ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

暑くなってきたプノンペンーTukでの移動

2013年03月31日 | カンボジアの生活

 

TUK TUKでの移動は、駐車場を心配しなくていいから、便利~

駐車スペースをさがすのは、どこにいっても苦労するんだけれど、一番大変なのが大学。

学生が車でくるものだから、駐車スペースが足らないのだ。そもそも、町のど真ん中に大学があって、駐車料金も安くてとめられるようになっているっていうのが間違ってるのだ。

↓どこに行くにも、かごにはいってる子ども

すでに5キロある子ども、このかごでは小さくなってきたかな・・・・かごはいつまで使えるんだろう・・・・

↓上の子どもは砂場で遊ぶのがお気に入り

暑くなってきたプノンペン。あと5日間過ごしたら、あたたかい程度でいい気候のはずの神戸。暑いのはほんとに大変なのだけれど、なんとか乗り切ろう・・・・

 

 

 


女性に対する暴力を予防するためには・・・・

2013年03月30日 | カンボジアのジェンダー規範

 

大学はすでに学期末。

わたしたちは、学期末の前に日本に戻るので、ばたばたと講義内容をラストスパートで仕上げてるとともに、成績をつける作業もすすめるのである。学生数が多いと、成績を付けるだけでも大変な作業なのだ。成績を間違ってつけたりしたら、悲惨な目にあうのは自分なのだ。

学生たちは、「女性に対する暴力」問題について、エイズの女性や障がいをもっている女性など、分野別にグループで調査して発表することが課題になっているので、みんなプレゼンの準備でおおいそがし。

↓大学教員のあいだで話題になってる子どもを運ぶかご

学生たち、まだ一回生だし仕方ないんだけれど、調査してきた内容をコピーして読み上げるだけの学生が多い・・・・・

↓発表の様子

でも、「どうやれば暴力を防止できるか」という問いには、女性の権利を高める教育をする、男性が女性の意見をきく、など頼もしいし身近なところからはじめらる指摘が多くて、心強いのである。かわったところでは、

Glorify Women

ってうのもあって、これはどういう意味なんだろう・・・・・とか思ったりするのである。

 


レ・ミゼラブル

2013年03月29日 | 女性の自立

 

 

「レ・ミゼラブル」を見るためだけにロンドンに何度行っただろう・・・っていうくらい、大好きなミュージカル「レ・ミゼラブル」。

映画化されたので、ぜひ見たいと思いつつ、がっかりするのがいやで見てなかったのだけれど・・・・腱鞘炎気味なのでちょっと休憩しようとおもって鑑賞することに。

 

20年前くらいにロンドンで初めてレミゼラブルのミュージカルを見て感動した時に思わず買ったCDを何度も聞いて、ほぼ全部暗記しているくらい大好きなミュージカル。舞台へのこだわりがとっても強いのだけれど、映画は舞台に負けないくらいの臨場感と迫力があって、大感激。

↓バンコク空港のスターバックスで、チキンwrapがおいしい☆

 

この春からの舞台(帝国劇場)で、大好きな山口祐一郎サマがジャンバルジャン役を降板すると聞いてがっかりした彼のファンでもあるわたし・・・・「レ・ミゼラブルレ・ミゼラブル」を日本語で見たことないんだけれど、どうなのかな?「ミスサイゴン」をロンドンでみてがくってきたんだけれど(やっぱりNYでアメリカン英語で見ないとだめ)、逆にNYでみた「レ・ミゼラブル」は明るすぎでがっかりしたのだ・・・・。

↓ヤンゴンの日本料理屋で、かなり塩辛いし脂っこい・・・・

でも、死ぬまでにぜひ一度山口祐一郎サマのジャンバルジャンをみたいなあ。きっと、とっても素敵だろうなと思うのである。そのためだけに、東京に行ってもいいんだけれどなあ・・・・

 

 

 

 


子どもの予防接種

2013年03月28日 | カンボジアの母子保健

 

二人目の子どもは、国立小児病院での予防接種。一人目は赤十字病院で便利だったのだけれど、病院が修理中で閉鎖してるので、小児病院になったみたい。

↓朝食をしっかりとってから病院へ 

↓小児病院、意外とすいてて手続きはスムーズ

最初に5000リエル支払うみたい。

↓料金表があるのでわかりやすい

↓がらーんとしてる受付エリア

とりあえず、指示されたとおり、予防接種の部屋へと向かう。

↓体重測定、ちょうど5キロ

↓口の中になにかいれる、ポリオだそう

二人の子どもが珍しがって近寄るんだけれど、先生にとめられちゃう

カルメットでは、子どもの検査のときに5ドル札をにぎって先生たちに渡したし、赤十字でもみんな1万リエル札をにぎりしめてたんだけれど、小児病院ではあからさまな賄賂請求はないみたいで、お手伝いさんもお金のことは言わないのである。

