菜の花畑
尾張旭市にある愛知県森林公園、南口から入ったところに植えてある菜の花が満開になっているということで早速行ってみることに。
10時過ぎザックにカメラと双眼鏡を入れ、久し振りに自転車(ルイガノのクロスバイク)を引っ張り出して見たところ後輪の空気が無くなってペッシャンコ。空気を入れて乗ってみるとデコボコす
るのでひょっとしてパンクかも?ということで諦めて「おっ家内」の自転車で行くことにして走り出します。結構風が冷たいのでウインドブレーカーに手袋という出で立ち。
グーグルマップで調べておいた最短路で1時間弱で現地到着。入口で200円を払って入場していくと直ぐ一面の菜の花畑が目に入ってきました。
この黄色い花を見るとほのぼのとして本当に春が来たことを実感します。花が咲いて春が来たことを感じることはサラリーマン時代には考えられなかったこと。
これから一気に春を迎えて色鮮やかな世界になります。
レンズを変えたりして色んな方向から撮ってみました。
途中の河原に菜の花が一杯咲いていましたがこちらはカラシナの野生種で花の形が少し違います。
ノート
今は野菜として作られているハクサイ、ミズナ、ブロッコリー、チンゲンサイなどの野菜のルーツは同じ。アブラナ科の植物は簡単に交雑してしまうので種を自分で採るのは不可能に近
い。
日本では菜種油の原料としてカナダから遺伝子組み換え品種のセイヨウアブラナ種が輸入され、それが港の近くから輸送の途中にこぼれ落ちて広がっているということで問題になっていた
ことがある。
世界の遺伝子組み換え(GM)種子の9割のパテントを持つ多国籍企業モンサント社は、自社の開発した種子の他はどんな植物も枯らしてしまう強力除草剤ラウンドアップとのセットで世界中
にGM種子を売りこんでいる。モンサントはTPPを主導している会社でもあるらしい。この会社と提携しているのが日本の住友化学で現経団連の会長の会社。
前述のようにアブラナ科は簡単に交雑してしまうが、カナダでは自然交配してしまった作物を作った農場主が巨額な損害賠償訴訟をモンサントから訴えられた事件も実際にある。
遺伝子組み替え食物については以下の本が詳しい。
「遺伝子組み換え食品の真実」白水社刊、アンディ・リーズ著白井和宏訳
遺伝子組み換え植物は、高生産で害虫に強いとされ、夢の植物で人類の食糧危機を救うと喧伝されてきた。然し、少し長く作ることによって、謳い文句であった、高生産は在来種以下になり、害虫が復
活して以前のような薬も効かない種が現れているというのである。そうした事例が世界各地で起きている・・・と。