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みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

2025年の日本経済は下方修正必至、トランプ波瀾でも円高転換でも東証に逆風 ― 依然として割高水準

2025-01-05 | 株式・為替マーケット全般
さてトランプ再選で否応無く警戒心が高まる2025年になった。
昨年の日本経済は当ウェブログの予想通りゼロ成長に陥り、
メディアは触れようとしないがスタグフレーションに陥った。

これで2012年以来、跳梁跋扈していたリフレ派は事実上の終焉を迎えたが
公職追放の処分にすらなってもおかしくないのに平然と居直り、
自らの暗愚と無責任を自ら自身の姿で曝け出す有り様である。

2025年の日本経済は1%成長を確保できるかのように見られている。
しかし「年収の壁」改革でポピュリスト政党の国民民主が
不徹底で目先の誤摩化しに拘ってしまったため成長寄与は極めて限定的だ。
トランプ再選で米国のインフレが長引きそうで、日銀が利上げを躊躇するのも
トランプ再選の余波であり日本の実質賃金低迷は長引くと考えられる。

NISA、オルカン人気で米国を始めとする海外株投資が高水準となっているのも
円安インパクトを拡大させ、皮肉にも「消費から投資へ」の国内経済衰退に繋がる。
現下のスタグフレーションからの回復にはオーバシュートした円の回復が絶対不可欠、
日銀がタカ派にならなければ日本経済は更なる下方修正を強いられるであろう。
既に日本は1人当たりGDPで韓国にも台湾にも抜かれてしまった。
GDPではドイツに抜かれ、次にインドに抜かれるのは必至と見られている。
全ては安倍以降の経済政策、人口政策、雇用政策が間違っていたためだ。

他方、トランプ再選で米国経済・世界経済の混乱は必至であり
下手するとインフレ再燃で東証は円安・株安の危険性すらある。
だからコロナ明けの三年間でもっとも難易度の高い年になると見ている。

好材料として期待できるのはトランプ再選によるウクライナ侵攻の停戦である。
(平均寿命の短いロシア人だからプーチンの享年到来も十分、考えられる)
既にウクライナ、ロシア両国とも厭戦傾向が広がっておりロシアは人命を粗末にし過ぎた。
クルスクで善戦しロシアと北に大打撃を与えているが、ウクライナの抗戦意志は低下している。
両国とも停戦に同意する可能性は開戦以来、最大となってきている。
もし停戦が実現すれば欧州のインフレは沈静化し、ドイツ経済は急回復するであろう。
日本経済はドイツとの差を広げられてしまうが、円高・資源安で実質賃金が回復する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

参考まで、当ウェブログこれ迄の年頭予想。

  2023年年頭の予想

2023年の日本経済は低成長続く、黒田が白旗上げて円高転換へ ― アベノミクスの負のレガシー
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/51de5fb6bb378d138d0a10b994dc35d3

  2022年年頭の予想

2022年の日本経済はL字型の低迷続く、分の悪い寅年に突入 ― 中銀バブルはいつ迄も続かない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f4c054caaa2691ab87a295b2ee036a74

  2021年年頭の予想

2021年の日本経済はL字型回復でバブル鮮明か、円高にも警戒 ―「世界がデフレに突入」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9389f3669129d9cde9208784e33a6b6f

  2020年年頭の予想

2020年の日本経済は円高警戒、問題は悪化の程度 ―「東京五輪は不況の始まり」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ee85d6247f7734c7f3dbb2d1bf09894f

  2019年年頭の予想

2019年の日本経済は円高必至、「いつ」ではなく「どこまで」悪くなるか―小泉にも民主党にも劣る安倍…
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1ba3ee7940b4fee31f65ef61f975f217

  2018年年頭の予想

2018年の日本経済は遂にダウンサイドか、世界経済好況の恩恵剝落 ―「米景気は間違いなく下降、円高に」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2017年年頭の予想

2017年も日本経済は下方修正へ、円安でも円高でも同じ ―「トランプ政策で長期的景気後退へ」と闇株新聞
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2016年初頭の予想

2016年の日本経済は再び下方修正、安倍政権が致命的な打撃を受ける ― 米経済もリセッションの危機
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/37d8704ceccf8bb1da387ee49b587d1a

  2015年初頭の予想

2015年の日本は追加緩和も空しく成長率下方修正、安倍政権は「オワコン」化 ― リフレ派の最期も近い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/33071ad9826f99881da4d245513175309


  昨年年頭の予想

2024年の日本経済はゼロ成長に回帰、円高転換で東証への楽観が萎む ― バフェット指数で割高は明白
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4ad882a692b3eaa5535478310893b619


昨年の想定は、日本経済のゼロ成長については正しかったが、
海外スペックの仕掛けについて予測できなかったことと、
円高傾向は秋までは概ね想定通りだったが、それ以降の円安は意想外だった。

「昨年は円安に乗じて仕掛けてきた海外スペックのお陰で
 東証の割高が鮮明になってしまった。
 その歪みが年末の円高急伸と東証の上値の重さに繋がったのだが」

「さて今年だが、今年の堅調を見て欲の皮が突っ張ってきた輩が
 こぞって更なる高値を期待しているのがいかにも危険である」

「市場の女神はいつも多数派意見を裏切る動きをするのが常だ。
 今年は当然乍らFRBの利下げ秒読みで円高が確実視されているのに
 それでも株高、更なる高値を望むのは虫の良過ぎるというものだ」

「コロナ以来ここ何年も、NYは大きなダウンサイドになっていない。
 東証の堅調はその恩恵と云うべきだろうに。
 長短金利逆転で警戒すべき期間はまだ続いており、
 昨年に海外スペックが力技で作った相場の反動が出ても何ら不思議ではない。
 しかも日本経済の見通しはゼロ成長への回帰、
 物価上昇を上回る賃上げはほぼ不可能というのが現状なのだから」

「他方、中国経済は完全に斜陽に入った。
 当ウェブログは何年も前からインドの時代が来ると明言してきたが
 東証よりNYより人口動態の若いインドの方が有望と見ている。
 (各社の401kはインド関連の選択肢を増やすべきだと思う)」

というのが1年前の見通し。
「中国経済は完全に斜陽に入った」「インドの時代が来る」が的中したものの、
結果として想定より東証は円安効果でプラスを保ったことになる。
但しこの割高は今年の重石となってくるであろう。

  ……    ……

さて振り返ってみると2024年の東証は、
海外スペックの大挙して仕掛けてきた前半と、
令和版ブラックマンデーとなった夏以降の変調が
対照的であったが何とかプラスで終えた波瀾の年となった。