日本では、すでに役所から、子どもの1か月検診の家庭訪問の日程調整の電話がはいったそうで、母子保健の医療体制の違いをかんじるのである。

 


女性に対する暴力撲滅計画:政府間協議

2013年03月27日 | 女性の自立

 

あっという間のビルマ出張も終わって、無事カンボジアに戻ってきたわたしたち。

↓SAKURATOWERの上で食べたミャンマー料理、魚ペーストがきいてる

↓ヤンゴン空港で、「ビルマ料理」だとすすめられた麺料理

「女性に対する暴力撲滅のための国家計画」の策定過程が最終段階にはいっていて、今回は政府間協議の会合を開催。

↓60人くらいの参加

開発パートナーとNGOとの協議は2日間のうち一日目しか参加できなくってビルマに行ったのだけれど、政府間協議は一日なので、出張から戻ったばかりの上司と参加するのである。NGO会合とちがって、政府会合は地味・・・・

↓大臣がじきじきに議長をつとめた会合

挨拶で大臣が「母乳をあげている関係上子どもをどこにでも連れて行かないといけない女性もいて、そういう状況も理解しつつジェンダー問題にとりくむ必要がある」とのコメント。

↓3人のエクセレンシーたちに遊んでもらう子ども

 

偉い人たちも、昔は母であり、今はおばあちゃんであったりして、子どもが大好き。

わたしが子どもを置いて離れて仕事していると、「ないてるよ~」って子どもをだっこして連れてきてくれたり、配慮してくれて自分たちで抱っこして子守してくれたりするのである。

 

早く子どものナニーを見つけないと、そろそろ大変になってきたのである・・・・

大学の講義でもセミナーでも子どもを抱きかかえながらうろうろしたり説明したりするって、まあなかなかできない経験だけれど、けっこう大変なのである。

↓会合では、各省の課題についても協議

会合で集めた意見を国家計画の草案に反映させないといけないわたし・・・・・・

またしても、仕事山積みの数日間・・・・・デッドラインが何度もあって、そのたびに死にそうな数日をすごすのである。

 

 


ヤンゴンの宝石商

2013年03月26日 | カンボジアの外で感じたこと

 

「宝石をみたい!!」という上司。

残念ながら有名な宝石市場が休日だったのだけれど、知り合いのつてで、宝石商にホテルに来てもらうことに。

↓Tradersのロビーラウンジ、素敵な雰囲気

↓ずらっと並べてもらう

翡翠がひとつ5000-7500ドル、ルビーは小さい石がセットになってて1000ドルくらい。

上司は厚顔無恥としかいえない態度で値切ったのだけれど、ほんのちょっとしか割り引きしてくれない・・・・・結局おみやげにって、適当な翡翠を買ったのであった。宝石は価値がわからないしアクセサリーはカルティエ以外関心ないので、わたしはなにも買わず。

宝石かあ・・・・・まあ、銀行にお金を預ける文化でない国は、こうやって財産を保有するんだろうなあ。

 

 

 

 

 


ヤンゴンのTraders

2013年03月26日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

ヤンゴンのTradersホテルは、なんと、国連機関の事務所も兼ねていて、なんとも面白い様相なのである。

↓2階にあるバー、とってもおしゃれ

さっそく子どもを連れて飲みに行くのである

↓上司も子どもといっしょにいて楽しんでる?のかな?

ちょっと狭いけれど、重厚なかんじで、落ち着くバーなのである。

↓5時を過ぎると国連機関の人でいっぱいになったバー

↓こちらはレストラン、朝食は超豪華~

町の真ん中にあるので、とっても便利なTraders。でも国連機関の事務所がたくさん入ってるのはどうもなあ・・・・・・と思ったのである。

 

 

 

 

 


チャーターフライトでヤンゴンへ

2013年03月25日 | カンボジアの外で感じたこと

 

政府との会合を終えて、フライトでヤンゴンへ。

↓がらがらの空港

会合にいっしょに参加したUNICEFの職員と一緒に3人で空港に行ったのだけれど・・・・

↓誰もいない・・・・・

なんと、乗客はわたしたち3人のみだそう。

「こどものチケット・・・・」っていうと、「乗客はあなたたち3人だけだからいい」とのこと。片道、40ドルで買わないといけない予定だったんだけれど、それも支払わなくっていい?みたいで?よくわかんないけれど損する話ではないので黙っておくのである。生後47日目?ですでに無賃乗車した子ども、将来どうなることやら・・・・・

