HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

TVでナノムゲンを見たんだけれど

2011年08月20日 | 細美武士/the HIATUS
東京は日本なのに私にはすごく遠くて
なかなか行けない場所なんだ。

それはもちろん交通費とか費用にも関係あるけれど
それよりもっとでかいものが時間と仕事と家族の中の
自分のポジションだったりする。

すなわち、自由がきかないってわけで
勝手きままに自分のスケジュールを立てられないってこと。

職場の帰り道に東京行きの夜行バスの停留所があって
そこを通るたびにこれ乗って東京行っちゃおうかなって
思ったりする。

でも、結局ふつうにJRで家に帰る。

アジカン主催のNANO-MUGEN フェスって
本当に私の好きな人たちばっかり出る。
洋楽邦楽ともね。

ゴッチが好きな音楽ってたぶん私と似てるんだなというか
彼が影響を受けた音楽を私も聴いていたから
そんなアジカンを好きになるのはごく必然的な流れなんだよね。

アジカンに紹介されたエルレで細美氏を知り、
細美氏に紹介されたストレイテナーでホリエ氏を知り、
そこからどんどん無限に音楽が繋がって行く。

ASHもWeezerも実際にライブも見たことがあるし
マニックスはアジカンを知る前から好きだった。

今回素敵なサプライズはwinnieのイオリさんが
Rentals絡みでこのフェスに出ていたことだろう。

Okujimaさんがすっごく喜んでいて
彼の感動具合は彼のブログとかで人ごとに思えないほど
じわ~っと伝わってきた。
これは本当の本当に音楽が好きで洋楽が好きなものにしか
わかんないだろうな。

これはフジロックで細美氏がフィーダーといっしょに
ステージに立ったというところの感動とも同じ感じだ。
フィーダーもオアシスのように誰もが知っているような
バンドではなかったけれど、昔から大好きで
ずっと聴いて来たから、そんなバンドと大好きな細美氏が
共演するなんてほんと見れた人がうらやましいよ。

それにしてもioriさんはいつものように素敵で
きれいだった。

the HIATUSは2曲しか見れたなかったけれど
メンバーの立ち位置はいつもと違ったんだね。
最近、フォズでもそういうのがあって
新鮮な気もするし、ちょっと落ち着かない感じもする。


私は細美氏のことが好きでいろいろ書いたりしているけれど
意外と彼のことを書いている日記を検索したりするのが
少ないのに最近気がついた。見るのは彼自身のブログだけだなって。
FoZZtoneとかwinnieとか99radioserviceとかのライブ後とかは
検索したりするのにね。

で、検索してみるといっぱいあって
うわ~って思うんだけれど
そんな中でここを見て下さる方には
ほんと感謝しかないです。

見て下さってありがとうございます。
ただ、そんなにいい内容かどうかは
自信ありませんが。

ただ、検索すると
そこに「結婚」だとか「恋人」だとか
もれなくついて出てくるのはなぜ?

そういえば、ナッシングスの村松拓氏にも
「結婚」とか「恋人」とか
ついてくるよね。検索すると。


これってそれだけ調べる人が多いってこと?

なんだか不思議だ。

私はこんなにも細美氏が好きだったりするのに
そういうのを思いもつかない。
ある意味現実逃避なのかな(笑)

アーティストの素の姿を知りたくないというのか。

私は「星の王子様」の作者のサン・テグジュペリが好きなんだけれど
彼の書簡集みたいなのを昔読んだときにちょっとがっかりしたんだ。

彼が作品を書いている合間に友達に送ったりした手紙が
そこにあったんだけれど、本を売るためのこととか
出版社とのいろんなこととか恋人とのこととかが
あまりにもリアルな感じでそこにあって
当たり前なんだけれど「彼もふつうの人間なんだ。」と
思ったら、あの「人間の土地」とか「夜間飛行」とかも
こんなことも考えてる時に書いてたのかと思って
ちょっと残念な気がした時があった。でも、一度しか読まなかったし
人に借りてたものだったので、二度と読まないでおこうと
思ったので、今は忘れちゃったし、それで安心して
また彼の作品を読めているんだ。

それと同じようなことを細美氏や村松氏の検索のときに
ふと感じたんだ。

正直、そういう話題の中にいる彼と
私が音楽家として好きな彼は別人として
存在しているんだよね。もちろん実際に会える機会があれば
それはそれでミュージシャンとして音楽好きとして
お話できたら最高に幸せだろう。ただ、リアルな生活な話は
「好きな食べ物はなんですか?」ぐらいでいい気もする。

