HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

岩海苔ライブ at 京都SOLE CAFE

2012年08月09日 | セカイイチ
2012年8月4日(土)

SOLE CAFEに真夏日に行ったのは初めてだったけれど
外で待っている時はほんと焼け付くような暑さでした。

そんなSOLE CAFEで初めて
セカイイチの岩崎慧さんと
LOST IN TIMEの海北大輔さんのユニット
「岩海苔」のライブを見て来ました。

彼らはこの日は「岩海苔」ツアーの真っただ中で
この日だけ昼下がりのライブで
まさに「カフェライブだね。」ってことで
お酒ではなく、コーヒーを飲みながらのライブでした。
海北さんはブラックなのですね。

この日は夕方からまた別のアーティストのライブがここで
あるということでのんびり時間を気にせずにってことは
できないからということもあったのか、歌う事を重視してくれたようです。

でも、それがいい方向へ向いたのか
お二人が言うにはこの日の「岩海苔ライブ」は大当たり!
の素敵なライブになったようです。

私は他のを見たことはないので比較できませんが
この日のライブは会場の雰囲気からかコンセプトが自然と
生まれて、その雰囲気を最後まで持続しながらの
温かいライブだったと感じました。

コンセプトは
「愛と破壊」

間違ってるかもしれませんが
まずはセットリストを


岩崎さんが歌う方は岩と
海北さんが歌う方は海と書きますね。

<セットリスト>

岩海苔のテーマ

Kids Are Alright (岩)
あしたのおと(海)
ソフトフォーカス(岩)
バードコール(海)
空中ブランコ(岩)
合言葉(海)
かいたいしんしょ(岩)
トーチソング(ブルーハーツカバー・海)
そして僕は途方にくれる(大澤誉志幸カバー・岩)
愛のメモリー(松崎しげるカバー・海)

*このあたりから順番は不確かです!
Human Nature (マイケル・ジャクソンカバー(ほんの少し)岩)
快楽主義者(岩)
別れの朝(ペドロ&カプリシャスカバー・海)
元気を出して(竹内マリアカバー・岩)
バラの花(くるりカバー・岩海)
約束(海~これは岩崎氏からのリクエスト)
バンドマン(岩~これは海北氏からのリクエスト)

岩海苔のさよならのテーマ

En) 岩海苔ノーミュージックノーライスのテーマ

これらのセットリストはあくまで私の記憶のもとですので
かなり順番とか曲名とか怪しいですが
参考にということで。


この日はどういうわけか「愛」がテーマになって
それに絡んだ曲の選曲になっていったようです。

海北さんがこういうことを言われてました。

「日本語っていいよね。最初に練習する字があいからだものね。」
(あいうえお~のね)
そうか「あい」=愛かと

何十年も生きて来て初めてこれに気がついた私です。

海北さんはブルーハーツの真島さんの曲
「トーチソング」をカバーしたのですが
彼は真島さんの文学的な歌詞に中学時代
すごく感動したというブルーハーツとの
思い出を語ってくれました。

♪作り雨にはブーゲンビリア~

というような歌詞が書ける?っていう感じで
話されていました。

ブルーハーツはクロマニヨンズまで入れると結成
30年になるそうです。

まあ、私自身の年齢を見るとそうだねよね~って
なりますが(笑)

この日岩崎さんがやってくれた彼のソロの
「かいたいしんしょ」は結構独白系というか
詩を朗読しながらそれに音が絡んで来る感じの曲なんだけれど
これ聴きたかったので聴けてよかったです。

春樹という名前もこの詩には出てくるのですよ。

海北さんが慧さんはソロの方が文学的だと話していました。

これらの話を聴きながら、私は洋楽でも邦楽でも
文学的な歌詞の歌が好きかもしれないな~って
改めて思いました。

海北さんはかなり古い歌謡曲をカバーされていて
それらは家族でドライブした時とかに車の中で
流れていたということで、家族の影響は大きいというような
話をされていました。

