再生可能エネルギーの固定価格買取制度における焦点は太陽光ではない。
火力並みの低コスト・膨大な普及余地・短い施工期間という
三拍子が揃っている大型風力発電である。
しかも利権勢力が「準国産」と偽称する原子力とは全く異なり、
エネルギー価格上昇・震災・テロに対して極めて強い。
(原子力はこの全てに対して弱い、話にならない脆弱電源だ)
経済的には、部品点数が多いので製造業への恩恵が大きい。
ソーラーパネルと違ってコモディティ化もしていない。
不安定だと主張する者はどうしようもない半可通であり
デンマークやスペインのように設置数を増やせば安定化するのは明らか。
バードストライクに対しても、ゾーニングすればいいだけの話。
漸くにして関西電力も風力発電の受け入れ増を決めたようだ。
何しろ電力大手には「なんちゃって自由化」で誤摩化した実績があるので
はっきり言ってどこまで本気なのかまだ疑わしいが、
当ウェブログが従来から主張してきた通りで結構なことだ。
日本では北海道と東北に風力の膨大な開発余地があることが分かっている。
風力発電所なら地熱や大型火力より施工期間も短くて済む。
太陽電池のスピードには敵わないがボリュームやコストは風力が勝る。
風力発電機を増やせば電力供給が安定化するのは欧州の経験で分かっている。
首都圏の電力不足は理論的には風力だけで充分に解決可能である。
原子力ムラの必死の抵抗があるとは言え、政策のスピードが遅すぎる。
昨年の段階で環境庁が全国を調査して風況と施工期間予測に基づき
優先地域のピックアップとゾーニングを行っておくべきだった。
環境庁の動きが遅いので自治体が突き上げても良かったのだが。
当ウェブログは「2011年は日本の風力発電の本格普及が始まる」と
予言したが、ほぼ想定通りの展開となりつつあると見て良かろう。
↓ 参考
風力発電7割増の大攻勢、ユーラスエナジーが強気の計画 - 再生可能エネルギー全量買取制度の威力は歴然
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0840e89c61a9d419992eda7df739ace3
北海道に2600万kW分もの膨大なエネルギー資源、風力発電の潜在力 - 道北から送電線整備等の要望も
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/3dcafb2aa3ebf30e8665db290aa6d66c
▽ 電力大手が妨害していなければ、風力発電は確実にもっと普及していた
▽ 電事連と経団連が原子力に固執し、風力発電の拡大を妨害してきた
関西電力、北陸・四国電力と風力発電拡大に協力合意(response.jp)
http://response.jp/article/2012/05/28/175076.html
これ自体は良いことだが、かなり懸念もある。
関西電力管内で圧倒的に風況が良いのは淡路島である。
また、台風対策は必要だが南紀にも良い立地がある。
そちらの方が優先されるべきではないのか。
四国は意外と立地が限られるし、北陸は能登に有望な場所が集中していて
送電ロスの問題がどうしても出てくる。
電力融通は当然として、コストを過大に見せかけようとする可能性があり、
有権者は厳しく監視しなければならない。
(関電役員・正社員の厚待遇は、事業独占と原子力の補助金で支えられてきた)
茨城・神栖沖に風力発電8基増設 ウィンド・パワー(共同通信)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO41661050R20C12A5L60000/
東日本においても当然、風力を増強すべきである。
神栖はあの大震災にもびくともしなかった。
(東京都の構想する湾岸の火力など震災で即刻停止になる)
福島の沿岸部もほぼ条件は同じである。
浮体式の実験もいいがコストの安い着床式風力を急ぐべきである。
漁業組合に資本参加を認めれば漁業権の問題もクリアできる。
火力並みの低コスト・膨大な普及余地・短い施工期間という
三拍子が揃っている大型風力発電である。
しかも利権勢力が「準国産」と偽称する原子力とは全く異なり、
エネルギー価格上昇・震災・テロに対して極めて強い。
(原子力はこの全てに対して弱い、話にならない脆弱電源だ)
経済的には、部品点数が多いので製造業への恩恵が大きい。
ソーラーパネルと違ってコモディティ化もしていない。
不安定だと主張する者はどうしようもない半可通であり
デンマークやスペインのように設置数を増やせば安定化するのは明らか。
バードストライクに対しても、ゾーニングすればいいだけの話。
漸くにして関西電力も風力発電の受け入れ増を決めたようだ。
何しろ電力大手には「なんちゃって自由化」で誤摩化した実績があるので
はっきり言ってどこまで本気なのかまだ疑わしいが、