想定した程には円高が進まなかったが
依然として円高への転換局面に入っている。
ただトランプ再選の弊害で円高回帰が遅れるであろう。
(気紛れな老人トランプが円安牽制を行ってきたら別であるが)


ドル円は9月まで行って来いの形、9月から金利高で急反発で130円割れが遠ざかった


ユーロは対ドルでの上昇は夏にピークを付けたが、米金利高を受けて急落しパリティへ向かう形


株式関連はインデックスが想定より強かったが
8316、7606がインデックスをアウトパフォームし堅調だった。
春は7270と3778、そしてメガバンク。令和版ブラックマンデー後は
急落を跳ね返してメガバンと7606が強い動きだった。
輸出関連ショートもほぼ適切な判断だったと思われる。

  ↓ 7270(Rakuten-sec) 2年チャート 


  ↓ 3778(Rakuten-sec) 2年チャート 


  ↓ 8316(Rakuten-sec) 2年チャート 


  ↓ 7606(Rakuten-sec) 2年チャート 


ショートしてはいなかったが、
半導体関連で驚いたのは6902だった。
2021年と2023年の主役であったのだが昨年は無残な暴落、
ひとたび大相場を作るとこうなりがちなのである。。

  ↓ 6902(Rakuten-sec) 2年チャート 


楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/

2025年はトランプ要因による不透明さを警戒するが、
注目としては引き続き日銀利上げを想定して
メガバン、それ以外には円高転換後のREITである。
現在、円安・金利高を受けてかなり良い水準に調整している。
割安水準のため利回りも米金利並みの水準であり、
米利下げ・円高転換が明瞭になれば外国人投資家が見逃さないだろう。

  ↓ 8985(Rakuten-sec) 2年チャート 


  ↓ 8985(Rakuten-sec) 10年チャート 



さて恒例の逆指標評論家のコーナー。
「コロナ後には日本で製造業が復活」も
「今回のインフレは簡単に収まらない」も外れ、
今度はイノベーションのために財政出動と唱え始めたようだ。

▽ テーマとは無関係なMMTを相変わらず無理押ししているのも謎である

『入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、2025年の市況についてはこちらの記事。

世界株高、米企業頼み 時価総額増加分の9割(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB238KE0T21C24A2000000/
2024年はあらゆる資産に資金が流れ込んだ。主要20カ国の過半で株価指数が最高を更新。インフレとの闘いを経て始まった利下げが資産バブルの芽を膨らませた。世界の株式時価総額は13.6兆ドル(約2140兆円)拡大し、うち米国が9割を占める。好調な米国経済が支えだが、米トランプ次期政権の政策はインフレリスクを増幅させる。米金利急騰で株などから資金が逃げるリスクと背中合わせだ
 世界株全体の値動きを示す...〔以下略〕”

米国株はバフェット指数でも明らかだが、割高である。
トランプによる悪い金利高は当然ながら逆風になる。


日銀、25年秋にも政策金利0.75%が視野 30年ぶりの水準(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB25ARZ0V21C24A2000000/
”2025年は日銀にとって、過去30年未踏の政策金利の領域へと利上げを進める1年となりそうです。23年春に就任した植田和男総裁の任期も折り返しを迎えます。米国では米連邦準備理事会(FRB)が利下げを開始し、トランプ前大統領の返り咲きで政治・経済情勢を巡る不確実性が増しています。25年の金融政策を展望します。

2025年の注目ポイント
①いつ利上げするのか
②円安・物価高は続くか
③日銀の利上げの障壁となりそうなものは...〔以下略〕”

金融政策ではFRBだけでなく日銀も重要である。
トランプが円安牽制を行ってくれれば日本国民にとって幸いだが、
そうでなければ日本の実質賃金改善は日銀の利上げ次第になる。


自社株で40兆円かさ上げ 「一物二価」の時価総額に注意(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB25CI10V21C24A2000000/
”東京証券取引所の資本効率改善運動で、上場企業による自社株買いが活発になった。しかし企業や投資家の間で自己株式、いわゆる「金庫株」の正確な理解はほとんど進んでいない。日本では自己株が増えるほど時価総額の「かさ上げ分」が膨らみ、企業価値評価の物差しがゆがむ弊害が起きている。個人投資家は注意が必要だ。
「940兆円と897兆円」。2つの数字はいずれも20日時点の東証プライム上場企業の合計時価総額(政...〔以下略〕”

2024年に東証が意外に堅調だった背景は、自社株買いである。
これがなければマイナスで終わっていたかもしれない。
労働者の賃上げでなく株主の富ばかり増やすから低成長になるのであり、
アベノミクス以来の腐敗した利益誘導政策は市場での企業価値も歪めている。


日本企業の関心は「インド1強」 リスクも明らかに 編集委員 瀬能繁(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD176270X11C24A2000000/
日本企業によるインド熱が一段と高まっている。世界最大の人口を抱え、高成長に伴う市場の拡大が期待されるインド。中国への投資妙味が薄れるのとあわせ、日本企業の関心は「インド1強」ともいわれる。国内総生産(GDP)の規模でインドは2026年に日本を上回る見通しだが、リスクや課題も改めて明らかになりつつある。

インド事業を「拡大」との回答が8割超に
 日本企業によるインド重視を示す調査報告書が2024年1...〔以下略〕”

現下のインドへの注目度の高まりは、明らかに人口動態要因である。
日本の少子高齢化が絶望的で、中国の人口動態も老化し始めたから
インドに向かわざるを得ないという痛切な自覚の皆無な自民党と経済界が
日本経済を衰退に向かわせたということが実によく分かる。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
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2024年の日本経済はゼロ成長に回帰、円高転換で東証への楽観が萎む ― バフェット指数で割高は明白

2024-01-02 | 株式・為替マーケット全般
昨年は円安に乗じて仕掛けてきた海外スペックのお陰で
東証の割高が鮮明になってしまった。
その歪みが年末の円高急伸と東証の上値の重さに繋がったのだが。

さて今年だが、今年の堅調を見て欲の皮が突っ張ってきた輩が
こぞって更なる高値を期待しているのがいかにも危険である。

市場の女神はいつも多数派意見を裏切る動きをするのが常だ。
今年は当然乍らFRBの利下げ秒読みで円高が確実視されているのに
それでも株高、更なる高値を望むのは虫の良過ぎるというものだ。