↓待合室、なんともゴージャスなのである

↓3人だけなのにバスで向かう

↓小さいフライト、結局もう一人乗って来た人がいて、4人で出発

ヤンゴンでは、Tradersに宿泊。

↓飾ってある絵画がどれもなかなかおしゃれ

↓部屋からの眺め、16階なのでいいかんじ

↓駅のすぐ近く、上の子がいたら喜んだんだけれどなあ

ヤンゴンは1泊だけ。13年ぶりなので、ちょっと様子を見たいなと思うのである。

 

 


ネピドー観光

2013年03月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

ビルマの首都「ネピドー」に来ることなんて、二度とないかもしれないので、会議の後のちょっとした時間を利用して市内観光をしてみることに。前回ビルマに来たのは2000年、3週間ほどのんびり旅行したのだけれど、戒厳令だっけなんだっけがまだあって移動の自由は制限されてたし、そもそもネピドーはまだなかったのである。

ホテルで手配してくれた車の運転手さん、英語がほとんど通じないんだけれど、とりあえずどこかに向かって走ってるらしい・・・・・なんとも適当な国なのである。そもそも、目的地とする観光地もないのかしらん?

↓お寺、ここしか観光地はないみたい?

ホテルを出て見たかったのは、政府の建物だったので、「Government building にいって~」って言ってると、すさまじく広い道路を通って・・・・

↓誰もいないし、空港の滑走路みたい・・・・

↓遠くに見えるのが、カジノみたいんだんけれど、実は国会議事堂

あまりにも大きいので、政府の建物全部が集まってるのかと思ったら、あとになって、国会議事堂府だと判明。

ルーマニアのブカレストで訪問したチャウセスクの遺産というのかチャウセスク宮殿みたいだなあと思うのである。

↓入り口、すごい警備でとても入れない・・・はいってもまず橋なので、橋の上で撃たれそう

↓バンの中で子どもはぐっすり

↓ところどころにある役人さんのおうち

ネピドー、だたーっぴろいところに、ぽつぼつって政府の建物があって、なんとも不思議な雰囲気。 City Golf Course も、政府の建物の中にいきなりあったりして、役人はなにやってるんだ?ってかんじなのである。

↓ちょっと寄ってみた、一応デパートらしきJunction

売ってるものは、タイ・中国のものばかりで、ビルマのものはほとんどない・・・・

不思議な都市だなあ・・・・・セミナーに参加してるヤンゴンからのNGOワーカーは、「ネピドにくるたびに、腹がって仕方ない。使われてない土地ばっかりだし、政府の建物は贅沢な建物ばっかり。無駄に政府予算を使ってるとしか思えない!!」との辛口コメント。とある役人さんは、「首都移転のせいで、わたしは出先機関のヤンゴンで勤務することになって、同じ役所の役人である夫はネピド勤務になってしまったので、小学校に通ってる二人の子どもは夫が連れて転勤することになったの。だから、家族が離れ離れで、毎週末にこっちに来ないといけないから大変」とのこと。

考えてみたら、首都機能を移転させるってことは、すっごく大量の役人の移動もともなうので、大変なこと・・・・・よくやったなあ・・・・・でも、だたーっぴろい首都をみてると、20年後とか30年後には、ごちゃごちゃなってて、「広い道路にしててよかった」って、大阪の御堂筋みたいに思えるのかなとか考えるのである。

 

 

 

 

 


ミャンマー女性連合

2013年03月24日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

女性に対する暴力関連法のセミナー2日目。

↓朝食に、ビルマの麺を食べてみる・・ちょっと味が濃いかな?

日曜なのに、参加者は相変わらず100名程度で、ビルマの官僚のこの問題に対する関心の高さを感じるとともに、たぶん社会主義のなごり(?)で上からの命令には絶対服従して日曜でもセミナーに参加なのかなあ・・・・とか思ったりするのである。

↓女性に対する暴力関連法を策定するときのポイントについてのセッション

 

ネピドでのセミナーには、ミャンマー女性連合のひとたちが参加していたのだけれど、560万人会員がいるこの連合のトップもきてて、いろいろとお話できてうれしかったのである。英語が堪能だし、とても高い教養を持っている代表。なんと、前代表は政治家に昇進したそうで、彼女も次のステップは政治家かな?って思ったりするのである。

↓こちらは政府の偉い人、この人のおかげでジェンダーの仕事が前に進んでるそうな

 

↓記念撮影、コーディネーターのオーストラリア人は以前CAREカンボジアにいた人

 

あっという間の2日間だったけれど、大量にビルマの役人たちと接することができて、なかなか貴重な経験だったのである。