たんころりんとは、竹かごと和紙で作った円筒形の行灯のことで、足助では毎年8月の夜に古い町並み(約1.3キロ)の街道沿いに並べ、和紙を通した火の灯かりで暗がりの町並みを照らし、夏夜の情緒を演出します。
『たんころりん』というかわいらしい名前は灯りの元となる『ひょうそく』という道具の形がひょうたんの形に似ていることからその昔、『ひょうたんころりん』とか『たんころ』と呼ばれていましたが、今ではこの竹かごとひょうそくをひっくるめて地元住民から『たんころりん』と呼ばれています。
イベントで飾られる竹かごは、足助の竹(真竹)を裂いてひごを作り、地元住民一人一人が手作りしたものです。そのかごの他に、三州足助屋敷で漉いた和紙を貼りつけ、ひょうそくはシルバー人材センターのお年寄りが作ったものを使っています。このシンプルな行灯からもれる光は、柔らかく揺らぎ、見る者に懐かしさや安堵感を与えてくれます。
平成14年から始まった小さなイベントが、住民の方々の協力を得て、今では『たんころりん』の数も800基を超え、足助の夏の風物詩として豊田市内外の方々に親しまれるようになりました。(観光協会パンフより転載)
足助町は家から40km程の距離があり車でしか行くことが出来ないけれど田舎に戻ってから毎年出かけています。山深い旧宿場町で開かれるこのたんころりんは人を惹きつける独特の魅力があるのですがまだ自分の周りでも知っている人は少なく,ごった返す程の人ごみでないのが良い。とはいえお盆には花火大会もあるのでこの時は多くの人出でしょう。
NIKON D300s+TAMRON f2.8 28-75mm A09 1JPEG→Topaz Adjust