ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

育母書

2012年01月31日 | 女性の自立

 

育児書、子どもが小さいうちしか読まないだろうしと思って、何か読もうと思って日本で買った、「育母書」。読んでみると、予想と反して、お母さんたちにエールを送る本で、わたしにはあまり関係なかった・・・・

けれど、なぜ買ったかというと、最初に紹介されている詩がとても素敵だったから。作者は、育児のプロだけでなくって、詩人でもあるようなのだ。

本を読んでみて感じたのは、世の中のお母さんは苦労してるんだなあ・・・・ということ。自分にとっては、子どもが超ラブラブの恋人みたいで、一緒にいるだけでうれしくって楽しくって、恵まれてるなあと思うのであった。いやあ、しつけをし始めたら、そうも言ってられないかな?

↓カンボジアに戻るとラヨットがとまりに来てくれてて、さらに楽しいのである☆

 

 

育母書の最初にでてきた詩。

 

「あかちゃん」

 

 

あわて者でもいい

泣き虫でもいい

手先が不器用でも

音痴でもかまわない

 

もちろん

人が振り向くほどの

美人である必要もない

とりたてて特技がなくても

高尚な趣味も

噂に上るほどの博識も不要

 

おまけに

学歴

職歴

賞罰

一切不問

そのままのあなたがいい

そのままのあなたが好き

赤ちゃんはそう言いたくて

あなたに両手を伸ばしてくる

 

 

↓携帯が壊れたので修理に行ったHelloで遊ぶ子どもとラヨット

二人も子どもがいたら大変だあ・・・・と、ラヨットと子どもが遊んでいるのをみて思うのだけれど、とってもとってもかわいくって、自宅を幼稚園にしたいなあと思うのであった。

 

 

 

 


無事カンボジアへ

2012年01月30日 | カンボジアの生活

 

1月下旬の関空は、きっとすいているだろうと思っていたのに、なんと、びっくりするくらいの超混雑。でも、子連れなので、行列にならばらなくてもいい配慮をしてくれて、感激するのである。

↓空港で、すでに薄着で走り回る子ども

日本を出る直前になって、こどもがはく夏物の靴を探すのに苦労したのだけれど、はきやすいのが見つかってよかったのである。

出国では、イミグレの担当官に、「まあ、よくふとってんなあ」と言われ、うれしい気がするのだけれど、パスポートの写真と全然のは気にしなくっていいのかなと、テロ対策について考えたりするのである。これ、もし女の子に対する発言だったら、母親としてこの発言の受け取り方は違っただろうか・・・・ジェンダー専門家としては、ちょっと考察してみたりするのである。

ラウンジでてれてれして、おかきなど子どもに食べてもらって遊んでたりしてると、なぜかフライトの案内が間違ってたらしく、結局最終ギリギリに飛行機にとびこむことに。いつもなら搭乗中っていうライトがでて、ぎりぎりには最終案内になるのに、ずーっと出国手続き中って案内だったのだ。

↓おかきを楽しむ子ども

日本滞在中にすっかりはみがきの習慣ができたので、フライトでもしっかりはみがき。タイまでのフライトは混んでたのだけれど、2席あけてくれたので、とっても助かったのだ。気がきくフライトアテンダントさんがいるとうれしい☆

さらに、おとなりの日本人男性が子ども好きな人で、ほっとするのである。

バンコクではゆりちゃんと再会できて、走り回って一緒に遊ぶのである。

飛行機では「日本のビールありませんか」と聞いて、ないといわれ残念だったわたし・・・・といってもビールとワインを楽しんだのだけれど。だから、タイでは生ビール飲むんだ!と張り切ってたのである。それに、タイまでくると、子どもをほりっぱなしにしてても、店員さんが遊んでくれるしみててくれるかららく~☆

戻ってくるなり携帯電話がこわれてて、11月に600ドルも出して買ったばかりなのになんて不幸・・・と思うのだけれど、1か月仕事らしい仕事をほとんどせずにたらたらしてたので、ま、いいか、って思ってしまうのである。今回のカンボジアは、ちょっとスピードダウンして、人間らしい生活しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 


しばらくまたカンボジアへ

2012年01月29日 | カンボジアの外で感じたこと

 

あっという間だった1か月の日本滞在を終えて、カンボジアへ戻ることに。

今回は、2か月くらい滞在する予定カンボジア。というのも、4月はカンボジア正月なので、また1か月くらい日本に戻ってくるのだ。

2月と3月は、子どもと一緒にどこに旅行に行こうかなあ・・・ベトナムも行きたいしマレーシアも台湾も行きたいので、早く計画しないと。なんだか、すっかり仕事をする気分がなくなってて、いかんなあと思うのであるが、まあいいか。プノンペンについたら、仕事モードに切り替わるかな?

