カンボジア人で仲良し友達が8月に出産するので、わたしが2回お世話になった産婦人科の先生を紹介してみた。タイにニンプ健診にいったり、出産もタイでしようかと迷っているくらい慎重なのだけれど、「カンボジアで大丈夫よ!」ってわたしが太鼓判を押してるのだ。なんかおかしくないか?
↓すくすく成長してる第二子
わたしの先生は、1997年に住んでいた家の大家さんの娘さんで、当時からの知り合い。フランス留学を経て産婦人科医になって、カルメット病院に勤務している彼女。
↓小児病院での検診、すでに7,1キロ
なーんせ、わたしの第一子の出産では、破水のタイミングを見てささっとやってくれただけでなくって、なかなか頭が回転しない子の頭を子宮口に手を突っ込んで回転させてくれたり(今考えるとすごいことなんだけれど・・・・)、ものすごいプロなのだ。毎日多ければ10件程度お産に立ち会うので、なんといっても経験豊富。第二子の出産も、彼女を信頼していたからこそ、超スピードで安全なお産ができたと感謝しているのだ。
で、友達、先生に電話してみたら、「出産中だからあとで電話かけなおす」と言われたそうな。
「出産中に電話とるのよ…・信じられない・・・そんな先生にはお産をまかせられない」とのこと。
わたしも先生に電話したとき、「出産中」と言われたことは、2回くらいあったような気が・・・・・・でも、「さすがベテラン」と思ったくらい。そもそも出産なんて普通は時間がかかるものだし、緊急事態に電話をとらなきゃそれでいいのだ。
でも、たぶん医療倫理には反するんだろうなあ。きっとどの医者もやってることなんだろうけれど。
↓大学の教務部での子ども、みんなのアイドル
友達は、結局タイで出産するそうな。お金もかかるし、移動も大変なのに。自分の子どもの出産すら信頼できない国で、どうやって自分の子どもを育てていくんだろう・・・・
↓第一子も、最近ちょっと不調だけれど、元気に成長中
うちのお手伝いさんは、第一子の男の子を予防接種で失った悲しい経験を持つ女性。スバイリエンでの出産後、1,5か月予防接種のあと、接種したところから出血がとまらなかったんだけれど、「こんなもんだよ」と周囲に言われ、2日間すぎておかしいと気づいてプノンペンのカンタボパに連れてきたときいはすでに手遅れだったそうな。
どんなに慎重に出産先を選んでも、そのあとに死んじゃう子どももまだたくさん・・・子どもを失って悲しむ大人がいないような社会にしなきゃなあ。
今読んでるヒラリークリントンの本でも、彼女が「子どもが夢をかなえられる将来を作りたい」っていうメッセージを中東で繰り返すのだけれど、ほんとにそうだなと思うのである。