当ウェブログが従来から主張してきた通りで結構なことだ。
日本では北海道と東北に風力の膨大な開発余地があることが分かっている。
風力発電所なら地熱や大型火力より施工期間も短くて済む。
太陽電池のスピードには敵わないがボリュームやコストは風力が勝る。
風力発電機を増やせば電力供給が安定化するのは欧州の経験で分かっている。
首都圏の電力不足は理論的には風力だけで充分に解決可能である。
原子力ムラの必死の抵抗があるとは言え、政策のスピードが遅すぎる。
昨年の段階で環境庁が全国を調査して風況と施工期間予測に基づき
優先地域のピックアップとゾーニングを行っておくべきだった。
環境庁の動きが遅いので自治体が突き上げても良かったのだが。
当ウェブログは「2011年は日本の風力発電の本格普及が始まる」と
予言したが、ほぼ想定通りの展開となりつつあると見て良かろう。
↓ 参考
風力発電7割増の大攻勢、ユーラスエナジーが強気の計画 - 再生可能エネルギー全量買取制度の威力は歴然
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0840e89c61a9d419992eda7df739ace3
北海道に2600万kW分もの膨大なエネルギー資源、風力発電の潜在力 - 道北から送電線整備等の要望も
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/3dcafb2aa3ebf30e8665db290aa6d66c
▽ 電力大手が妨害していなければ、風力発電は確実にもっと普及していた
『総力取材! エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHK出版) | |
▽ 電事連と経団連が原子力に固執し、風力発電の拡大を妨害してきた
『エコ・ウオーズ 低炭素社会への挑戦』(朝日新聞特別取材班) | |
関西電力、北陸・四国電力と風力発電拡大に協力合意(response.jp)
http://response.jp/article/2012/05/28/175076.html
”関西電力は、北陸電力、四国電力から地域間連系線を通じて中部電力と協力して電力を受けることで北陸電力、四国電力の調整力を確保し、両エリアの風力発電を拡大する取り組みに協力することで合意した。
原子力発電所の再稼働が困難な状況の中、関西電力、中部電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力の電力5社は、相互に協力し地域間連系線を活用した中・西日本での風力発電導入拡大を図ることで昨年12月に合意。
先行した取り組みとして北陸電力と四国電力から中部電力と関西電力に電力を送り、北陸電力、四国電力が必要な調整力を確保することで、風力発電導入量をそれぞれ20万kW程度拡大することを目指すことを検討してきた。
また、関西電力の供給区域である淡路島南部地域は、四国電力の系統から送られてきた電気を関西電力が供給していることから、この地域の風力発電の系統連系は、四国電力の系統に影響を与えることになる。このため今回、関西電力は、四国電力での風力発電の拡大に併せて、淡路島南部地域に風力発電の系統連系受付を行うことにした。”
これ自体は良いことだが、かなり懸念もある。
関西電力管内で圧倒的に風況が良いのは淡路島である。
また、台風対策は必要だが南紀にも良い立地がある。
そちらの方が優先されるべきではないのか。
四国は意外と立地が限られるし、北陸は能登に有望な場所が集中していて
送電ロスの問題がどうしても出てくる。
電力融通は当然として、コストを過大に見せかけようとする可能性があり、
有権者は厳しく監視しなければならない。
(関電役員・正社員の厚待遇は、事業独占と原子力の補助金で支えられてきた)
茨城・神栖沖に風力発電8基増設 ウィンド・パワー(共同通信)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO41661050R20C12A5L60000/
”風力発電を手掛けるウィンド・パワー(茨城県神栖市、小松崎衛社長)は2013年3月をメドに神栖市沖に風力発電設備8基を増設する。現在稼働している7基と合わせた出力は3万キロワットとなる。東京電力などに売電する。
同社は現在、神栖市の海岸から約50メートル沖合に日本初の本格的な洋上風力発電として7基を稼働させている。今回はその近くの洋上に8基を増設する。〔以下略〕”
東日本においても当然、風力を増強すべきである。
神栖はあの大震災にもびくともしなかった。
(東京都の構想する湾岸の火力など震災で即刻停止になる)
福島の沿岸部もほぼ条件は同じである。
浮体式の実験もいいがコストの安い着床式風力を急ぐべきである。
漁業組合に資本参加を認めれば漁業権の問題もクリアできる。