考えてみれば、日本にずっと1か月もいるなんて、大学院生時代以来はじめて。これも、昨年子どもがうまれたからと、東北大震災の悲惨さをテレビで見てたりしたから、いろいろと家族の絆を見直すことにつながった結果?かなあ。 まあ、とりあえずは、両親が元気なうちにできるだけ親孝行しておかないといけないとつくづく反省して、こんなに長期間もたらたらと日本にいたのであった。この世の中、なにがあるかわからないしなあ。

↓今回、子どもを含め、日本でお世話になったもの

コートはパリのプランタンデパートで購入したもの。いつだったか、パリに行ったとき、まだ秋だったはずなのに思いがけず寒くって、いそいでデパートに飛び込んで買ったのだ。パリでは気に入って着てたんだけれど、日本に戻ってきてみると、あまりにもかわいらしすぎて、ずーっとしまってたのだ・・・・・でも、子どもができると寒さをしのげられれば、まあ、なんでもよくなるのである。でも今なら赤とかピンクを買うかな。

手袋は、ローマのスペイン階段のふもとにある有名な手袋専門店で、母親と色違いで購入したもの。ぼろぼろだけれど、お気に入り。手を出したら、自分のサイズにあう手袋を出してくれて、感激したお店。フェラガモ本店でも、足を出したらぴったりのブーツをを出してくれて感動したのだけれど、イタリアのプロというのはすごいのだ。

帽子は、ロンドンのローラアシュレイ本店で。学生時代、一時期なぜだか帽子を集めるのにこってて、ひとめぼれして購入したのだけれど、この冬は毎日お世話になったのである。

↓毎日酷使した靴

この靴は、妊娠中にマレーシアで買ったもので、靴下3枚はいても大丈夫な24,5センチなのでこの冬大活躍。

・・・って考えると、なんだかインターナショナルだなあと思うのである。毎日、午前と午後に一回ずつ外にお散歩とかお買いものに出かけていたので、この外出用セットは、数えきれないくらいお世話になったものばっかり。ぼろぼろになってるけれど、愛着あるし、また来年の冬もお世話になるかな。

 1か月、ずーっと子どもと一緒に入れて、とってもとっても楽しかった☆ 今年は、子どもとラブラブで過ごす時間をもうちょっと増やしたいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今年の目標

2012年01月28日 | カンボジアの外で感じたこと

 

目標とかないままに生活しているなあ・・・と、ふと気づいたわたし。

出産は人生の大きな目標だったけれど(でも今になってはすべての始まり)、出産以降は仕事の締切がいつも目標になってて、これではいかんと思うのである。

そこで、今年の目標を決めることにして、とりあえず、11月の第2回神戸マラソンに出ること、に決定。

昨年第一回が開催された神戸マラソン。なんともぜったい出てみたい☆ というのも、三宮のフラワーロードからスタートして、家の近くの海岸を走って明石大橋まで行って折り返し、ゴールはポートアイランド(ゴール直前に神戸大橋を渡るらしい)、そんな素敵なマラソン、ぜひ出たい!

↓そこで、奮発してジョギングシューズと、さらに夏物のウェアーまで買ってしまうのである

実はマラソン好きなわたし。アンコールワットハーフマラソンは3回出たし、ルクソールのハーフマラソンを走るためにエジプトを1か月も旅行したんだよなあ。それ以外にも、父親の伴走で、尼崎マラソン(甲子園球場前から出発)、三田マラソン(山あり谷ありでけっこうきつかった)、ホノルルマラソンも出てたのであった・・・・思えばこの10年くらいはマラソン出てないなあ。そんな精神的余裕もなかったしなあ。

マラソンは、根本的にはライフスタイルの問題なので、マラソンに出ることを決めたら、もうそれで生活の改善が必要。単に走るって話ではないのだ。長い時間かけてマラソンを走りぬく精神力をやしなって、42キロ走れる体力もつけて、マラソンの当日をむかえるのである。あと10か月で、それをやるのだ!!