コロナ以来ここ何年も、NYは大きなダウンサイドになっていない。
東証の堅調はその恩恵と云うべきだろうに。
長短金利逆転で警戒すべき期間はまだ続いており、
昨年に海外スペックが力技で作った相場の反動が出ても何ら不思議ではない。
しかも日本経済の見通しはゼロ成長への回帰、
物価上昇を上回る賃上げはほぼ不可能というのが現状なのだから。

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参考まで、当ウェブログこれ迄の年頭予想。

  2022年年頭の予想

2022年の日本経済はL字型の低迷続く、分の悪い寅年に突入 ― 中銀バブルはいつ迄も続かない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f4c054caaa2691ab87a295b2ee036a74

  2021年年頭の予想

2021年の日本経済はL字型回復でバブル鮮明か、円高にも警戒 ―「世界がデフレに突入」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9389f3669129d9cde9208784e33a6b6f

  2020年年頭の予想

2020年の日本経済は円高警戒、問題は悪化の程度 ―「東京五輪は不況の始まり」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ee85d6247f7734c7f3dbb2d1bf09894f

  2019年年頭の予想

2019年の日本経済は円高必至、「いつ」ではなく「どこまで」悪くなるか―小泉にも民主党にも劣る安倍…
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1ba3ee7940b4fee31f65ef61f975f217

  2018年年頭の予想

2018年の日本経済は遂にダウンサイドか、世界経済好況の恩恵剝落 ―「米景気は間違いなく下降、円高に」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2017年年頭の予想

2017年も日本経済は下方修正へ、円安でも円高でも同じ ―「トランプ政策で長期的景気後退へ」と闇株新聞
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2016年初頭の予想

2016年の日本経済は再び下方修正、安倍政権が致命的な打撃を受ける ― 米経済もリセッションの危機
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/37d8704ceccf8bb1da387ee49b587d1a

  2015年初頭の予想

2015年の日本は追加緩和も空しく成長率下方修正、安倍政権は「オワコン」化 ― リフレ派の最期も近い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/33071ad9826f99881da4d245513175309

  昨年年頭の予想

2023年の日本経済は低成長続く、黒田が白旗上げて円高転換へ ― アベノミクスの負のレガシー
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/51de5fb6bb378d138d0a10b994dc35d3


昨年は、想定が概ね的確だった2022年とは対照的だったものの
実質賃金と所得については正しかった。
(ということは、株価はバブルであることになる)

「いきなり年頭からIMFが経済見通し下方修正しそうで、
 エコノミスト達が先進国で日本が最も高成長と騒いだのも
 束の間の泡沫で新年早々からどんな初夢も吹っ飛びそうだ」

「年末に黒田日銀総裁が前言を翻して事実上の利上げ、
 案の定だがリフレ政策とアベノミクスの虚妄が白日の下に晒された」

「これ迄の株高は国民貧困化、つまり実質賃金切り下げと
 GPIFまで動員して公費で株価を支えてきたためだったのだ。
 その証拠に主要国で成長率も賃金上昇率も最低水準、
 企業の売上は低迷して久しく、「安倍の失われた7年」が重石となっている」

「黒田が白旗上げて円高に転じ、今年は輸入物価も低下するから
 B層は別として国民は皆、リフレ政策が今回のインフレをもたらし
 実質賃金を削った元凶であることを誰でも理解出来るようになる」

「但し残念なことに、自民党政権は低成長の源である高齢層バラ撒きと
 女性の就労抑制をもたらす歪んだ制度を温存してしまっている。
 愚劣な幼児教育無償化で労働投入も抑制されたままである。
 数少ない成長分野である脱炭素でも原発利権を保護しようとしている。
 安倍の「失われた7年」の害悪で、低成長は延々と続くであろう」

「市況は「2023年は2022年と同様に難しい年になる」と見ている。
 市場は余りにも楽観的で、FRBの利下げに期待し過ぎているからだ」

というのが1年前の見通し。

  ……    ……

さて振り返ってみると2023年、
想定した程には円高が進まなかったが
着々と円高への転換局面に入っている。

ドル円は変形ダブルトップ、遅かれ早かれ130円を割るのは確実


ユーロは対ドルで昨年に底を付け、2021年の高値を窺う形だろう


株式関連はインデックスが想定外だったが
初夏までは8002、秋までは7261、円高転換後は3097が良い動きだった。

  ↓ 8002(Rakuten-sec) 2年チャート 


  ↓ 7261(Rakuten-sec) 2年チャート 


  ↓ 3097(Rakuten-sec) 2年チャート 


最初から3097にしておけば、という話だがFRBの利下げ観測後退で輸出関連に目を奪われていた。。

楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/


さて恒例の逆指標評論家のコーナー。
「今回のインフレは簡単に収まらない」とか宣っていたが
見事に外れ、米国CPIはピークを付けて既に下降局面に入っている。
遂に国内でも厭戦傾向が生じてきたロシアが停戦に追い込まれるのは不可避、
(戦略目標だったゼレンスキー政権の転覆に大失敗、NATOが更に東方拡大した)
遠からずドイツはじめ欧州のCPIも平常に回帰することとなろう。

▽ 昨年は「安全保障のためには国債発行」と放言していた!

『どうする財源ーー貨幣論で読み解く税と財政の仕組み』


コロナ後には日本で製造業が復活すると「予言」したのも外れつつあるし、
自著に「奇跡」という売り文句を付けてしまう著者だから無理も無いが。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、2023年の市況についてはこちらの記事。

個人の金融資産、増加額8割が「投資」 新NISAで加速も(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB256830V21C23A2000000/
”家計の金融資産を株式などへの投資が押し上げている。9月末までの1年間で資産全体の増加額の8割を投資関連の資産が占めた。日米株高や円安を追い風に個人の資産全体が膨らみ、金融資産全体では2121兆円と過去最高を更新した。年明けからは新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まる。「貯蓄から投資」の流れが加速する可能性がある。
 日銀の資金循環統計を基に試算した。株式や投資信託、債券、対外証券投資の残高を...〔以下略〕”

実体経済が好転していないのに株価だけ膨張、
日本経済の不健全さは明白である。
金融資産の増加は消費増や経済活況にも繋がっていない。


AI相場、クラウドも好調 製造業不振でロボはさえず(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB19DZ10Z11C23A2000000/
”世界の株高をけん引するテック株は、業態ごとには明暗が鮮明だ。生成AI(人工知能)の急速な浸透が半導体やクラウドにも追い風となっている一方、製造業の不振などでロボティクスなどはさえない。旺盛なIT(情報技術)投資を背景にソフトウエアやITサービスの領域が注目される環境が続くとの見方が多い。
 テック株に投資する米国の上場投資信託(ETF)の基準価格を調べたところ、ブロックチェーン(分散型台帳)技術関...〔以下略〕”

