HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

「砂漠」の西嶋くん

2010年12月12日 | 音楽・映画・本
最近ごちゃごちゃに本を読んでいる。

どうなんだろう?

ふつう人は一冊を読み終えたら
次へと行くのかな?

私の場合、同時に2冊読むことがある。

そんなので話がぶつ切れしないのかって
心配されそうだけれど、頭の中のスイッチは
切り替わる。

帰りの電車とかでその日の気分で音楽を
聴くように、その日の気分で「今日はこっちだ。」と
本を選んで読む。

まあ、だいたいは一冊しか持ち歩かないけれど。

だから

伊坂幸太郎読みながら、
梨木香歩を読んだり、
村上春樹を読みながら
ポール・ギャリコを読んだり

作家の意思を無視してるんじゃないかと
思われるような読み方をすることがある。

でも、本を持ち換えると頭の中も切り替わって
まったく問題なく、スムーズにストーリーに
入って行くから、大丈夫なんだ。

すでに読み終わっている本で
以前にも書いた「砂漠」だけれど

ここに西嶋という暑苦しいイメージの登場人物がいる。

ちっともかっこいい感じじゃないのに
どこか妙な魅力があるやつなんだ。

そして、驚くべきことに
この人物の趣味というかが
この私とかぶっていたりして
いいのか、悪いのかわかんないけれど
こういう趣味の人を伊坂氏は
好意を持ってみているのなら
私ももしかしたら、気に入ってもらえるかもしれないと
単細胞な頭はおめでたく考えてしまうもんだ。

どこがかぶっているかというと

「人間の土地」が愛読書であること。
the Clashが大好きなこと。
ジョー・ストラマーをリスペクトしてるところ。


「砂漠」という作品だけでなくて
伊坂氏の本を読んでいると
自分が好きなものが飛び出してくる事が結構ある。

好きなものというより
青春時代というか過去に自分が通り過ぎてきたものが
そこに顔を出してくる感じ。

三島由紀夫
島田雅彦
沢木耕太郎
ジョン・アーヴィング
中上健次
重松清
マーク・トゥエイン
サン・テグジュペリ
アーネスト・ヘミングウエイ
カフカ

とか読んで来た本が彼とかぶる。

映画もそうだ

マイケル・チミノ監督の「ディア・ハンター」
スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」
ジョージ・ルーカス監督「スター・ウォーズ」
アルパチーノ主演の「狼たちの午後」
ヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン天使の詩」
小津安二郎監督「東京物語」
ジョン・フォード監督「駅馬車」
ウィリアム・フリードキン「エクソシスト」
チャップリン

結構古い映画だ。もちろん見たのはテレビやビデオなんかで
その映画ができた時代に見たわけじゃないけれど
だからこそ、余計にそういうのを探して見てきたあたりが
伊坂氏と同じだなって。

もちろん「駅馬車」とかは東映に通ってたころに
テキストとしてシナリオを勉強したんだけれどね。
そこで伏線というのを勉強したんだ。

伊坂氏の作品にはいつも伏線がはりめぐらされているよね。

音楽においても
私も彼と同様に昔にさかのぼって聞いたくち。

ビートルズ
ローリングストーンズ
the Who
ボブ・ディラン

そのあたりもいっぱい出てくる。

ちょっと思い出したんだけど
私はロックの古典として最初に買ったアルバムは
実はビートルズじゃなくてローリングストーンズだったってこと。

「Made in the Shade」というアルバムが最初だった。

そのアルバムに入っている「ブラウンシュガー」とかが
伊坂作品にも出てくるんだ。


彼の作品は多く映画化されている。
その主人公たちが結構、私の好きな俳優がやっているから
それも驚く。

たとえば金城武
あるいは加瀬亮
あるいは堺雅人など

ついでにアニメでいくと

きかんしゃトーマスとトム&ジェリー。
これもかなり見ているので
登場する歌とかも知ってるわけで。

なんだか、ここまで書いていると熱烈な伊坂ファンみたいだけれど
本も音楽といっしょで、私にはいっぱい好きな作家がいるので
あっち行ったり、こっち行ったりして
いろいろ読んでいます。

そうそう、

ここでまたまた思い出したんだけれど

以前、FoZZtoneのオーダーメイドアルバム用の曲の
「HELLO, C Q D」のことを書いたブログに↓

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/28b6d1e583776820643ee3e17a0148da

バージニア・ウルフの作品を思い出すみたいなことを
書いたけれど、伊坂氏もどうやら彼女の作品を
読んでいるみたいだね。


フォズの渡曾さんが伊坂氏の本が好きなのは
どこか共通因子があるからかもしれない。








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