ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

白い肌がほしい?

2009年08月31日 | 女性の自立



白い肌!!はカンボジア人女性の憧れの的。


わたしなんて、さすがカンボジア12年、かなり肌が黒いんだよなあ。
「だめじゃん!!」なんてクメール人のおばちゃん説教されたりして。
オンナの価値を肌の色で決めるなーっていつも反論してるんだけど。


でも、最近の若い子は、ほんとに肌がきれい。
さらに、白い!!
7年前大学で教え始めたころは、白い子すべすべした子なんていなかったんだけどなあ。
(ジェンダー的には問題だけれど、別に価値判断をしているわけでないのでいいかな)


で、クメール人は、白くない・・というと誤解を招くけれど、ともかくアジア人の肌色なのだ。小麦色??


てなことを考えつつ、とある美容院に、ネイルアートに寄ったら、すさまじい経験をしちゃいました。



↑若い女性が起業して立ち上げた店。



この店では、マニュキアとベディキュアで100円くらい。

いつも通ってる市場では70円くらいだけど、まあちゃんとしたお店に来たから・・・と思って値切らずお願いしちゃうわたし。


足と手で、合計1時間もかかったんだけれど・・・ひとりでやってるんだよなあ。
普通は2人で足と手をわけてやってくれるんだけどね。



オーナーさんといろいろ話してて、なかなか面白い人だと気づいたわたし。


夫は出稼ぎにいってて、オーナーさんは5万円くらいかけてプノンペンで修業して、さらにお金を準備してお店を開業したそう。
住む場所もないので、店に住んでるとかいうし。
夫はどっかいってなかなか戻ってこないらしい。
ややこしそうだから、あまり聞かなかったけれど。子どももいるそう。

でも、ちょっと気になったので、「この店は、奥はどんなかんじなんだろう」と思って、「トイレ借りていい?」っていうと、延々と奥の方に連れて行ってくれて。


で、出逢ったのが、ふらふらしてた↓このお客さん(10代に違いない)




写真とっていい??って言うと、OK!!



こういう、なにやらあやしい薬を3時間ぬるらしい。
白くなるって。
ちくちくいたいだんって・・・・



うーん。白くなりたいけれど、怖いなあ。

最近みんな白くなってるのは、こういうのやってるから???


こわいよおおー。


















自立のコーヒー

2009年08月31日 | 女性の自立




早朝の市場、クメール人の家族が朝食をとってるのを横目で見ながら、今日の一句。





ひとり飲む朝のコーヒーほろ苦く オンナの自立に思いめぐらす







写真はベトナムコーヒー。
とってもとっても美味しかった!!
値段は40円くらいかな?






日本も若い!!