ということで、今のてれてれライフスタイルを抜本的に変える必要が・・・・さらに、マラソン一週間前はアルコールはやめるし、1か月前くらいからは泥酔するほど飲むのはやめないといけないし、いやはや、考えただけでもけっこう大変なチャレンジ。

プノンペンで毎朝1時間半歩いてるのを、週3回くらい走るようにして、あとは子どもを背負って歩くことにして、これから強い体をつくろう・・・今回日本滞在ですっかりてれてれになってるので、カンボジアでちょっと鍛えないとな。

 

 

 


大好きな焼きそば

2012年01月27日 | カンボジアの外で感じたこと

 

焼きそばを作るのが大好きなわたし。カレーでもいいんだけれど、とにかく野菜を小さく切る作業が大好きなのだ。

↓みつの道の駅で買った100円の人参、すさまじい形だなあ

↓たまねぎとにんにくをゆがく、油を使わない焼きそばなのである

にんにくは、カンボジアのもの。日本で買うと中国製で、かおりがいまいちなのだ。

子どものために豚肉を入れて、キャベツも千切り

↓料理中、こどもはぐっすり

料理に欠かせないのは、唐辛子。カンボジアから1キロ持って帰ってきているのだけれど、食べるのわたしだけ。保存状態があまりよくなくって、かなりいためてしまい、もったいないことした・・・・・

最後にもやしを入れて、そばとソースとあえて、出来上がり☆

ちょっと量が多すぎ・・・・・出産前ならこの半分しか食べなかったんだけれど、今はぺろりと全部食べちゃう。胃拡張かなあ・・・・・

↓子どもがわたしのお茶碗をわったので、改めて買ってあげたお皿

せっかく買ったのに、撮影後に投げ飛ばされてこわれちゃったのであった・・・・・壊れない素材で作ってよお。

 

 

 

 

 

 


おじいちゃんとおばあちゃんが結婚した神社

2012年01月26日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 室津にいったついでに、わたしの両親が結婚式をあげたという、うすき神社によってみることに。

網干の酒、龍力本店のすぐ近くにある神社。母親は結婚式以来くるのが初めてだそう。まあ、そういうものなのかなあ。

極貧農家の出身の両親。母親は、5人兄弟の長女(下に妹が3人)。次女が美人なので恋愛結婚することになり、「長女が先に結婚しないと体面が保てない」だかなんだかの理論で、お見合いから3か月後に結婚させられたそうな。「ばたばたと結婚したから・・・・」って、母親にとって結婚は妹のための自己犠牲?、というのか、スピード婚(それも結婚までに2回くらいしか会ってない相手と)だったらしい。ただ、父親の方も、田舎から神戸に単身出たまま、30歳になるのに独身っていうのは社会人としてダメだとか言われて(?)プレッシャーにおされて結婚したみたい。何度かお見合いしても、従順な女性がいいとか言って祖父母に迷惑をかけたらしい。確かに当時30才男性で独身は、会社の中でも立場が悪いし、貧しい田舎では珍しかったのかも?

父親の妹(わたしのおば)は、お見合いの場で話がまとまったので、「田植えの前に式を挙げたい」という夫との両親の希望でお見合いから1か月で結婚。今でも幸せそうな夫婦だけれど、まあ、最初はすさまじい家族間の勝手な取り決めで結婚が決まったのである。日本もなんとも大変な男尊女卑というのか家父長制というのか、子どもは親の言いなりというのか、大変な時代があったのだなあと思うのだ。

そういう両親の世代と、シングルマザーとなってるわたしの間で、家族の在り方について意見があうことを期待するほうが間違ってるのだよなあ。性同一障害の夫婦の子どもが嫡出子になるとかならないとかいう問題が話題になってる今日この頃、すでに引退しているような世代の人たちに、性同一障害いついて理解してもらうのも超困難だと思うのである。

 

↓田舎なので、とっても広い神社。 

 ちょうど、お祓いに来ている男性グループ発見。会社の人たちかな?女性が一人もいないのが気になるのである。

 この神社には、見事なやったい輿があるので、見学させてもらう。 

 ↓こんな重そうなものをかつぐのかあ・・・ 

久しぶりに網干の町中をドライブして、ずいぶん町並みがかわったなあと気づくのである。以前は田舎だったのになあ・・・。

 

 

 


再び室津へ:カキを求めて

2012年01月25日 | カンボジアの外で感じたこと

 

室津で買ったカキがあまりにもおいしくって忘れられず、またしてもドライブがてら室津に行くことに。

前回は、むつの道の駅のレストランが長蛇の列で入れなかったので、今回は11時半前に道の駅に行って、ランチすることに。メニューはおつくりとかおいしそうなものばっかっりで、ずいぶん迷ったのだけれど、カキフライが食べたくって、カキ御膳にすることに。

↓かき御膳、カキの味噌汁にはカキが7個もはいってる!!

