みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

散々カネを搾り取った末に「若者は元気がない」「消極的」「老人を敬え」- 粗暴すぎる「暴走老人」

2018-07-31 | いとすぎから見るこの社会-格差の拡大
当ウェブログは前々から、戦後に育った高齢層の「変質」を感じ取り、
戦前生まれの高齢層と決定的に変わったのではないかと懸念してきたが、
予想通りと言うか悲しむべきと言うべきか、それを裏付ける記事が複数出てきた。

転換点は年齢で言えば70代前半辺りである。
この辺りから、謙虚で我慢強いという日本らしい美徳が薄れ
自己中心的で言いたい放題、以前であれば考えられないような
クレーマーや前科者が目立つようになってきた。

育った時代が戦後の混乱期だから仕方のない部分もあろうが、
辛苦を重ねた戦前・戦中育ちの穏和な高齢層とはまるで違う事例が増えた。

我が儘とさえ見える自己主張の強さは、世代の数的優位と相俟って相乗効果を発揮し
自民党政権のバラ撒き癖を強化することで社会保障制度の歪みを生み出したのである。

例えば、当時としては極めて恵まれた医師家系に生まれ、
生産年齢人口が急増した高成長期に大儲けした高須院長は
「老人を敬え」「若者から奪ったことはない」等、脳機能の劣化を疑わせる迷言を発した。
(高須は公的医療保険や高齢者医療の財源が何か全く分かっていないのだ!)

高須は勿論、例外的存在ではなく変質した高齢世代の象徴的存在である。
何故なら、シニア層を対象とした調査では若者への最も多い期待が
「年金など社会保障制度の解決」となっているからである。
高須のように「働け若者」(=巨額の高齢者三経費を支えろ)と考えているのだ。

高須は大した日本語能力も歴史への理解も必要ない昭和大学の出身だから、
本来なら「自分には社会保障システムや社会制度を語る資格も能力もない」と
日本人らしい謙虚さで沈黙し、一時的な感情に流されないよう自制すべきだったのだ。

社会貢献活動は勿論評価できるが、志も額もバフェットの水準に及ばないこと遠いし、
日本社会にとって有害な言いたい放題を続けるなら「功績」も寧ろ社会的にはマイナスとなろう。

何より、影響されて暴走老人を増やす危険性が高いのではと懸念される。
(手遅れかもしれないが)日本人の伝統的な美徳を少しでも身につけて欲しいものだ。

▽ 日本の歪んだ社会保障制度は、より貧しい現役世代から搾取し豊かな高齢層にバラ撒いている

『中間層消滅』(駒村康平,KADOKAWA/角川マガジンズ)


「安倍政権ほか歴代自民党政権の高齢層バラ撒きが日本を衰退させている」と
当ウェブログが繰り返し警告してきた通り。日本の未来は益々暗くなる一方だ。

「安倍政権も反貧困派(若しくは無責任なリベラル)も自己欺瞞ばかり得意で、
 貧困対策を真面目に行う気がなく、問題を却って深刻化させている始末だ」

「日本国民は、就労に復帰できる層への効率的な支援には同意しても、
 手が焼ける層への給付には強烈に反発するだろう」

「そうした面倒な状況がある上に、経済リテラシーのない反貧困派が
 北欧のような峻厳さのないバラ撒きを要求するから益々事態が悪化するのである」

「「他人に金を払わせようとする」反貧困派は、自分達が正しいと信じているなら
 まず自らがカネを出して住居を工面して貧困層を支援してから言うべきである。
 (そうすれば問題は容易に解決しないという現実がやっと見えてくる)
 そして、欧州諸国並みの重税を自分が払ってから言うべきである。
 北欧がなぜ日本より法人税が軽く、間接税が重いのか。彼らはそれすら全く理解していない」

「日本において「年金が足りない」という人々の話を聞いてみると、
 殆どが「これまで払い込んできた保険料が少ない」というだけのことが多く、
 メディアは彼らの言い分を垂れ流しにしてはならない。
 それは騙されやすい自らの能力不足を証明しているに過ぎない。
 (重病や介護でより深刻な状況にある人々は他に大勢いるのだから)」

「現下の年金制度の劣化には、冷厳な事実を伝えない主要メディアの拝金主義にも責任がある。
 利己的で次世代に借金の山を残そうとする国民の鼻息を窺い媚びた報道ばかりしているからだ」

「「年金不足の犠牲者」という誤ったイメージを捏造することで、
 犠牲者を悼むのではなく、犠牲者を利用して年金給付の少なさを強調したい薄汚れた欲望が
 こうした虚像と自己洗脳的な報道を生んだのである」

「その証拠に、50年間にも渡って年金を詐取していた岐阜県での犯罪については
 碌に報じられていないし注目もされていない。(総額は5000万円以上に達する結構な額である)」

「つまり、「貰える年金が少ない」と主張するのに役立つ事件を選んで騒ぎ立て、
 自己の利益を増大させようとしているとしか考えられない行動である」

「そうした受給者の利己的行動は致し方ないものと言えるかもしれない。
 しかし、メディアがそれに乗じて金儲けを狙うとなると話は全然違ってくる。
 もはや「許し難い」域に入っているとすら言えよう」

「社会保障を維持して高齢層の生活を支えたいなら、
 公的年金控除と退職金控除を大幅カットし、
 高齢者雇用を生み出す企業や非営利セクターに移転すべきである。
 就業していないと健康状態が悪化するのは既に調査で確認されている」

「名古屋大学が日米中印の四ヵ国で意識調査を行った結果、
 日本の高齢層の特徴としては「金融資産」「年金の多さ」によって
 不安が減少することが判明したと言う」

「因に、「家族」が不安を和らげていない点では日米中印すべて同じであるが、
 金融資産と年金に関する特徴的な傾向は日本だけに顕著だったようだ」

「これは「拝金主義」としか言いようがないだろう。
 日本人は遺伝的な要因で不安が強いことが知られているが、
 その不安がカネで左右されているのだから他に考えようがない」

「有権者の中で最も数の多い年金受給者層が
 金銭給付を受けないと不安であるからこそ、
 自分が負担してもいない過剰な年金給付を求めるのである」

「だからこそ1000兆円近い過剰貯蓄(死に金)が日本に存在するのであり、
 だからこそ貧困に苦しむ若年層や子供の苦しみを無視できるのである」

「日本の高齢層は、個々人によって金融資産の額に大きな格差があることが知られている。
 不安が大きいから「将来に備えて貯蓄を過剰なまでに積み上げ」るのではない。
 利己的で他人の苦しみに同情せず、平等を嫌っているから資産格差が生じるのだ」

「我が国の醜悪な社会保障の歪みの根源には、
 数の多い高齢有権者にバラ撒きを行う政治家の買票行為と、
 利己的な有権者の貪欲な近視眼と、程度の低いメディアの煽動が
 がっちりと「モラルハザードのトライアングル」を形成しているという現実がある。
 このままでは、「コラテラル・ダメージ」を逃れることは絶対にできない」

「日本より遥かに財政が健全な北欧は年金給付にも課税するし、
 退職金は殆ど貰えない。介護サービスは日本より簡素だ。
 日本と違って当人が負担もしてない給付は行われないのである」

「年金問題においてもまともな議論が成立していない。
 いずれ危機を迎える老化した国の悲しい現実である」

「無責任な本が何十万部も売れている能天気な日本は、
 ソ連崩壊時のような経済危機・財政危機を必ず迎えることになる」

「無知は時によって重大な過ちに結びつくことがある。
 我が国は国債を発行してまで高齢者三経費に年に約30兆円の巨額公費を投入している。
 借金して豊かな高齢層にもバラ撒いている訳である」

「「下流老人」は、同世代の我利我利亡者に憤懣をぶつけるべきであり、
 現役世代にコストを転嫁するのではなく、世代内扶助を求めるべきなのである」

「事実、総務省調査によれば、リーマンショック後の経済低迷期に
 高齢層の預貯金は増えているのに現役世代の預貯金は逆に減っている」

「我が国の国債発行残高が一貫して伸び続けている一方で、
 日本の高齢層の家計金融資産も殖え続けていることから、
 我が国の社会保障の本質は「政府と未来世代から現在の高齢層への所得移転」であるのは明白だ」

「ファイナンスに喩えれば、忌まわしい「蛸足配当」に他ならず、
 日本社会は今、金の卵を産む鶏を殺してその血を啜っているのである」

「我が国には「偽弱者」が非常に多く、彼らの嘘の集積が社会保証制度を歪めてきたのだ。
 彼らの醜い本音は「同胞だろうが他人に分けるカネはない」である。
 「老後不安」や「生活できない」という偽装された言葉は信用できない」

「また頭の古い自民党議員から問題発言が飛び出した。
 案の定、2012年に大量発生した「敵失」によって当選したタナボタ議員だ」

「最も問題なのは、義務教育を「しっかりやれば貧困はありえないと言いたい」などと
 とんでもない勘違い発言を平気で行っていることである」

「日本の子供の貧困率が過去最悪の16%を超えている現実をも知らず、
 よくもこのような厚顔無恥の発言を口にできるものだ。
 こうした無知と傲慢こそが我が国の子供を苦しめる元凶である」

「歴代の自民党政権の失政のために我が国の成長率が低迷の一途を辿り、
 貧困率が刻々と上昇しているという明白な現実を全く認識していないのは、
 国会議員として厳しい懲罰に値すると言っても過言ではない」

「何故なら、国民の貧困化の原因は第一に自民党の経済政策の失敗にあり、
 第二に再分配効果が乏しいことで知られる歪んだ社会保障制度を作り上げたのも自民党政権だからだ。
 痛切に反省して然るべきであるのに、勉強不足も甚だしい」

「また、高齢層だけに異常に偏った社会保障給付を維持してきたのも自民党だ。
 現役世代に大きな恩恵を及ぼす北欧型の社会保障制度であれば、
 これほど出生率が低迷することはなく、女性就業率も経済成長率ももっと高かった筈だ。
 だから、二重の意味で赤枝議員の罪は重い」

「医師である赤枝議員の問題は更に大きい。
 我が国では、学費が高額であることで有名な私立医大の学生は
 およそ半数が医師の家系であることが判明している」

「つまり赤枝議員の「高校や大学は自分の責任で行くものだ」という発言は根本的に間違っていて、
 「大学は医師家系で子に安定収入を受け継がせる手段と化している」のが正しい」

「赤枝発言の唯一の功績としては、自民党には頭の古い議員が確実にいて、
 現代日本の抱える問題への取り組みを怠り、既得権を擁護している事実を明らかにしたことだ」

「貧しい若者から搾取したカネを豊かな高齢層にバラ撒いているため、
 頑張って働く者から働かない者(高齢者、専業主婦)にバラ撒いているため、
 日本の歪んだ社会保障制度それ自体が低成長・消費減減退・少子化の元凶となっているのだ」

「事実、日本経済新聞は直近2年間の賃上げの半分が社会保険料に食われてしまっており、
 大企業の健康保険料は9年間で5万円も上昇していると報じている」

「ただでさえ安倍政権の愚劣な政策のために実質賃金が下落しているのだから、
 高齢層と安倍政権が二重に日本の現役世代を貧しくしているという図式である」

「高齢者バラ撒きを始め、醜く膨張させてきた自民党の自浄力に期待する方が間違っている。
 自民党の支持層こそ、巨額資産を死蔵しバラ撒きを受ける富裕高齢層とその予備軍だからだ」

「湯浅誠氏がyahooに寄稿した記事が話題になっているが、
 残念なことに完全に間違った内容である。
 計算すれば小学生でも分かる程度の話なのだ」

「4億円程度の寄付で日本の子供の貧困が緩和される訳がない。
 対象層の子供全員に4億円を配ったらコンビニのお握り1個分程度であり、
 子供の貧困率に与える効果はほぼゼロに近いのである」

「勿論、河野氏の志は素晴らしいもので、
 少子化に対する危機感にも心から賛同する。
 しかし、幾ら志があっても数量的に足りな過ぎる」

「記事内容から見て、河野氏はこの国の社会保障制度がいかに歪んでいるか、
 いかにその場凌ぎで持続可能性の低い制度であるか、充分に理解していない」

「我が国の社会保障制度は、我が国の家計金融資産の殆どを占有している高齢層に、
 30兆円に迫る膨大な額の公費(未来世代の払う借金も含まれている)をバラ撒いている」

「4億円程度の額ではせいぜい、「焼け石に水」でしかないのだ。
 最低でも4億円の2000倍以上、つまり1兆円は必要である」

「河野氏に倣う富裕高齢層があと2000人はいなければならないのだ。
 そうした水準に至れば漸く、子供の貧困率をはっきりと低下させることができる」

「寄付を募って何とかできるとの空疎な幻想にすがってはいけない。
 今すぐ、富裕高齢層への巨額給付を徹底的に削減し、
 貧弱過ぎる育児支援を一気に増やさなければならない」

「高所得層ほど恩恵を得ている配偶者控除をなくし、
 育児世帯への現物給付と低賃金労働者への給付付き税額控除に予算移転しなければならない。
 愚図愚図と無駄に時を過ごしていると、それだけ日本経済に及ぶ害が拡大する」

「また、河野氏が考えているように寄付では問題は解決しない。
 日本の貧困問題はそもそも家庭の抱える深刻な問題に由来することが多く、
 現金給付ではなく現物給付と非営利組織のサポートがなければ普通の生活も送れないのだ」

「貧困対策に熱心な団体も例外なく国民負担の問題を直視せず、
 費用対効果を考慮した政策を提言する能力に欠けていて
 カネさえあれば何とかなるように幻想を振りまいている」

「日本の貧困問題が二重の意味で深刻なのは、この社会に
 こうした自己欺瞞的な構造が深々と根付いているからだ」

「戦前生まれの日本の高齢層は足るを知り、人々から尊敬されていた。
 しかし、戦後生まれの世代から質が明らかに変わっている」

「長く苦しい人生を越えて生じた円熟や何とも言えない優しさではなく、
 かつての学生運動や安保闘争のような非理性的な強い自己主張が目立ってきた。
 クレーマーが増えているというのもひしひしと感じる」

「小説家・佐藤愛子によれば、日本人は変わってしまったのだそうだ。
 高度経済成長期には勤勉だったのに、今はすっかり怠惰になってしまい
 損をしたくないとか楽に儲けたいとの意識が強まったのではないかと言う」

「無論、バブル世代やゆとり世代と同様、曖昧な「傾向」でしかないだろうし、
 同一世代の中でも大きな差違があるのは周知の通りだ」

「しかし、社会保障給付において負担以上の給付を求めている実態、
 若年層の貧困化や累増する一方の将来世代へ負わせる借金の山を見ず、
 目の前の損得にばかり拘る現状を見ると大きな疑問が湧いてくる」

「言わば「無意識の強欲」は下の世代にも「伝染」している。
 先が不安なら働いて少しでも所得を上げ、資産形成にも励むのが当然である。
 「いくらあっても足りない」という強欲な層がこれだけ多いのでは、
 日本社会の未来は暗いと言わざるを得ない」

「こうした意識が強いからこそ、
 相応の負担もしていないのに認可保育所を使わせろとか、
 自分が苦労するのはとにかく社会や企業のせいという歪んだ思考回路に陥るのだろう」

「その歪みは、碌でもない経済政策しか出せない安倍政権を増長させ、
 程度の低いバラ撒きで満足しほいほい支持率を上げてやるという愚行に繋がる。
 結果、次元の低い政権の延命に力を貸すという将来の災厄の深刻化に直結しているという訳だ」

「自民党は本気で「教育国債」を実施しようと考えているようだ。
 勿論、ひたすら選挙に勝つための党利党略に過ぎず、
 社会的利益や公正を考えて打ち出す政策でないのは言う迄もない」

「学費負担の引き下げは公共事業バラ撒きと酷似しており、
 経済的効果が著しく劣悪であるのは当然であるが、
 (学費の安いフランスやドイツの低成長を見るがいい)
 高水準の高齢層バラ撒きを維持しているのだから始末が悪い」

「つまり、教育国債による学費負担軽減は
 効果の乏しい劣悪な経済政策であるばかりか、
 高齢層に集中する資産格差をも放置する衆愚的な政策である」

「高等教育にカネをバラ撒けば日本社会の抱える問題が改善すると考えるのは思考停止の証拠であり、
 我が国は高学歴女性の就業率が先進国の中で最低レヴェルであることは周知の事実である。
 また、私立大学の過半数は既に投資対効果で言えばマイナスに転落している筈だ」

「財政面の懸念での反対が政府内や財務省から出ているそうだが、
 それ以上に「効果の乏しいバラ撒き」である点がより重大である」

「調査で如実に分かるように、問題は大学進学以前にある。
 貧困層は所謂インセンティブ・ディバイド(意欲格差)が根強く、
 大学の学費を安くしたところで「砂に水を撒く」でしかないことは明白である」

「北欧型の実学重視や積極的労働市場政策でなければ、こうした層に政策効果が届く訳がない」

「二世政治家だらけの自民党は、こうした庶民や貧困層の実情が分かっていない。
 子が大学に進学する層はそもそも相対的に見れば高所得なのだ。
 また、低所得層は経済的な問題よりも学業的理由の方が遥かに大きい。
 教育国債のバラ撒きが根本的に間違っているのは明白である」

「本気で経済効果を最大限にし雇用を増やそうとするなら、
 大学教育ではなく保育や学童に予算を投入する筈である。
 その程度のことも分からないような次元の低い政党がのさばっているから
 日本経済が停滞し、世襲格差が固定化される状況に陥るのだ」

「安倍首相が改憲を求めるビデオメッセージの中で
 「教育無償化」を挙げたのはつとに報じられた通りだが、
 自民党は数年前に、民主党政権の教育無償化策に対し
 「理念なき選挙目当てのバラマキ」と痛烈に批判していたのだ」

「つまり安倍メッセージが「理念なき選挙目当てのバラマキ」であることを、
 自民党自身が自らの言葉で立証していた、というわけである」

「流石は自民党で、権力が何よりも好きな日本経済低迷の元凶、
 自らの立場が変わると主張も180度変わるオポチュニストの政党である」

「当ウェブログは最初から「選挙に勝つための党利党略」と指摘してきたが、
 案の定といったところである。首相自身が間抜けにも自らの自己矛盾と無責任、
 自民党そのものの程度の低さを完璧に証明している。
 (党内で誰もこういう無責任な二世政治家に意見を言えないのが情けない限り)」

「こういう体たらくだからこそ、同じ人口減少国なのに、
 大した金融緩和を行っていないドイツに成長率でも賃金増加率でも惨敗するのだ」

「おまけに、安倍政権も自民党も、無償化の予算を確保する見通しが全くない。
 矢張り民主党政権と同類であることが、この件でもはっきりと証明されつつある」

「また、安倍政権も自民党も高等教育の経済効果を全く理解していない。
 ノルウェーのように、大学進学率を上げればリターンは低下する」

「既に、日本ではFランク大学での貸与奨学金のデフォルト率が高いことから、
 無償化は能力向上や経済成長よりもモラルハザードに直結することは明白だ」

「そもそも国全体の経済が成長してこそ高等教育の効果も高まるのだから、
 日本経済を低成長に陥れている安倍政権と自民党が大学教育の効果を毀損している張本人だ」

「貸与奨学金が返せないのは、大学を卒業しても低所得だからである。
 経済効果が疑われる大学に巨額の公費を投入するのは愚行であるばかりか、
 自民党の票田である大学経営層へのバラ撒きでもある」

「自民党が経済に悪影響を与える高齢層バラ撒きを維持しているのだから、
 高等教育無償化にはそもそも財源がない。自民は日医等の猛烈な抗議を受けて引き下がるしかない」

「総務省の発表した数値に、大きな衝撃が走っている。
 世帯貯蓄が過去最高になったにも関わらず、
 現役世代の貯蓄は減少し、寧ろ負債が増えていたのだ」

「つまり、消費性向が低く消費を増やさない富裕高齢層ばかりを豊かにする政策を行うから、
 肝心の現役世代が貧しくなり消費も増える筈がなく、日本経済が低迷するしかないのである」

「昨年からGDPを「改竄」し、姑息な嵩上げで国民を欺こうとしているが、
 他の数値で馬脚が現れてしまっているのは因果応報と言うべきものだろう」

「口だけで賃上げ賃上げと叫んでいた安倍政権が大嘘つきで、
 実際には現役世代を貧困化させていることが明々白々に証明されたのである」

「貯蓄が減少しただけでなく、負債が増加しているのだから、
 「貧困化」と表現する以外にはあり得ないではないか!」

「勿論、このシルバーデモクラシーの醜悪な発露は安倍政権だけの罪ではない。
 歴代自民党政権が選挙に勝つための党利党略で高齢層にバラ撒いたのが元凶だ」

「だからこそ絶望的な少子高齢化が止まらず日本経済を立ち枯れしつつある訳だが、
 安倍政権は高齢層バラ撒きを維持しつつ、公的マネーのPKOで豊かな高齢層ばかり潤しているから
 経済低迷の「A級戦犯」であり、後世の歴史や経済学の教科書において
 間違いなく「最も愚かな首相」として断罪されるのを免れないのである」

