「結婚しない」は、2012年フジテレビ作成のドラマ。ソリアマーケットに電化製品を買いに行ったついでにDVD屋さんに寄ってみたら売ってたので、買ってみた。内容がおもしろいってこともあるんだけれど、ちょうど仕事と仕事の合間で時間があったので、あっという間に見ちゃった。
↓大学からすぐなので通ってるJOMAカフェで子どもとランチ
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ドラマでは大学教授が現代の恋愛と結婚について講義をしているのと並行して、35歳の女性が結婚にあせりつつ、仕事とのバランスとかも考えつつ、悩みながら生きている様子が描かれてる。
「恋愛学」っていう学問が、科学的に成立しているのかは疑問だけれど、一応大家がいて、早稲田のその先生が講義指導をしていて、ドラマででてくる講義はかなり面白い。「三高」といえばだれでもわかってたわたしたちの若いときとはちがって、今では「三平」が結婚の基準になってるそうで(それはほんとっぽいけれど、ほんとにほんとなのかなあ??)、長い不況が若い世代の結婚や人生観にいろいろな影響を与えているのを感じるのである。日本が落ち込んでた時、右肩上がりに成長しているカンボジアで30代を過ごせた私は超幸せだったかもしれない。
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国立社会保障・人口問題研究所が全国の18~49歳の独身男女約1万4000人を対象に2010年6月に調査し、昨年11月に発表した出生動向基本調査(独身者調査)によると、異性の交際相手がいない18~34歳の未婚者が男性で61.4%、女性では49.5%に上り、いずれも過去最高になったそうです。前回の2005年調査と比べると、「交際相手がいない」割合は、男性では9.2%、女性で4.8%増加しています。
(http://diamond.jp/articles/-/16612)
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↓お手伝いさんがとってもおいしそうなお弁当をつくってくれて幸せな子ども
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/e8/3b5e850996f6c1269c9740e081c874fc.jpg)
ドラマの内容は、まあマンガっぽいところもあるけれど、20歳くらいの女性、35歳の女性、44歳の女性の3人を中心として、恋愛と結婚について異なる世代の視点が紹介されるのも面白い。35歳の主人公は、結婚できないかもってすっごく悩むところが多くの女性の共感を得そうなかんじ。結婚って、ほんとに個人の問題ではなくって、家族の問題でもあるし、会社で働く労働者であれば特に男性にとっては社会的信用にもかかわる問題なので、「結婚しない」って簡単に割り切るのは難しいのだ。
さらに、子どもを作るかどうかの問題。わたしも、子どもがほしいって真剣に思い始めたのは、高齢出産といわれる世代になる35歳の時だった。それ以前は、子どもなんて邪魔だし嫌いだし苦手だし、一生子どもなんていらないって思ってたんだけれど、コペルニクス的転回を見せたのだ。まあ、女性の場合は、やはり35歳くらいで出産しないと、長い人生あとあと体に支障がくるじゃないかと不安になるのは当然。実際のところは、肉体的な限界って個人差もあるし、10代で出産するほうがよほど肉体的ダメージが多い場合だってあるのだ。
↓子どもとDAOで朝食、最近学校をさぼってばかりの子ども
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/50/520cdd7a62d73bc1ddd011058617c72f.jpg)
ただ、ドラマでは、結婚が妥協だっていうのがけっこうなまなましく出てくるのと、まあ結婚しなくてもいいじゃないっていう強いメッセージがでてきて、わたしにとっては大賛成なところもあるけれど、実際日本ではどう受け止められたんだろう・・・・・
結婚かあ、30歳になる直前はかなりあせってたけれど、30歳になるとどうでもよくなってきて(あの時結婚しなくてほんとによかった・・・・・)、40歳になってみたら、結婚という制度にしばられない生き方のほうがかっこいいと開き直ってるのである。