個別には引き続きクラウドに注目だろう。
アマゾンやMSを見れば利益率の高さは察しがつく。


2023年の中国、海外マネー12兆円流出 インドや韓国へ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL00003_W3A221C2000000/
”【NQNシンガポール=秋山文人】中国の株式・債券市場から海外への資金流出が2023年、円換算で12兆円規模になる見通しだ。前年を4割超上回るペースとなる。投資家が構造的な不況が警戒されている中国から逃避し、インドなど成長市場にシフトする動きが続いている。市場では、この傾向は24年も続くとの見方が多い。投資マネーの減少は中国の景気低迷と株安の悪循環をもたらす可能性がある。
アジア新興国で「一人負け」〔以下略〕”


他方、中国経済は完全に斜陽に入った。
当ウェブログは何年も前からインドの時代が来ると明言してきたが
東証よりNYより人口動態の若いインドの方が有望と見ている。
(各社の401kはインド関連の選択肢を増やすべきだと思う)

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2023年の日本経済は低成長続く、黒田が白旗上げて円高転換へ ― アベノミクスの負のレガシー

2023-01-01 | 株式・為替マーケット全般
いきなり年頭からIMFが経済見通し下方修正しそうで、
エコノミスト達が先進国で日本が最も高成長と騒いだのも
束の間の泡沫で新年早々からどんな初夢も吹っ飛びそうだ。

昨年末に黒田日銀総裁が前言を翻して事実上の利上げ、
案の定だがリフレ政策とアベノミクスの虚妄が白日の下に晒された。

これ迄の株高は国民貧困化、つまり実質賃金切り下げと
GPIFまで動員して公費で株価を支えてきたためだったのだ。
その証拠に主要国で成長率も賃金上昇率も最低水準、
企業の売上は低迷して久しく、「安倍の失われた7年」が重石となっている。

黒田が白旗上げて円高に転じ、今年は輸入物価も低下するから
B層は別として国民は皆、リフレ政策が今回のインフレをもたらし
実質賃金を削った元凶であることを誰でも理解出来るようになる。

但し残念なことに、自民党政権は低成長の源である高齢層バラ撒きと
女性の就労抑制をもたらす歪んだ制度を温存してしまっている。
愚劣な幼児教育無償化で労働投入も抑制されたままである。
数少ない成長分野である脱炭素でも原発利権を保護しようとしている。
安倍の「失われた7年」の害悪で、低成長は延々と続くであろう。


市況は「2023年は2022年と同様に難しい年になる」と見ている。
市場は余りにも楽観的で、FRBの利下げに期待し過ぎているからだ。
FRBがいつ利下げ転換するかは予断を許さず、
黒田という歯車を失ってドル安は既にピークを付けている。
コロナ対策で財政悪化している国々もリスク要因となろう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

参考まで、当ウェブログこれ迄の年頭予想。

  2021年年頭の予想

2021年の日本経済はL字型回復でバブル鮮明か、円高にも警戒 ―「世界がデフレに突入」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9389f3669129d9cde9208784e33a6b6f

  2020年年頭の予想

2020年の日本経済は円高警戒、問題は悪化の程度 ―「東京五輪は不況の始まり」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ee85d6247f7734c7f3dbb2d1bf09894f

  2019年年頭の予想

2019年の日本経済は円高必至、「いつ」ではなく「どこまで」悪くなるか―小泉にも民主党にも劣る安倍…
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1ba3ee7940b4fee31f65ef61f975f217

  2018年年頭の予想

2018年の日本経済は遂にダウンサイドか、世界経済好況の恩恵剝落 ―「米景気は間違いなく下降、円高に」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2017年年頭の予想

2017年も日本経済は下方修正へ、円安でも円高でも同じ ―「トランプ政策で長期的景気後退へ」と闇株新聞
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2016年初頭の予想

2016年の日本経済は再び下方修正、安倍政権が致命的な打撃を受ける ― 米経済もリセッションの危機
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/37d8704ceccf8bb1da387ee49b587d1a

  2015年初頭の予想

2015年の日本は追加緩和も空しく成長率下方修正、安倍政権は「オワコン」化 ― リフレ派の最期も近い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/33071ad9826f99881da4d245513175309

  昨年年頭の予想

2022年の日本経済はL字型の低迷続く、分の悪い寅年に突入 ― 中銀バブルはいつ迄も続かない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f4c054caaa2691ab87a295b2ee036a74

昨年は2021年よりも見通し的確だった。ドル円の大変動は予想もしなかったが。。

「2022年の日本経済や市況はどうなるか。
 経済誌では株高を期待する衆愚論が跋扈しているが
 欲望で目の眩んだ言説に騙されてはならない」

「単純明瞭な基準で言えば株高を囃す論者が多ければ多いほどハイリスクで、
 不安を募らせる者が多ければ多いほど株価は値幅が出るものだ」

「バフェット・インデックスでは日米とも明白な割高で、
 特に米国は異常な数値が出ている歴史的なバブルだ」

「勿論、バブルは数年間続くこともあるから
 問題はバーストが「いつ」かということだ。
 確実に言えるのは、それが今年であっても不思議ではないこと。
 昨年に引き続き、株価の調整を警戒したい」

「特に、問題は米国より日本である。
 スタグフレーションに入りかけており、
 もし米中いずれかの経済がダウンサイドに陥ったら無事では済まない。
 今年は米国のインフレと金融引締め、中国の統制経済化が明白なので
 米中経済悪化のダブルパンチも決して杞憂ではない。」

「これだけ中銀が緩和競争した末のバブルだから、
 FRBが引き締めを始めたら只では済まない」

「FRBの「変心」に市場が動揺しているのが何よりの証拠だ。
 今年はFRBとインフレに市場が振り回されることだろう」

「しかも今年は分が悪い寅年。
 昨年以上の失望を招きかねない年と考えた方が賢明だろう。
 昨年同様に、「2022年は2021年よりも更に難しい年になる」と想定されることをお薦めしたい」

「利権癒着の自民党政権である以上、
 この日本経済の低成長を覆すことは出来ない」

というのが1年前の見通し。
昨年に続いて失望の2022年となった。。

  ……    ……

さて振り返ってみると2022年、
為替ではドルがウクライナ相場で大変動だった。


株式関連はインデックスは想定内、個別では三菱自動車と商社が大きく上げた。
夏からの海運ショート想定も悪くはなかった。
(2022年のスタグフレーションを警告しているようなチャートだ。。)