「豊かな高齢層が益々豊かになっただけの話だ。
 次の世代を担う子供や若者を育てる現役世代は貧しくなる一方である。
 だからこそ日本経済が病み衰え、再起不能の状況に追い詰められつつあるのだ。
 異次元緩和という麻薬が切れた時の害悪を想像すらできない安倍政権とリフレ派の罪は重い」

「愚行の果てに自滅するならまだしもましである。
 日本国民と日本の未来を巻き添えにした上で破滅するのだから、
 その罪は太平洋戦争時の軍上層部に並ぶ許し難い責任として歴史に残るものとなろう」

「はっきり言っておこう。富裕高齢層への余計な公費投入をばっさりカットし、
 その全てを現役世代の育児・雇用支援予算に投入すれば成長率は今の倍にはなる」

「スウェーデンの成長率が安倍政権下の日本を遥かに上回る事実からも
 容易に推定できることであり、何ら難しい話ではない。
 (骨の髄までバラ撒き体質の安倍政権には不可能、というだけのことである)」

「安倍政権とリフレ派は、日本経済の回復が思わしくないと
 デフレマインドがどうのこうのとふざけた言い訳を繰り返している。
 リフレ幻想に洗脳された愚かな政策こそが元凶なのであるが、永遠に真相を悟らないかのようだ」

「彼らの粗末な頭脳のせいで、地方には日本版「鬼城」が誕生しつつある。
 ただ相続税対策のためのゴーストタウンが増殖するという「異次元の」惨状である」

「諸悪の根源はデフレマインドなどではなく、
 消費性向の低い高齢層に公費を湯水のように注ぐアベノミクスなのである。
 歴代自民党政権が選挙で勝つためにカネを高齢層にバラ撒いたから日本経済が低迷するのだ。
 (だから高齢化が進んだ今では成長率が2%にすら届かず10年前を下回る)」

「その証拠に、預金残高が過去最高になったと報じられている。
 我が国の家計金融資産は高齢層によって占有されているから、
 安倍政権等の歴代自民党政権がせっせと高齢者にバラ撒いたカネは退蔵され、
 賃金増にも消費増にも大した効果をもたらさなかったというのが「明白な事実」なのだ」

「実はこうした安倍政権の経済失政は、既に実証研究によって理由が明らかにされている。
 経済に最も大きなマイナスの影響を与えるのが老齢年金であり、
 最も経済を成長させるのが保育の現物給付だということが数字ではっきり示されたのだ。
 保育の現物給付の効果は、減税よりもかなり大きいことも分かっている」

「安倍政権は、一部の豊かな高齢層を更に豊かにさせ、
 現役世代を貧困化させているのだから実質賃金も消費も伸びないのは当たり前である。
 だからこそ重税のスウェーデンに成長率でも1人当たりGDPでも労働生産性でも大敗しているのだ」

「よく知られるように、家計金融資産は高齢層に占有されている。
 だから当ウェブログは富裕高齢層に公費を投入せず、その分を育児支援に回さなければ
 日本経済に未来はないと言い続けてきたのである。
 貧しい高齢層に公費を投入するのは当然だが、豊かでカネを死蔵させている高齢層が大勢いて、
 しかも日本政府はそうした層にも公費を流し込んでいるのだ」

「愚かな日銀の破滅的な異次元緩和が、愚行に更に輪をかけて日本経済を破壊しようとしている。
 経済が衰退し、人口が流出している地方にゴーストタウンが続々と建設されているのだ。
 生産年齢人口が減少し続ければ、不動産市況が悪化するのは明白である。
 日銀は歴史に残る異次元の愚行を始めてしまった、ということだ」

「我が国の、高齢者向けが異常に多い社会保障制度は、
 積み立てた額より4割ほど多い額を受け取れる「バラ撒き型」である。
 適正な負担をしていたら間違いなく高齢層の資産は減っていたであろう」

「所謂「高齢者三経費」で社会保障の8割が占められていることが分かる。
 しかも、社会保障費給付費の4割ほどが税もしくは公債(政府の借金)だから、
 今の高齢層は30兆円以上の巨額を現役世代や未来世代から「仕送り」されているのだ」

「GDPが伸びたと言っても、通貨を切り下げただけの話で
 相変わらず賃金は低迷しているから安倍政権は表面的な誤摩化ししかしていない」

「安倍政権は現役世代からカネを吸い上げて高齢者にバラ撒く
 悪しき「搾取」を一向に止める気配がない。だから日本に未来がないのだ」

「勿論、高齢者の過半数は「社会的弱者」である。
 しかし同時に、少なからぬ層が現役世代を大きく超える金融資産を持っており、
 そうした資産家層にも安倍政権をはじめとする歴代自民党政権がバラ撒きを続けてきた」

「日本経済が一向に力強い回復を見せない一因は、
 高齢者に媚び諂って票を得ようとする、こうした薄汚い党利党略にある」

「税や借金から高齢層にこれだけ壮大にバラ撒いた国家は歴史上、初めてである。
 成長率だけでなく出生率も低下し、生産年齢人口が痩せ細るのは当然の帰結であろう。
 後世の研究者がこれを「日本型衰亡」等と呼ぶようになるのは間違いない」

「戦後生まれの高齢層は、戦前生まれの日本人と決定的に違っている。
 寿命が伸びた分、上の世代よりも多額の社会保障給付を受け取るようになっただけでなく、
 金融資産が明らかに上の世代よりも多くなっているのだ」

「つまり既にして多くが「弱者」ではなく「豊かな高齢層」であり、
 就業が健康を維持するのに効果的だと研究で明らかになっているのだから、
 しっかり就業し、健康で長生きして頂くのが孝行というものであろう」

「直近の研究では、高齢男性は農業従事者であると長寿であることが分かっている。
 つまり、農業に従事する高齢男性は税優遇しても良いくらいなのである」

「より貧しい現役世代から「搾取」させるような恥ずべき社会保障制度の下で、
 不名誉な人生を送らせるようなことは絶対に許されないことであろう」

「有能な高齢層は就業を促進する税・社会保障制度にし、
 職が見つからない高齢層には観光や農業、福祉分野で雇用を創出すべきである。
 (資産課税するか資産家への社会保障給付を適正化すれば予算など簡単に出てくる)」

「矢張り恐れていた通りの事態となった。
 余りにも重い高齢者医療の負担に耐えられず、次々と健康保険組合が「白旗」を上げている」

「あとは公費で補ってツケが現役世代と未来世代に回されるという、
 日本の歴史始まって以来の醜態に陥ってしまったのである」

「「児孫に美田を買わず」どころか、「児孫からカツアゲして借金の山を残す」のだから、
 今まさに日本の伝統に反すると言っても過言ではない愚行が行われているのである」

「これは安倍を初めとした歴代自民党政権が選挙に勝つために
 無責任な高齢層バラ撒きを続けてきたからである」

「能力が余りに低いため、高齢者医療予算の効率化のために
 「資産家・高所得者への公費をカット」という当たり前の政策も行わず、
 ジェネリックでごく僅かな額を節約するという小手先の策ばかりなのはいつもの通りだ」

「ジェネリックは既に普及率において50%を超えている。
 それで医療費の1割にもとどかないのだから、「弥縫策」でしかないのだ。
 ここでも近視眼で「あとは野となれ山となれ」の歴代自民党政策の無責任さが際立つ」

「特に安倍は最大にして最優先の目的が「権力維持」であるため、
 買票的手段を用いても、B層有権者を騙しても選挙に勝つのを優先してきた。
 (安倍は国益や公益など考えていないか、正しく考える能力が欠けている)」

「その薄汚れた本性を見抜けない有権者や、喜んで利権に飛びつく我利我利亡者の有権者が
 安倍に大挙して投票するから、「蛸足配当」に等しい高齢層バラ撒きが続くのである」

「間もなく財務大臣をクビになる「失言魔」麻生に至っては、
 「5年前より今の方が悪いという人は、よほど運がなかった」
 「ほとんどの数字(注・経済指標のことか)は上がってます」
 などと自らの知的能力の低さを自分で証明している始末だ」

「安倍(第一次)や麻生が首相に居座っていた十数年前は、
 (中国や米国経済の成長に助けて貰ってのことだが)
 絶対的水準としては大したことはなかったが今より経済成長率も賃金上昇率も高かった。
 当時より改善したのは株価と配当だから、安倍と麻生は日本国民を貧しくし株主を富ませたのだ」

「経済指標において明確に「悪化」が証明されているにも関わらず、
 自慢話しか出来ない二世政治家の器の低さは明白である。
 存在そのものが国益・公益を毀損しているのだから、恥じて辞任するのが当然であろう」

「安倍政権は成長率を低迷させ、社会保障給付を膨張させ、実質賃金を減らした。
 社会保障給付の中身も老人:子供がまだ10:1だから、まさに「亡国的」と言える。
 (成長率の高いスウェーデンは凡そ3:1である)」

「高齢化によって医療予算が増えるのは分かり切ったことである。
 それに備え全力で女性と高齢層の就業を増やし、出生率を引き上げなければならなかった。
 先見の明に欠け当事者能力の低い歴代自民党政権の責任は余りにも大きい」

「自民党議員の資産やOBの年金に課税し、救済資金とすべきであろう。
 公僕の癖に社会保障を劣化させ自分だけのうのうと公費を受け取るなど許されない」

「現在、安倍政権の「内閣人事局」を元凶とする霞が関の人事制度「改悪」で
 財務省が日本の歴史に残る恥晒しとなっているのは周知の通りであるが、
 安倍も安倍のイエスマンも国益に反する騒動を繰り広げている内に
 日本の社会保障制度は刻々と劣化し続けている」

「思考力ゼロのB層は株が上がれば何とかと妄想しているが、とんでもない間違いだ。
 事実、「解散」が続発している日本の健保組合は高齢者医療の重い負担に蝕まれ、
 存続すら不可能になってきている」

「今の高齢者が現役だった時代を含めると、保険料率は急上昇している。
 (勿論、所得は殆ど上がっていないのにも関わらず)」

「この程度のことは遥か前から分かっていたことなのに、
 保身的で近視眼の歴代自民党政権は、権力にしがみつくために
 改革を先延ばしにし続けてきたのである」

「「もはや保険とはいえない」のは今に始まったことではなく、
 もう10年以上前からそうである。その発端は歴代自民党政権のバラ撒きだ」

「理由は単純で、「今迄、大して積み立てていない高齢者にたっぷり給付しているから」で、
 年金も高齢者医療も全く同じ「必敗」の図式である。破綻しない訳がない」

「そうした深刻な事態に対し、自民党も財務省も目先を誤摩化す糊塗策ばかり、
 財務省は都道府県別に診療報酬を変えようと提案し(←バラ撒きを維持することになる)、
 自民党は現役並みの「三割負担」ではなく「二割負担」という(←同じくバラ撒き死守)
 典型的な「too late , too little」の情けない案しか出せていない」

「本来なら、全力で女性就業率を引き上げて低年金を予防するとともに
 税収と社会保険料収入を増加させ、同時に出生率も改善させなければならない。
 そうしなければ、若い世代になればなるほど深刻な「ツケ回し」がなされ、
 経済危機と財政危機の害を極大化させることになってしまう」

「国益を毀損し、未来世代へのツケ回しを行う犯罪性がどうして理解できないのか。
 現役世代が三割負担なのだから、所得や資産の多い高齢層は三割負担にすべきである」

「実際、我が国の家計金融資産保有は高齢層に異常に偏重しているのだから。
 社会的弱者なら公的支援は当然だが、現役世代より豊かな層に公費など出すべきでない。
 (その公費を負担するのは貧困層を含めた現役世代と、選挙権すらない未来世代である)」

「「応益負担」ばかりか「応能負担」の原則にも反するとんでもない連中だ。
 自分の議席しか眼中になく、「恥を知れ!」と言われなければ理解すらできないのか」

「トップ不在で機能不全の財務省だが、そもそも本格的な改革ができず
 小手先の誤摩化しに終始している点でも安倍と同レヴェルと言わざるを得ない」

「財務省がクレバーで真に日本の将来を憂えているなら、医療費の低い都道府県を基準とし、
 医療の非効率な都道府県(特に病床数や生活習慣病の多い地域)に改革を迫ったであろう。
 また、診療科や地域ごとにも診療報酬を調整し、医師配置の適正化を図ったであろう」

「柴田悠・同志社大学准教授の詳細な計量分析で、
 所謂「高齢者三経費」への公費投入が経済にマイナスの影響を与える事実が分かった」

「経済効果最大なのは育児関連への現物給付であるとも立証されたので、
 単純に言えばマイナス効果最大の年金給付の公費分を保育等の現物給付に回せば、
 それだけで日本経済は活性化し所得も増えることが判明している。
 しかも出生率は改善、貧困率も低下するのだから一石三鳥以上の効果だ」

「しかしその、真の意味でのワイズスペンディングを妨害するのが「政治」で、
 自民党、中でも族議員が最強(最凶?)の抵抗勢力となっている」

「高齢層の医療費負担を「2割」にする程度の小変更でも
 選挙での議席減が怖くて反対しているようだ。
 さもしい権力しがみつきの醜い本性が露骨に示されている」

「未来世代にツケを回し、日本の未来を蝕むこうした反社会的議員は須く歳費をカットし、
 庶民には許されない相続税の特権も取り上げるべきである。
 彼らは必要な行動を取らず、我が身の安寧を優先して未来を損なっているからだ」

「このような歪んだ年金制度になった最大の理由は、
 「大して保険料を払っていない高齢層に莫大な年金給付を与え過ぎた」からである。
 それが死蔵される家計金融資産の累増にも直結し、消費を沈滞させているのだ」

「我が国の高齢層は少なくとも1000兆円を超える金融資産を保有しており、
 日本の家計金融資産の過半を占めている「富裕層」でもある」

「本当に困窮している高齢層ばかりではなく、豊かな高齢富裕層が大勢いるのだ。
 愚かな経済政策で貧困化し、仕事と育児に必死な現役世代から搾取して
 豊かな高齢層にカネを流す、社会正義に反した利益誘導は今直ぐやめるべきである」

「プレジデントに「人口政策.社会保障が専門」と称する人物が寄稿した記事があるが、
 余りにも研究が足りないので衝撃的な内容だった。
 日本の社会保障給付が高齢層に異常に偏っている現実を知らないか、無視しているか。
 いずれにしても国民への情報操作の方が「専門」と言われかねない惨状だ」

「日経報道では、高齢者医療負担により「国民皆保険は崩壊する」との声まで出ている。
 真相は「高齢者三経費を適正化しないと日本社会にも日本経済にも大打撃が及ぶ」であり、
 自称専門家のいい加減な言説は厳しく批判されなければならない」

「メディアから間違った情報が流れてしまうと喜ぶのは既得権層だけ、
 日本の将来は更に劣化し、持続可能性で世界最悪水準の日本の年金制度は絶望的に歪む」

日本経済にとって真に問題なのは虚妄に過ぎない「デフレマインド」ではなく、
安倍や自民党による保身の塊のような「バラ撒きマインド」である。

▽ 経済にとってマイナスの年金給付ばかり増やし、就学前教育をサボるから経済衰退へ向かう

『子育て支援が日本を救う(政策効果の統計分析)』(柴田悠,勁草書房)


愚かな安倍と自民党は「貧しい若者から豊かな老人への歪んだ所得移転」を止めようとしない。
安倍と自民党による薄汚い選挙目当ての買票行為こそ、日本社会沈滞の元凶である。

「「介護費は効率化できる」などと御用メディアが国民を欺き、
 いかにも政府がしっかり対策を取っているかのような
 幻想をバラ撒いているが、決して騙されてはならない」

「歴代自民党政権は実質的に問題を先送りしており、
 安倍政権下で実質賃金が低下しているにも関わらず、
 刻々と社会保険料負担が重くなっている暗い現実は誤摩化しようがない」

「政府の公表した2040年の社会保障財政の見通しは
 楽観的(能天気?)なB層有権者に頭から冷や水を浴びせるもので、
 総給付額が190兆円という恐怖の数字だった」

「社会保障制度をよく知っている者なら、
 公費負担分だけで少なくとも80兆円を超えるとすぐ気付く筈だ」

「勿論これは「少なくとも」だから、人口動態の老化の止まらない現在、
 2020年代にはマイナス成長が恒常化すると予想されているから、
 社会保障関係費(公費分)だけで100兆円に迫る可能性も充分ある」

「今の1%程度の低成長が続くと仮定すると、高齢者三経費への公費分だけで
 全税収が食い潰される可能性がかなりあると考えなければならない」

「選挙目当てに高齢者三経費をバラ撒く自民党と、
 目先の負担を嫌がるB層有権者の歪んだ欲望が「合成の誤謬」となり、
 低賃金で介護労働者をこき使うブラック職場ができ上がる」

「ここ迄に日本の社会保障制度が醜く歪んだ最大の責任は、
 選挙目当てで高齢者三経費のバラ撒きを続けてきた歴代自民党政権にある」

「ただ、それを喜んで「後は野となれ山となれ」のB層有権者の利己主義も「共犯」である。
 当ウェブログは戦前・戦中世代と団塊世代は決定的に質が変わったのではと考えているが、
 こうした衆愚週刊誌の記事を見ても矢張りその無責任と利己主義がよく分かる。
 バブル経済を生み出し、その後処理をずるずる先延ばしして被害を大きくしたのがこの世代だ」

「戦前・戦中の世代は辛苦を重ね、栄養失調で亡くなった者も少なくなかった。
 平均寿命においても戦後世代の方が恵まれているのは明白であるのに、
 下の世代や未来世代に借金ばかり残して被害者ヅラをするのは許されない」

「勿論、世代の中には優劣善悪さまざまな者がいるから、現状を憂える良識派も確実にいる。
 しかし全体として衆愚なのか倫理的なのかが問題なのである。
 現在の日本の社会保障制度の劣化と歪みを直視しないと、前者のまま終わるであろう」

「ただでさえ高齢者三経費のバラ撒きにより巨額の財政赤字が蓄積している日本、
 (当ウェブログが何度も警告したように、経済成長率より高齢者三経費の増加率の方が上だ)
 先進国中で最低の低成長なのに、このまま何事もなく済むと考えるのは愚かだ」

「冷静な論者が何人も予言しているように、
 インフレ税によって財政赤字をばっさり削減する以外に道はないのであろう。
 財政は太平洋戦争の直後と同じ、「焼け野原」だろう。国土が残っても経済危機に陥る」

当ウェブログは「日本が低成長から脱却できない元凶は安倍などの歴代自民党政権」と警告した。
経済制裁を受けたロシアよりも低成長という情けない日本の現実が証左である。

 ↓ 参考

2040年には高齢者三経費だけで全税収が食われるか、経済危機は不可避 - 問題先送りによる必然
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0e38c6806433148b72ee7bb8cb73a727b

財務省も自民党も問題先送り、高齢者医療負担で「国民皆保険は崩壊する」- 無能無策の当然の帰結
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/704fa2b89a73e65cb043169324602c9b

預金残高が1000兆円を超え過去最高、富裕な老人にカネを注ぐ安倍政権の愚行-だから日本経済が沈没する
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/fb7afad8bf3d5476790e0f347dc88235

高齢者バラ撒きが賃金減・消費停滞をもたらした、自民党政権のバラ撒きの罪は重い - 賃上げの半分を奪う
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2a71f6bc2afdeb5d864d672720c9f734‎

日本の高齢層は「家族よりもお金を重視」、国際比較調査で鮮明に - シルバーデモクラシーの明白な証拠
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d81e6ed8d4908ae45a41f337711c9fc1

▽ 高齢化は経済成長率も生産性も悪化させる、安倍の口だけ政策など「砂地に水」である

『8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ』(加藤久和,祥伝社)


シニア世代の4割「最近の若者に未来を任せるのは不安」 理由は「精神面が弱い」「受動的」「コミュ力が低い」(careerconnection)
https://news.careerconnection.jp/?p=57305
”シニアコムは7月27日、「最近の若者に期待すること」に関する調査結果を発表した。調査は今年6月に実施し、50歳以上の男女604人から回答を得た。
「若者」と聞いて思い浮かべる年齢は「20代」(68.7%)が最多。以降「30代」(12.6%)、「10代」(12.1%)と続く。
 また自身が20代の時と「最近の若者」はどちらが元気だと思うかを聞くと「昔の若者」が63.9%。次いで「自分たちの頃も今も元気だ」が26.8%だが、「今の若者」は7.1%に留まった