もちろん、プライベートでも本当の友達なら「結婚」とか
「恋人」の話はするだろうけれど、ただのファンなら
そんなのどうでもいいんじゃないのかなって。

私の感覚としてはミュージシャンに恋人がいないのが
不自然だし、芸能人化していないミュージシャンは
結婚していてもいちいち言わないと思う。


あのソングライターズの佐野元春氏だって
いつ結婚したかって誰もしらないでしょ。

彼は根っからのミュージシャンだからね。

エルレ時代にすでに結婚指輪をはめていた
ウブさんもそうでしょ。別に公に「結婚してます。」
なんていわないでしょ。

ゴッチはちょっと有名になった時に結婚したから
テレビで取り上げられたけれどね。

UESAの2人も実際に付き合っているかはしらないけれど
好きな人はいると思う。いないと逆に音楽やれてないと思う。
音楽は基本は愛だと思っているから。

女性アーティストの場合はどうしても出産とかあるから
すぐにわかっちゃうけれど、男性はわかんない場合が
多い。でも、そんなの音楽と関係ないよね。


こんなこと言っているワタシも昔あるアーティストに恋をした。
独身だから正々堂々と「好きです。」と言えるはずだけれど
それは不可能だった。

なぜなら今この世にいない人だったから。

私はグラスゴーのデザイナーであるチャールズ・レニー・マッキントッシュに
恋をした。こんなに苦しいことってあるんだなって思った。
昔の人に恋するんだから。

まるで「JIN」の世界だ。

もしタイムスリップできるのなら
その時代に行き、チャールズに告白しにいきたいと
その時思っていた。

だからこそ、実際に彼がデザインして、そこにいたことがある
グラスゴーアートスクールに行って、彼の座ったかもしれない
図書館のイスに座った時に涙が出そうになった。

時と時がほんの一瞬重なった気がした。

そこにいたあなたと
今生きている私の存在意義を感じた。

音楽も同じだよね。

今はいないアーティストの歌を
今いる私たちが聴くことは
時と時が重なる瞬間だよね。

なんかナノムゲンから話がぜんぜん違う方向へ行っちゃったけれど

ある人がお金をもらって人を幸せにできる職業って何かな?って
昨日私にきいてきたんだけれど私は迷わず答えた。

「音楽家すなわちミュージシャンだ。」って

心を動かせて、幸せにできる職業って最高だよ。

だから私は音楽家に恋をする。音楽に恋をする。
コメント (2)
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小南泰葉というシンガーはどこかあの人を思い出す

2011年08月20日 | 小南泰葉
出会いというものは突然やってくる。

2年前に「出来るだけたくさんの人と演奏してみたい。」
それが野望と言っていたFoZZtoneのベースの菅野さんが
FoZZtone以外で最近よくベースを弾いているのが小南泰葉さんという
女性アーティストのライブだ。

もちろん、関西の辺鄙なところに住む私は
ステージはまだ見たことはないんだけれど
「Unhappy Birthday」というミニアルバムは持っている。
アルバムジャケットはどこか不気味でファンタジックで
それを見ただけで「あ~どこかきっと私の中に突き刺してくるものが
あるんだろうな。」って感じた。
そして、聴くと

「やっぱりね。」

って好きになってしまった。

でも、彼女はとても不思議だ。
歌詞はスージー&ザ・バンシーズのスージーが書きそうな詩なのに
あちこちにポップなアヴリル・ラヴィーンが混じってくる。
そんな歌を彼女は歌う。

不思議とアヴリルなんだ。

一方でジョニ・ミッチェルなんかも顔を出したり
あるいは私の大好きなKATE BUSHと似た世界観があったりする。

日本ではやっぱり椎名林檎とか矢井田瞳とかを思い出したけれど。

根底にはなぜかアヴリルなんだ。


歌詞はどこか高橋克彦氏の恐い方の小説に出てくるワンシーンのような
部分が出て来て、そこが私をゾクゾクさせてくれる。

ただ、歌詞とは相反してなんだかメロディは明るいんだよね。

なんかもしかしてすごいシンガーに出会っちゃった?

って感じなくらい、ど真ん中だ。

もっともっと彼女の曲が聴きたいなって思うけれど
地方にいるとCDを手に入れる範囲が限られていて
今のところこの1枚しか買えていない。

いろんなアーティストの
特に洋楽のアーティストのいろんな遺伝子を
受け継いで自分だけの世界を音楽で
作り上げているのがほんと新鮮で素敵だ。

チャンスが来たら、ライブを是非見てみたい。










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