに、「早くやろう」って励ましてくれるんだけれど。


で、今回は、ラッキーで見つけて、どうしても買わずに
いられなかったトンソクを料理してもらうことに。

↓パックひとつで200円くらい



トンソク料理、赤い砂糖が必要だそうなのだけれど、
家にはなかったので白い砂糖で妥協。



↓トンソクを小さく切って、しょうゆとかで10分くらい漬け込む



↓次は、にんにくを油でさっと炒めて、さらに砂糖をからませる




とってもいい香り~


↓にんにくがある程度炒められたら、トンソクをいれてさらにいためて、水をいれる


↓何時間煮てもいいんだけれど、今回は夕食に間に合わせるために1時間程度




↓出来上がった料理




うむむ・・・通いつけの店とはちょっと違う。
ま、朝から煮込んでる料理とは張り合えないか。

でもきっと問題は、どうやらコラーゲンを切り捨てて
しまっているらしいところかも。

再度挑戦せねば。




女性たちのためのシェルター

2010年02月25日 | 女性の自立



タイ出張中に、タイ政府が建設して運営している
女性のためのシェルターを訪問。


↓船に乗って向かう


シェルターは島にあるので、5分くらい船にのって
行くしか交通手段がないのだ。


現在シェルターには300人程度の女性やこどもたちが
保護されてる。
多くはタイ人だけれど、カンボジア人やラオス人、ビルマ人も
たくさん保護されてる。

↓シェルター



とっても広い敷地内に設置されているシェルターで、
精神的カウンセリングから健康面での管理、
さらには8種類の技術研修も提供できる体制。
食堂もとっても広くって、おいしいタイ料理を
ご馳走になって、大感激。

タイは2008年に人身取引禁止法を採択していて、
その法律にはシェルターに保護されている被害者に対する
接し方についても規定があったりする(第76条)。
たとえば、被害者の写真を勝手にとったりしてはいけないとか
被害者に質問してはいけないとか(被害者の利益になるなら
いいとかいう例外条項もあるけれど)。

こういう規定って、カンボジアにはなくって、「子どもの権利
に関するポリシー」なんかを策定しているシェルター運営団体
が自分たちの決定で、部外者にシェルター訪問の際に
したがってもらっている程度。


タイはやっぱりしっかりしてるなあ・・・・

だいたい日本人なんて、カンボジアでシェルターを訪問する
際に、勝手にばんばん写真とってるんだよなあ。

日本のほうが、プライバシー権とか個人情報保護とか
うるさいはずなのに、カンボジアにくるとそういうことを
すっかり忘れてる日本人の多いこと、多いこと。


でも、規定なんて??ってかんじのカンボジア人、
被害者にさっさとインタビューしはじめるし。

すると、どう見ても4歳くらいにしか見えない子どもが
「コンポンチャム出身」とかクメール語で言ってるのが
聞こえてきたりして。

カンボジア人の「おばちゃん」と化している同僚、
「お母さんはどこにいるの?」って聞いたそうで、
「刑務所にいる」って回答したらしい・・・・・


だから、勝手に質問しちゃいけないんだってば!!



↓シェルターを後にして戻る様子


タイでは行政がシェルターを9箇所設置していて、男性も女性も
人身取引の被害者は無料でサービスを受けられる体制がととのってる。
保護されても逃亡してしまう被害者も後をたたないんだけれど・・・


タイで保護されたカンボジア人が、無事に帰国するのはとっても
大変な手続きだし、それまでにいろんなサービスを提供してもらって
本人が社会復帰できるお手伝いをしてくれているらしい。

カンボジアも、はやく体制をととのえないとなあ・・・




タイではやっぱり・・・・

2010年02月24日 | カンボジアの外で感じたこと


今回のバンコクは、仕事でセミナー参加。

ということで、セミナーが開催されるホテルでの宿泊
なのだけれど、これがちょっとバンコク中心部から遠い。
といっても、タクシーで15分かからない200円程度の
乗車なので、ま、文句言っちゃあいかんなあ。

↓26階の部屋からの眺め


バンコク、広いし背の高い建物がたくさんあるなあ・・・・


バンコクには年に数回やってくるわたし。

で、バンコクに来ると必ず行く場所がいくつかあって、
伊勢丹・エンポリウムでのショッピングに加えて、
らーめん亭で激辛ラーメンを食べるのと、寅次郎で
ビールと刺身で楽しむのも、毎回のコース。

↓大好物の刺身サラダ


前回スクンビットの寅次郎に3時過ぎに行ったら閉まってて(夜しかやって
ないらしい)、かなりショックだったわたし。

今回は、伊勢丹の寅次郎で妥協することに。

雰囲気からすると、ぜったいぜったいスクンビットの店のほうが
すきなのだ。


↓軟骨のから揚げが食べたかったんだけれど・・・・


1人だと、小皿の料理のほうがいいかなと思って、
レバーと軟骨の焼肉を一本ずつ頼むことに。


↓プノンペンではなかなか食べられない、たまごサラダ


マヨネーズは好きくないのだけれど、たまには
日本っぽいものが食べたくなったりして。

プノンペンには、たまごサラダ、おいしいのはないんだよなあ・・・・
そもそも、サラダって日本料理屋さんであっても
なんとなくいけてないんだよなあ。


↓フェアでサンマ料理が格安


サンマ一匹の料理で200円くらい・・・・

ありえない安さ・・・・

でも、1人じゃ食べきれなくって、みゃんが一緒だったら
と思ってしまうのであった。


今回は4泊の滞在なので、もう一回来るのだ!!と
決意しているわたしであった。




タイでの人身取引セミナー

2010年02月23日 | カンボジアの外で感じたこと

バンコクで、人身取引に関する地域セミナーに参加中。

↓開会式の挨拶をする社会開発・人間の安全保障省大臣




タイの周辺国、ビルマ、ラオス、ベトナム、カンボジアが
そろって、みんなで各国の人身取引問題に関する情報共有と、
これまでの取り組みや課題について情報交換しながら、
今後より効果的に人身取引の予防や被害者保護・被疑者の訴追に
協力していこうという画期的な取り組み。

