最近、金融危機や景気後退の報道ばかりで
環境関連の話が隠れがちですが、
静かに新しい動きが継続しています。
先進各国では群を抜いた最高水準、
スカンジナビア三国並みの森林面積比率を誇る日本は、
天与の資源に恵まれた「バイオマス大国」なのです。
麻生首相、低収益のオタク市場などよりも
代替エネルギー市場の方が遥かに大きいですよ。
本当に経済通ならすぐに分かる筈でしょうに。。
バイオマス関連市場、15年度に5.4倍 富士経済調べ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081003AT1D030A903102008.html
”民間調査機関の富士経済(東京・中央)は国内のバイオマス(生物資源)
関連市場の規模が2015年度に07年度比5.4倍の3,817億円に拡大すると
の調査結果を明らかにした。バイオエタノールなど液体バイオ燃料の利
用増がけん引役になると見込む。
バイオ燃料などの製品とその製造装置が調査の対象。07年度の市場規模
は製品、装置ともに350億円程度だったが、15年度に向けて製品市場
が2,790億円と8倍近くに急拡大する。中でもバイオエタノールの市場
は1,620億円となり、バイオマス関連市場の4割を占める。”
→ バイオエタノールに大きな期待が寄せられていますが、
これはコスト的に大きな制約があるため、
その普及進度は原油価格次第です。
非穀物系エタノールの開発状況によっても
変わるでしょう。(ホンダが現在研究中です)
次に原油価格が高騰する事態に備えて、
エタノール利用の研究を進めるべきです。
東京ガス、木くずバイオマス発電に参入(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080811AT1D1104W11082008.html
”東京ガスは11日、木くずを使ったバイオマス(生物資源)発電事業に参入
すると発表した。オリックス子会社の新規電力事業者である吾妻バイオパ
ワー(前橋市)に4%強出資。作った電力は東京ガスが全量購入し、同社
が出資する新規電力事業者のエネット(東京・港)に供給する。環境に配
慮した再生可能エネルギーの利用拡大につなげる考えだ。
吾妻バイオパワーは今月から、群馬県東吾妻町に木質バイオマス発電所の
建設を始めた。2010年度に稼働する予定。同県内などで発生した剪定枝や
廃材などの木くずチップを燃料に、約2万3000世帯の年間使用量に相当す
る電気をつくる。バイオマスは燃やしても二酸化炭素が発生したとみなさ
れず、温暖化対策などとして注目されている。
東京ガスは天然ガスを燃料に使う火力発電所を稼働させているほか、同社
袖ケ浦工場(千葉県袖ケ浦市)では風力発電も手掛ける。バイオマス発電
への参入で、環境に配慮した電力供給を強化する。”
確実に拡大が予想されるのは
エタノールよりもバイオマス熱利用です。
これは明らかに「ポーズ」だけではありません。
燃料費高騰に危機感を抱き、
天然ガス発電のノウハウを活かして
バイオマスに応用したのだと思われます。
森林資源の豊富な中国・四国・九州・南紀・中部にも
遠からず同様の動きが広まると推測されます。
環境関連の話が隠れがちですが、
静かに新しい動きが継続しています。
先進各国では群を抜いた最高水準、
スカンジナビア三国並みの森林面積比率を誇る日本は、
天与の資源に恵まれた「バイオマス大国」なのです。
麻生首相、低収益のオタク市場などよりも
代替エネルギー市場の方が遥かに大きいですよ。
本当に経済通ならすぐに分かる筈でしょうに。。
バイオマス関連市場、15年度に5.4倍 富士経済調べ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081003AT1D030A903102008.html
”民間調査機関の富士経済(東京・中央)は国内のバイオマス(生物資源)
関連市場の規模が2015年度に07年度比5.4倍の3,817億円に拡大すると
の調査結果を明らかにした。バイオエタノールなど液体バイオ燃料の利
用増がけん引役になると見込む。
バイオ燃料などの製品とその製造装置が調査の対象。07年度の市場規模
は製品、装置ともに350億円程度だったが、15年度に向けて製品市場
が2,790億円と8倍近くに急拡大する。中でもバイオエタノールの市場
は1,620億円となり、バイオマス関連市場の4割を占める。”
→ バイオエタノールに大きな期待が寄せられていますが、
これはコスト的に大きな制約があるため、
その普及進度は原油価格次第です。
非穀物系エタノールの開発状況によっても
変わるでしょう。(ホンダが現在研究中です)
次に原油価格が高騰する事態に備えて、
エタノール利用の研究を進めるべきです。
『バイオマスは地球環境を救えるか』(木谷収,岩波書店) |
東京ガス、木くずバイオマス発電に参入(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080811AT1D1104W11082008.html
”東京ガスは11日、木くずを使ったバイオマス(生物資源)発電事業に参入
すると発表した。オリックス子会社の新規電力事業者である吾妻バイオパ
ワー(前橋市)に4%強出資。作った電力は東京ガスが全量購入し、同社
が出資する新規電力事業者のエネット(東京・港)に供給する。環境に配
慮した再生可能エネルギーの利用拡大につなげる考えだ。
吾妻バイオパワーは今月から、群馬県東吾妻町に木質バイオマス発電所の
建設を始めた。2010年度に稼働する予定。同県内などで発生した剪定枝や
廃材などの木くずチップを燃料に、約2万3000世帯の年間使用量に相当す
る電気をつくる。バイオマスは燃やしても二酸化炭素が発生したとみなさ
れず、温暖化対策などとして注目されている。
東京ガスは天然ガスを燃料に使う火力発電所を稼働させているほか、同社
袖ケ浦工場(千葉県袖ケ浦市)では風力発電も手掛ける。バイオマス発電
への参入で、環境に配慮した電力供給を強化する。”
確実に拡大が予想されるのは
エタノールよりもバイオマス熱利用です。
これは明らかに「ポーズ」だけではありません。
燃料費高騰に危機感を抱き、
天然ガス発電のノウハウを活かして
バイオマスに応用したのだと思われます。
森林資源の豊富な中国・四国・九州・南紀・中部にも
遠からず同様の動きが広まると推測されます。