↓こちらは海鮮丼

運転手なので、ビール飲めなくて残念・・・・・と、周囲でビールを楽しんでる人たちをうらめしく思うのである。海を見ながらランチできて、料理もとってもおいしいし、幸せなのである☆

むつのみちの駅にも、新鮮なおさかながたくさん販売されてる。

↓シャコ、小さいときは山盛り買ってむしゃむしゃ食べてたのに、今では高級品・・・・

ランチの後、向かうは室津のカキ直売所。でも、急に気が変わって、賀茂神社にも久しぶりに行くことに。平清盛も参ってたそうなので、ちょうど大河ドラマブームで観光客がけっこうみこまれてるらしい。

↓20年以上ぶり?ずいぶん整備されてきれいになってる

賀茂神社のすぐ下が、室津の漁港。

↓小さな漁港なのだけれど、カキ漁船でいっぱい

↓カキの積み下ろしがおわって作業所に運んでいるところに遭遇

↓たくさんとれてる☆

↓直売所で、今回は2キロ購入

作業所では、数名の若い女の子がカキのからを破ってる(というのかはがしてるというのか)。前回来たときに話した中国から出稼ぎの子かしら・・・・と思ってしまうのである。とっても大変な作業だし、えらいなあと思うのだ。

↓カキのからは、ベルトコンベアに乗せられてつぶされる

おじいちゃんは、児童労働でよくカキの皮むきをさせられたそうな。からを叩き壊して、家で飼ってるにわとりの餌に入れる作業をしてたらしく、そのトラウマからか、カキは好きじゃないらしい。よく手を切ったそうで、こどもがカキをさわろうとすると、注意するのである。

↓自宅に持って帰った大量のカキ

↓どこで学んだのか、こうやってレンジでチンして食べるそうな

 今回は、2回も室津に行けて幸せ☆ 次回は、来年か、今年の終わりに絶対行こうと約束したのである。

 

 

 

 

 

 

 


子どもの靴

2012年01月25日 | カンボジアの外で感じたこと

 

靴を履かずに日本に戻ってきた子ども。サンダルしかなかったのと、ほとんどはいたことがなかったので、移動中になくしちゃうんじゃないかと心配で、靴下だけもって帰ってきたのだ。

↓今回購入した靴、4足

NIKEの靴は、紐がゴムみたいになってて、よくはずれるしはきにくい・・・・ので、イルカさんの絵が入ったブルーのを毎日履いてたら、自分で靴を認識するようになって、玄関にいくと靴を持ってまってるのである。知恵がつくってすごいなあ。

薄いピンクのかわいい運動靴も買いたかったのだけれど、「お姉ちゃんのおさがりって思われて恥ずかしい」とおばあちゃんに諭され、あきらめたのであった・・・・・ピンクだっていいじゃないねえ。

 

 


FGMと闘う女性 Khady

2012年01月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

「切除されて」という自伝は、セネガルで生まれた女性が、7歳で女子性器切除させられ、13歳で結婚させられて5人子どもを産み、夫からの暴力から逃れるために必死で闘った自分の人生について書いた本。

 

女子性器切除(FGM)はわたしの永遠のテーマで、ぜひアフリカか欧州でFGM撲滅の活動に従事したいと思い続けてはや10年以上・・・・・ジェンダーの分野にとびこんだきっかけでもあるFGM問題には、いつか絶対に直接かかわりたいのだ。

 