■一方、期待できるところは「考え方が現実的」「柔軟性がある」
「最近の若者」にこれからの未来を任せられるかについて、最多は「期待している」(42.2%)だが、半数に満たなかった。以降、「不安だ」(38.1%)、「考えたことがない」(18.4%)と続く。
 不安に思うことを聞くと、上位3つは「精神面が弱いところ」(60.9%)、「受動的なところ」(57.8%)、「コミュニケーション能力が低いところ」(52.2%)となった。他にも「消極的なところ」(44.8%)、「昔に比べ元気がなく心配」(39.1%)などが上位に入っている
 一方、期待できるところを聞くと「現実的な考えをもっているところ」(66.7%)で、以降大きく離れて「柔軟性があるところ」(41.2%)、「コミュニケーション能力が高いところ」(30.2%)、「積極的に行動するところ」(27.5%)と続く。
 最近の若者に解決して欲しいことを聞くと、最多は「年金等社会保障の制度」(43.4%)。次いで、「食料廃棄問題」(42.7%)、「自然災害などの防災対策」(39.1%)、「情報セキュリティについて」(34.1%)、「所得格差是正について」(32.9%)となっている。

■若者に伝えたい言葉「天職選びと伴侶選びには『正解』というものはない!」
 若者に、どんな人になってほしいかを聞くと「これからの将来を変えていく創造性豊かな人」(63.1%)が最多で、「現代社会の問題を解決する人」(19.7%)、「シニア世代と共に現状を維持する人」(10.1%)と続く。「期待していない」は4.1%となった。
 若者が日本で活躍しにくい社会だと感じているとすると、どんな原因が思い浮かぶかを聞くと1位は「社会のあり方」(23.5%)で、2位は「金銭的なゆとりが昔より少ないこと」(20.5%)。また若者にこれからの人生に後悔しないで欲しいと感じること1位は「仕事」(53.6%)。
〔中略〕
 若者に伝えたい言葉は、「結果を恐れず邁進せよ」(76歳男性)、「元気を出せ」(85歳男性)など鼓舞する言葉の他、
「天職選びと伴侶選びには『正解』というものはない!」(67歳男性)
「20代はあっという間に過ぎるから後悔のないように過ごしなさい」(79歳女性)
などが寄せられた。”

どの世代でも衆愚層は利己的だからシニアに限ったことではないが、
「年金など社会問題の解決」を求めるということは「俺たちにカネ出せ」と同義であり、
若者の活躍を妨げる「社会のあり方」を作ったのは今のシニア層である。
客観的に見れば、若者の元気を奪った最大の原因はシニア世代と考えるのが妥当だ。


日本は老人天国 医療費激安、電車バス・引っ越しも無料の自治体も(マネーポストWEB)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180731-00000004-moneypost-bus_all
日本は「老人天国」と言われる割にそれを実感している当事者は少ないかもしれない。実際にどれだけ「シニア優遇」の制度があるかをほとんど知らないからだ。老後生活の隅々にまで行き届いたこの公的優遇を使わない手はない。長生きするほど得をする「老人天国」はすぐそこにある。
 75歳のAさん夫婦は2人で年200万円ほどの年金でつましく暮らしていた。ある朝起きると、妻が布団に大量出血。直腸のポリープが破裂して下血したのだ。検査で直腸ガンとわかった。末期ではなかったが、医者は緊急に手術した方がいいという。
〔中略〕
 数か月後、送られてきた医療費の明細を見て驚いた。入院費、手術代など治療にかかった総額は1か月だけで300万円を超えていた。しかし、Aさんが実際に窓口で支払った入院費は病院食、レンタルの病衣、紙オムツ代など自己負担分を合わせても10万円ほどだ。しかも、医療費のうち2万4600円を超えた金額は後に妻の口座に還付金として戻ってきた。経済ジャーナリスト・荻原博子氏が語る。
「高齢者は病気になった時の医療費を過度に心配して、定年後に民間のがん保険に入り、少ない収入から無理して保険料を掛けてしまうケースが少なくありません。
 しかし、高齢になれば病気のリスクは高まるが、逆に医療費の窓口負担額は現役時代より下がる。75歳以降の後期高齢者は原則1割負担のうえ、年金世帯の多くは住民税非課税世帯だから月2万4600円を超える部分は申請すれば還付されます
 夫婦2人の年金収入が年間211万円以下であれば「住民税非課税」となる。
 電車賃やバス代も無料になる。東京都では、70歳以上を対象に「シルバーパス」を発行、住民税非課税なら年間1000円の手数料を払えば、都営地下鉄や都バス、主な私鉄各社の路線バスが無料で乗り放題になる。
 高齢者は「引っ越し費用」が無料という自治体もある。
東京都文京区では、賃貸住宅に住む65歳以上の高齢者世帯(年金収入約300万円以下)が現在の住居に手すりがない、エレベーターがないといった住環境を改善するために区内の別の賃貸住宅に転居する場合、15万円まで引っ越し費用を補助する。さらに転居先の家賃が前の住居より高くなれば、毎月2万円を上限に2年間、合計48万円の家賃補助が出る。
 多少の条件の違いはあるが、高齢者の引っ越しや家賃の助成は東京都北区や千葉県船橋市などにもある。”

その証拠に、この記事が指摘する通り日本は完全に「老人天国」で、
毎年およそ30兆円の公費を高齢者のためにバラ撒いている。
資産家にもバラ撒いているのだから始末が悪く、ただの「買票」でしかない。


「甘ったれるな若者!年寄りはモーレツに働いた」 高須院長、ツイート炎上も猛反論(J-CAST)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00000011-jct-soci
”美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、お金がないと嘆く若者の新聞投書に対し、懸命に働いた自らの世代を引き合いに出して、「甘ったれるな」などとツイッターで叱咤した。
 これに対し、働いても賃金が上がらない現状があるのでは、などと異論が相次ぎ、高須氏が反論を続ける事態になっている。

■「お金の若者離れ」を訴える大学生の投書に反応
 きっかけは、若者の車離れ、旅行離れなどと呼ばれることに対し、福岡県内の男子大学生(20)が2018年5月5日付の朝日新聞朝刊の声欄に意見を寄せたことだ。
 20代前半の平均年収は258万円と国税庁の調査結果で示されており、若者は、将来不安から稼いだお金を貯蓄に回し、使える分は手元にほとんどないのではと大学生は指摘した。高度成長期を謳歌した世代から「若者は夢や欲がない」と言われるが、若者に回るお金は少なく、「お金の若者離れ」とも呼ぶべき状況が続いていることをもっと知ってほしいと訴えている。
 この投書を紹介したツイートが、10万件以上も「いいね」を集めるほどの反響を呼び、ネット掲示板のまとめサイトにも、次々に取り上げられた。
 高須氏は、ツイッター上で5月7日、若者からお金を奪った年寄りは反省しろとのタイトルで投書を紹介したまとめサイトの1つを取り上げ、こう怒りをぶちまけた。
 「甘ったれるな若者! 年寄りは君たちくらいの年齢のときはモーレツに働いたんだよ。働きながら君たちを育てたのだ。君たちの全ての原資は年寄りになった我々からのプレゼントだ。君たちに与えることはあっても奪ったことはない。
ハングリーになれ。向上を目指せ。目覚めて働け若者」

「若者に目覚めてほしかった」とするが、反省も漏らす
 高須克弥氏は、稼いだお金でスキルを磨くなど自分への投資に使えば、「将来必ずリッチになれる」とも説いた。
 しかし、高須氏の発言には、高須氏が好きだという人からも、疑問や批判が相次ぎ、ツイッターは炎上状態になった。「一生懸命働いた上で現状がこれっていう話なのでは」「今は見返りも少なく、お金も一部の金持ちが手放さず、循環していない」「借金といびつな年金制度おしつけておいてこんなこと言われても困る」といった意見が出ている。
 これに対し、高須氏は、ツイートを連投して、こうした意見について反論を始めた。
 「甘えが許されるのは自力で立てない幼児と老人のみ。次世代を担う若者が甘えてどうする!」「国民は餓死寸前だったんだぞ。ここまで立ち直らせたのは我々。老人を敬え」「このままでは将来近隣諸国の狼に駆逐されます。僕は若者に目覚めてほしいのです」と訴えている。
〔中略〕
 もっとも、「卑屈になるんじゃなくて、誇りを持てって言ってるんですよね?」「高須先生は若い世代を激励してる」などと高須氏の発言に理解を示す声もあり、高須氏も、その1つ1つに感謝のツイートをしていた。”

やれやれである。私立医大卒の高須は日本の社会保障制度がいかに異常か分かっていないし、
父親は早世したとはいえ、親が医師という環境がいかに恵まれていたかも自覚せず、
「必ずリッチに」などと庶民の実態(ジニ係数は悪化している)を無視した大嘘を吐くだけでなく
日本を立ち直らせたのが「我々」などと、日本の美徳に反するとんもでない自画自賛を行っている。

真に偉大な人物は驚くほど謙虚であり、このようなさもしい自慢は行わない。
周囲に尊敬すべき人物がおらず、やりたい放題を続けて来たからであろう。
これから日本経済は戦後最も厳しい局面に突入し、シニア世代の責任も厳しく問われよう。
くれぐれも晩節を汚さないよう、日本の歴史を真摯に学び自制心を身に付けて欲しいものだ。
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稲田や杉田ら迷惑議員を増長させたB層有権者、安倍の害悪を直視せよ - 反省も自浄力も「ゼロ」

2018-07-30 | いとすぎから見るこの社会-全般
また自民党内から愚劣で程度が低く、国民の税金で養われていながら
言いたい放題と頭の悪い炎上発言で無駄な騒動を起こす「国辱議員」が出た。

もう少し政治家として力量があるなら
この日本の名誉を汚し、悪質な日本人をツケ上がらせる
「反社議員」「反日議員」と言うべき域に達してしまうのだろう。

実際には稲田はあっと言う間に史上最低の防衛大臣として引きずり降ろされ、
杉田は奇矯な言動の数々が面白がられ散々にイジり倒されてどこかで転落するだろうから、
そこまでの悪影響は持てそうにないが、安倍のもたらす弊害を示す一つの証左となろう。

選挙目当てのバラ撒きを延々と続けて日本経済を病み衰えさせているから、
史上最悪の首相として歴史に記録されることが確実な安倍であるが、
旧態依然の低レヴェル政策で世界経済に助けられただけの癖に大威張り、
媚び諂う御用メディアは大好きという俗物である。
だから、安倍チルドレンや安倍に引き上げられた議員が碌でもないのは当然である。

例えば下村博文は「日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのか」と
まさに反社会的な発言を平然と行っている。(日本を潰すのは安倍政権である)

だから、安倍とその取り巻きの連中が平然と国益に反し
民主主義に敵対して百鬼夜行の言いたい放題、やりたい放題を行のは不思議ではない。
寧ろ彼らの普段の言動と本性から見て完全に予想通りである。

だから、問題の根源にはこうした有害な安倍とその取り巻きを当選させたB層有権者と、
それを傍観することで問題を大きくした有権者の致命的な無気力がある。

▽ 自民党支持層の再分配反対と排外主義が調査で判明、利己的な安倍政権の体質と不吉な一致

『新・日本の階級社会』(橋本健二,講談社)


当ウェブログが「自称保守による日本社会の「劣化」は依然として続いている」と警告した通りだ。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「ただ、そうした「支持率格差」が生じるのは他に重大な理由がある。
 戦後の日本が、歴史上初めて安全保障上の脅威を実感しているからだ。
 それは言う迄もなく、中国の軍事力強化と膨張主義である」

「そうした現実を理解できず、世論を読めていない保守と安倍政権支持派は
 安倍内閣への支持率の主因が「他に人がいない」「民主よりはまし」である事実も見えておらず、
 現下の日本の安全保障問題についても誤った認識を持っている」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「しかも脆弱極まりない原発銀座を抱え、狭い国土に人口が密集している日本が、
 ミサイル戦になったら致命的に弱いという事実も益々明らかになってきている」

「日本の保守はイデオロギーに浸潤されて根本的に戦前の歴史への理解が乏しい。
 偉大な明治の先人が立脚していたリアリズムを捨ててしまい、
 狂信的なナショナリズムに従った結果があの焼け野原であることを分かっていない」

「メディアからの異論反論にいちいち感情的に言い返すのは
 いかに論理的に弱く知的に劣っているかの証左である」

「帝国議会で「黙れ!」とどなった佐藤賢了や、
 東條の悪評高い取り巻きである三奸四愚のように
 論敵を論破できず、権力と暴力で沈黙させようと図るメンタリティが現代に生きている」

「自民党議員の中には、昭和の悪しき言論弾圧の歴史に無知な輩が確実にいる。
 そのような連中が教育を論じるなどとんでもない傲慢不遜である。
 (日本史を学んだ高校生にすら劣っている訳だから)」

「中共がメディアを操って日本企業を「懲らしめ」ているのは公然の事実であり、
 中共と完全に同じ体質の議員が自民党の中に棲息していることになる」

「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
 実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」

「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
 財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」

「今回の、馬鹿みたいにカネのかかる新国立競技場の問題も、
 問題の源を辿っていくと森・石原という自民党政治家・保守政治家に行き着く」

「自民党の長尾議員は「反社会的な行動をする人がいる」と放言したが、
 そうした言葉は自党の長老である森喜朗やOBの石原慎太郎に向けるべきであろう。
 それが出来ないと言うなら、二枚舌であることを自ら証明したことになる」

「更に言えば、新国立競技場に限らず現下の日本で建設コストが急騰しているのは
 建設業界と癒着した自民党の「国土強靭化」が元凶である。
 政権そのものが国民の税金と借金(国債)にたかる獅子身中の虫と言うべきであろう。
 そうした本性が発覚して「駆逐」されるのは時間の問題である」

「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
 利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
 まさに双子のように似ているではないか」

「安倍首相は情勢悪化を受けて参院選の目標を「下方修正」し、
 (程度の低いアベノミクスと全く同じ運命である)
 自民党の公約からは遂に金融政策が姿を消した」

「「大胆な金融緩和」「異次元緩和」「次元の違う金融政策」「デフレマインドの一掃」
 などと馬鹿丸出しの誇大広告を展開した上で、見事な大失敗に終わった訳だ」

「手詰まりに焦った悪あがきでしかないマイナス金利政策も悪評芬々で、
 賞賛するのは御用メディアと太鼓持ちエコノミストだけという惨状だ」

「おまけに民主党と中韓のおかげで首相の在任期間が伸び過ぎたため、
 安倍政権の害悪は今や取り返しのつかない程に深刻な域に達した。
 2010年代後半は、程度の低いアベノミクスで日本経済が病み衰えるフェーズになるだろう」

「政権がB層のマインドコントロールのためメディア統制にばかり必死になった末に、
 自己洗脳の毒が政権自身にまで回ってしまったものと見える」

「現代の軍事は経済力と不可分であるから、安倍政権はその経済政策の失敗により
 我が国の安全保障の基盤すら脅かしているのである」

「2015年は予想通り「保守自滅」の年となったが、
 2016年は安倍政権の「終わりの始まり」になるかもしれない」

「植松容疑者は犯行直前に「安倍首相を尊敬している」との趣旨の言葉を
 友人に対して語って驚かれていたそうだ。
 普段は政治に対して関心がないかのような人物が突然そのような話を始めたのである」

「これでは、非理性的で粗暴、かつ攻撃的な精神を、
 安倍政権が惹き寄せている可能性が高いと言わざるを得ない」

「現代の日本では、まるで戦前の日本のような
 「日本賞賛」の書物や言説が溢れていると指摘される。
 人間の精神迄もが戦前回帰しているとすれば大変なことだ」

「事実、戦前の歪んだ国家主義社会に親和性の高い日本会議の論客、
 小川榮太郎は以下のような言葉をわずか2年前に残している」

「「保守は安倍政権の支持率アップに向けて毎日策謀の限り、
 宣伝広報の限りを尽くさなければなりません」」

「つまり愚民大衆へのマインドコントロールを堂々と宣言している訳だ。
 今まさにファナティシズムの土壌が養成されている、ということなのだろうか」

「戦前の歴史が証明しているように、
 経済低迷は極右の台頭と白色テロをもたらす。
 人口動態から見て可能性はかなり低いものの、警戒しなければならない」

「終戦の日に「深い反省」と述べられた陛下に対し、
 安倍首相は無礼なことにそれを完全無視した式辞を述べた。
 両者を比較すれば、数段違う「人品」の大差は明らかであった」

「陛下は幼少期に、同世代の国民が大勢戦争で亡くなったのを心から悲しまれている。
 かつての戦地においても、被災地においても、国民の悲しみに寄り添い、
 少しでもその痛みを共にしようとされてきたことは全日本国民の知るところである」

「そうした陛下の深甚たる思いを完全無視した首相の独善的な態度は、
 必ずや首相自身に報いとなって返ってくることは間違いない。
 政治家として不名誉極まりない、惨憺たる終わりを迎えることになろう」

「かつて、国際協調を重んじ、国益の面から対米戦争を避けようとされた昭和天皇に対し、
 嘘をつき欺いて自らの野心や思惑のために利用しようとした松岡・大鳥・板垣、
 優柔不断で自己弁護ばかり繰り返し日本を誤った道へと陥れた近衛、
 彼らは因果応報とは言え汚辱の中で生涯を終えることとなった」

「首相周辺の無礼者は、陛下に対して「国体の破壊者」ととんでもない陰口をたたいていると言う。
 彼らの日頃の言動から見て何ら不思議はないが、こうした連中こそ真の「反日」「反社」である」

「陛下は安倍政権になってから「深い反省」を使われるようになった。
 「平和の存続を切望する国民の意識」に言及されたのも懸念の裏返しであり、
 安倍政権に対する深い憂慮があることは明白である」

「安倍政権は何よりも権力第一で、有権者に本音が漏れて選挙で負けるのを何より恐れている。
 陛下のお言葉が直接国民に届いてしまったので今頃は地団駄を踏んでいるのだろう」

「あとの展開は予想がつく。有権者に醜い本音がバレないように
 委員会やら審議会やらで時間を引き延ばし、うやむやにしようとする筈だ」

「原理主義者達が、天皇陛下は「種」や「存在」だけで良い、
 つまり何も主張せず彼らにとって操りやすい「傀儡」になった方が良いと
 考えているのは明白だと言えよう」

「有権者は、安倍政権の意を受けた代弁者の醜い本音をよくよく見ておいた方が良い。
 昭和天皇にテロの危険すら感じさせた戦前・戦時下のファナティシズムは、
 こうしたイデオロギーに隷属した原理主義者たちが主導したものである」

「つまり、日本を滅亡の淵まで追いやった「亡霊」が、安倍政権とともに甦ったのだ。
 彼らは「愛国」を自称して天皇陛下に逆らい、自由な言論を攻撃して
 メディアを統制化に置き、悪しき道へと戦前の日本を導いたのである」

「そもそも原理主義者の言う「伝統」など皇室の歴史に反する嘘っぱちでしかない。
 日本の歴史を偽る嘘つきが有識者会議に複数棲息しているのは間違いなく、
 今上陛下を敬愛する日本国民は、こうした歪んだ有識者会議の欺瞞を暴き、
 選挙で安倍政権に厳しい審判を下さなければならない」

「日本経済が絶頂であった時代はヘイトスピーチなど存在しなかった。
 実際にあるかどうかすら分からない「在日特権」が狂ったように攻撃されることもなかった。
 中国や韓国に対する原理主義的な批判や敵意は欠片も存在しなかった。
 日本にはそれだけの余裕があったが、今はそのような余裕はなくなったのだ」

「二国関係が悪化したアジア人に対してだけでなく、
 沖縄に対しても、国内の弱者に対しても容赦なくなった。
 自らの抱える不満を誰かにぶつけたい不機嫌な大衆が多くいる」

「…日本の近現代史における事実が語っているのは、
 外国に敵意剥き出しの日本は身の程知らずで敗北に次ぐ敗北を重ね、
 外国から謙虚に学ぶ日本は飛躍的な進歩が可能になり強いということだ」

「最近になってやけにリベラル或いは左派が攻撃されるようになったが、
 日本が高度経済成長を実現し、勤勉さと技術力によって尊敬された時代は
 リベラル或いは左派が強かった、というのが史実である。
 (個人的には日本のそれはリベラルではなくバラ撒き派と思うが)」

「逆に、右派が強い時代は粗暴かつ独善的で、碌なことがない。
 典型的なのが昭和初期で、白色テロの嵐が吹き荒れただけでなく、
 野心の強い軍人達が出しゃばって日本を焼け野原にし、
 日本史に消すことのできない汚辱を残した時期であった」

「今になって明治を賞賛する言説が出てきつつあるが、
 史実を無視するイデオロギストがとんでもない嘘をつき、
 明治時代の日本の躍進が国際協調とナショナリズム抑制によって実現したことを語らない」

