個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!
特集は「決算書の読み方」です。
半分は ”さわかみ投信特集 ”と呼ぶべきかもしれません。
間違いなく、いい内容です。
『週刊ダイヤモンド』12月3日号の案内
特に注目すべきはP32から出ているコマツ(6301)の例と、
P44の ”付加価値分析 ”です。
前者では、いわゆる「シクリカル銘柄」への賢い投資法が具体的に解説されています。
後者は、さわかみ投信における ”投資哲学 ”でしょうか。
「業績は見ず、経営のしっかりした企業に投資する」という澤上社長の持論を
いとすぎは聞いていましたが、
「業績は見ないにしても、絶対に何か指標があるはずだ」と思っていました。
今回はその一端に触れたような思いです。
2000年からコマツを大量に買っていたのは、やはり「凄い」の一言。
※ 勿論、これはさわかみファンドの中でも大成功した投資例であり、
ファンド自体のパフォーマンスが3倍超になったわけではないでしょう。
いとすぎは、これまで新興市場から投資収益のほとんどを得ていたので、
東証一部で大きくパフォーマンスを上げる方法が分かりませんでした。
だから、今回の特集は非常に勉強になりました。
◇ ◇ ◇ ◇
最新号の『週刊ダイヤモンド』は、この他に
冒頭の「プリズム」、山崎元氏の「マネー経済の歩き方」、
野口悠紀雄教授の「超整理日記」と、恒例記事もかなりの充実で、お買い得です。
少し前にサムスンの話を出しましたが、
韓国は大きなパワーを持った、注目すべき国だと思います。
韓国の人々・社会・文化などを知るひとつのきっかけとして、映画があります。
『大統領の理髪師』(2004/韓国)![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bloggoonejpfl-22&l=ur2&o=9)
最近DVDが出ました。
特典映像の「韓国近代史」がネットでも入手できるようなものだったので愕然としましたが、
映画の内容はかなりいいですよ。
いとすぎはスクリーンで観て、DVDも買ってしまいました。
特に、大切な家族がいる人向けでしょう。
見どころとしては、
[1]主人公が、大統領官邸で拳銃をつきつけられるシーン
[2]警護室長が、高麗人参をつかんで出てゆくシーン
を選びたいです。(観ていないと何が何だか分かりませんが ……)
一方で、後半部に強引な箇所が出てくるのは韓国映画の通弊かもしれません。
DVDも、もう少し値段が手頃だといいのですが。
こんな本を読んでいる、ではなく
これからぜひ読みたい本、です。
『巨大投資銀行』黒木亮![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bloggoonejpfl-22&l=ur2&o=9)
『週刊ダイヤモンド』11月26日号のP116で紹介されていました。
いとすぎは知った風に「投資銀行、投資銀行」と言っていますが、
実際には数冊の本に頼った乏しい知識しかありません。
これを読んで勉強したいです。
◇ ◇ ◇ ◇
いくらか古くなっていますが、これまでに読んだ本を何冊か紹介します。
「向上心を失って経営を誤れば、どんな強力な国でも会社でもいずれは滅ぶのである。」
「狭い世界の中で、自分が周囲と比較してポジションが劣っているのか
勝っているのかに一喜一憂しながら一生を過ごすのだ。」 (← これは少し本文と違うかも)
鋭い筆者のコメントで、大変に印象に残っています。
あのMBHの松本大CEOが、この本に登場なさっていることを後で知ってびっくり!
『Make money!- 私は米国投資銀行のトレーダーだった』末永徹![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bloggoonejpfl-22&l=ur2&o=9)
箭内昇さん、いい本を書いていると思うのですが、なぜか中古品の価格が ……
M&Aの負の側面を具体的に指摘した著作は、これが最初だと思います。
第2章(余りにも理不尽な結末となったRJRナビスコ買収の顛末)と
第4章(スイス銀行とスイス・ユニオン銀行の合併の経緯)は必見でしょう。
『企業合併』箭内昇![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bloggoonejpfl-22&l=ur2&o=9)
いとすぎはこの本、結構面白いと思いますよ。比較文化論的な要素もあります。
平等を謳っているはずのアメリカで、人種ごとに給与の相場が決まっているという話が出ていますね。
『告白』井口俊英![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=bloggoonejpfl-22&l=ur2&o=9)
姉歯事務所の件が、大変なことになっています。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20051126/K2005112500154.html?C=S
「リベートを貰ったりしたことは一切ない」「圧力をかけたことは絶対ない」
と言っても、誰が信じるのでしょうか。まだ何か出てきそうな予感。
せっかくの機会ですので、膿はすべて出し切るべきでしょう。
こちらもなかなか興味深い話です。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20051126/K2005112503460.html
「建築士が書類を作ったのだから、改竄と思わなかった」とのコメントから判断するに、
彼らは何も仕事をしていなかった、ということでしょうね。
◇ ◇ ◇ ◇
さて注目銘柄の株価推移です。不動産以外はじり高、順調です。
シーズクリエイトはじきに復活しますので、問題なし。
【丸紅(東証一部 8002)の株価推移】
[10月24日] [11月25日]
507円 → 565円 △ 58(+11.44%)
【三菱商事(東証一部 8058)の株価推移】
[10月24日] [11月25日]
2,065円 → 2,380円 △ 315(+15.25%)
【オークマHD(東証一部 6103)の株価推移】
[11月2日] [11月25日]
1,000円 → 1,013円 △ 13(+1.30%)
【シーズクリエイト(東証二部 8921)の株価推移】
[11月22日] [11月25日]
74,500円 → 69,900円 ▼ 4,600(-6.17%)
やはりオークマ、切り返してきました。まあ予定通りでしょう。
シーズクリエイトも、安く買えるいい機会です。
何だかいきなり下げている不動産銘柄がありますね。
いとすぎ注目のシーズクリエイトも下がっています。
(長い下ヒゲ!)
いとすぎも10株のポジションを持っているので、
決して他人事ではないのですが、
これは特に問題なしでしょう。
風評被害と言うか、姉歯設計事務所の件の余波でしょうね。
心理的な影響は無視できませんから。
それにしてもこれはひどい話です。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20051124/K2005112403840.html?C=S
誰に原因があるのか、その内に分かってくるはずですが、
今回は当事者全員に過失があるような気がします。。