HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

温度

2006年01月14日 | Weblog
去年出会った言葉の中で「温度」という言葉があります。といっても何も珍しい言葉ではありません。でも、ある方からこの言葉を頂いて、「すごくいい言葉だな~」って思ったのです。

ハリー・ポッターの映画からもそうですが、そこから温度が伝わるということ。それってすごく大事で、それでいて視覚や聴覚だけで感じさせるというのは難しいことではないかと思うのです。あるいは言葉でも・・・

実際に自分の皮膚が感じるのなら当たり前のことですが、触らずに感じられるということ。ある意味魔法です。

でも、私は去年一年でいろんな方から温度を頂きました。それは歌だったり、言葉だったり、写真だったり、映像だったり、絵だったり。

私自身も自分が作った作品の中にひとりでも温度を感じてくれた人がいたなら、最高に幸せです。なぜなら、私はいつも自分の撮る人たちや景色やあらゆるものの鼓動やら空気やらを、その時にそのまま生きている証を残したいと願って撮っているからです。

その瞬間を鼓動で刻んでいた君やあなたのぬくもりが、いつまでも見る側に伝わるように心を注いでビデオを回すわけです。

「温度」という言葉を教えてくれた方に感謝します。そして、そんな方からも温度が伝わる音楽をいただいて、寒い冬もこうして暖まります。ありがとう・・・



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ハリ-・ポッターと炎のゴブレット

2006年01月14日 | 音楽・映画・本
やっと見に行ってきました「ハリ-ポッター」シリーズ第4弾!もちろん私は第1弾からすべて映画館で見ているわけですが、今回のイメージはマイルドブレンドという感じで、少し大人になった3人の心の揺らぎなんかもさわやかに織り込まれていました。

結構第3弾が好きだと思っていた私ですが、今回は最初からなんともいえない空気感。場面から漂うイギリスの香り・・・懐かしい風景。あの夕暮れやあの風やあの草原の光やなんかが感じられるような映像に心が癒される感じがして、そこが私を静かに惹き付けました。

なんと今回初の英国人監督だったわけで、やっぱり英国人だから、その空気を見事に表現できたのでしょうね。

ハリ-・ポッターはもちろんCGも駆使されてはいますが、山や湖や空に森そして古い建物・・・機関車や鉄橋などは実際にロケをして撮っているんです。スコットランドで・・・

まさにスコットランドはあのままなんですよ。あの視界がぱあ~っと開ける感じや、日本と違ってごつごつしていない山々。あの深い森・・・湖・・・

静寂と神秘に満ちたそんな場所を今でもいっぱい持っているのがスコットランドなんです。

今回びっくりしたのはボーカル曲が挿入されたこと。今まではインストルメンタルのオーケストラの演奏で散りばめられていたのですが、な、なんとあの今は活動休止中だったか、そろそろ動き始めたかのパルプのジャーヴィス・コッカーが歌っているんです。エンディングに流れたのですが、え?どこかで聴いた声じゃない?歌い方も歌の感じも・・・。でクレジットロールを見れば彼の名が・・・(実は劇中登場のバンドのメンバーも彼とレディオヘッドの2人だったんですよ)

彼はイギリスの中部に位置するシェフィールド出身のアーティストで、歌い方とかはどこかイエローモンキーの吉井さんに似ているんですよ。私はシェフィールドにも1カ月ほど住んでいたので、そこ出身のアーティストであるパルプにはちょっと違う感情もあったりして、活動休止前はよく聴いていたし、CDも持っています。

さらに今回レディオ・ヘッドのジョニー・グリーンウッド&フィル・セルウェイによるヴォーカル曲もあって、なんかハリ-もゴージャスになってきましたね。

出て来る俳優人もすごい人がすごい役で出てくるし・・・映画『イングリッシュ・ペイシェント」とかの主演俳優のレイフ・ファインズも出てきて、もうびっくりだらけ。

すっかり今魔法にかかった状態で余韻にひたっている私です。

せつない場面や悲しい場面もあるけれど、こういう映画も子どもが見る映画だなんて思わずに是非大人たちにも見てもらいたいです。
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MOBILIO