「明治は政府が国際協調なのに粗暴な民間のナショナリズムが強く、
 日比谷焼き討ち事件や海軍司令官自宅への投石事件が起きた時代だ」

「そうした史実の教訓を忘却したところに、昭和初期の増長と
 国力を弁えない覇権主義とが存在するのである」

「悪しきナショナリズムに感染したイデオロギストには論理は通じない。
 あれこれ理屈をつけ自らの敵意と憎しみを正当化し、
 法の網をかいくぐって日本社会を腐蝕させ続けるであろう」

「軍部の横暴と粗暴に脅かされながらも日本を平和へと導いた昭和天皇、
 戦争の惨禍を決して忘れない今上陛下こそ日本の宝であり、良心そのものだ。
 その心に背く叛逆的な自称保守が跳梁跋扈するのを、決して許してはならない」

「産経報道によれば安倍首相はトランプと「メディアに勝った」と意気投合したらしいが、
 その直後から朝日報道を発端に森友問題で散々な目に遭うことになり、
 どもったり声を荒げたり、国会で醜態を晒したのは自業自得と言うべきであろう」

「自称保守はカネと権力が大好きだ。
 保守系政権が長く続くと脇が甘くなって「自滅」するようになる」

「2015年は予想通り「保守自滅」の年になった訳だが、
 2017年は「保守轟沈」の年となりつつあるようだ」

「これから数年は中国と韓国が人口動態の老化により経済低迷に陥る時期だ。
 中韓が内政混乱と経済対策に必死にならざるを得ないから、
 日本国内の自称保守も「燃料」が不足して大人しくなると予想される。
 日本社会にとっては良い傾向である」

「沖縄県知事が「中共に従いたいと心から思っている」「中共の手先かも」などと
 HPにとんでもないデマを書いていた森友学園理事長が
 矢張り因果応報と言うべきか、愈々追い詰められている」

「理事長夫妻は安倍政権や自民党議員の「裏切り」に激怒しており、
 散々褒め称えておきながら情勢急転を見るや否や掌を返して
 「裏切った」産経新聞に対しても強い不快感を持っているからだ。
 (だからこそ会見で朝日と並んで産経を攻撃したのである)」

「まるで「スターリンのオルガン」のように安倍政権に向け三連砲を乱射する可能性が高い。
 今回の件での「裏切り」は多いが、最も悪質なのが安倍・稲田コンビだからだ」

「ただこれで、「愛国心」を標榜して政治的野心のために利用してきた
 自称保守や自称愛国者の本性が日本国民の目の前で明らかにされるので、結構なことである。
 言わばこれが、日本社会の自己浄化作用と言えるであろう」

「今回の森友学園問題で、教育勅語が注目されることにより
 またしたも墓穴を掘った自称保守の自滅が進んでいる」

「教育勅語のどこに「道義国家」などという文言があるのか、
 どうして現代にいちいち教育勅語を持ち出す必要があるのか、
 教育勅語が天皇とともに「政治利用」された悪しき戦前の歴史を本当に理解しているのか、
 理解不能な発言を行う大臣は、大学か高校に戻って日本史を学び直す必要があるだろう」

「戦前回帰を求める独善的勢力の情報操作は、強く警戒すべき域に達していると言えよう。
 彼らは教育を統制して子供に歪んだドグマを注入しようとしているのだから」

「森友問題で「他人のふり」をしている自称保守は、絶対に逃げられない。
 仲間を裏切って潔白をアピールしても、本質的に森友的要素を帯びているために
 日本国民の圧倒的多数を占める良識派に本性がバレてしまいつつあるからだ」

「断言しても良いが、安倍政権への「忖度」は間違いなくある。
 「忖度」と言うよりも寧ろ、内閣人事局に睨まれた官僚上層部が
 我も我もと胡麻擂りに奔走したために起きた政治腐蝕である」

「官邸に気に入られれば出世、睨まれれば降格なのだから、
 官邸の意向を先回りして実現させておくのが使命、
 霞が関は公僕ならぬ「官邸の下僕」となっているのだ」

「これは森友問題に限らない。
 南スーダンの日報隠蔽問題も、まるで中共のような教科書検定もそうだ」

「当ウェブログは、メディア統制が大好きな安倍政権の本質は
 中露のような独裁国家に近いと指摘してきたが、
 本性を隠せない安倍政権が自らそれを証明したと言える」

「権力に不都合な情報は「隠蔽」する、
 教科書につべこべ干渉して子供を洗脳し自らに好都合な国民にしようとする、
 (集団的自衛権の件では安倍政権の言い分をそのまま掲載させる始末)
 中南海とよく似たやり口を展開するのはもはや「病気」とすら言える」

「但し、安倍政権にとっては不都合なことに日本は民主国家で情報統制に限界があるため、
 森友問題や教科書検定への「干渉」が国民にバレるのは避けられず、
 安倍政権やその取り巻きの独善的な本性が露見してしまう」

「そもそも文科省自身が「考え、議論する」こともせず
 ひたすら「官邸の意向に従う」ことに必死なのだから、
 日本の教科書や学校教育をロボット化したいということなのであろう。
 だからこそ、大学の定員割れや法科大学院の失敗といった惨状に陥るのだ」

「安倍政権下で日本の教科書は「韓国化」「中国化」している。
 安倍政権に都合の良い内容ばかり満載の、「国民を欺く」教科書である。
 こうした「教育統制」の強化こそ、安倍政権の「夢の実現」なのであろう」

「だから安倍政権やそれに媚び諂う取り巻きにとってメディアは「敵」である。
 (政権に媚び諂い、好都合な報道ばかり垂れ流す御用メディアは「下僕」である)
 逆に言えば、メディアが情報統制に抗して健全な報道ができるかどうかが
 日本社会の命運を左右すると言うべきであろう」

「矢張り、安倍政権は中共の同類だと自ら証明した。
 菅官房長官が「地位に恋々としていた」と前川元文科次官を批判したのに、
 (批判したと言うより、北朝鮮の国営放送のように罵倒したのである)
 同じく地位に恋々として首相におべっかを使い、定年延長された幕僚長には何も言わない」

「河野統幕長は前川氏よりも遥かに「地位に恋々として」いる。
 首相発言に賛同するだけで定年が延長されるのだから、
 幕僚長が所謂「ヒラメ」であればまさに「ありがたい」話である」

「この醜悪な二枚舌の理由は明白である。
 安倍政権の意向に従順な「忠犬ポチ」にはご褒美、
 安倍政権に不都合な存在には罵詈雑言を浴びせる、
 ただそれだけの器の小さい、利己的な権力主体なのだ」

「自分に忠実な相手にはご褒美を与え、
 敵対的な相手や異論には品のない罵声を浴びせるのは、
 近年すっかり思い上がった中共の得意とするところである」

「中共を内弁慶にしたような安倍政権の本性は、
 「権力に恋々とする」劣化した「自称」保守である。
 日本のためでなく、権力を握るための「保守」だ」

「だから奇怪な事件や不祥事が続発しているにも関わらず、
 一国の首相がニヤケ顔で公然と開き直るである。
 (国会での薄ら笑いに、政治家としての本性が露呈されているのだ)」

「安倍政権に滅亡の前兆が現れたと言えよう。
 たかが元事務次官、既に退職している一官僚をここまで罵倒するのは、
 いかに安倍政権が焦っているか、読売にスキャンダルをリークする迄に慌てているか、
 官房長官が直々に白状しているも同然である」

「陰湿な手段で「報復」する点では、安倍政権と中共は酷似している。
 独善性と増長、国民軽視の権力志向において共通しているからであろう」

「国益など無視して近傍に忠実なイエスマンばかり揃え、
 ただひたすら権力を死守する亡者であることが、
 これ迄の行動から明瞭に見て取れる」

「客観的に見て失敗間違いない今回の獣医学部新設問題で、
 今治市長と前愛媛知事が歴史に残る「迷言」を吐いている」

「「歪んでいるのは岩盤規制の方」だそうだ。
 ぜひ両人には、状況のよく似たロースクールがなぜ次々と閉鎖されているのか、
 なぜ公務員獣医師になる獣医学生が1割程度しかないのか、
 加計学園傘下の千葉科学大学(赤字)に銚子市(財政悪化)が投入した莫大な公費をどう考えるか、
 等々きっちりと有権者を納得させられる回答があるかどうか、厳しく問い質したいものだ」

「今、世論調査をして両者の主張への「支持率」を調べたら
 断言してもいいが7、8割方は「不支持」になるのは間違いない」

「すかさず文春砲が加計学園職員から経営陣への強烈な批判を公表し、
 (職員の指摘の方が、雲隠れしている学園トップより遥かにまともである)
 福井新聞が「獣医師を増やしても偏在は解決しない」との関係者証言を報じている。
 これで今治市長・前愛媛知事の主張のお粗末さが、早くも証明されたと言って良いだろう」

「今治市長は「ゆがんでいるのは岩盤規制の方」 と国会で歴史に残る「迷言」を残したが、
 有権者には全く信用されていないことが分かった。
 それどころか有権者は「歪んでいるのは安倍政権の本性」と見ているようだ」

「よりによって読売報道で、「アベはもう要らない」との多数意見が示され、
 安倍首相あるいは安倍政権が小手先の改造で何とかやり過ごそうとしても
 国民の冷たい不信の目は全く変わっていない現状が判明したのである」

「ここまで散々、嘘と誤摩化しとデマカセで有権者を欺いてきたのだから、
 自業自得かつ因果応報と言うべきものであろう」

「しかも読売調査では安倍政権に対する評価は「中の下」で、
 経済政策も安全保障政策も大して評価されず、
 最も評価できるのは「外交」となっている。
 有権者も遂に、口だけ政権の中身のなさに気付いてしまったということだ。
 (もう少し早く気付いておけば良かったものを)」

「これまでの高い支持率は所詮、見せかけの虚飾か上げ底に過ぎず、
 中身としては民主党政権と大差なく、ただ口だけが達者で
 アメリカ経済の回復と「悪い人手不足」で失業率が下がっただけの話だということだ」

「嘘つき首相の「反省」など口先だけのもので、全く信用できない。
 首相に「忠勤」を励んだヒラメ官僚を出世させ、就任会見すら開けない惨状から見ても、
 安倍政権の「腐臭」はもはや隠し切れないものとなっている」

「首相を批判した籠池は強制捜査、首相を庇って嘘をつき通した官僚は出世。
 これが安倍政権の恥ずべき本性であり、中共と同じく権力の意向によって
 行政ばかりか検察までもが歪められてしまうのである」

「安倍首相が小泉元首相と比べるべくもない安物の「鍍金」に過ぎず、
 元々質が全く伴っていないため退陣前の支持率で小泉政権に「惨敗」するのは間違いない。
 今の内から予言しておく。安倍政権の中身のなさが見抜かれたのだから、支持率が急回復する訳がない」

「事もあろうに金正恩に助けられて何とか支持率を保っているという、
 恥さらしの安倍政権はどうやら最期を悟ったらしい」

「北のミサイルと山尾不倫のお蔭で何とか「勝機」があると判断したのか、
 衆院解散に打って出るという「末期症状」を呈してきた」

「これは、遅くなればなるほど政権の「実力の無さ」「口だけの本性」が露呈し、
 惨めな敗北を喫する可能性が高いと自ら認めていることになる」

「また、働き方改革の法案も放り投げて「逃亡」するのだから
 自らが徹底した嘘つきで信用できない人間であると証明した訳だ」

「命名するなら「違うだろーっ解散」「断末魔解散」であろう。
 こんなみっともない解散を行うような政権に投票するのは、
 余程寝ぼけているか、ドグマで現実が見えない蒙昧な有権者だけだろう」

「安倍政権にとって政策は権力を握るための手段に過ぎず、
 国益よりも公益よりも議席と政権維持を優先しているのは明白だ」

「いずれにしても、こうした無能で嘘つきの政権にとどめを刺せるかどうか、
 それとも「B層」だらけで愚昧なイデオロギストに同調して口だけ政権を延命させるか。
 日本国民の有権者の「民度」も判断できよう」

「もし後者であれば、遠からず訪れる経済危機はより深刻になり、
 取り返しのつかない打撃が日本社会に与えられるであろう」

「当ウェブログは今回の衆院選を「断末魔解散」と命名したが、
 まさに安倍政権を断罪し権力の座から蹴り飛ばす選挙となりそうだ。
 何しろネットで「国難解散」が「ボク難解散」と嘲笑される始末なのだから」

「安倍政権は、もはやさっさと退陣し消滅する以外に国益に資する道はない。
 事実上、日銀に国債を直接引き受けさせたのも同然であるから、
 子々孫々に至る迄の災厄を生み出し膨張させたと教科書で断罪されるであろう」

「今の日本経済が甦るためにはアベノミクスとは全く逆の政策が必要で、
 保育利権や原発利権のような非効率を撃滅し、
 新規投資を増やし女性の就業を増やす政策に変えなければならない」

「「無償化」と称したただのバラ撒き「買票」政策などとんでもない話だ。
 安倍政権下での経済低迷と実質賃金低下を完全に終わらせる必要がある」

「希望の党を批判する資格など、そもそも今の与党にはない。
 党利党略に塗れた発想と行動は全く同じであり、
 同類が同類を批判しても何ら説得力がないのである」

「口だけ安倍政権が今迄のさばってきたことこそが「国難」なのだが、
 それすら自覚できない蒙昧な政権は無惨に滅びるしかあるまい」

「今回は史上二番目に低い投票率からも分かるように、
 碌でもない選挙で一般有権者の無気力・無関心がはっきり出た。
 結果、みすみす安倍政権にとどめを刺す好機を逃したのである」

「しかし唯一、今後のために有益な現象はあった。
 日本の原理主義勢力の独善性と攻撃性がはっきり示されたことだ」

「産経抄は「日本を貶める日本人をあぶりだせ」などという傑作な一言を残し、
 自分は正しく他人が間違っているという至極単純な心理バイアスを露呈させた」

「安倍政権を支持する勢力は、良識的世論から完全に浮いていることを自覚できず、
 秋葉原で動員されて「偏向報道」と叫び、自らの独善性を完璧に証明した。
 (自分と意見が合わない相手を「偏向」と決めつけて自画自賛したい訳だ)」

「また、日本会議会長は「右からパンチ」などと称して
 言論と論理で国民を説得できないことを自ら証明した」

「他人を説得できないから「パンチ」としか言えない訳で、
 矢張り一般には通用しない議論であることがよく分かる。
 本当に「公明党を切る」などしたら今の自民党には大打撃になるし、
 「近い将来」朝鮮半島が南北統一するなどと考えている点も傑作だ。
 (実現しなかったら是非、責任を取って組織を解散して欲しいものだ)」

「戦前のナショナリストは私財を投じて建艦費を献納したというのに、
 戦後は口だけで必要なカネを出さなくなった。情けない限りである」

「こうした異様な現象が複数生じるのも安倍政権の特徴であり、
 道理と論理ではなくドグマとイデオロギーが優先される
 中露と似た社会に日本が変質しかかっていることが分かる」

「そもそも日本は、戦前の歴史を見れば分かるように
 ナショナリズムが非常に強い社会で、凶暴な白色テロを何度も起こしてきた」

「政党が自ら大政翼賛会への合流を選ぶなどという
 民主主義としては自殺行為でしかない恥ずかしい史実も残っている」

「メディアに対する凶悪な攻撃性も戦前からだ。
 日本のため窮地に身を投げ出すのではなく、
 ドグマの争いで内ゲバを始めるという情けない結末で、
 言論テロの末に国策を誤って祖国を焼け野原にしたのである」

「こういう喧しくて粗暴な言動を展開する支持層が多いのだから、
 安倍政権は惨めなレイムダックに陥るか、急激に転落して嘲笑を浴びる道しかない。
 小泉元首相と違い、引き際が分からないからこうなるのだ」

「「賞味期限切れ」で国民が仕方なく延命させている安倍がまた図に乗っている。
 世論調査では明らかに国民が慎重姿勢を見せている改憲について、
 安倍は「歴史的使命」と性懲りもなく放言しているのだ」

「しかも「大きな声にかき消されがちな声なき声にしっかりと耳を傾け進んでいきたい」と
 相変わらず口だけで言行不一致な嘘を正月から重ねている。
 安倍政権が政治的野心のため急ぐ改憲に反対する世論などはなから無視する気だ」

「口だけの安倍は言葉と逆の結果しか出せないから、
 安倍政権には「歴史的使命」などないこと、
 「声なき声にしっかりと耳を傾ける」ことなどする気がないこと、
 自らの歪んだドグマや利権勢力の声にばかり「しっかり耳を傾け」る結末になるのは必至だ」

「傲慢で独善的な安倍政権や自民党に唯々諾々と従っているから
 公明党は選挙で負けたのである。図に乗る安倍と自民に肘鉄を食らわすのは当然だ」

「対米従属の「ポチ」でしかないことがこの戌年にまたしても証明されよう。
 だからこういう全く反省のない、謙虚の「け」の字もない政権には
 犬のように厳しくしつけをしないとダメなのだ」

「無気力な有権者や騙され易いB層有権者が自民に投票するとこうなるのであり、
 大臣をクビになった稲田や現憲法を「コピペ」などと侮辱した中曽根の言葉は、
 自民党の本性が傲慢不遜で「選挙が過ぎれば国民無視」であることを証明している」

「実は自民支持者など「無党派層」に比べれば少数派である。
 それでも増長を隠せない安倍政権・自民党は公明党なくては政権を維持できないことすら忘れ、
 公明党から改憲へ前のめりな姿勢を牽制されて年頭から躓く間抜けぶりである」

「松本文明がとんでもない沖縄蔑視発言で大臣をクビになったが、
 この暴言でも議員に居座れるところがいかにも自民党らしい」

「というのは、自民党にとって「沖縄ヘイト・蔑視」は「第二の本性」に等しく、
 骨の髄から偏見と蔑視に凝り固まっているので自覚すらできないからである」

「「野党の戦術」ならまだ理解できよう。「沖縄の戦術」と表現するのは
 差別と偏見に凝り固まっているか、小学生以下の日本語能力しかないかのいずれかだ」

「沖縄問題は自称保守の汚れた本性が暴露される典型的な場であり
 愛国を騙って自己の倫理的な傷を隠したつもりが
 自らの独善と罵声によって却って薮蛇となる「言論的自滅」に他ならない」

「自民党は長らく、沖縄をカネで黙らせて安全保障の重い負担を押し付けてきた。
 沖縄の不満はこうした自民の「買収政策」によって蓄積されたものであり、
 沖縄からの不満表明が自民党の長年の金権政治の腐敗を抉り出しているのだ」

「だから自民党が沖縄蔑視や沖縄ヘイトを繰り返すのは何ら不思議なことではない。
 心理学で言う「自己防衛規制」「転嫁」であり、自分の方がどうみても悪人だから、
 相手が劣悪な資質を持っている、批判されて当然の存在と決めつけなければ
 不都合な真実に直面せざるを得なくなり、自己崩壊の危機に陥るためである」

「「強きに媚びて弱きをくじく」最低の権力志向が骨の髄まで染み付いていて、
 しかも米軍から実質的にコントロールされているのを当然視しているのと同時に、
 より弱い立場の沖縄を「政府に従って当然」と考えているのが露骨に分かる」

「産経新聞が沖縄米兵「美談」が取材もしなかった誤報だと謝罪し、
 ラジオパーソナリティの近藤氏も沖縄への偏見に基づく誤った発言を謝罪した。
 (基地反対運動に「中国や韓国の勢力が紛れ込み、内部から日本を分断」などと非常識な中傷をしていた)
 これは質の低い「自称保守」の百鬼夜行がターニングポイントに至った証左だろう」

「安倍政権の成立に大喜びして「我が世の春」を謳歌し
 傍若無人に振る舞ってヘイトや偏見を垂れ流していた「自称保守」が、
 愈々と言うべきか漸くと言うべきか、衰退の兆しを見せているのである」

「しかも良識ある一般国民の顰蹙を買い、呆れさせてもいるのが
 日本青年会議所の「宇予くん」アカウントのみっともない騒動と内情流出であり、
 「エンゲル係数」を巡る安倍信者とおぼしき連中のさもしい「情報操作」である」

「こうした一連の事件や騒動は、安倍を支持する「自称保守」勢力が
 「事実」を認めず、己がドグマに浸潤されている実態も自覚・反省せず、
 あさましい情報操作によって自分達の「同類」を増やそうとする布教活動に必死なことを証明した」

「安倍の支持層は安倍と酷似していて
 事実を無視し、自分に都合の良いことばかり持ち出して情報操作する傾向が強い。
 だからいまだにアベノミクスを賞賛し、「アベノミクスの成果」などと与太話を叫ぶのだ」

「当ウェブログは「自称保守」が「中韓のナショナリズムと共存共栄」だと指摘してきた。
 向こうのナショナリズムがほぼ韓国だけの「片翼」になり迫力が著しく低下したため、
 「自称保守」も「燃料」が足りなくなって元々の粗雑さが目立ち始めたのだ」