  ↓ 7211(Rakuten-sec) 2年チャート 黒田サプライズの円高転換で潮目か


  ↓ 9107(Rakuten-sec) 2年チャート 矢張り大相場は続かないと証明された


そして、残念乍ら後で気付いたのがこちら。
普段からマークしていたのに、年前半の下げで油断してしまった。。

  ↓ 4776(Rakuten-sec) 2年チャート 初夏から見事な底打ち、上昇


決算が見えてくるあとひと月ほどはモニタリングしたい。

楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/


さて恒例の逆指標評論家のコーナー。
今回のインフレは簡単に収まらないとかいうことだが、
米CPIは既にピークを付けてしまっているが。。
ロシアが既にウクライナで大打撃を受け劣勢に陥っている現状も理解していない。

▽ 経済ポピュリストの言説とは逆に、財政インフレは利上げで収束するだろう(ボルカーの時と同じ)

『世界インフレと戦争 恒久戦時経済への道』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、2023年の市況についてはこちらの記事。

鎌田靖氏「アベノミクスの終わりの始まりでは」日銀の“事実上の利上げ”黒田総裁の任期から推察(sponichi)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/12/21/kiji/20221221s00041000284000c.html
”ジャーナリストの鎌田靖氏が21日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。日銀が20日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の修正を決め、長期金利が0・5%程度まで上昇することを容認したことに言及した。
 長期金利は、従来は0・25%程度だった。事実上の利上げだが、黒田東彦総裁は記者会見で「利上げではありません。景気には全くマイナスにはならないと思いますし、引き締めるつもりはありません」と悪影響を否定した。黒田氏は9月の会見で、長期金利の上限引き上げは利上げに当たるのかとの質問に「それはなると思う。明らかに金融緩和の効果を阻害するので考えていない」と明言したが、今回は「利上げではない」と説明を一変させ、市場機能の改善が狙いと強調した。しかし市場は利上げと受け止め、円高が進んだほか、長期金利が急上昇し、日経平均株価は大幅続落した
〔中略〕
「これが実際の生活にどういう影響をもたらしていくのかっていうのは注目していきたいんですけど、先を見ると、黒田総裁は任期が来年の4月で終わりなんです。その前に体制が変わるでしょう。そうすると黒田さんがずっとやってきた、安倍さんが進めてきたアベノミクス、円安に誘導していってなるべく景気を、(前年比)2%(消費者)物価上昇を目指すっていう、このやり方を変えてくるんじゃないかと」と推察し、「つまり次の体制に向けて修正が図られていく。その始まりなんじゃないか。つまりアベノミクスの終わりの始まりなんじゃないかって見ているんです」と自身の見方を述べた。”

スポーツ新聞乍ら中々鋭い。
アベノミクスの壮大な実験は失敗に終わった。
国民を貧しくして株価を上げただけの結果に終わり、
当ウェブログが当初から指摘したように黒田の名は
金融史の教科書で黒歴史として残るであろう。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
  収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
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2022年の日本経済はL字型の低迷続く、分の悪い寅年に突入 ― 中銀バブルはいつ迄も続かない

2022-01-02 | 株式・為替マーケット全般
コロナ禍も先が見えつつあり、2022年の日本経済や市況はどうなるか。
経済誌では株高を期待する衆愚論が跋扈しているが
欲望で目の眩んだ言説に騙されてはならない。

単純明瞭な基準で言えば株高を囃す論者が多ければ多いほどハイリスクで、
不安を募らせる者が多ければ多いほど株価は値幅が出るものだ。

バフェット・インデックスでは日米とも明白な割高で、
特に米国は異常な数値が出ている歴史的なバブルだ。

勿論、バブルは数年間続くこともあるから
問題はバーストが「いつ」かということだ。
確実に言えるのは、それが今年であっても不思議ではないこと。
昨年に引き続き、株価の調整を警戒したい。

各国とも財政出動に積極的だから、脆弱な新興国で
かつてのギリシャのような財政危機の再来もあり得る。

特に、問題は米国より日本である。
スタグフレーションに入りかけており、
もし米中いずれかの経済がダウンサイドに陥ったら無事では済まない。
今年は米国のインフレと金融引締め、中国の統制経済化が明白なので
米中経済悪化のダブルパンチも決して杞憂ではない。

もはや〝安いニッポン〟が流行語のようになり、
愚昧な安倍の実質通貨切り下げが日本貧困化だった事実が
誰の目にも明らかになりつつあるが、もはや修正は困難。
アベクロの暗愚で異常な緩和策の毒が回り
日本経済は殆ど再帰不能の低迷に陥っている。。

少しは円高に触れれば消費者の痛みは緩和されようが、
安倍の「失われた7年」で完全に嵌り込んだ低成長の現実は如何ともし難い。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

参考まで、当ウェブログこれ迄の年頭予想。

  2020年年頭の予想

2020年の日本経済は円高警戒、問題は悪化の程度 ―「東京五輪は不況の始まり」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ee85d6247f7734c7f3dbb2d1bf09894f

  2019年年頭の予想

2019年の日本経済は円高必至、「いつ」ではなく「どこまで」悪くなるか―小泉にも民主党にも劣る安倍…
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1ba3ee7940b4fee31f65ef61f975f217

  2018年年頭の予想

2018年の日本経済は遂にダウンサイドか、世界経済好況の恩恵剝落 ―「米景気は間違いなく下降、円高に」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2017年年頭の予想

2017年も日本経済は下方修正へ、円安でも円高でも同じ ―「トランプ政策で長期的景気後退へ」と闇株新聞
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2016年初頭の予想

2016年の日本経済は再び下方修正、安倍政権が致命的な打撃を受ける ― 米経済もリセッションの危機
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/37d8704ceccf8bb1da387ee49b587d1a

  2015年初頭の予想

2015年の日本は追加緩和も空しく成長率下方修正、安倍政権は「オワコン」化 ― リフレ派の最期も近い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/33071ad9826f99881da4d245513175309

  昨年年頭の予想

2021年の日本経済はL字型回復でバブル鮮明か、円高にも警戒 ―「世界がデフレに突入」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9389f3669129d9cde9208784e33a6b6f


「コロナで大変だった2021年。無能で腐敗した安倍と菅が
 日本経済にどれほど甚大な打撃を与えたか、考えるだけで悲しくなる」

「すぐ隣りの台湾が俊敏で合理的なコロナ封じ込めに成功して
 2%を超える経済成長の見通しだと言うのに。。」

「コロナバブルでマーケットは浮かれているが、
 これは中央銀行がカネを刷りまくって呼び出したバブルであり、
 2020年に増加した時価総額の半分以上が中央銀行による寄与なのだ」

