ずいぶんと昔に見た映画なので記憶もやや薄れてきてはいるけれど、定期的にこの映画のシーンが頭をよぎる。
これはドイツ映画だったと思うし、おそらくアート系の映画館でたまに昔の映画特集みたいなのでやったりしていると思う。
ストーリーはある夫婦がとある高級ホテルに静養に訪れる。そして、ある日その妻が一人でホテル内を歩いているとある見知らぬ男性がそっとささやきかける。
「去年お会いしましたね」
最初は何かの間違いかと知らぬふりをしていたその妻だったが、何度もその見知らぬ男性と会うたびに
「去年お会いしましたね」
と言われるとだんだん
「そうだったのかもしれない」
と思い始めてくる。
「自分が忘れているだけかもしれない」
と記憶をたぐりよせる。
でも、思い出せない。
しかし、だんだんとその男性に惹かれていく妻。
その夫はどうしていたのか、映画の大部分が薄れている今は思い出せない。
ただ、この映画をなぜにこんなに思い出すのかというと
その映像の手法だ。
彼女と見知らぬ男性以外、まわりは静止したり動いたりするのだ。
その静止感・・・
2人の感情の動きを見事に表している。
モノクロの映画で、女性も黒の似合う女性。
もしかしたら、初めてだと思っていた人も実は前に出会ってたのかもしれない。
**********
ちなみに、ブラーというUKのバンドのPVの中に(なんの曲か忘れたけど)この映画からヒントを得ただろうな~というのがある。映画のクライマックスに出て来る屋敷から庭園に続くシーン。
そういえば、最近ブラーはどうしているのかな?デーモンが好きだった(今も好きかな)。彼の出ている映画『フェイス』(アメリカ映画でも同名タイトルがありますが、イギリス映画の方)もなかなかいいシリアスな映画ですよ。イギリス映画だな~って感じで・・・
『去年マリエンバードで』と『フェイス』・・・この秋の夜長のひとときにDVDででも是非・・・
これはドイツ映画だったと思うし、おそらくアート系の映画館でたまに昔の映画特集みたいなのでやったりしていると思う。
ストーリーはある夫婦がとある高級ホテルに静養に訪れる。そして、ある日その妻が一人でホテル内を歩いているとある見知らぬ男性がそっとささやきかける。
「去年お会いしましたね」
最初は何かの間違いかと知らぬふりをしていたその妻だったが、何度もその見知らぬ男性と会うたびに
「去年お会いしましたね」
と言われるとだんだん
「そうだったのかもしれない」
と思い始めてくる。
「自分が忘れているだけかもしれない」
と記憶をたぐりよせる。
でも、思い出せない。
しかし、だんだんとその男性に惹かれていく妻。
その夫はどうしていたのか、映画の大部分が薄れている今は思い出せない。
ただ、この映画をなぜにこんなに思い出すのかというと
その映像の手法だ。
彼女と見知らぬ男性以外、まわりは静止したり動いたりするのだ。
その静止感・・・
2人の感情の動きを見事に表している。
モノクロの映画で、女性も黒の似合う女性。
もしかしたら、初めてだと思っていた人も実は前に出会ってたのかもしれない。
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ちなみに、ブラーというUKのバンドのPVの中に(なんの曲か忘れたけど)この映画からヒントを得ただろうな~というのがある。映画のクライマックスに出て来る屋敷から庭園に続くシーン。
そういえば、最近ブラーはどうしているのかな?デーモンが好きだった(今も好きかな)。彼の出ている映画『フェイス』(アメリカ映画でも同名タイトルがありますが、イギリス映画の方)もなかなかいいシリアスな映画ですよ。イギリス映画だな~って感じで・・・
『去年マリエンバードで』と『フェイス』・・・この秋の夜長のひとときにDVDででも是非・・・