「この機に自浄力の著しく乏しい「自称保守」を反省させ、
 ついでに「似非リベラル」が図に乗らないよう警告しなければならない。
 今日の醜態を招いた責任は、「自称保守」の増長だけでなく
 「似非リベラル」の当事者能力欠如やイデオロギーの断章取義にもあるからだ」

「内閣人事局で官僚を傀儡のように操った陰湿な独善政治が、
 佐川のような惨めな傀儡官僚を生み、前川元次官のような「抗命」を生んだ。
 (インパール作戦とそっくりであり、更に「被害者」が増えるのも間違いない)」

「安倍の第五列のような役割を自ら選び、情報操作によって
 前川元次官の醜聞を流し権力の走狗となる「傀儡メディア」も出現した」

「かつての満州国もかくの如くであったろう。体質的に中共と酷似した安倍政権の悪行は、
 既に「治療不可能」「改善不可能」な域に達したと認定できる」

「安倍も麻生も思い上がった二世議員らしい増長意識全開で
 朝日新聞に罵声を浴びせていたが、品格のない政治家に天罰が下った図式と言えよう」

「「天網恢々粗にして漏らさず」、古語の通りの展開となった。
 安倍が国益や民意ではなく権力掌握とドグマを優先する低劣な政治家であることは確定だ。
 たまたま転がり込んだ権力を悪用して真面目な官僚を死に追いやり、
 財務省には歴史に残る深手を負わせた。つまり自ら総裁選での敗北を決定付けたのである」

「安倍が自業自得で総裁選において敗北を喫するのはほぼ確定である。
 権力の座に齧り付ける可能性はゼロではないが、その場合は自民党に死活的な大打撃だろう」

「これで一国の首相なのだから、開いた口が塞がらない。
 自分のパトロンと党内の重要人物には阿諛追従して、
 有権者には睥睨、批判するメディアには攻撃という最低の二世議員である」

「安倍の最も大きな罪は今回の件ではなく、日本経済を衰退させたこと、
 ドグマに浸潤され幻惑された自称保守を跋扈させ日本社会を劣化させたことにある」

「安倍が自業自得で権力の座から追放された後にも、
 病原菌のように安倍のもたらした害悪が日本を蝕み続けるのである」

「小泉元首相も村上誠一郎・元行政改革相も醜態を晒す安倍に引導を渡し、
 「自称保守」の見苦しい百鬼夜行が終わろうとしている」

「世論調査も非常に示唆的で、日テレ調査では「次の自民党総裁」として
 石破氏がトップに躍り出て、噓つき安倍は自業自得で小泉進次郎氏にも敗北した。
 自民党が強硬に拒んでいる安倍昭恵の証人喚問への賛意も7割に迫り、
 財務官僚が自殺に追い込まれた原因が安倍周辺にあると国民も認識してきたのだ」

「少し前の読売調査によれば高齢層と女性の安倍内閣支持率が暴落、
 世間知らずで自分が就職できればあとは無関心な若年層と、
 株価やドグマしか眼中にない自己中心的な中年男性しか安倍を支持していない」

「従って、これから起きる事態は容易に予想できる。
 権力依存症の安倍は首相の座に恋々としてしがみつこうとするが、
 完全に形勢不利で非は安倍自身にあるからいずれ諦めさせられる」

「噓つきで無責任な安倍では余りにイメージ悪くて選挙を戦えないから
 自民党は総裁を刷新して議席維持を図るであろう」

「次が石破氏でも岸田氏でも低成長と人手不足は変わらない。
 但し、今迄「アベノミクスの成果」だのゲッペルスのように連呼して
 日本国民を騙してきた第五列の嘘が暴かれるのは間違いない」

「日本会議を創設した村上氏も、今の日本会議と安倍の醜態には呆れているようだ。
 これが本来の保守のあるべき姿で、過保護で安倍をスポイルする自称保守とは大違い、
 首相として相応しくない安倍を即刻断罪するのが正しい政治家である」

「安倍の問題は何より人格的に信頼できないことであり、
 いまだに支持しているのは世間知らずか利己主義が原因であると推定できる」

「共産党にすら非常に的確な「痛恨の一撃」を食らっている。
 言わば「安倍の自滅」なのだから、首相の座にしがみつけばつくほど、
 安倍の醜悪な本性が国民の目に晒され、自民党への打撃は大きくなる」

「最近注目されるのは、痛烈に佐川「適任」発言を批判した小泉元首相と、
 日本会議の生みの親である村上誠一郎氏の矢張り厳しい批判である」

「村上氏の発言要旨は、安倍政権が様々な問題の元凶であること、
 安倍政権には「正義」が欠けており、自らが生み出した問題を
 部下に責任転嫁して自分は全く責任を取っていないこと、
 このままでは「世の中が闇」「霞が関は解体」だというものだ」

「流石に露骨には言わず、安倍が自発的に退陣することを求めているが、
 権力の亡者でしかも噓つきの安倍はその程度では諦めまい。
 国益を大きく損なう程に往生際が悪い人間だから、まだ醜い悪足掻きを続けるだろう」

「安倍が滅んでも、安倍が日本に及ぼした害は1ミリも補えないが、
 権力の座に居座って更なる害悪を垂れ流すよりはましであろう」

「今迄、日本社会にも日本経済にも散々に深刻な打撃を与えてきたために
 遂に自業自得で権力の座から追放される時が近付いてきたという訳だ」

「最初からこのような大噓つきを選挙で勝たせなければ、
 日本経済はまだしも再生できる道が残っていただろうが、
 もはや完全に手遅れになりつつあると言える」

「同友会は安倍政権の倫理的欠陥を鋭く批判しており、社会的責任を果たしたと言える。
 それに対し、つべこべ言い訳する麻生はさすがに勘違い議員らしい所業だ。
 自分が首相の時にどれほど日本経済を悪化させたか、完全に忘却したらしい」

「安倍チルドレンの中でも節操のない風見鶏は早くも「裏切り」を始めたようだ。
 しかしその裏切りは権力への追従によるものであるのが見え見えなので、
 いかに敏捷に裏切っても、噓つき安倍と同じく早晩滅びることになろう。
 結局は、歪んだ忠勤に励んで安倍のために嘘と隠蔽に奔走した佐川と同じ運命である」

「安倍が「謙虚」などという噓つき全開の言葉を吐いたから、
 (安倍のこれまでの言動から見て「謙虚」など欠片もないのは明白)
 また何か問題や失言が生じようと思っていたが案の定だ」

「文春報道で、佐川がこれまで大嘘をついていた背後に
 安倍が「もっと強気で行け」と命令したメモの存在が明らかになった。
 これは「もっとどんどん国民を騙せ」と一国の首相が指示したものであり、
 これだけでも即刻クビ、もっと言えば懲罰か議員資格剥奪に値する」

「国民には嘘を並べ、佐川には陰で中共のような独善的な指示を出していた。
 これが安倍の本性であり、明らかに「首相にすべきでない」人物であることが分かる。
 略称「PM」の実態は、安倍においては「貧しい精神(Povety of mind)」に他ならない」

「陰で国民を愚弄した裏工作をしておきながら、
 国会ではぬけぬけと秋葉原での「辞めろ」コールを「選挙妨害」と中傷した」

「自分に都合がよければ国民に嘘をついてでも強行、
 自分に不都合なら罵倒に中傷を重ねて言い逃れしようとする。
 これが果てしなく劣化した二世議員の本性である」

「村上誠一郎氏が以前に厳しく指摘した点は、いずれも完璧に的中したと言える。
 「すべて安倍首相の心の友や後継者にしようとした人たち(が問題を起こした)」
 「ところが、問題が起きると「財務省が悪い」「防衛省が悪い」「文科省が悪い」となる」
 「身から出たサビの問題に対して、最高責任者が責任をとらないのが最大の問題」
 安倍や安倍に騙されるようなB層有権者は治療不可能な水準だからどうしようもないが、
 安倍やその取り巻き、或いは第五列によって既に日本社会には深々と傷がついている」

「それは安倍政権のもたらした近視眼で有害な政策の数々であり、
 安倍支持層が跳梁跋扈して日本社会を劣化させたことであり、
 何よりも自らの過ちを直視せず嘘と言い逃れで誤摩化そうとする精神の拡大である。
 これらは全て、日本を蝕み危機を招く「癌細胞」に他ならない」

「次元の低い、利益誘導ばかりの安倍政権の体質は韓国政治と酷似しており、
 客観的に見れば明らかなクローニーキャピタリスム(縁故資本主義)だ」

「しかし、経済成長率は過去最低レヴェル(民主党政権にすら劣る)、
 1人当たりGDPも労働生産性も主要先進国中で最低水準という低能な安倍政権が
 ここまで延命できたという事実は、更に深刻な問題を突きつけるものだ」

「それは安倍政権のもたらした「日本国民の劣化」である。
 内閣府の調査では「国民全体の利益よりも個人の利益を大切にすべき」と回答する者が
 過去最高になった。しかもこの回答の比率は安倍政権下で上昇しているので、
 安倍がもたらした害毒とする以外に考えようがないではないか」

「日本国民が劣化して利己主義が跋扈するようになった、
 そう考えれば安倍政権がここまで延命できた理由も説明できる」

「日本国民が健全で良識を持ったままであれば、安倍などさっさと駆逐されていた筈で、
 日本国民が劣化して利己的な投票行動を行うからこそ安倍がのさばることができたのだ!
 (たとえ良識を持つ層が残っていても、恐らく多数派ではない)」

「その証拠に、加計と同じく獣医部新設を望んでいた京都産業大学は、
 首相側近の腰巾着から露骨に妨害されて諦めざるを得なかったし、
 財界からは(財界の望む)政策が進まないという不平が漏れている。
 (決して公益の観点からではないという事実に驚愕を禁じ得ない)」

「また、最低なのは言いたい放題の安倍信奉者で、
 安倍を弁護する偏見言説を垂れ流したお蔭で
 加計学園の客員教授の職をゲットした人間が2人もいる。
 (普通、こういう醜悪な行動を「猟官運動」と呼ぶのである)
 このままではベジーの斉藤のような日本社会を蝕む連中が更に増殖してくるであろう」

「彼らは安倍が権力を握っているからこそ地位を得て我が物顔で行動できるから、
 つまりは安倍が権力を握っていることがこうした連中が跋扈する温床なのだ」

「安倍が日本社会を腐蝕させ、精神の劣化をもたらしていることはもはや明確になった。
 安倍を駆逐して日本社会を正気に戻さなければならない。しかも今すぐに」

「安倍政権がのさばる限り、日本の「民度」の悪化は間違いない」との
当ウェブログの予言は、皮肉なことに愚かな安倍自身やその信者達が自ら実証した。

▽ 安倍もその支持層も戦前のドグマに浸潤されており、民主主義に敵対している

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘,集英社)


「独善的なナショナリズムが強まるのは高度成長期にはなかった現象であり、明白な亡国の兆し」
とした当ウェブログの指摘も、悲しいことに現実化しつつある。

「何か奇妙な現象が起きていると感じたのは2013年のことだった。
 安倍の経済政策など、使い古しと利益誘導ばかりで
 何一つ新しいものがないばかりか中長期的なリスク極大化でしかないのに、
 (それは低成長と実質賃金低下、消費減少といった厳然たる事実が証明しつつある)
 安倍を支持する勢力の強硬な姿勢やファナティシズムに驚いたのだ」

「当ウェブログは純粋に政治経済的な側面から判断しているので
 こうした奇妙な現象が何故起きているのか、分からなかった」

「しかし最近、興味深い事実に気付いたのだ!
 心理学が非常に的確にこの歪みを説明できるのである。
 所謂「自己防衛機制」が安倍支持者の行動と様々な点で一致している。
 「否認」… 現実を認めない
 「歪曲」… 自己に都合良く認識を歪める
 「投影」… 自らの感情や欲望を外に映し出し、被害妄想を形成する
 「躁的防衛」… 自己の非を認めず、過度に攻撃的になる
 これらは全て病理と言えるもので、
 安倍支持者のおかしな言動はほぼ全てこれらで説明できる。
 一般人から議員まで、見事な程にこれらの説明が適合するのである」

「当ウェブログは所謂リベラルの欺瞞性を厳しく批判してきたが、
 安倍支持者の独善とファナティシズムはリベラルよりも害が大きいと判断するに至った」

「民主党政権時にすら劣る成長率、実質賃金、消費。明白な劣等生である安倍は、
 口だけ外交と対米従属の安全保障、それに国民の富を収奪し株主に与える利益誘導策。
 生兵法の有害な経済政策により、近い将来の経済危機の元凶となるのも確実である」

「安倍が当選させた「チルドレン」が暴言失言で名を馳せるのは当然だろう。
 安倍の体質を反映している訳だから。しかも大西は謝罪すらしていない。
 そもそも日本人として相応しくないので、議員として懲罰対象とすべきだ」

「そもそも与党議員、しかも元閣僚(首相の取り巻き)がこれだから、
 おかしな連中が出てくるのは寧ろ不思議ではないと言える。
 無気力で利己的な有権者がこのような独善的で歪んだ人物を当選させてしまったため、
 日本社会そのものが醜く歪みかけている。自民党内に残る良識派は、
 こうした中ロに似たメディア弾圧体質を持つ議員をパージし、自浄力を発揮しなければならない」

当ウェブログの懸念が的中、「無気力なB層有権者と安倍が結託して日本を劣化させている」のだ。

 ↓ 参考

議員への暴言・暴行・責任転嫁、果ては「公務員は言動注意」- 安倍支持者はどうしてここまで異様なのか
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ce0a9b60e8847085959364adbdaeb3d4

「国民全体より個人の利益が大切」が過去最高、安倍政権の害毒が明確に - 安倍信者は猟官言説で教授に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d06f0f0f35e127d63ec7f35d2bc7331b

日本は「好ましい資金源」と米国側が言明していた、沖縄ヘイト政党・自民の怯懦 - ポチ政権にポチ政党
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e90f9dc76cb40a69d3d3b9fd629cc906

「地位に恋々とした」統幕長にはご褒美、安倍政権の醜悪な二枚舌 - 中共と同類であると自ら証明した
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b340d0a09082b9a1c38036d209d0f721

2015年は「保守自滅」、渡辺喜美・百田尚樹・曽野綾子みな炎上 - 中韓が静かになると失速しかない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/939ea08753fef63361ba7185d73a1aec

▽ 「保守」を自称する自民こそが、安全保障での対米屈従・隷属構造を支えてきたポチ政党

『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(矢部宏治,講談社)


「自民党に入って良かった」LGBT巡る発言で大炎上の杉田水脈議員 「先輩議員は『問題ない』と言ってくれた」とツイートし再炎上(careerconnection)
https://news.careerconnection.jp/?p=57006
”保守系で知られる自民党の杉田水脈衆議院議員のツイッターに、批判が集まっている。
 杉田議員は「新潮45」8月号で「LGBT支援の度が過ぎる」というタイトルで意見を掲載。「LGBTは子供を作らない、つまり『生産性』がない」「そもそもそんなに差別されているものなのか」といった内容に批判が殺到した。
 杉田議員は7月22日、自身のツイッターでこれに関し、自民党の議員から慰めの言葉をかけられたことを明かした。
自民党に入って良かったなぁと思うこと。『ネットで叩かれてるけど、大丈夫?』とか『間違ったこと言ってないんだから、胸張ってればいいよ』とか『杉田さんはそのままでいいからね』とか、大臣クラスの方を始め、先輩方が声をかけてくださること

自民党ではLGBTの理解促進を担当する議員自身がLGBTを全く理解してない?
 また、
「LGBTの理解促進を担当している先輩議員が『雑誌の記事を全部読んだら、きちんと理解しているし、党の立場も配慮して言葉も選んで書いている。言葉足らずで誤解される所はあるかもしれないけど問題ないから』と、仰ってくれました。自民党の懐の深さを感じます」
ともツイートしていた。
 自民党内部、それも大臣クラスの層でさえ性的少数者への理解が浅いとも取れる内容に、ネットでは
これが本当なら『LGBTの理解促進を担当してる議員』がLGBTを理解してない事になってヤバイ」
と、党そのもののあり方を批判する声が強い。

事務所に殺害予告、LGBT関連の投稿を削除
 中には「もう自民党推せない」という声もある。杉田議員の記事を擁護した先輩議員・大臣クラスの議員については、「名前を出してほしい」「大臣クラスって誰や」といったコメントも多く出ているほか、党内部で咎める人がいなかったことに、
「あの発言は問題だって指摘してくれる先輩がいないって可哀想ですね。聞く耳持ってないだけかもしれないけど」
と憐れむ人もいた。

 杉田議員の2つのツイートには多くのコメントが付いていたが、7月23日11時過ぎ頃に削除された。杉田議員の事務所に理由を聞いたところ、「党内で削除の指示はなく、殺人予告があったため消した。そのため、この件について詳しく話すことはできない」というコメントだった。〔以下略〕”

「もう自民党推せない」などというB層有権者のコメントが爆笑ものだが、
安倍とその取り巻きの言動を見ていれば碌でもない若手議員が出て来て
騒ぎを起こし顰蹙を買うのは容易に予想出来た筈だ。
杉田の名前(と言うより悪名)は以前から聞いていたので、何も驚きに値しない。
それどころか、こうした騒ぎを起こしかねない輩を議員にするからこうなるのだ。
珍種である「自称保守弁護士」稲田の派手な転落を見ても何故気付けないのか。。


稲田元防衛相:“憲法教”ツイートを削除 「誤解招く」(朝日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180 731/k00/00m/010/033000c.html
”稲田朋美元防衛相は29日、ツイッターに法曹界の護憲派を「憲法教という新興宗教」と否定的に評するコメントを投稿した。その後批判を受け、30日までに削除した。
 稲田氏は29日に保守系団体「日本会議」の東京都中野支部の集会に参加。支部長の弁護士について「法曹界にありながら憲法教という新興宗教に毒されず安倍(晋三)総理を応援してくださっている」と投稿した。
〔中略〕
 稲田氏は毎日新聞の取材に「ツイッターに書くにはあまりにも誤解を招きやすい(表現だった)なと思う。憲法を否定するつもりは全くない」と説明。「憲法を変えさえしなければ日本は平和であるというのもまた違う」とも語った。【田中裕之】”

まさに「同類相憎む」であり、日本会議も
日本の伝統に反する新興宗教の悪影響を受けてるから
有権者から見て異常としか言いようのない敵意を示すのも無理はない。

稲田は弁護士なのにまた軽躁な発言を行っており、
「ツイッターではなく口で言う分には誤解を招かない」と言っている訳だから
自分は正しくて他人は「誤解」という、日本人として恥ずかしい独善的な本性を露呈させている。
防衛大臣として数々の問題行動を起こしながら偉そうに「平和」を語る神経が末期的だ。


毎日新聞調査:参院6増評価せず67%(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180730/k00/00m/010/058000c.html
”毎日新聞は28、29両日、全国世論調査を実施した。先の通常国会で成立した、参院定数を6議席増やす改正公職選挙法への評価を聞いたところ、「評価しない」が67%に上り、「評価する」の18%を大きく上回った。カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法の成立についても「評価しない」が65%で、「評価する」は20%にとどまった。
 安倍内閣の支持率は37%で、6月の前回調査の36%からほぼ横ばい。不支持率は44%で前回の40%から4ポイント上昇した。
5カ月連続で不支持が支持を上回った。
 改正公選法では参院埼玉選挙区を2増、比例代表を4増し、比例代表に「特定枠」を導入。自民党は「合区」対象県の選挙区から出馬できない候補者らを特定枠で救済する狙いがある。「支持政党はない」と答えた無党派層のうち71%がこの法改正を「評価しない」と答え、自民支持層も「評価しない」が60%。有権者の理解は広がっておらず、来夏の参院選に向けて批判がくすぶりそうだ。
 一方、死者200人を超える大きな被害を出した西日本豪雨については、政府の対応が「十分ではない」と答えた人が68%に上り、「十分だ」は20%だった。
〔中略〕
 主な政党の支持率は、自民党30%▽立憲民主党10%▽共産党4%▽公明党2%▽日本維新の会2%▽国民民主党1%--など。無党派層は42%だった。【倉岡一樹】

 ◇調査の方法
 7月28、29日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った固定電話と携帯電話の番号に調査員が電話をかけるRDS法で調査した。固定では、福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号を除いた。固定は18歳以上の有権者のいる814世帯から518人の回答を得た。回答率62%。携帯は18歳以上につながった番号672件から531人の回答を得た。回答率79%。”

以上のような「百鬼夜行」議員を増殖させ図に乗らせているのが
すっかり無気力になった有権者と騙され続けるB層で、
自民党は選挙に負けない限り反省は「ゼロ」で常に口だけだから、
叩き潰さない限り反省しない(自浄力は永遠に働かない)という
自民党の「第二の本性」を完全に忘れているのだ。