「冷徹な目で未来を見抜くニトリ会長は昨年の初めに
 為替は「105円を割れるかどうか」とずばり的中、東証については
 「年末には2万2000円を中心に、2万1000~2万3000円の水準に留まるだろう」
 としていたが、本来の東証はこの水準に留まっていた筈である」

「バフェット・インデックスでは日米とも異常な割高になっており、
 これは遠からず大幅な調整が不可避であることを示唆している」

「また、2020年の円高を的中させた田中泰輔氏は
 2021年も緩やかな円高と予想しており、
 日本の輸出企業は為替がアゲンストの中で踏ん張らなければならない。
 バブルのバーストが一気に襲来してこなければ良いのだが。。」

というのが1年前の見通し。
円高ではなく緩やかな円安だったが輸出関連の苦境は続いた。。
日経平均3万円に浮かれる者は殆どおらず、
ダウも東証も上昇率はごく僅かで失望の2021年となった。

  ……    ……

さて振り返ってみると2021年、
為替ではドルよりポンドが有利だった。


株式関連もインデックスは想定より強かったが個別では海運と原油が大きく上げた。
(2022年のスタグフレーションを警告しているようなチャートだ。。)

  ↓ 2038(Rakuten-sec) 2年チャート 再度上昇開始、インフレの予感強まる


  ↓ 9107(Rakuten-sec) 1年チャート 何十年に一度あるかの大相場に


  ↓ 9107(Rakuten-sec) 10年チャート しかし相場が終わるのは遠くないと思う。。


驚いたのは川崎が郵船よりアンダーパフォームしたことだ。
商船と川崎のどちらが勝るかとばかり考えていた自分には
(過去の経験則に囚われていたせいか)完全に想定外だった。。

楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/


さて恒例の逆指標評論家のコーナー。
アベノミクスが低次元で日本を貧困化させた事実が明白になっても。
嘆かわしいことに経済ポピュリストはコロナ禍に乗じて売文に必死だ。
当ウェブログの警告した衰退の道へと人々を煽動している。。(以下参照)

「日本の成長率は着々と悪化しているが、
 その数値は出生数の減少・高齢化の進展と明らかな相関がある。

 2021年以降の日本の平均成長率は当ウェブログの警告通り、悲惨な低成長となろう。
 コロナ禍に乗じて自公政権の失敗とバラ撒きを一切咎めない財政出動派が
 2000年前後に日本経済の成長率をがくんと低下させた際の悪政を繰り返そうとしている、
 それこそ経済ポピュリストが跳梁跋扈する日本の悲しい現状である」


安倍・菅より岸田首相の方が数段ましだが。。
利権癒着の自民党政権である以上、
この日本経済の低成長を覆すことは出来ない。

▽ 経済ポピュリストは、財政出動で成長率が悪化した事実を完全に忘却したらしい。。

『なぜ、日本人の9割は金持ちになれないのか』


▽ 経済ポピュリストの言説は事実と逆だと考えた方が正しい

『変異する資本主義』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、2021年の市況については日経がまともな記事を出している。

コロナ下で世界株高 時価総額、伸び最大の2000兆円(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB290ZD0Z21C21A2000000/
”2021年は世界的な株高の一年となった。新型コロナウイルス下でも経済活動の再開が進み景気回復期待が高まった。世界の株式時価総額の年間増加額は約18兆ドル(約2000兆円)と過去最大。22年は米連邦準備理事会(FRB)の総資産の縮小など金融引き締めが視野に入り、変調を懸念する声も増えている。
 東京株式市場では30日の大納会で、日経平均株価が前日比115円17銭(0.4%)安の2万8791円71銭で取...〔以下略〕”

これだけ中銀が緩和競争した末のバブルだから、
FRBが引き締めを始めたら只では済まない。


米緩和縮小、異例の加速 世界の膨張債務にもろさ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN14E4U0U1A211C2000000/
”【ワシントン=大越匡洋】米連邦準備理事会(FRB)は15日、1カ月前に始めたばかりの量的緩和縮小(テーパリング)を加速する異例の政策修正に踏み切った。想定を超えるインフレが広がり、終了時期を前倒しして早期利上げに備える。後手に回った政策修正の先には、膨張した債務を抱える世界経済の金利上昇に対するもろさが待ち受け、景気が冷え込むリスクもちらつく。
「労働市場がさらによくなる可能性を排除するわけではな...〔以下略〕”

FRBの「変心」に市場が動揺しているのが何よりの証拠だ。
今年はFRBとインフレに市場が振り回されることだろう。


年末終値2万8791円、32年ぶり高値 寅年はジンクス破れるか(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASPDZ51MMPDZULFA010.html
”今年最後の株式取引日の30日、東京証券取引所で大納会があり、日経平均株価の終値は前日より115円17銭安の2万8791円71銭だった。年末株価として3年連続で前年を上回り、1989年以来32年ぶりの高値。
〔中略〕
 21年の日経平均は2万7千円台で始まった。年明け早々から新型コロナの感染が広がり、緊急事態宣言が出るなど、経済は昨年に続いてコロナ禍の影響を大きく受けた。一方で、ワクチン接種が進んだり、金融緩和で株式市場にお金が流れたりしたことが株高の追い風に。一時は3万円台に乗せ、バブル期以来約31年ぶりの高値を記録した。
 野村証券の集計によると、日経平均の年間騰落率(前年末から当年末の値動き)を干支別にみると、1921(大正10)年以降で丑(うし)年は9回あり、今年を含めて6回上がった。株式市場関係者の間では「丑、つまずき」との相場格言が伝わるが、株価は感染拡大や政局に揺さぶられて乱高下しながらも、比較的高値圏で推移した。
 来年寅年の相場格言は「寅、千里を走る」。株式市場関係者は力強さを期待する。ただ、干支別の年間騰落率で、過去8回の寅年で上がったのは26年の22・8%増と86年の42・6%増の2回だけで「2勝6敗」。十二支別で最下位だった。50年や74年など中期的な上昇基調の転換点になったと証券業界で言われている年もあるだけに、大手証券は「コロナ禍を乗り越え、デジタル時代に向けて新たな成長を始める年とも読み解ける」と期待する。”

しかも今年は分が悪い寅年。
昨年以上の失望を招きかねない年と考えた方が賢明だろう。
昨年同様に、「2022年は2021年よりも更に難しい年になる」と想定されることをお薦めしたい。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
  収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
  (当ウェブログの こちらのカテゴリーも御覧下さい。)
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2021年の日本経済はL字型回復でバブル鮮明か、円高にも警戒 ―「世界がデフレに突入」とニトリ会長談