↓セミナーには70人くらい参加


2010年にはいってから、タイ政府は不法就労している外国人の
取締りを強化していて、カンボジア人もすでに16000人程度
逮捕されて強制送還される事態になってる。
不法就労の人も確かにいるんだけれど、人身取引の被害にあって
いるのに、「不法就労者だ」ってタイ当局に逮捕されて
犯罪者扱いされているカンボジア人がたくさんいるのも
事実。


そんな中で、「ちょっと、人身取引の被害者もいるんだから
無茶なことしないでよ」
なーんて言いたいんだけれど、首相同士がけんかしている
し、二国間ではなかなか込み入った話ができない今日この頃。


地域がひとつになって人身取引問題に取り組むことで、
二国間の問題を越えて、被害者保護につながるといいの
だけれど・・・・





あまーいインド料理

2010年02月22日 | カンボジアの生活
インドに長くいたお友達がカンボジアに来る
というので、インド料理に行くことに。

インド料理は、スパイスがきいてるから大好き☆

とおもいきや、今回行ったANNNAMは、スパイス使ってない・・・・?

↓マサラ・ラッシー


おいしいラッシーなんだけれど、ミントがはいってて
ストローにつまっちゃって飲みにくいこときわまりない・・・

↓鶏肉とたまねぎのカレー



上品な味・・・・とっても上品で、眠くなっちゃいそう。

↓極めつけは、白いカレー



白いカレー、信じられない上品な味で、とても
インド料理とは思えない・・・・

お友達たちは、スバイリエンで子どもたちを人身取引の
被害から守る活動を実施中。以前はよく同行させてもらって
現場をみていたのだけれど、最近はすっかりご無沙汰。

毎年1000人程度のカンボジア人がベトナムから送還され
ていて(不法滞在などの理由)、そのうち7割が子ども。
ベトナムに出かせぎに出る子どもたちは、人身取引
の被害者なのに、不法にベトナムに滞在した犯罪者とみな
されて、3ヶ月拘留されてから送還。

農村地域では、農業に依存しているんだけれどなかなか
安定して米や野菜が栽培できないという課題があって、
じゃあ現金収入を得る手段があるかというと、雇用機会が
なかったりする。
そこで、仕方なく子どもや女性たちが出稼ぎに出て、家計を支えるって
ことになるのだ。





Annam Restaurant

Nº. 1C, Lovieem (St. 282)
Phnom Penh,




バッタンバン農業祭2010

2010年02月21日 | カンボジアの生活


今年もバッタンバン農業祭に参加。

バッタンバン州知事さんや政府高官とともに、
日本大使館公使などがご臨席。



↓はっぴを着て参加したジェンダー主流化チーム


「なんで、腰ひもがないの?」
「刀は借りてきれくれなかったの?」
などなど、注文の多いカンボジア人たち。


↓ジェンダー主流化に関する資料を配布中





↓日本人が中心になってもちつき



↓今回初めて食べた、貝アモック


↓中をほじくり出して食べる


超おいしい~
でもきっとぜったい「あたりそう~」な予感?

屋台が大量にでてたので食べ歩いて、お土産買って
大満足のバッタンバン農業祭。
カンボジア人も大量に来ていて、みんなお祭りムードで
楽しそう。


大成功だったから、また来年もやったほしいな。




シエムリアップ女性開発センターが開所しました!

2010年02月20日 | 女性の自立

えんえんと建設工事をしていた、シエムリアップ女性開発センター。

2月11日無事開所式をしたというので、のぞきにいってみることに。
プレアカーン遺跡から、車で10分くらい離れたところ。



↓センターへの道しるべ、日本のODAマーク記載



センターが完成しているのに感動して、センターそのものの
写真を撮り忘れた・・・・

↓一年以上前に寄贈されたミシン



電動機能もついているミシンなのだけれど、
電気供給が安定していないので、足ふみ機能のみ
使ってるそう。

障がいをもっていて足が動かない女性も村には
けっこういるので、そういった女性に訓練できる
ように安定した電気供給がほしいとのこと。

↓はたおり機



センターでは、絹を買って研修する予算がないので、
綿織りのみ研修中。

↓バッタンバンから2ヶ月前に雇用されてやってきた先生



現在40名くらいが研修を受けてるセンター。
遠いところから来る女性たちは、センターで生活してる。

↓センターに併設されたショップ



わたしはマットが大好きで、今回も4枚も購入(一枚1000円程度)
↓左端にかかってるのがマット、Tシャツのハギレで作成


前回日本に持って帰ったら、母親が感動して、
車のシートのざぶとんとして使ってるのだ・・・


今後、センターで多くの女性たちが研修を受けて
経済的に自立できるようになっていくといいなあ・・・












日本風ハンバーグ定食

2010年02月19日 | カンボジアの生活


焼肉料理屋さん「仁」は、とってもお気に入り。

お弁当ばっかり食べてたので、今回はハンバーグ定食
なるものにトライしてみることに。

↓日本風ハンバーグ定食



たまらんおいしさ、ふわふわしてるし。

↓豚しょうが焼き


目の前でじゅーじゅーしてるところに、ソースをかけて
さらにじゅーじゅー


仁では、ケイタリングはやってないんだけれど、
お願いしたらやってくれるとのこと。

今度はカレーにしようかなあ。