毎日新聞調査:森友・加計「納得せず」75%(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180730/ddm/002/010/072000c.html
”毎日新聞が28、29両日に実施した全国世論調査で、学校法人「森友学園」と「加計学園」をめぐる安倍晋三首相や政府のこれまでの説明に「納得していない」と答えた人が75%に上った。「納得している」は14%だった。森友・加計問題で安倍首相に「責任はある」は61%と、6月の前回調査(60%)とほぼ変わらず、「責任はない」は26%(前回24%)。通常国会が閉会したが、世論の疑念は解消されていない。
 オウム真理教による一連の事件で、教団元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚ら元幹部13人に今月、死刑が執行された。今後の死刑制度の存廃については「続けた方がよい」が59%となり、「廃止した方がよい」は10%、「わからない」は22%だった。
 9月の自民党総裁選に関し、次期総裁にふさわしい人を尋ねると、前回調査に続き安倍首相が22%(前回21%)でトップ。石破茂元幹事長(同17%)と小泉進次郎筆頭副幹事長(同18%)が各19%で続いた。「このなかにはいない」は21%(同18%)。自民支持層に限ると、安倍首相が50%に達し、小泉氏15%、石破氏14%と続いた。
〔中略〕
 政府が北朝鮮との対話路線をとることを「評価する」は65%で、「評価しない」は22%だった。
 憲法改正をめぐっては、国会が改憲案の発議を「急ぐ必要はない」が57%で、「急ぐべきだ」は26%にとどまった。【倉岡一樹】〔以下略〕”

思想的に偏っている自民党支持者が安倍を支持するのは愚行の表れとして理解はできるが、
一般の有権者がこれだけ安倍の名前を挙げるということは、不吉極まりない。

これは「レミングの鼠」であり、安倍とともに日本社会が衰亡へと向かう前兆だ。
当ウェブログはドグマを排しリアリズムに立脚するから、悲しい結論を出さざるを得ない。
戦前の情動的ファナティシズムの亡霊が甦り、この日本に甚大な打撃を与えようとしている。
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2018年7月第4週チャート

2018-07-29 | 注目投資対象・株価の推移
堀古氏が長短金利逆転が起きても「しばらくは」上昇を続けるとコメントした。
これは最上級に不吉な予兆で、株価の割高を正当化しようとする説は
強欲と野放図な楽観を証明する明白な警告サインであり、
直近では2015年の年頭に生じた現象である。

金融市場はそもそも矮小な人間が予知できるものではなく、
リーマンショック直前の状況を想起すれば分かるように
多数派意見は往々にして間違っているものだ。

しかも今は、無恥厚顔に大本営発表を繰り返して
日本経済を衰退させてきたリフレ派が日銀を占拠しており、
彼らの大言壮語とは逆に「異次元緩和ではCPIはごく僅かしか動かなかった」、
そして「日銀が金融機関に甚大な打撃を与えている」事実が
誰の目にも明らかになっている。(リフレ派は「裸の王様」なのだ)

日銀のお蔭でたっぷり儲けた海外ファンドにとっては、
今度は日銀の足元を見透かして売り崩し、往復で2倍も儲かるチャンスであり、
愚昧で自画自賛しか能のないリフレ派が外国人を大儲けさせる皮肉な図式だ。


ドル円は正念場、下抜けすると打撃が大きい


トランプ砲は単発で既に効果消滅、ユーロは対ドルでレンジ圏のまま


ポンドはドル以上の急落、こちらも下抜けの危機


(以上のチャートはZAI)

輸出関連はひとまず貿易戦争懸念が和らぐ、ただ為替には注意した方が良い


マネックスの軟調が気になる、仮想通貨事業への過大評価が萎みつつあるようだ


(以上のチャートはYahoo)
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『週刊ダイヤモンド』7月28日号 - 5年間で若者の起業意欲低下、安倍政権がもたらした保身・無気力化

2018-07-27 | 『週刊ダイヤモンド』より
今週の週刊ダイヤモンドの人材特集は先週の医療に続いて金融、
内容としては対照的で完全に「内輪向け」だった。。

予想通り、サブ特集の「コンビニクライシス」「政府が画策する原発大再編」の方が良い。

前者ではよく知られたコンビニ本社の横暴とFC加盟店との歪んだ関係が取り上げられ、
本社のやりたい放題を抑止するため米豪のような「FC法」が必要と主張されている。
(国内での不毛な消耗戦をやめられないコンビニ本社ばかりだから、全く同感である)

後者では原発の「低コスト」説の欺瞞を鋭く衝いており、
元東電の竹内純子ですら原子力で「安価な電気」を得るのは難しいと認めている
(プロジェクトが余程うまく進まないと資金回収できないためで、当然の話である)
当ウェブログは一貫して「投機的なエネルギー」だと指摘してきたが、
まともな試算を行なえばそれ以外の結論の出よう筈がない。

だから原子力を擁護もしくは推進する自民党議員や経産官僚は、
事故や稼働率の大幅な低下が生じたら責任を取って自費で「補填」すべきなのである。
こうした連中は何かあれば国民のカネを奪って原子力を守る習性があるからだ。

『週刊ダイヤモンド』2018年 7/28号 (さらば旧型金融エリート メガバンク 地銀 信金 信組)


エントリーのサブタイトルで取り上げたのは連載の「数字は語る」、
企業の新規設立は増えたそうだが30代以下の新規開業は相対的に減っており
(若者の開業シェアが安倍政権下の5年間で7%も急減している)
安倍が若年層の起業意欲を低下させたと解釈できる。

更に、起業の多くが建設業という不吉な前兆もあり、
企業の新規設立が増えても先進国中最低水準の低成長だから
無気力化と経済成長の抑圧という二重の意味で安倍の政策は罪深い。

    ◇     ◇     ◇     ◇

今週の『週刊エコノミスト』は不動産投資特集、予想よりも良い特集である。
特に寄稿「サブリース2025年問題」が非常に良い。
世田谷区ですら2045年までの30年間で賃貸を借りる現役世代が12%も減るから、
安倍のように人口政策をサボっていたら地獄を見るのは間違いない。

また、さくら事務所の長嶋修氏は矢張り着眼点が鋭く、
「人手不足で手抜き工事が増加」として賃貸物件に手抜きが生じ易いと警告している。

ただ、特集内容としては悪くないが、
もっとタワマンのリスクは明記すべきと思う特集だった。

『週刊エコノミスト』2018年07月31日号


目にとまったのは長短金利逆転が生じても「まだ」大丈夫というエコノミストの分析だ。
市場では「「まだ」は「もう」なり」という有名な格言がある。
正直言って、もの凄く嫌な予感がした。
相場が大崩れする前には、必ずこの種の割高を正当化する言説が出るものだ。

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済はホテル特集、どちらかと言えば利用者側よりもマクロの視点。
安倍政権下で日本人の国内旅行が減って外国人だけ増えている現状も分かる。
(矢張り安倍は自国貧困化の「売国政策」を行っていると確認できる)

デービッド・アトキンソン氏は「価格を上げて稼働率を下げよ」と
経済的には極めて当然の主張を行っているが、規制緩和妄想に取り憑かれている
安倍やその取り巻きは愚かなので、正論の意味が理解できないのであろう。

『週刊東洋経済』2018年7月28日号 (ホテル爆増 熱狂の開業ラッシュ)


産業レポートはサンリオだったが、
ここまでの回復はどう見ても「中国効果」だと思う。
もう少し事業分析、収益分析を行った方が良いのではないか。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週の注目はダイヤモンド、小粒だが他誌より覇気があるゲーム理論特集。

▽ 第三特集「金城湯池アメリカ 日本食の挑戦」の方が実用性は上かも

『週刊ダイヤモンド』2018年 8/4号 (仕事で使える! ゲーム理論入門)


▽ 日本の高齢化と言うより「老化」を痛感させられる東洋経済特集

『週刊東洋経済』2018年8月4日号 (親の看取り方 悔いなく見送るために)


▽ エコノミストは、増税騒ぎが過ぎて今ひとつ盛り上がらない相続特集

『週刊エコノミスト』2018年08月07日号

レポートでは貿易戦争で日本が「漁父の利」だそうだが、根本的に間違っていると思う。
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関電が原発稼働で給料アップ、事業者が誰よりも儲かる腐敗構造 - 治らない経産省の利権擁護体質

2018-07-26 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
「原子力腐敗白書」という名称を献呈されそうな原子力白書は、
我が国の国土を半永久的に汚染して住民を追い出し、
巨額の損害を日本国民に与えた癖に反省は口だけで
「原発は長期的に必要」などと偉そうに嘯いている。

かつて日本を焼け野原とする元凶となった癖に、
のうのうと戦後も生き延びた大本営参謀たちとそっくりである。

だがそうした骨の髄からの無責任と欺瞞の「本性」は暴かれるもので、
原発稼働によって誰が一番儲かるかが誰の目にも明らかになっている。

原発稼働によって関西電力の給料カットがなくなったのだ。
つまり、投機的な原子力に依存して電力供給の安定性を損なった
以前の状態に戻ったのである。まさに「元の木阿弥」である。

一般家庭で電力料金の負担が原発稼働でどれだけ下がったか、
関電の給与が原発稼働でどれだけ上がったか、比較すれば明白である。
原発稼働では事業者がボロ儲けし、一般人は「雀の涙」だ。
だから関係者が異常なほど熱心に原発稼働を求めるのである。

「亡国」一歩手前まで行きそうになった福島原発事故も、
原子力関係者にとっては蚊に刺された程度の他人事で、
国土を取り返しのつかないほど汚染しても、国民に巨額のツケを廻しても、
何とも思わずに自分達にカネが廻ってくることが最優先という本音が窺える。

某国のミサイルや特殊部隊のテロの直撃を受けでもしないと、
こうした連中は永遠に亡国の踊りを続けるのであろう。

▽ 原子力利権は政治やメディアともグルで、例えば新潮社は社内で「東電を批判するな」と命じていた

『電力と政治』上: 日本の原子力政策 全史(上川龍之進,勁草書房)


矢張り、原発を稼働させたい利害関係者やドグマに汚染された連中には
「事故の際の賠償金を無限連帯保証」させることが絶対必要である。

「日本の原子力は「関係者の金儲けの手段」に堕している。
 (そうでなければ、どうして安倍政権の閣僚にカネをバラ撒いているのか)」

「予定通りこれまで運だけはあった安倍政権に没落の兆しが見え始め、
 来年以降には選挙でとどめを刺されるか経済危機で没落するか
 いずれにせよ原子力利権勢力とともに仲良く轟沈するしか道はない」

「利権勢力から自民党への薄汚いカネの流れが報道されるようになり、
 それに輪をかけて腐敗した情報操作を駆使し原発再稼働を叫ぶ「第五列」が
 我が国の原子力利権の腐った本性を国民に知らしめている」

「狙いは電力料金の低下などではなく事業者の収益独占であるのは明白で、
 有価証券報告書が間違いなくその汚れた動機を立証するであろう」

「これから遅かれ早かれ自民が選挙で大敗するのは間違いなく、
 安倍政権とともに墓穴を掘った利権勢力は叩きのめされることとなろう」

「電気料金を下げるためには、粗暴な円安誘導政策で急騰した燃料コストを下げ、
 今まで散々サボってきた燃料調達交渉を真剣に行い、
 コージェネ推進によってエネルギー効率を高めるのが先決である。
 (原発再稼働で助かるのは国民ではなく、湯水のようにカネが流れ込む利害関係者である)」

「「アーミテージ・ナイ・リポート」は原発再稼働が必要と力説しており、
 安全保障ばかりかエネルギー政策でも忠犬ポチに成り下がっている始末である」

「その証左として、IAEAが福島原発事故の原因が
 原発は安全という「思い込みが主因」と指摘しているにも関わらず、
 安倍政権は「安全な原発は再稼働」と全く学習能力のない発言をしている」

「正しくは「自民党がたっぷり献金を貰っているから「安全」と偽って再稼働したい」であろう。
 日頃の行動様式から見てそれ以外にない。(そうでなければただの洗脳である)」

「安倍政権は「美しい国」どころか「言いなりの国」政策を推進しているという馬鹿馬鹿しい始末だ。
 愛国者はこのような反社会的な政権をこそ批判すべきであろう」

「原発利権に固執する自民党政権のせいで、我が国の成長率は着々と低下している」

「世界の風力発電の急成長を理解できないばかりか、
 我が国で利権勢力が全力で風力発電の普及妨害を行っている現状も知らず、
 よくこのようなガラパゴスの政治臭漂う主張を公言できるものだ」

「原子力の経済性が劣悪であることを以前から明言していた吉岡斉・九大副学長は、
 原子力をはっきりと「幼稚技術」と呼んでいる。
 政治に保護されないと生存すらできない現状からも、それは明白だ」

「福島事故前に「原子力は最強の電源」などと無責任発言を行っていた甘利大臣がやっと辞めた。
 自分の言葉に責任を持つ政治家ならば、議員を辞職して福島の被災地のため
 一生を捧げるのが理の当然と言うものであろう」

「しかしながら、甘利醜聞のお蔭で大きな収穫があった。
 勇敢なテレ東が2011年に甘利氏と裁判になった際の
 信じられない恫喝と放言が漸く明らかになったのだ」

「利権擁護を続けていると実体経済を客観的に捉えることもできなくなるらしく、
 原発事故で「もう日本は終わりだ」という傑作な「迷言」を発したらしい」

「甘利議員が大臣になってからというもの
 我が国の1人当たりGDPは無惨なほどの下落を見せており、
 少しは経済政策を学んだ筈の第二次安倍政権ですら
 平均成長率も実質賃金も民主党政権時を下回っているという惨状である。
 (つまり、経済パフォーマンスで言えば安倍政権は第一次も第二次も劣等生なのだ)」

「関西電力が高浜原発停止仮処分に猛烈な反発を見せ、
 住民に対する損害賠償請求をちらつかせるという
 公益企業としてはあり得ない横暴と傲慢ぶりを発揮して話題になった」

「こうした半狂乱の挙動に出る事情は明白である。
 関電は原子力依存という愚かな経営判断のツケが回ってきて、
 原発停止により赤字転落、他社へ大口顧客が続々と流出しているのだ」

「つまり、関電の苦境は原子力依存を強めてきた過去の経営判断の決定的な誤りにある。
 (原子力がこのような「投機的」な電源だからこそ、あの米国がWHを東芝に売ったのだ)
 普通の企業であれば経営陣が責任を取って総退陣するのだが、関電はそのような気配すらない。
 まともな民間企業ではなく、「自分達が望み通り原発を動かして儲けるのが当然」
 「自分達のカネの成る木である原発稼働を妨害する連中は許さない」という意識なのだ」

「日本経済新聞の報道で彼らの思惑がほぼ全て分かる。
 関電の収益悪化は、原発停止よりも新電力への顧客流出の打撃が大きい」

「この数値からも明白である。関電が原発再稼働で燃料費節減を強調するのは口実であり、
 実際には「新電力への顧客流出を防ぎ、自社の利益を死守する」のが真の狙いである」

「経産省がどうしても諸先輩の天下り先を死守したいのか
 「原子力は必要」と強弁して利権擁護のプロパガンダを発した直後、
 ベトナム政府が最初の原発稼働を先送りすることを決定した」

「その理由は勿論、日本の福島原発事故である。
 「津波や自然災害に対する安全性の検証を慎重に行う」ためと報じられている」

「どちらが利権癒着・国民無視の「途上国」で、
 どちらが国民の利益を優先する先進国なのか、さっぱり分からない」

「少なくとも、我が国の経産省が天下りのためか権力に負けたからか、
 ベトナム政府に大きく劣っていることは間違いない」

「経産省の見え透いた強弁の翌月に、東芝が原子力子会社WHの損失3000億円を発表し
 「原子力が投機的な電源である」事実がこの上なくはっきり証明されたのは因果応報と言えよう」

「いかに国民の利益を忘却しているか、いかに特定層の利益を図っているか、
 いかに原子力の実態を理解していないか、これではっきり証明された」

「原発が停止していて官庁が燃料費負担を過大に宣伝していた数年前の方が
 日本の経済成長率は高く、実質賃金も今より高かった」

「「原子力発電が日本経済にとって不要」なこと、
 そしてプロパガンダを信用してはならないことは事実が証明している」

「九電や関電の株価(や業績)と日経平均は全く連動しておらず、
 日本経済の成長率や所得とも全く連動していない」

「マーケットは完璧に見抜いているのである。
 「原子力は典型的な利権に過ぎず、日本経済を豊かにしていない」と」

「「原子力発電は我々のカネ儲けのために大切な電源」
 「再生エネルギーはコストが高いと言い張って原発で儲けたい」
 という見え透いた本音は、株価や有価証券報告書にはっきりと示されている」

「福島原発事故で故郷を失い、生活が滅茶苦茶になった人々が大勢いるのに、
 原子力利権勢力は脳内を完全に「汚染」されているらしく、
 相変わらずカネで広告代理店と有名人を操って
 国民を洗脳しようとしている始末である」

「福島原発事故の過酷な経験が教えているのは、
 我が国の原子力の「安全」など全く信用できないことだ」

「最終処分地としてオンカロ並みの条件を備える場所は
 この日本にただの一箇所もない。地理的にも地層的にも高リスクな場所ばかり。
 危険性をカネで誤摩化すこれまでと同じ手法を政府と経産省が用いるのは明白だ」

「今後の展開は容易に予想できる。
 国民から徴収した税金もしくは電気料金を湯水のように使い、
 (推進派は決して自分のカネは出さない)
 人口流出で追い詰められている自治体に巨額のカネをちらつかせ、
 最終処分地計画を受け入れさせるのである」

「狙われるのは、平成の広域合併にムードで乗って財政が悪化し、
 過疎地域を抱える面積の広い自治体である」

「当ウェブログが「原子力のヴァンパイア効果」と呼んでいる、
 カネのバラ撒きが更なるカネのバラ撒きに直結する社会的腐蝕が、
 癌細胞のように拡大する現象が起きるであろう」

「これまでの「彼ら」の行動原理から容易に予想できる。
 「彼ら」国民のカネを使って実質的な買収を行ってきたのだから」

「原発立地自治体は原子力関連補助金への依存度が異常に高く、
 まるで麻薬中毒のように原発なしではいられなくなる」

「福島第一原発事故を見れば分かるように、
 立地自治体は過酷事故が起きても原発と縁を切ることができないばかりか、
 ほぼ完全に故郷を失ってしまったのである。
 原発集中立地となった段階で、運命は決まっていた」

「もんじゅ廃炉で大騒ぎになっているが、交付金が激減したのが最大の原因だ。
 もんじゅ廃炉と引き換えに敦賀3号基、4号基の建設を求める声が地元で出ていると言う。
 これでは、よく言われる「日本のエネルギーに貢献」が結局カネのためであることになってしまう」

「40億円が12億円に減ったら、安全だろうが危険だろうが
 とにかく稼働したがるのは当たり前であろう」

「原発1基の再稼働でおよそ年間1200億円も東電が儲かるのであるから、
 (立地自治体や利害関係者も、再稼働さえすればそのおこぼれを労せずして得られる)
 原発再稼働派は特定層のカネのために策動しているか、
 或いはそうした策動に騙され「動員させられた」ということになる」

「新潟県の景気や雇用を重視するなら、原発再稼働などとんでもない。
 日本が最も原子力依存度を高めた1990年代後半こそが、成長率が急落した不況突入の時期だ。
 欧州で最も原子力比率の高いフランスの経済成長率は低く、財政も悪い。
 相当の無理をして脱原発を図ったドイツ経済よりも大きく劣っているのが厳然たる事実だ」

「柏崎刈羽原発を再稼働したら、儲かるのは東電と立地自治体、
 それに一部の土建と民宿と飲み屋だけであり、新潟経済は潤わない。
 原発銀座を持つ立地自治体の経済状況を見れば明白である。
 カネだけ貰って地場の産業が育たず、不相応なカネ遣いで財政が悪化した自治体ばかりだ」

「「原発で発電する安価な電気」などと、とんでもない話だ。
 本当に安価なら、事故賠償は事業者が100%行うべきであるし、
 新電力や国民へのツケ回しの必要などあろう筈がない」

「「原発は、口先で安いと称して隠れた負担を国民に押しつける詐欺的な電源」が
 これまでの事実に照らして唯一の正しい認識である」

「従って、「重要なベースロード電源」の欺瞞性も明白である。
 「自民党と事業者が結託して大儲けするために重要なベースロード電源」が正しい」

「安倍政権は、インドに対して原発輸出という最も愚かな道を選んだ。
 原発輸出は安全を安売りする中国やロシアと競わされる上に、
 日本側の賠償や事業中止リスクの高い愚策なのである」