2021-01-01 | 株式・為替マーケット全般
コロナで大変だった2021年。無能で腐敗した安倍と菅が
日本経済にどれほど甚大な打撃を与えたか、考えるだけで悲しくなる。

すぐ隣りの台湾が俊敏で合理的なコロナ封じ込めに成功して
2%を超える経済成長の見通しだと言うのに。。

コロナバブルでマーケットは浮かれているが、
これは中央銀行がカネを刷りまくって呼び出したバブルであり、
2020年に増加した時価総額の半分以上が中央銀行による寄与なのだ。

冷徹な目で未来を見抜くニトリ会長は昨年の初めに
為替は「105円を割れるかどうか」とずばり的中、東証については
「年末には2万2000円を中心に、2万1000~2万3000円の水準に留まるだろう」
としていたが、本来の東証はこの水準に留まっていた筈である。

バフェット・インデックスでは日米とも異常な割高になっており、
これは遠からず大幅な調整が不可避であることを示唆している。

また、2020年の円高を的中させた田中泰輔氏は
2021年も緩やかな円高と予想しており、
日本の輸出企業は為替がアゲンストの中で踏ん張らなければならない。
バブルのバーストが一気に襲来してこなければ良いのだが。。

▽ 市場関係者は欲に目が眩んで楽観ばかり、バブルの典型的な兆候である

『週刊ダイヤモンド』2020年12/26・21年1/2合併号 (総予測2021 株価・景気・企業業績)


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参考まで、当ウェブログこれ迄の年頭予想。

  2019年年頭の予想

2019年の日本経済は円高必至、「いつ」ではなく「どこまで」悪くなるか―小泉にも民主党にも劣る安倍…
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1ba3ee7940b4fee31f65ef61f975f217

  2018年年頭の予想

2018年の日本経済は遂にダウンサイドか、世界経済好況の恩恵剝落 ―「米景気は間違いなく下降、円高に」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2017年年頭の予想

2017年も日本経済は下方修正へ、円安でも円高でも同じ ―「トランプ政策で長期的景気後退へ」と闇株新聞
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6196d634ca6bae2819a58224eeab9b9d

  2016年初頭の予想

2016年の日本経済は再び下方修正、安倍政権が致命的な打撃を受ける ― 米経済もリセッションの危機
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/37d8704ceccf8bb1da387ee49b587d1a

  2015年初頭の予想

2015年の日本は追加緩和も空しく成長率下方修正、安倍政権は「オワコン」化 ― リフレ派の最期も近い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/33071ad9826f99881da4d245513175309

  昨年年頭の予想

2020年の日本経済は円高警戒、問題は悪化の程度 ―「東京五輪は不況の始まり」とニトリ会長談
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ee85d6247f7734c7f3dbb2d1bf09894f


「今日の米国経済の安定は、勿論トランプのお蔭では全くなく、
 賢者ボルカーが過度なリスクテイクを抑え込み、
 バブルを未然に防いでくれたからである。
 そうでなれば既に金融危機かクラッシュが生じたであろう」

「その代償として日米ともバフェット指数は高止まり、
 成長率悪化の中で浮ついた株価水準が続いている」

「特に日本はゼロ成長で国民が刻々と貧困化する中、
 日銀やGPIFが臆面のないPKOで株主の懐ばかり富ませるという
 極めて深刻なモラルハザード状態にある。低成長に陥るのは当然だ」

「2020年の日本経済や市場の見通しとしては、
 ゼロ成長・所得低迷・消費低迷が続き
 東証は割高のまま公的マネーで支えている脆弱な状況、
 最大の警戒要因は米経済のダウンサイドとドル安である」

「1964年と同じく東京五輪の前から景況悪化が始まるという、
 ニトリ会長と非常に近い見方をしている」

というのが1年前の見通し。コロナ禍とコロナバブルがあっても
ドル円はほぼ想定内だったが、東証は想定よりもかなり堅調。
景況は着実に悪化しているので世界中の中銀が上げ底した粉飾相場と言える。



2020年、為替ではドル安ユーロ高への転換を早めに察知でき、
株式関連もインデックスは予想外だったが個別ではかなり想定通りの展開だった。

  ↓ EUR/USD(ZAI) 5年チャート  GWからドル安ユーロ高トレンド、次の節目は1.25と1.30


  ↓ 4480(Rakuten-sec) 2年チャート 夏迄はエムスリーに負けてなかった


  ↓ 4776(Rakuten-sec) 2年チャート こちらも夏迄はテレワーク需要に乗れた


  ↓ 7974(Rakuten-sec) 2年チャート 悪くないが3635にパフォーマンスで負けた


  ↓ 6594(Rakuten-sec) 10年チャート バイデン相場の恩恵、夏から急角度で上昇


  ↓ 9107(Rakuten-sec) 10年チャート  市況回復を受けて急伸


  ↓ 9104(Rakuten-sec) 10年チャート  こちらも同様、9107ほど伸びないが9101よりは良い


 ↓ 2038(Rakuten-sec)半年チャート  年頭からはNYのインデックスをアウトパフォーム


 ↓ 8985(Rakuten-sec)2年チャート  コロナで割安に、収束後にどこまで戻るか


楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/


さて恒例の逆指標評論家のコーナー。昨年はコロナ禍のため判断し難いが、
逆指標氏は財政出動・消費減税原理主義なので
コロナ対策に成功した台湾経済の活況を全く説明できず、
日本経済の回復度が他の先進国より最も緩慢なのも説明できない。
当ウェブログの方がより正しかったと言えよう。(以下参照)

「「2020年には評論家氏の言う危機は生じず、
 単にじりじり悪化するだけだろう」

「人口動態をよく分かっていないらしい氏は、
 昨年は遂に現役世代が大勢出稼ぎに出て外貨を稼ぐ中所得国と比較して
 人口減少は問題ないと騒ぎ始めたらしい。(お気の毒な話だ。。)」」


日本の成長率は着々と悪化しているが、
その数値は出生数の減少・高齢化の進展と明らかな相関がある。

2021年以降の日本の平均成長率は当ウェブログの警告通り、悲惨な低成長となろう。
コロナ禍に乗じて自公政権の失敗とバラ撒きを一切咎めない財政出動派が
2000年前後に日本経済の成長率をがくんと低下させた際の悪政を繰り返そうとしている、
それこそ経済ポピュリストが跳梁跋扈する日本の悲しい現状である。