2009年08月30日 | 女性の自立



なんでもがんばれば出来ると思ってた時期って、まだ続いてると思いたい。



でも、今回の選挙を見てて、世代交代っていう言葉を感じた。

わたしも、若い人に「がんばってね」って言う世代にはいったのだ・・・・




素敵な若い人たちに、ぜひがんばってほしい。
わたしたちがやりたかったこと、ぜひやってほしい。


若いから、いろいろと無茶もあるだろうけれど、彼らの熱意を評価する社会になってほしい。

どうやって日本をよく変えていくか、年配の人は怒らないでやさしく指導してほしい。


カンボジアも、実は同じなんだよな。
若い人が育たないから超問題なんだけど。

でも、あと数年で、カンボジアの政府高官はがらっと変わる。
すさまじい数の管理職が定年になちゃうから。
だから、その時にどうするかって議論がすでに始まってる。



日本、がんばれ。カンボジアみたいに。

私は何もできないけれど、日本にはちょっと元気だしてほしい。



写真は、選挙速報を寝ながら一緒にみてたおおたけくん。







プルサットの日陰

2009年08月30日 | カンボジアの生活

マロッブっていうクメール語、「日のあたらない場所」って意味なのだけれど、レストランで結構多い。


出張中のプルサットで、おいしい朝食はマロッブ・プルサットだと聞きつけ、さっそく行ってみることに。


↓緑が多くって、とってもいいかんじのオープンテラス


とりあえず、なんでもあるというので、女性6名だったわたしたちは全員クイティエウ(米麺)を注文。鶏、豚、モツと、種類はちがったけれど。

↓わたしの、モツ・クイティエウ





これが、うーん、かなりいけてない。

炒めた玉ねぎがはいってるんだけど、たぶんそれが元凶。
年配の女性は、「こんなの食べてられないわ」ってちょっと手をつけただけで食べないし。
おーい、もったいないだろうと思ってしまったわたし。
でも、確かに、おいしいとはいえないんだよなあ。
森のクイティエウってかんじ?


ぶつぶつ文句言いつつたべたら、遅く起きたらしい男性職員がふらりと登場。
いつものことだけど、6名の女性の囲まれて、強いんだよなあ、彼は。

席に着くなり、「クイティエウはだめ!!」って全員で助言。

↓ということで、ご飯を注文。




ご飯はおいしかったらしい。
ちょっと量すくなさそうだけど。


みんなでご飯を食べるとおいしい!!
地方にいくと、みんなでいろいろお話しながらゆっくり時間を過ごせるから、地方出張は大好きなのだー。












ごーじゃすがいない夜

2009年08月29日 | みゃんこ


せっかく出張から戻ったのに、ごーじゃすが外泊。

えーん。


年頃の娘を持つ身としては、超心配。

STとか、ベッカムが行方不明でも、これほど心配しないんだけど・・・・・


↓タオルに囲まれて幸せなST



↓ベッカムはわたしの椅子を占領して幸せそう




明日は早朝から出張で、また留守。

ごーじゃす、ちゃんと帰ってくるかなあ・・・・・








モニタリング・評価のワークショップ

2009年08月29日 | カンボジアの生活

女性省が、プルサット女性開発センターでモニタリング・評価のワークショップを開催しました。参加者は、女性局の行政官たち。


↓開会式用にひな壇を準備するのは超重要な手続き



女性省長官・副長官・プルサット州副知事・プルサット州女性局局長が参加しての開会式。

開会式で、大切な話をしてくれくれているのは分かるんだけれど、みなさんスピーチ長いのだよなあ・・・・
はずかしがりなカンボジア人っていうのは、外部からきた人の勘違いだと思っているわたし。
カンボジア人も日本人と同じで、話すことに慣れてくれば公の場で1時間でも2時間でも延々と話すのだ。


↓スピーチする副知事。彼女のスピーチは3分程度だったけれど、ものすごく的を得ていて、超感激したのであった。



ワークショップの内容は、モニタリングとは?評価とは?っていう基本的な研修。

↓一生懸命研修を受ける参加者。大多数は女性。


講師が説明する座学だけでなく、参加者が実際に頭を使って考える実践編も盛り込んで、参加者に頭と体を使って考えてもらっちゃう。

↓モニタリング指標を考えてもらって、実際どう情報を集めるか検討中。



「指標」って言葉が、多くの参加者には分かってもらえなくって、とにかく大変。


「分析ってどうやるのか」とか、「評価5項目に沿って情報を集めたら、パーセンテージで分析するのか、質で分析するのか」とかいう質問も出て、モニタリングとか評価をやったことがないのね、みなさん、とか思ったりして・・・・

わたしは評価の仕事が大好き。特に、事業が始まった時に想定していなかったようなインパクトを探すのが大好き。宝探しみたいなものなのだ。
うーん、最近ちょっとやれてないけど・・・・。