FGMについて書いてある本は何冊も読んできたけれど、日本語で読むのは初めて。なんで、この本、持ってないんだろう?とか思ってしまうのである。翻訳がかなりいいので、読みやすいし、ぜひ学校とかで取り上げて若い世代に読んでほしい内容。強制結婚とか、家庭内暴力とか、FGM以外にも女性の権利侵害の問題が次々とリアルに書かれていて、いやはや、すべての男性がこうとはとても言えないにしても、男性がいかにプライベートな場面で残酷になれるかをKhadyの体験を通して感じていくと、ため息しかでないのである。

 

 

 

自分の世界を広げるため、お金を稼ぐため、前進するためなら、なんでもしたいと思った。

 (Khandyより引用)

 

絶望の中でも、5人の子どもを育て上げた彼女は、とても強い。でも、多くの女性はそんな勇気もないし、人権侵害の被害にあってても、それが被害だとすら感じていない女性がほとんど。女性のエンパワーメントには、知識が必要だし、後押ししてくれるような存在が必要なのだなあと思うのである。わたしは、ぜひ、後ろからちょっと背中をおせる存在になりたいなと思って、すでに10年、はやく自分の存在意義を確立したいのである。

 

 

 

 

 

 

 


子育ての極意

2012年01月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

育児書なるものをほとんど持ってないし、読まないわたし。出産後にカンボジアで会った某Fさんは、「へえーそおー、シングルマザー、まあねえ、一番大切なのはねえ、他人の言うことを一切聞かないことだよ。そうしないと自分がぶれるよ」って、名言を残してくれたのだ。そう、ほんとにそう、情報がありすぎて、チェックするのはいいとしても、チェックするだけで混乱するし、自分の本能にまかせたほうがいいだろうと思ってしまったりするのである。そもそも、子育てなんて、人類がはじまってからずっと人間がやってきたことなのだし。

といっても、初めてのこども、心配ごとはおおいし、とってもとっても気になるし、育児書とか出産にかかわる本、妊娠中はけっこう必死で読んでたのだ。でも、子どもが実際にうまれてからは、パックさんがいるからと、基本的にはパックさんにまかせきってきたのだ。わたしがいろいろ口出し始めたら、パックさんもやってられないだろうと思って。

でも、大好きな育児書は、「赤ちゃんがいる暮らし」の毛利先生の本。読んでて気分爽快になるので、子育てのために読むというかんじではないのだけれど・・・・

 

今回、日本でも、探してみて発見した毛利先生の本、「新エミール、育児と教育について」を現在読んでるところ。「これ、おもしろそうやなあ」と、母親はちょっと読んだらしく、わたしがカンボジアにこの本をおいて戻ってしまったら自分が読みたいそうな。

先生はたくさん本を書いていらっしゃるので、できれば全部読破したいのであるけれど、新エミールは、先生の思想が全部つまってるかんじで、赤ちゃんのいる暮らしとあわせたらバッチリかな?

先生の主張は、たぶん、相当ラディカルなんだろうけれど、自然に子育てしましょうってことが書いてあって、赤ちゃんだからといって大切にしすぎちゃダメ!ってメッセージが、保護者に対するエールのように聞こえてくるのだ。

先生が離乳食について書いた部分では、

「放っておけば自然にできることでも、形式的な枠をはめると、たいていうまくいかなくなる。」

いやあ、離乳食について書いたとはとても思えない文章なのである。

先生によると、離乳食なんて、この50年位前に考え出された人為的なものだそうな。子どもが2歳くらいまで母乳を飲んでて(貧しかったから)、多くの乳幼児が死んでたので、国がその対策として離乳食なるものを戦略的に教育するようになった・・・・らしい。

↓子どもは、とんでもないことにチャレンジするのである

子どもを自然に育てましょう、子どもをみんなで育てましょうっていうメッセージが強く伝わってくる毛利先生の本。毛利先生の講演とかあったら、ぜひ一度聞いてみたいなあ・・・・

私の今の子育ての悩みは、場所をかまわず、子どもがわたしの胸をつかみまくること。そんなに痛くはないんだけれど、そんなことやってる子ども、あまり見たことないものだから、あまえてるのはわかるだけれど、なんとも困るなあと思うのである。毛利先生なら、「ほっておけば、自然にやらなくなりますよ」ってことかなあ。

↓中華正月なので、特別にスルメイカを子どもにプレゼント

おじいちゃんとおばあちゃんのために購入した、「孫をめぐるおとなの作法」はいまいちだったけれど(まあ、親向けではないってことだろう)、毛利先生の本は引き続き読んで楽しみたいなあと思うのである。