HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

岩井俊二監督

2005年05月14日 | 音楽・映画・本
なんか今日は土曜日で家でだらだらしている。といっても用事しながらだらだらする。いや、だらだら部屋を片付けているっていったほうがいいかな(笑)先週は連休明けの1週間で、しかもほとんど毎日残業で、そんな時「がんばりすぎているみたいだけど、大丈夫?」ってあのうるさい苦手な年上のお方にまでお言葉をかけていただいて、思わず「ほろっ」と涙が出そうになりました。先週は大好きなバンドから衝撃の発表があって、それで心が乱れていたわけですが、そういう時ってかえって忙しかったり、何かに腹立ててたりした方が気がまぎれるってもんなのに、急にいつもは「むか~」ってすることを言う人が優しい言葉をかけてくれるもんだから、まさに抜き打ち(笑)やられた~って・・・まあ、実際は泣いてませんが(弱味みせたら、またあとが・・・笑)まあ、本当は悪い人ではないんでしょうね。

そんな状況の中、私は映画「花とアリス」を見ました。これは日本人の映画監督の中では私が一番好きな岩井俊二監督の作品です。本当は映画館で見たかったんだけど、時間が無くて・・・で家で見たわけです。これは、彼の作品のベスト3に入りました(笑)ちなみにあとの2本は「ラブレター」と「四月物語」です。もちろん、「リリィシュシュのすべて」や「スワロウテイル」なんかも好きなんですが、ベスト3に入った作品はほんと日常の心のひだや人の心の微妙な動きが丁寧に描かれていて、また一方で懐かしい中学、高校、大学の頃の思いがよみがえるそんな作品なんです。

彼の作品のすごいところは映像のひとコマひとコマが完璧だということ。いわゆる捨てシーンが無い。すべてが美しい絵みたいなんです。すべての映像が愛おしい・・・そんな感じなんです。だから何度見てもあきることがありません。そういえば私があげた三作品はすべて女の子が主人公ですが、きっと監督の好きなタイプの女の子像なんでしょうね。とても清潔感のある、純粋な恋をする女の子。そうコギャルの対極に存在するような子(笑)私自身が昔どうだったかは置いておいて、友達にこういう子がいたらいいな~とか、自分の娘ならこんな感じの子がいいな~って思いますね。

「花とアリス」見ていて、どうやったらこういう撮り方ができるんだろうって、その微妙な光の取り入れ方とか、カメラのぼかし方とかそしてアングルが気になります。私の好きなイギリス人のカメラマンでサラ・ムーンという女流カメラマンがいるんですけど、彼女の作品と通じるものがあります。

短編でもいいから、彼のような映像をとってみたいな~・・・
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