▽ 新しく逆指標候補のポピュリスト発見、「公共投資は無駄が多い」「財政悪化と共に成長率悪化」が真相だが

『マンガでわかる 日本経済入門』


どちらを逆指標として見れば良いか、今年はじっくり考えておこう。

▽ これは昨年初めの逆指標評論、結果的には経済学ではなく安倍と菅の無能が日本を危機に陥らせた。。

『日本経済2020年危機 経済学の「嘘」が日本を滅ぼす』


▽ 逆指標評論家が言うといつも外れる、寧ろ小康状態だった

『2018年 戦争へ向かう世界 日本経済のラストチャンス』(徳間書店)


▽ 2017年も見事に外れた逆指標の腕前は本物、世界経済は日本より堅調だった

『2017年 アメリカ大転換で分裂する世界 立ち上がる日本』(三橋貴明,徳間書店)


▽ 2016年も冴え渡った逆指標、中国もユーロも無事でロンドンは寧ろ上昇した

『2016年 中国・ユーロ同時破綻で瓦解する世界経済 勝ち抜ける日本』(三橋貴明,徳間書店)


▽ 2015年も見事な逆指標となり、世界経済は波乱なし

『2015年 暴走する世界経済と日本の命運』(徳間書店)


▽ 2014年には完全な逆指標で、日本経済は落ち込んで世界経済は平穏

『2014年 世界連鎖破綻と日本経済に迫る危機』(徳間書店)


▽ 2012年の逆指標ぶりは驚嘆すべき的確さ

『ユーロ崩壊!』


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、2020年の市況については日経が良い記事を出している。


株、選別進んだ1年 東証1部、上昇銘柄4割どまり(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD300V70Q0A231C2000000/
”30日の日経平均株価は2万7444円で引けた。年末終値としては史上最高値を付けた1989年末(3万8915円)以来、31年ぶりの高水準。新型コロナウイルスの感染拡大で急落する場面もあったが、ワクチン開発や巨額の財政出動への期待から年末にかけて上昇した。年間の高値と安値の幅は1万1015円と30年ぶりの大きさとなり、激しい値動きを象徴する数字となった。東証1部の値上がりは4割止まりと優勝劣敗が進んだ...〔以下略〕”

所謂「K型」の回復で極端に二極化が進んだ1年だった。
経済全体としては決して良い状況ではない。


株式時価総額、世界で15兆ドル増 中銀緩和マネーが支え(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXZQODB288YU0Y0A221C2000000
”2020年は世界的な株高となった。世界の上場企業の株式時価総額は100兆ドル(約1京円)を超え、1年間で約15兆ドル増えた。支えとなったのが、新型コロナウイルスの経済影響を抑えるために世界の中央銀行がとった金融緩和策だ。主要9中銀の資産は9.7兆ドル膨らんだ。日経平均株価は年間で16%(3787円)高で今年の取引を終えた。
世界株高の起点となった各国中銀の金融緩和策では、米連邦準備理事会(FRB)...〔以下略〕”

株式市場の活況も、実体経済の回復を示すものではなくて
中央銀行が呼び出したバブルに過ぎないことは数値からも明白だ。


さて、当ウェブログの見解はニトリ会長の見通しとかなり近かったが、
2021年はどうであろうか? 早速見てみよう。


“経済予測の達人”ニトリ会長が「2021年、世界はデフレに突入する」と考える理由(文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/42299
”「以前から2022年には売上高1兆円という目標を掲げてきましたが、いよいよ達成が見えてきた」
 多くの企業が新型コロナウイルス感染拡大による打撃を受ける中、コロナ禍をものともせず34期連続の増収増益が確実視されるニトリホールディングス。創業者の似鳥昭雄会長は売上高1兆円という目標の実現に自信をのぞかせた。
〔中略〕
 なぜニトリは「ひとり勝ち」できるのか。その源泉の一つが、似鳥会長の「先を読む」力だ。世界経済をつぶさに分析し、株価や為替の変化を読み切る力には定評があり、その経済予測はビジネス誌や週刊誌に掲載されるたびに「コワいほどよく当たる」と話題になっている。

2021年の世界経済はどうなる?
「僕は会社の為替とか会社で買う株は大体的中してきました。たまに自分で買うとダメ(笑)。『予測が当たる』と言われますが、大事なのは無心、無欲であること。そして世界経済、特に米国を見ることです」。
 米中が牽引する世界経済。日本経済も当然そこに大きく左右される。似鳥会長が思い描く2021年は、IMFの世界経済見通しよりもシビアだった。
「IMFの世界経済見通しでは、新型コロナウイルスの影響が薄れて経済活動が再開していくのを前提に、2021年の世界経済成長率が5.2%に回復していくとしています。でも僕は良くて2~3%くらいではないかと見ています。日本は既に20年以上続くデフレですが、世界が日本型のデフレの時代に入るのではないかと」

 1月20日にはバイデン新政権が誕生するが、それによってすぐに景気が好転することはないとも指摘する。

「不況時こそ仕掛ける」
「財政拡大で景気刺激策を取り続けたトランプ政権からの国内景気の落ち込みは避けられないでしょう。所得税の最高税率を37から39%に、法人税率を21から28%に引き上げるといった増税政策を打ち出していますから。そのマイナスを、一足先に経済を立て直した中国との貿易拡大などで埋め合わせようとするでしょうが、それでも不況に突入していくと思います」
 しかし、ニトリはバブル崩壊、リーマンショックという不況時に次々と未来への投資を仕掛け、会社を大きくしてきた実績がある。
〔中略〕
「景気のいい時は頑張っても差は付かないもの。ライバルに差を付けようと思ったら、低成長が何年続くかわからない、今のような不況の時こそがチャンスなのです」
「文藝春秋」新年特別号および「文藝春秋digital」掲載のインタビュー「 売上高一兆円が見えてきた 」では、島忠買収に動いた3つの理由、現在注力している女性衣料専門店「N+」(エヌプラス)、今後のM&Aの方向性などについても、似鳥会長が詳細に語っている。
「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2021年1月号”

今年も当ウェブログはニトリ会長と概ね同意見、
ただ株式市場のボラティリティが上昇することを警戒している。

……当ウェブログを欠かさずチェックしていた方々はきっと、
4480や6594、9107等やドルショート・ユーロロングで良い新年を迎えられたものと思うが、
2021年は2020年よりも更に難しい年になると想定されることをお薦めしたい。。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
  収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
  (当ウェブログの こちらのカテゴリーも御覧下さい。)
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