だから、今回研修でちらりと講師ができて超うれしい。
これから、みんながモニタリングとか評価をするのをお手伝いできるといいなあ。









カンタボパ小児病院

2009年08月28日 | カンボジアの生活
妊産婦死亡率が10万人当たり470人のカンボジア(2005年)。

お母さんだけでなく、子どもの死亡率も高くって、5歳になるまでになくなる子どもは1000人当たり83人。実に、10人に1人の子どもが亡くなってるのだ。


母子保健分野では、政府だけでなくって、いろんなNGOが活動を展開中。


通勤途中にある、カンタボパ小児病院は、母子保健では一番有名な病院。
NGO申請をしているけれど、行政がするサービスを提供しているといってもいいかんじ。

無料で診察を受けられるので、早朝から何百人という人たちが毎朝行列をつくってる。


↓カンタボパ小児病院前の行列



小さい子どもを抱いて待っているのはお母さんばかり。
長いー時間待つので、とにかく大変。体力勝負。

病院の中に待つ場所がないんだろうけれど、外でじーっと待つのも大変だよなあ。雨降ってきたらさらに大変。
暑くても、ふらふらっとお母さんのほうがたおれそうだし・・・・
母になるのも大変なのだ。



人が集まると、おもちゃ屋とかお菓子屋も登場して、とにかくにぎやか。





ちなみに、プノンペンで許せない行列は、この病院とアメリカ大使館。
アメリカ入国のビザ申請に行くのに、大使館の外で入場数制限しているものだから、必ず行列作って外で待たされるのだ。
2005年にカンボジアからニューヨークに行った時、テロ対策とかでビザが必要とかいわれて、待たされて悲惨なめにあったんだあ。


待つ人にも、ちょっと配慮してほしいなあ。










停電の夜に・・・・

2009年08月27日 | カンボジアで感じたこと

停電が珍しくないカンボジア。

電気代はめっちゃ高いんだから(毎月2万円は支払ってる)、ばんばん供給すりゃあ儲かるのに。

いやはや、そういう問題じゃないらしい。


「停電の夜に」は、ジュンパ・ラピリという作家が書いた短編。


壊れゆく男女関係を描き出してて、じーんとくるものがあったりして。


そんなことよりも夫婦が顔を合わせないでいる技術を磨いたのではないかと思う。
寝室が3つある家で、なあるべくすれ違いを心がけていた。
もはや週末が楽しみだとも思わない。




停電の夜に夫婦が語り合うことを通じて、オトコとオンナの愛の終焉を描いてる。

関係の修復にかすかな希望を見つけるオトコと、ひとり立ちするために準備をすすめていたオンナ。


本を貸してくれた女性は、素敵な大人の女性。

読んでいる本を共有することによって、その人の価値観とか経験が見えてくるなあと、漠然と思ったりして。


停電の夜にろうそくで語り合う・・・・ロマンチックなんだけれど、暑いカンボジアではとてもできそうにないなあ。

あーあ、いつもながらに色気のないわたし。














女の一代記

2009年08月26日 | 女性の自立


たまたま、ソリアマーケット寄って購入した「女の一代記」。


シリーズモノで、最初は瀬戸内晴美の人生。

瀬戸内晴美、中学生から愛読していたのに、ご自身が波乱万丈の人生を送られていたのは漠然としか知らなくって。


名言だらけのこのドラマ。


晴美さんが夫と子どもを捨てて、若いオトコにはしった時に言われるセリフ・・・



あなたは、とにかく、僕と生活する前に、まず一人の足で立ってみることです

うーん、そんなセリフ言われてみたい。?


出家を依頼するシーンでは

僧侶 「オトコはどうする?」
晴美 「絶ちます」



いやはや、煩悩にとりつかれている者としては、いんぽしぃーぶるだなあ。









おおたけくん

2009年08月25日 | みゃんこ

我が家で Ladies Night と称して20名くらいの女性が集まってわいわいがやがやパーティーを開催。

その際、一番人気だったのはおおたけくん。
ばしばし写真とられちゃって。
「うちのこ子よりかわいい!」とか言ってる人もいるし。


全員美しいので順位をつけるのは何だけれど、おびわんとごーじゃす・ベッカム・バットマンは出てこなかったのだ。
だからおおたけくん勝利。


でも、みなさま、このおおたけくんの顔はわたししか見れないんだぞー。

うふ、ちょっと自慢。