私自身はあまり両親の影響を受けているようには
思えませんが、父親が好きだった洋画を見ていて
そのサウンドトラックに影響を受けて洋楽好きに
なったのかもしれません。

父自体はウクレレ弾くのでハワイアンを聴いてましたし
母は演歌でしたから。

で娘の私はロックしかもハードロックにパンクにモータウンという
バラバラな感じですね。

でも、海北さんがカバーしてくれた曲は母も聴いてたので
私も知ってました。

慧さんのカバー曲はほんとわたしにどんぴしゃの選曲で
ほんといつも驚きます。

この間の慧さんのワンマンで聴いた「そして僕は途方に暮れる」を
また聴けて本当に幸せでした。
これはやっぱり名曲ですね。

そしてくるり!

「バラの花」を歌い出した慧さんに
ほんと私は泣きそうになりました。

この曲はくるりの中でも一番好きな曲だからです。
私の思い出深い曲のひとつでもあります。

この曲が関西では当たり前に流れていた頃
まだ関東では「くるりって?」っていう知名度でしたものね。

そもそも今こうして私が日本のアーティストのライブに
行くきっかけを作ってくれたのがくるりですから。

彼らと出会って生で演奏を聴かなかったら
ライブに行くことはなかったのかもしれません。

「生の演奏と生の歌ってほんとすばらしい!」を
体感させてくれたのがくるりでしたから。

LOST IN TIMEの「約束」を海北さんが歌っている時に
慧さんが後ろでドラムの源ちゃんの真似をし続けるという
おまけつきでしたが、それが似ててみんな笑ってました。
エアドラムですね。

セカイイチの「バンドマン」をやる前に
響ちゃんのドラムもシンバルを手首で返して叩くところが
彼だね~みたいに少し真似されていて、それが
ほんと特徴掴んでておもしろかったです。

この曲は海北さんがリクエストしたのですが
終わった時になんか海北さんが
「これだめなんだよね。」っていいながら
岩海苔のタオルで目頭を押さえているのを見て
なんかぐっと来てしまいました。


そういえば竹内マリアのカバーのあたりで
「俺たちはそこそこできるんだよね。」という言葉を
言ったあとに少し落ち込む海北さんがいて

「そこそこ」っていうのがどうやらひっかかったようです。

確かに「そこそこ」はトップではないかもしれません。
でも、私は海北さんの声や慧さんの声は「そこそこ」ではなく
「たったひとつの声」「素敵な他に代わりのいない声」だから
それを大事にしてほしいと思いました。

そして「そこそこ」の人じゃなくて「かなり」の人だから
それぞれが10周年を迎えるのではないですか?

私はあまりLOST IN TIMEのことは知らなかったのですが
この名前の由来はなんだったのでしょう?

私はきっと「時間を忘れるくらいのすばらしい音楽を
奏で続けるバンド」っていう意味だとこの日思いました。

時間に迷子すなわち素晴らしい時間に包まれること

これからもまたこの二人のライブにはあるいは
それぞれのバンドのライブにも行くと思います。

そして、白いご飯に海苔の佃煮をのせるたびに
二人の顔とその歌声が浮かんでいくのです。
生涯。

これはすごいですよね。

最近ではコンビニで買うおにぎりみても思い出すもの(笑)
葱とカイワレで渡會さんを思い出すように(笑)

あと海北さんが言ってた言葉が心に残っています。

「音楽界でCDが売れないとか言っているけれども
見る側面を変えたらそんなに音楽の環境が悪いとも
言えない。というのもライブに実際に足を運ぶ人口が
増えているんだから。生で聴こうという人たちが
増えているんだから。まだまだ捨てたものじゃない。」

っていうような内容です(あくまで私の記憶による解釈ですので
一字一句同じではありませんよ。)


私は慧さんがかつてアメリカで見たように
ライブハウスで踊っているおばあちゃんに将来なりたいです(笑)

生涯ライブから離れない人になる所存です。

タフに生きるぞ!





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