「産経報道では賠償等の問題が起きた際には「政府の支援」、
 つまり日本国民がカネを払わせられるというふざけたシナリオも浮かび上がっている」

「それでも安倍政権が原発輸出を推進する理由は明白で、
 福島原発事故で大打撃を受けた事業者の救済策である。
 何しろ自民党にせっせと献金しいつもパー券を買ってくれる相手だ。
 利益誘導の得意な安倍政権らしい、近視眼で無責任な施策である」

「対インドでは原発輸出よりも高効率の火力タービンや地中熱といった
 エネルギー効率を高める技術や省エネ技術・製品を輸出すべきなのである。
 次世代の低コスト薄膜太陽電池が実用化される時期は近付いており、
 そうなればEVやPHVと一緒に輸出できるようになる」

「そうした合理的な選択ができない理由は明白で、
 利権との「癒着」、そして愚劣な「ドグマ」なのである」

「日本は福島第一原発事故を経験した国として、
 過酷事故への対処と封じ込めの技術を高めておかなければならない。
 それが軽躁で迂闊な原発輸出より遥かに重要である」

「断言しておくが、これから急速に原発を増やす新興国では、
 20年以内に福島級の過酷事故が起きるであろう。
 危険性が高いのは原発増設の多い中国、そしてインドだ」

「スリーマイル、チェルノブイリ、東海村JCO、そしてフクシマ。
 15~20年に一度は想定外の大事故が起きている。
 原子力の歴史は想定外と重大事故の歴史でもあり、
 人間が失敗する動物であるということは、歴史が証明しているのだ」

「東電の福島第一原発事故の処理費用が以前の政府の見積もりを上回り、
 僅か3年で2倍に増加した。間違いなく今後も費用は増える」

「今迄の原子力利権勢力の行動様式と全く同じだ。
 重大な不祥事や事故が起こるとまず事実を直視しようとせず、
 全力で事態を矮小化して世論への情報操作に注力する」

「悪い情報は小出しにしてほとぼりの冷めるのを待ち、
 決して真摯な反省はしないし基本的に行動も改めない」

「今回の事故費用増額は矢張り国民へのツケ回しとなり、
 「原発は低コスト」などと嘘八百を並べ立てて国民を欺いた連中は
 謝罪すらしていないで今日ものうのうと生活し原子力を擁護しているのだ」

「これまでの報道や記録をすべて調べれば、真実が分かる。
 「原発は低コスト」と称して国民を欺いてきた連中こそ
 真っ先にこの事故費用を負担すべきである」

「政治的、社会的責任の大きい嘘つき達を、絶対に許してはならない。
 彼らに謝罪させ、事故費用を真っ先に払わせなければならない。
 彼らは国民を騙して安全神話を垂れ流してきたA級戦犯なのだから」

「断言してもいいが、あと数年して覚えの悪い有権者が忘れかけた頃に、
 また経産省から更に増額された「請求書」が届くであろう」

「当ウェブログは、前々から原子力には経済性がない、
 寧ろ原子力比率が高まると日本の経済成長率は低下している、
 関係者だけを儲けさせるただのレント(利権)でしかない、
 利権勢力は政府の保護によって生存している「赤い貴族」であると
 繰り返し指摘してきた。だから東芝の巨額損失は完璧に想定内だ」

「東芝が原子力のために瀕死の状態に陥っているのは周知の事実だが、
 東芝がウェスチングハウスを買収した当時、経産省で
 「原発ルネッサンス」を煽っていた当事者が今、
 一人は首相の秘書官であるし、もう一人は経産省で要職に就いている」

「名門企業を沈没させた「戦犯」に等しいのだから、
 いまだに福島原発事故の費用が拡大し続けているのだから、
 最低でも責任を取って辞職するのが良識と言うものだろう。
 (辞職程度では日本国民に負わされた損害は何ら軽減されないのであるが)」

「しかし、この無責任と他人事のような態度が原子力利権勢力の特徴である。
 彼らの殆どは、原発事故の後に福島のため私財を投げ打って復興に尽くそうとしなかった。
 寧ろ、反省したふりをして再稼働を図り、以前の地歩を取り戻そうとしたのである」

「原子力産業は国に保護された社会主義計画経済と同類で、
 ソビエト連邦と同様に経済面では破綻することが証明されたと言える」

「アベノミクスの欺瞞的な本質を明らかにしたのが東芝の経営危機で、
 BBCはじめ海外メディアが日本政府のスタンスを厳しく批判している」

「東芝の経営危機の元凶は誰がどう見ても原子力であり、
 自民党政権と経産省の口車に乗って高値でWHを買ったために
 今日の事態を招いたのである。(WHを買わなければ黒字決算だった)」

「東芝の経営危機は完全に想定内であるが、
 原子力に食い物にされた東芝と社員は「被害者」だとすら言える。
 原子力利権勢力のプロパガンダなど最初から信用してはならないのだ」

「民進党の「30年原発ゼロ」騒動が非常に興味深い。
 愚かな代表と民進議員が全く自党の現状(=寄せ集め)を理解せず、
 内部の利権癒着議員から猛反対が来るに決まっている下策を打ち出したからだ」

「時事通信報道がはっきりと本質を見抜いており、原発ゼロへ抵抗する理由が
 「原発ゼロが急速に進めば、原発事業に携わる組合員らの雇用が不安定になりかねない」
 からだと利権勢力の利害関係を明らかにしている」

「利権勢力およびそれと癒着した一部を除けば、
 原子力が日本に不要なのは余りにも明白である」

「だから、そうした狙いは伏せて「脱原発による成長政策」を打ち出すべきだったのだ。
 それは別に難しい話でも何でもなく、技術的に確立されているので制度を変えれば良い」

「一つはドイツのようなコージェネ発電の買取制度(1kWh/20円程度で十分)、
 もう一つは劇的な省エネ効果のある地中熱投資とネガワットのポリシーミックスである」

「コージェネは無駄に捨てている熱エネルギーの活用、
 地中熱は一度投資すれば半永久的に使用できる無尽蔵の天然エネルギーだから、
 利権勢力以外の全ての国民がその恩恵を受けることができる」

「最低でも数千億円、投資を進めれば恐らく数兆円規模で燃料輸入を削減し、
 国富増大・経済成長・エネルギー効率向上が全て実現するのだから、
 原子力利権勢力にとっては絶対に妨害すべき悪夢だが
 日本国民にとっては理想の未来そのものであると言える」

「経産省は、東芝が巨額損失を抱える元凶となった子会社WHの売却に
 アメリカ政府から圧力があったと示唆する報道を否定したが、
 いつもの間抜けなパターンで、米政府関係者は協議の事実を認めている」

「これは事実上の「圧力」であり、
 日本の原子力はよく知られているように利権塗れであるばかりでなく、
 「対米従属」を証明する恥ずべき分野であることが明らかになった」

「報道を見れば、アメリカが自国では経営が成り立たなくなったWHを東芝に買わせ、
 結果的にうまく損失を日本企業に押し付けることになったのは明白である」

「アメリカではスリーマイル原発事故で新規建設が事実上できなくなった。
 (自民党政権と利権勢力が癒着している日本と違い、アメリカは経済合理性で判断する)
 経営の厳しくなったWHを東芝に買わせ、日本企業のカネで損失を尻拭いさせたのだ」

「日本の原発は、こうした日本の恥ずべき「対米従属」を象徴するだけでなく、
 アメリカでは絶対に建設できないような危険な場所に設置されている」

「それは一つには地層の問題であり、他方では集中立地の問題でもあるが、
 更には安全保障上の深刻な問題でもある」

「アメリカに従属しておけば安全保障は安心だとばかり
 北朝鮮の目の前に原発銀座を建設し、我が国を核汚染の危機にも晒しているのだ。
 まさに、対米従属による頭脳停止と言うべきであろう」

「数年前に関電の首脳が、ミサイルが命中しても問題がないかのように公言したとも聞く。
 こうした態度は、福島原発事故前の東電とそっくりである。
 事業者の言う「安全」が信用できるかどうか、福島原発事故がはっきり証明している」

「東芝の巨額損失が起きても、安倍政権は誤ったエネルギー政策を全く改めない。
 選挙で叩き潰さないと国益を毀損し続け、第二、第三の東芝を生み出すであろう」

「予想通りと言えば予想通りだが、中部電力が浜岡原発の立地自治体に
 「協力金」と称して30億円を渡し(実質的な買収としか言いようがない)、
 しかも日本国民にも自社の顧客にもその事実を隠蔽していたことが分かった」

「中部電力はいまだにこの事実を認めていないが、
 「共存共栄の観点から、協力金を支払うことはある」とコメントしているので、
 果てしなく「クロ」に近い。また、「共存共栄」にしては電力側の儲かる額が大き過ぎるので
 本当は「自社の収益のため」ではなかったのか、有価証券報告書を調べた方が良かろう。
 (恐らく地元対策費の数十倍を超える収益を得ている筈である)」

「加えて、驚くべきは元浜岡町長の証言であり、
 毎日新聞の取材に対して「高いリスクがある」から
 自治体の規模や人口に比して余りに巨額な30億円のカネは「仕方ない」としていることだ」

「また、元町長は「周辺の地区との関係もあり、公表できなかった」とも推測しているから、
 原発立地自治体は、周辺自治体に対して事実を隠して教えないという
 慄然とする体質があると考えざるを得ないだろう」

「隠蔽が生じるのには明確な理由がある。
 このように原発稼働による儲けが一部に集中しているので、
 原発稼働なくしては生活が成り立たなくなった人々が大勢いるからだ」

「勿論ここまでは過去の話であるが、こうした歪んだ隠蔽構造は現在でも生きている。
 何故なら、東電は原発稼働が「われわれにとっては本当に大事」と言明しているし、
 いまだに原発立地自治体は「原発は雇用を生む基幹産業」と言っているからだ」

「つまり両者とも原子力と運命共同体になっており、
 稼働しなければ存在すら危うくなっているということなのだ……
 たとえ全国民が反対したとしても原発稼働をせざるを得ない状況に陥っているのである」

「スリーマイル島の原発がコスト競争に大敗し、廃炉に追い込まれることになった。
 大変興味深いことに、最後のあがきだけは日米共通である。
 政府支援を求めて生き延びようとしたのだ」

「原子力の経済性など真っ赤な嘘であり、
 自分が不利になったり損失が出そうになると
 政府に泣きついて補填させるという薄汚い原子力利権勢力の本性が、
 このスリーマイル原発廃炉決定のプロセスではっきり示されたと言えよう」

「折しも、日本でも原子力の経済性が劣悪であることが明らかになっている。
 福島原発事故を起こした東電の経営陣への賠償を求める株主代表訴訟が行なわれているが、
 経産省の出した数値に基づいて賠償額が22兆円に引き上げられた」

「勿論、かつての経営陣は「予見できなかった」と言い開きをしているが、
 22兆円以上は確実に必要な過酷事故を原発が起こしたという事実は明白である。
 いつ起きるか分からない過酷事故でこのような巨額の損失が生じるのだから、
 原発稼働自体がリスクの高い愚行であることに異論の余地はない」

「無責任に再稼働を求める輩には、少なくとも22兆円の一部でも負担させるべきだ。
 原子力でカネ儲けをしても、損失は他人に払わせるモラルハザードが原子力の本性である」

「北朝鮮にミサイルを向けられても原発再稼働したい理由が、
 事業者自身の発言によって明らかになった」

「東北電力は原発再稼働しても家庭用の電気料金引き上げを行わず、
 関西電力は原発再稼働で家庭用電気料金引き下げと強調している」

「両者の違いは明白である。
 東北電力管内では顧客の流出が殆ど起きておらず、
 関西電力管内では顧客が大量に流出しているからだ」

「原発再稼働について東北電力は「強固な経営基盤の確立」と言明しているから、
 分かり易く翻訳すれば原発は「自社が儲けるため」の手段なのである。
 基本的に公益のためではない。だからミサイルの脅威があっても稼働を止めないのだ。
 だからあらゆる不都合な事実を無視しても再稼働しようとするのだ」

「原発稼働は何度も指摘したようにモラルハザードそのものであり、
 儲かれば自社の収益にし、過酷事故が起きれば自社の責任を否定して
 国民のカネで救済して貰うという根本的な無責任に立脚しているのだ」

「福島第一原発事故の裁判で、東電の津波対策の担当者が
 「(原発を)停止させないロジック(論理)が必要」という
 とんでもない反社会的な言葉を発していたことが判明した」

「各地で原発稼働差し止め裁判が行われているが、
 全てが全く同じ構図であるのも不思議ではない」

「つまり、利害関係者は稼働しないとカネが貰えないので、
 住民が危険に晒されようが、国民に転嫁する安全コストが増えようが、
 とにかく何が何でも再稼働を求めている。
 立地自治体で原発マネーのおこぼれを貰える僅かな住民がそれに同調し、
 益々モラルハザードが醜悪化しているという図式である」

「「責任を全うする」と言ってもどうせ賠償や廃炉費用の大部分を払うのは国民であり、
 自らが負担する訳ではない民間企業が何を言っても信用される訳がない」

「原発マネーに依存する原発立地自治体は、
 周辺自治体を敵に回してカネを受け取っている現実を直視しなければならない。
 これは倫理的にも産業的にも持続可能ではない(周辺自治体から孤立して廃炉を迎える運命になる)。
 脱原発シフト以外に生き延びる道がない事実を認識しなければならない」

「「原子力は安いエネルギー」などととんでもない嘘が喧伝されてきたが、
 原発再稼働によって起きた事実を見れば別の隠れた真実が浮き上がる。
 「原子力は事業者が儲かるエネルギー」というものだ」

「何故なら、原発再稼働を行っても電力料金を引き下げる前に
 役員報酬や社員賞与や配当の復活が優先されているからだ。
 口では何と言おうと、行動が全てを物語っている」

「日々電力供給に努力する現場の社員の待遇改善はまだしも理解できるが、
 原子力依存度を高めるという致命的な経営ミスを犯した経営陣は厳しく糾弾されるべきと考える」

「民間企業であるから当然と言えば当然であるが、
 いかにも公益や国益のためであるかのように偽るのはやめるべきであろう。
 「参入障壁の高い原発での利益独占」が本音であるのは、行動にはっきりと示されている」

「確かに社会保障の面では決して功績があるとは言えなかったが、
 小泉元首相が安倍政権とは「格の違う」ところを見せている」

「日本の抱える原発が「日本国民に向けられた原爆」に等しいと、
 安全保障面で原子力発電所が重大な欠点になっていると警告したのだ」

「安倍政権が原発再稼働を容認しているのは、
 ただひたすら利権と癒着してカネを受け取っているから、
 そして財界から莫大な献金を貰っておりバーターで利益誘導しているからだ」

「安倍政権下で「イギリスでの原発融資を日本政府が全額補償」という国賊的な政策が決定された。
 これはつまり、儲けは事業者が取り、損失は国民が払うという意味だ。
 国民のカネをむしり取って肥え太る原子力の実態が如実に分かろうと言うものだ」

「大手事業者は姑息な手で有権者を欺く安倍政権が窮地を脱したと見たのか、
 またぞろ「原発の新増設を」と主張し始めている」

「福島第一原発の廃炉も遅れに遅れているのに、
 よくも平然とそのような主張ができるものである。
 「業界」に入ってくるカネが細っているから焦っているということなのか」

「また、所謂「原発文化人」が再び出現してきている。
 通常の者なら忌み嫌い、イメージ悪化が確実な原発広告を
 普通の相場よりも高いギャラを受け取って「出演」するものだ」

「広告内容は本当に予想通りで、広告主の利益に忠実なメッセージの羅列である。
 この広告にどれだけの大金が使われているのか、そのカネはどこから出たのか、
 原発を稼働させると最も儲かるのは誰か、重要な点は全て隠蔽してある」

「これから廃炉費用がまだまだ増えるのは確実だから、
 バックエンドの費用も想定を上回るのは確実だから、
 こうした原発広告の出稿者や「出演」者にも費用を請求するのが
 社会的正義や公益性にかなうというものであろう」

「新増設を主張するなら、その前に関係者が私費で廃炉費用を負担するのが理の当然であろう。
 社会正義と良識に従えばそうなる筈である。国民にツケを回している場合ではない」

「そもそもエネルギー安全保障を考えるなら、必ず事故を起こす原子力は「論外」だ。
 安全保障上でも、中朝のミサイルの射程内にある原発は弱点でしかない。
 低炭素を求めるなら天然ガスとコージェネがある。
 原子力と違って放射能汚染も政治的腐敗もない風力と太陽光は
 劣等生でコストが上がり続ける原子力と違ってコスト低下が続いている。
 再生可能エネルギーが急成長し、原子力が停滞する世界のエネルギー状況を見れば明白だ」

「我が国には半永久的に利用できる風力や地中熱がある。
 EVの普及で拡大確実な太陽光も小水力もある。
 十分に活用されていない高い省エネ技術もある。
 美しい国土を半永久的に汚染した原子力など不要なのだ。
 ただ、関係者の利益のために必要なだけであろう」

「原子力利権と癒着している安倍政権が司法人事にも陰湿な介入を行い、
 先進国としてはあるまじき「忖度」を強要していると見られている」

「利権勢力に有利な判決を下した裁判官が社外取締役としてポストを貰うという、
 まるでロシアや中共のような腐った人事も囁かれている始末だ」

「とは言え全く希望がない訳ではない。
 安倍政権の陰険な圧力や人事操作に屈せず、
 高裁の裁判官が理性に従って伊方原発停止の
 仮処分という画期的な判決を下したのである」

「伊方原発の再稼働でボーナスが復活した四国電力にとっては大打撃で、
 矢張り会社の収益のために原発を動かさざるを得ない実情が暴かれてしまった」

「これで、原発再稼働が誰のためのものなのかが白日の下に晒されたと言える。
 原発を動かさなければならない理由は電力不足のためでなければ
 国富流出(爆)のためでもない。まして温暖化対策のためでもない」

「年に400億円も儲かるなら、ともかく安全を連呼して
 原発再稼働するのが経営目標となるのは実によく理解できる。
 ただ、それは公益性ではない。「自社の利益」そのものだ」

「火山の噴火は確かに可能性は低いが、いざ起きたら致命的になる。
 しかも佐多岬半島はシビアアクシデントが起きたら袋の鼠で、船で逃げるような場所である。
 原発ができても過疎は止まらないのが現実で、風力のメンテナンス産業の方が遥かに健全だ」

「またしてもとんでもない話だ。
 何と、事業リスクが高く世界各国で問題が多発している原発輸出で、
 日本政府が債務保証を行うという国賊的な案が出ているそうだ」

「これはリーマンショックの際のモラルハザードと全く同じであり、
 利益が出たら事業者が取り、損失が出たら国民が払うという、
 反社会的で薄汚い欲と無責任の塊のようなやり方である」

「この案を本気で実行するなら、安倍政権の閣僚や与党議員、
 担当官庁の管理職には全員、個人賠償責任を課すべきであろう」

「他人のカネを使って特定事業者を儲けさせる支援を行うのだから、
 どこからどう見ても「癒着」であり「利益誘導」に他ならない」

「しかも国民のカネを使って原発を輸出する英国の案件たるや、
 各国の企業が不採算で撤退した不良案件である。
 (と言うより、コスト競争力が低下する一方の原発自体が「不良案件」なのだが)」

「毎日新聞報道によれば、英政府は原発計画に高額な買取価格保証を行おうとして
 世論に叩かれている。この事実だけを見ても原発に経済性が欠けているのは明白だ。
 その「不良案件」を日本企業に手掛けさせようとするという図式なのだから、
 こうした「筋の悪い」案件で政府債務保証などまさに反日的、反社会的と言える」

「経産相の諮問機関の「有識者」は、事務局が多様な意見を反映させたように見せかけて
 最初はシャンシャンで安倍政権の思惑通りの結果に誘導するための省力化装置である」

「だから、原子力推進・維持の結論が出るように最初から仕組まれているのであり、
 国民が無気力で保守退嬰になり安倍「癒着」政権を延命させる限り、
 「有識者」に過酷事故の際の個人賠償責任を負わせでもしない限り、
 必ず原子力推進・維持というプロパガンダをナチスのように繰り返すのである。
 まさに「嘘も百回言えば」で、安全を連呼すれば国民を騙せると考えているのだ」

「事務局に都合の良い御用委員が安倍政権の思惑通りの意見を吐いている。
 或る意味、「権力装置」の一部と化している訳である。
 個人賠償責任でも課さないと、こうした他人事のような言説をいつまでも続けるだろう」

「そもそも福島原発事故の惨状を見ても、ぬけぬけと「安全な原発」などと口にし、
 震災時に日本を助けてくれた米兵が既に被曝で亡くなっている可能性が極めて高いのに
 平然と再稼働で一部関係者にカネを流すような利益誘導行為ができるのは、
 人間としてどこか決定的に欠けていると疑われても仕方が無いであろう」