2006年01月14日 | 洋楽
MOBILIOという車のCM知っているよね?最近よく見るもの。そこで流れている曲、私が子どもの頃好きだった曲・・・「Oh ho ho,it's magic,you know   Never believe it's not so・・・」(これは魔法なんだ。疑っちゃだめさ。)っていかにもイギリスっぽいフレーズから入る歌。

この曲はスコットランド出身のパイロットというバンドのヒット曲だった。このパイロットのプロデューサーのひとりはクイーンのプロデューサーで有名なロイ・トーマス・ベイカーであり、また別のプロデューサーはケイト・ブッシュのプロデューサーのアンドリュー・パウエルだったりする。私の大好きな2組と繋がっているわけだ。ゆえに好きになって当たり前。

日本でいうならロイ・トーマス・ベイカーのイメージは小林武史さんのイメージかな?すごくアーティストのいいところを引き出して、メロディの最高のエッセンスを引き出す人っていうところで。

でも、音楽も一種の魔法だよね。だって、出会えないような出会いも可能にしてしまう力を持っているもの。そして、人は音楽によって、泣いたり笑ったり、操られてしまうもの。

さあ、明日(正確には今日だけど)は「ハリ-・ポッター」を見に行くぞ~(笑)

その前に、寝る前に、君の音楽を聴こう。

さあ、魔法をかけて、いい夢が見られますように・・・

Oh ho ho give me your magic!

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小早川伸木の恋

2006年01月14日 | 洋楽
木曜日になんとなくついていたテレビをぼ~っと見ていたら、唐沢寿明が出ていた。最初喜劇かと思ったら、結構シリアスなドラマだった。年令的には30代半ばから40代をターゲットにしたドラマなのかな?

10代には10代の悩みがあり、20代には20代の悩みがあり、30代には30代の悩みがある。結局、何歳になっても人間である存在の永遠の問いかけは「自分って何?」なんだろう。

このドラマでもそれを感じた。そして、いかに自分をいろんなしがらみから解放し、本来の自分を取り戻すか・・・結局それも永遠の課題なんだろうね。

家族をとても愛しているのに、ときどきその存在を重く感じることがある。ふとどこかに安らぐ場所を求めたくなる。それは人によっていろんな場所があって、釣りだったり、競馬だったり、図書館だったり、自転車だったり、草野球だったり、サッカーだったり、音楽だったりする。

もちろん、感情の安らぐ場所はもっといろんなところに及ぶわけで、それは星の数ほどあるだろう。

私の場合、まだ何に一番安らげるのか、ほんとのところわからない。音楽はもちろん大好きだけど、自分が音楽を生み出せないもどかしさは時々ストレスになることもあるわけで、なぜに神様は私に音楽の才能をあるいは環境をくれなかったのかな~って思う。

努力してもだめなものはだめ。才能のある人は別にちゃんとした音楽教育を受けなくても、最初から自分の中にある。まだ、プロになっていなくたって、人を感動させる曲を1曲でも作れる人はやっぱり選ばれた人なんだと思う。人を音楽で感動させるなんて、そう容易いことではないもの。

話は戻るけど、このドラマの挿入歌は去年、イギリスで大ヒットしたジェイムス・ブラントの「ユア・ビューティフル」という曲だ。私はこの曲が大好きだ。何度もこのPVを見たけど、雪につつまれた見るからに凍えそうな場所で、彼はこの曲を歌いながら、身につけているものをすべて脱いでいくというものだ。でも、少しもいやらしさはなくて、むしろ赤裸々な告白を体現しているようで、男らしくて、素敵だった。でも、寒そうで、側にいたら毛布を掛けて温かく包んであげたいほど。

外見的にいうなら、こういうアイルランド系の繊細なせつない表情をする人に弱い。たとえば、アッシュのティムなんかみたいに。ボーダーのセーターが似合いそうな・・・目が優しそうな・・・

これからこのドラマを毎回見るかはわからないけど、この曲とこのドラマのストーリーがどう絡み合っていくのかが、見たい気もする。

でも言ってもらいたいな~「ユア・ビューティフル」なんて言葉(笑)

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