「原子力関係者の言葉というものは、絶対に信用してはならないものである。
 言葉は偽るためにあり、本音はカネの流れと行動にはっきり示されるのだ」

「事実、原発の周辺自治体が再稼働に対し反発を強めている中で、
 (カネをたっぷり貰えるのは立地自治体だけだから当然だ)
 原発立地自治体の幹部が原発マネーで観光としか思えない旅行に行っている」

「こうした自己中心性と他の国民に対する冷淡さが原子力分野における特徴で、
 原発マネー旅行はその象徴的な例だと言える」

「立地自治体の幹部が原発マネーで旅行している間に、
 周辺自治体では不信感が強まるばかり、至極当然の結果であろう。
 「カネが入るから原発再稼働賛成」という本音が調査結果からよく分かる」

「東電はアメリカ(米兵が福島原発事故で亡くなっている)で訴えられ、
 勿論のこと日本でも訴えられているが、矢張りと言うか
 福島原発事故前の欺瞞的な行動の実態が明らかになっている」

「公判で東電の社員が堂々と「津波が来なければ収束していたと思う」と
 相変わらずの犠牲者無視の軽々しい発言を行っているのだが、
 (故郷を失った人々や米兵犠牲者のことなど完全無視していることが窺える)
 実は保安院から安全対策を促されて尋常ではない抵抗を示していた事実が報じられた」

「これが原子力事業者の特性なので、有権者はよくよく覚えておかねばならない。
 口先で「安全」を連呼しながら裏では手抜き、「安全より収益」が本音だ。
 原発稼働で事業者だけが独占的に儲かることが有価証券報告書で露骨に示されている」

「これで、次の過酷事故が起きたら原子力事業者が何を言うかも的確に分かる。
 「もし××なら事故は起きなかった」とまたしても言い訳と責任逃れに走るであろう。
 「過去事故が起きたら事業者は責任を取らないし、取れない」ことが改めて確認された」

「メルトダウンの公表遅れでも、見え透いたディスインフォメーションを
 散々に行った末に「官邸の(公表するなとの)指示はなかった」という結論になった。
 (産経だけ「高圧的な官邸」の影響と報じ、安倍の「電源喪失起きない」発言は隠して実に涙ぐましい)」

「しかも、福島原発事故後にも行動様式が変わっていないことが確認されたから、
 今後も原子力関係者や原子力維持派の発言は信用できないこと、
 裏でカネが絡んでいないか検証しなければならないことが証明されたと言える」

「また、カネを貰って原発広告を掲載する「言論を買収された」メディアの
 原子力擁護論や宣伝文句(欺瞞的な「ベストミックス」等々)には
 国民に隠した裏事情があることを見抜かねばならないのだ」

「衝撃的な報道が入ってきた。
 福島第一原発の津波は「15.7メートルの高さ」になると
 東電子会社が計算し、旧経営陣に報告していたのだ!!」

「その子会社の担当者は「明治三陸地震をモデルにしたので想定内」と、
 極めて重大な証言を裁判で行っている。東電の言う「想定外」は嘘八百だったのだ!」

「更に、重大な隠蔽行為も発覚している。
 この「15.7メートルの津波」の可能性を報告された経営陣は、
 数値を「小さくできないか」などというまさに犯罪的な言葉を吐いたそうだ。
 これは事実上、「改竄の指示」に等しい極めて責任重大な発言である」

「東電社員の中には福島原発事故が「津波なければ収束」などと
 とんでもない無責任発言を行う者も実際いて嘆かわしい限りだが、
 矢張り事実を隠蔽することはできないのである」

「所謂「天網恢々粗にして漏らさず」であり、悪事は露見して裁かれる運命なのだ。
 良心を保ち良識ある東電社員は今こそ目覚め、カネに目が眩んで
 東電の存続を危うくした旧経営陣の責任を追及すべきである」

「賢い有権者も、こうした無責任な隠蔽行為に加担あるいは助長した
 利権癒着政党に厳格な裁きを下さなければならない」

「特に安倍という二世議員には、碌に原子力の実態も理解できず無責任に
 非常用電源が失われることはないなどと放言した明白な事実がある。
 この愚かで節穴、理解していもないことを出任せで豪語する軽薄な政治家も、
 これまでに散々国益を毀損し、福島原発事故の一因となった「共犯」である」

「今年の年頭に、原子力業界と密接な繋がりを持つシンクタンクが、
 「原発稼働できなければ日本経済に大打撃」という、
 いかにも見え透いた「研究成果」を発表していたので、
 余程追い詰められているようだと思っていたら、案の定だった」

「泊原発を稼働させられず新電力にシェアを奪われている北海道電力が、
 リーマンショック時よりも深刻な人員削減策を発表した」

「人員削減と言っても、北海道では大きなシェアを占める寡占企業であるから、
 賃金の高い中高年を削減すると社内の士気に大きく響く。
 新卒採用を大幅カットしたのである」

「こうしたところで企業の本音というか、体質が見えるので
 新卒の方々は、より安い電力を供給して北海道民の生活への貢献度が大きい、
 新電力の方でご活躍されることを強くお薦めしたい」

「また、東通原発の建設が止まっているので(安全神話の嘘が発覚したから当たり前である)、
 東通村に巨額の原発マネーが入らなくなり、悲鳴を上げている」

「これは勿論、自治体幹部の判断ミスということになるので、
 幹部の給与カット・辞任は不可避だというのが当然の結論となる筈だが、
 何と「東通原発の建設」を東電に要求するという自滅的な状況になっているようだ。
 (そんなに建設したいなら、村の幹部が過酷事故の際に「個人賠償する」と言明すればどうか)」

「このように、原子力は関係者が真っ先に儲かるという呪われたエネルギーである。
 その構図が余りにも露骨なので、関係者は「日本のため」「経済のため」と
 いかにも見え透いた建前を言わざるを得なくなる。実に気の毒なことだ」

「「原子力政策によってあなたに幾らのカネが入るのか」と
 賢明な国民は問い質したいだろうし、本当にその言い分が信用できるのか、
 福島原発事故の際の大騒動とモラルハザードを目の当たりにして疑問に思っている訳である」

「そもそも日本の経済成長率と原発稼働率は統計的に無関係である。
 (原子力シェアが最大になった時期に日本の成長率は大きく落ち込み、寧ろ逆相関すら疑われる)
 そうした明白な事実を無視し、いかにも原発稼働が経済に資するように「誘導」しているから、
 何か隠された他の事情があると考えた方が妥当であろう」

「こうした原発関係者の言動には、気の毒に思われる側面もあり、
 世界的なEVシフトで益々情勢が不利になり焦っているからでもある」

「日本国内に大量のEVが普及するようになったら、
 大量の蓄電池が供給されることになり、中古蓄電池も急激に増える」

「これは電力大手の最大の収益源である小口顧客(主に家庭)が
 自前で安い電力を確保できることを意味し、
 「電力は貯められない」「再生可能エネは高コスト」という
 今迄に大手電力が主張して来た二つの「建前」の同時崩壊に直結するからだ」

「モリカケ問題の背後には経産省出身者の陰謀が見え隠れしているが、
 (その筆頭は安倍に隠れて策謀を巡らす某秘書官である)
 森友・加計の両問題に共通点があることは興味深い」

「それは「社会正義や道理に反する政策を政治とカネの力で強引に推進する」ことで、
 しかも世論から批判の嵐でも嘘と言い逃れで誤摩化して無理矢理に通してしまう」

「これは既視感がある光景だと思っていたが、それが何か最近分かった。
 これはまさに、原子力推進政策のデジャヴュだ!
 散々に批判され問題視されても厚顔無恥で受け流し、嘘の数々で乗り切ろうとする。
 自らの非を何一つ認めず責任も一切取らない。驚くほどの酷似である!」

「こうした経産省の悪しき体質は全く変わっていないようで、
 エネルギー政策でも意味不明でかつ明らかに欺瞞的な発言が出ている。
 優秀な人材は少なくないのに、組織に入るとどうしてこうなってしまうのだろうか?」

「例えば、原子力をいまだに「経済性に優れた」電源などと称しているし、
 (本当にそうなら経産官僚の退職金で福島原発事故の賠償金を負担すべきだろう)
 実際の「投機的な」レヴェルの不安定な稼働率を無視して「安定供給性」と言っている。
 (原発稼働率の実測値が風力以上にボライタルな現状であるのをどうして無視できるのか?)」

「挙げ句の果ては事業者のために原発輸出を企み、
 リスクは国民に転嫁しカネを払わせようとしている。
 福島原発事故と同様に「儲けは事業者、賠償は国民負担」という図式だ」

「大体、原子力が経産省の言うように「経済性に優れた」電源であれば、
 政府の支援など全く必要なく、事業者が出資して大儲けできる筈だ。
 (金融機関も喜んで融資する筈である)」

「原子力が生まれてもう長らく経つが、いまだに政府支援を求める始末だから、
 まさに「幼稚技術」そのもの、日本社会の寄生的存在に他ならない。
 いい加減、自己洗脳をやめ真実を認めるべきである」

「ある原発立地自治体の住民が、原子力について本音を漏らしているのが象徴的である。
 「原発はもう無くてもいい。ただ、町は立ちゆかなくなってしまうだろう」
 これこそが事業者と利害関係者にとっての真相なのだ」

「「原子力の電源シェアが低下するとGDPが低下する」などと事実に反した
 噴飯ものの試算を事業者の利害を代弁する機関が発表しているが、
 見え透いた情報操作に必死になる理由がこれでよく分かろうというものだ」

「今の常識は、経産省の主張とは全く逆である。石炭火力や原子力は経済成長とは関係がない。
 日本はエネルギー消費が増えても成長率が低迷しているが、
 欧州の高成長国はエネルギー消費を減らして成長率は日本を上回る。
 経産省が間違った議論で政策を歪めるからこうした惨状に陥るのだ」

「環境省は本来、「省エネと再生可能エネ促進で投資が増え経済が成長する」
 と経産省を「教育」し更生させるべきなのである」

「原発輸出に政府保証が必要なこと自体が、原子力の経済性が劣悪であること、
 事業者は儲けるのは自分達で損失は国民に払わせるつもりであることを証明している」

「大間の判決は結局、裁判官は報復人事が怖いのか
 保守退嬰のしょうもない結果になったが、
 裁判の過程で浮かび上がった原発立地自治体の悲惨な現状が興味深い。
 カネのために核燃料を受け入れようとする自治体に、明るい未来などある筈がない。
 原子力に隷属し、原子力と共に滅びる以外に道はないのである」



「安倍の取り巻きの経産・資源エネ庁出身者が
 モリカケ問題の陰の主役となり、日本政治を歪めて
 国益・公益すら損なっているのは周知の通りだ」

「ただ、実害が大きい分野は他にもあり、
 国内で原発の新設やリプレースが難しくなったため
 利権と癒着している安倍政権は「原発輸出」に逃げ道をつくり
 原子力関係者への露骨な利益誘導を画策していたのである。
 どこまでも腐り切っている安倍政権を叩き潰さないと、国富を毀損し続けるのだ」

「勿論、こうした許し難い国家私物化には天罰が下るものである。
 コスト高騰のためトルコの原発建設から伊藤忠が離脱し、
 英国では日立が政府に更なるカネを要求しており、
 原子力がハイリスクで高コストであることが議論の余地のない事実として立証された」

「利権癒着した安倍政権の愚昧な原発輸出にはそもそも経済性がない。
 馬鹿を見るのは日本企業だから、伊藤忠が離脱するのは当たり前だ」

「国(≒国民)のカネを搾り取らないと原発は成り立たないのだ。
 原発利権勢力とその第五列は、無恥厚顔にもイギリスの「原子力のFIT」案を称えていたが、
 安全コストが高騰する原子力に固定価格買い取りなど国賊的政策で、とんでもない話である」

「原子力関係者は福島第一原発事故への反省が全くなく(常に口だけ)、
 原子力が経済性にすぐれるなどと国民を欺く大嘘をいまだに吐いているが、
 とんでもない話である。この連中に無限連帯保証を負わせないと真の反省などしないのだ」

「「原発輸出に政府保証が必要なこと自体が、原子力の経済性が劣悪であること、
  事業者は儲けるのは自分達で損失は国民に払わせるつもりであることを証明している」
 と当ウェブログは警告した。トルコでもイギリスでもその通りの展開となっている。
 彼らの殆どは国益を損ない、国富を損耗しても何とも思っていないから、
 安倍をはじめ利権癒着政治家を徹底的に駆逐しなければ、また国民に災いが降り掛かるであろう」

「無気力で保守退嬰の有権者が利権癒着政権を延命させたため、間違いなく国民にも打撃が及ぶ」
とした当ウェブログの予言は、悲しいことに利権勢力自身の行いによって証明された。

▽ 霞が関は繰り返してきた失敗を絶対に認めようとしない、原子力政策がその典型

『逃げられない世代 ――日本型「先送り」システムの限界』(宇佐美典也,新潮社)


「自浄力など期待できないので選挙で鉄槌を下さない限り何も変わらないのである」
と当ウェブログの警告の通りであろう。原子力に関わったが最後、「自浄力」は消滅する。

「今年の原子力白書は驚愕の内容で、
 福島第一原発事故を招いたという真摯な反省は皆無、
 原子力関係者が今迄の通りに原子力利権にたかって
 安定高待遇を実現したいという醜悪な欲望が透けて見えるものだった」

「「双方向の対話」や「広聴」が必要という噓つき全開の姿勢で、
 福島第一原発事故前の傲慢不遜な態度が露骨だった原子力官僚や利害関係者は
 対話や広聴を怠ってきたのだから責任を取らせ全員クビにしてから白書を出すがいい」

「また、「科学的に正確な情報を提供」などと国民を馬鹿にした表現まで出る始末で、
 我が国の原子力関連施設の不祥事と誤摩化しとお粗末な事故の「正確な情報を提供」すれば、
 或いは我が国の投機的で不安定な原発稼働率の実績値の「正確な情報を提供」すれば、
 原子力白書など全く信用に値しないものであることは明白である」

「原子力のために「政策的措置が必要」などというとんでもない文言もあるが、
 これは「原子力は世論に支持されていないから政府がカネを出してゴリ押ししろ」という意味だ。
 完全に国民を侮って「お前らはカネだけ出して黙っていろ」と考えている訳である」

「スリーマイルやチェルノブイリの際と同じく、
 「国民は馬鹿だから時が経てば忘れるだろう」という無礼な作戦で
 まるで中共や旧ソ連のノーメンクラトゥーラのように
 「原子力は日本に必要」と腐敗したドグマを呪文のように唱え、
 いかなる批判や反論も無視して己の利益を追求する姿勢である」

「「彼ら」の言葉は、国民を騙して原発を稼働させるためにあるから、
 重要なのは彼らの「行動」の方である。行動に歪んだ本音が出るのだ」

「例えば原発再稼働で九電がこっそり社員に特別慰労金を出し、
 電気代は1円も下げなかった事実だけでもよく分かる」

「風力の潜在資源が豊かな東北で、風力発電を拒否して
 東通原発から送電できるようにガラガラの送電線を維持している事実でも明らかだ」

「原子力を維持しなければならない理由は関係者の利益以外になく、
 腐敗した政治家・官庁・原子力関係者がグルになって原子力を死守し
 福島原発事故での甚大な被害を無視して原子力を正当化し続けているのだ」

「まさに「原子力腐敗白書」とも言うべき内容で、
 このような内容の白書を平然と出すのは
 何か人間として欠落したものがあるとしか思えない」

「白書に関わった無責任な連中は、「エルサレムのアイヒマン」と同類である。
 官僚的な凡庸こそが、壮大な犠牲と無責任を生み出しているのだ」

「企業経営面から言えば、原子力は純粋に儲けるためのものだ。
 依存度の高い関電や九電は原発稼働率で収益がほぼ決まる。
 投機的な原子力に依存している段階で、公益にも住民にも背いていると言える。
 儲けは事業者が取り、リスクは住民に転嫁するという腐敗した構造だからだ」

「彼ら」は古いドグマに固執したまま、日本社会との利益相反は明白である。
福島第一原発事故でも反省は口だけなのだから、安倍と同様に存在自体が害悪である。

 ↓ 参考

九電がこっそり特別ボーナス支給、原発は関係者のたかる金蔓 - 腐敗した原子力白書は事実を直視せよ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0974f434f8cb9c35aa3a673658e57596

原発稼働できない北電が人員削減へ、原子力は関係者のためのものと実証 -「業界」は必死に情報操作
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/df69fa06977cb5f4728b5a33c3cbcfe4

伊方原発で四国電力は年400億円も稼げる、原子力は公益のためのものでない-裁判長が公然と規制委を批判
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/95f311f67a0ce601130a067f47ab7881

「高いリスクがある」から30億円は「仕方ない」、元浜岡町長が証言 - 中部電力がこっそりカネを流した
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/61c6f8fb829b5425eaf7703de040f03e

電力各社「事故の賠償は無理、原発費用は消費者に転嫁させろ」-証明された「原子力は高リスクでコスト高」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d121c9b7403f1918e88f81a7dfd7cf43

▽ 原子力には元々経済性も公益性もないから、自民党はじめ議員にカネをバラ撒いてきた

『原発利権を追う 電力をめぐるカネと権力の構造』(朝日新聞出版)


関西電力:従業員の月給カット終了へ(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180704/k00/00m/020/146000c.html
”関西電力は、2013年4月に始めた従業員の月給カットについて、今年6月分を最後に終了する方針を固めた。
〔中略〕
 大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働で7月から電気料金を値下げし、これに合わせて従業員の待遇も改善する。
 関電の月給カットは電気料金値上げに伴って当初は約5%で開始。16年4月にカット幅を約2.5%に縮減、昨年8月には約1.25%まで縮減した。月給カット終了には、大阪ガスなど新規事業者との契約獲得競争が続く中で社内の士気を高める狙いもあるとみられる。【真野森作】”

電気料金が下がっただけで愚民は喜んでいようが、
これこそ原子力関係者の狙い通りである。
小銭をくれてやれば喜ぶ愚民大衆は、安く「買収」されたことになる。
原発稼働で誰が得するか、どこに巨額のカネが流れるか、一目瞭然であろう。


政府:にじむ「原発活用」 「エネルギー基本計画」改定(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180704/k00/00m/020/146000c.html
”政府は3日、2030年度までの中長期的なエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」を4年ぶりに改定し、閣議決定した。再生可能エネルギーの「主力電源化」を打ち出す一方、原発も中長期的に活用していく姿勢をにじませた。プルトニウムの保有量削減や石炭火力発電の輸出案件の厳選など国際社会から日本に向けられる懸念への配慮も目立つ。
 原発は「重要なベースロード(基幹)電源」と位置付けつつ「依存度は可能な限り低減していく」との従来方針を維持した。新増設や建て替えに言及しなかったが、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」を踏まえて今回初めて盛り込んだ50年までの長期方針に「安全性・経済性・機動性に優れた炉」を追求すると明記。世界で実用化が進む小型原子炉など最先端の原発技術の開発を推進する姿勢を示唆した。
 再稼働の遅れで電力の8割以上を火力発電に依存する中、産業界の声を受けて「我が国の電気料金は国際水準に照らして高く、国際競争力が劣後する懸念が高まっている」と指摘。「再稼働による低廉な電気料金水準の実現が期待される」との記述を盛り込んだ
 原発の使用済み燃料から取り出すプルトニウムについては「保有量の削減に取り組む」と明記。
〔中略〕
 日本が国内外にプルトニウム約47トンを保有することに、核不拡散の観点から米国など海外には懸念の声もあることに配慮した。
 日本が強みを持つ石炭火力発電は、高効率化・次世代化を進めつつ輸出も積極的に推進するとした。ただ世界的には石炭火力に逆風が吹いており、「石炭を選ばざるを得ない国に限り、要請があった場合は経済協力開発機構(OECD)ルールも踏まえ世界最新鋭の設備の導入を支援する」と慎重姿勢もみせた。
 再生エネは「日本のエネルギー供給の一翼を担う長期安定的な主力電源として持続可能なものにする」として、発電コストの低減や固定価格買い取り制度(FIT)からの自立を早期に達成する方針を明示した。【和田憲二】”

経産省は全てではないが、原子力利権と一体化している。
風力大国スペインに大敗し、中欧北欧にコージェネ促進で惨敗しておきながら
相変わらず再稼働を推進する無責任は、旧ソ連の「赤い貴族」とそっくりだ。

「再稼働による低廉な電気料金」などという国民を見下した欺瞞的な言葉は、
中共の一党独裁政権が自由貿易支持などと叫ぶのと同じであり、明白な二枚舌である。
気色悪い共産主義的なスローガンの裏には露骨な既得権擁護と利益誘導が隠れている。

経済合理性に背き、ドグマに隷属して自己を省みることができないのなら、
福島原発事故の賠償を一般国民より何倍も負担してから原子力を擁護するがいい。
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