パキスタンでの事件の報道を見て、嫌な予感がしたのです。
ひとまずポジションを閉じれば良かったのかもしれません。
直近1年のカナダドルの動き
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=cadjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 週末に115ドルを割り込み、大きく後退しました。
どうも嫌な下げ方です。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 加ドルとほぼ同じような動きです。
ともに米中の株式市場との連動性が大きい印象を受けます。
警戒感からリスク縮小の動きが出ているのでしょう。
為替は世界のニュースに敏感でないとと、改めて感じました。
米短期金利先物が上昇、米指標やパキスタン元首相死亡報道受け(reuters)
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJT807358820071227
” 米短期金利先物市場は上昇。11月米耐久財受注が予想を下回ったこと
や米新規失業保険申請件数が予想を若干上回ったことが材料になってい
る。
パキスタンのブット元首相が銃撃され死亡したとのニュースを受け、質
への逃避買いで債券が上昇していることにも追随した。
〔中略〕
米連邦準備理事会(FRB)が1月に0.25%利下げする確率は88%
まで急上昇した。前日終盤は68%だった。”
→ 株式にもそのような傾向がありますが、
経済指標だけでなく政治的事件もインパクトがあります。
為替への影響はやはり見逃せません。
FRBの利下げ観測が高まったとのことですが、
記事からはこれは何らかの調査によるものか、
特定の機関の見方であるのかが分かりません。
ブット氏暗殺に抗議する反政府暴動が拡大(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/news/20071230k0000m030055000c.html
” ブット元首相暗殺に抗議するパキスタンの反政府暴動は29日も続き、
各地でブット氏支持者による放火などが相次いだ。内務省によると27
日以降の暴動による死者は38人に達した。
ブット氏の地盤だった南部カラチでは、ほとんどの商店が休業。多くの
市民が外出を避け、自宅にこもっているという。ロイター通信によると、
東部ラホールでは約1万人の支持者が反政府スローガンを叫びながらデ
モ行進した。”
→ パキスタンは911以来、親米路線を歩んでいます。
言わばこの地域の「安定の要」です。
(倫理的にはともかく、政治・経済的には成功している)
センチメントにおける影響は少なくありません。
現状では政治体制の動揺にまでは至らないようですが、
まだ事態が安定するまでに時間を要するでしょう。
ブット氏暗殺、識者の見方(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/news/20071229k0000m030140000c.html
” ▽ 黒崎卓(たかし)・一橋大学経済研究所教授(南アジア地域研究)
ムシャラフ大統領が治安を回復し、来年1月の総選挙を成功させて「民
主的に誕生した政権」という正統性を内外に認知させるのは、非常に難
しい。
パキスタン国民の多くはイスラム過激派に冷ややかで安定を望んでいる
が、今年7月のモスク(イスラム礼拝所)「ラル・マスジッド」の武力
鎮圧によって、過激派を支持する層が増えた。国民の不信感が強まれば、
テロは防ぎようがない。
民主的な選挙には自由な政党活動を認めることが不可欠。だが、テロを
防ぐためには検問や所持品検査などの治安対策が必要になり、集会の自
由を制約せざるを得ない。どちらを優先させるかでムシャラフ政権は手
詰まり状況にあった。選挙を延期しても変わらないジレンマだ。
パキスタンは実質経済成長率5?8%を維持し、経済は好調だった。だ
が、今秋以降の相次ぐテロで、海外からの投資が冷え込む恐れがある。
パキスタンは、経済が悪くなると政治不安が強まる歴史を繰り返してき
た。今回の事件をきっかけに政情不安と経済悪化の悪循環に陥る事態が
懸念される。”
この分析が最も鋭いと思いました。
パキスタンは中国からの生産拠点の移転も多く、
高成長が期待されている新興国です。
(日本とは逆に、豊富な若年労働力を抱える)
政治の不安定が続くと、経済への影響も懸念されます。
【 いとすぎの為替ポジション 】
2007/10/18 119.40 CAD/JPY Lev ×2
2007/11/17 114.10 CAD/JPY Lev ×2
2007/11/22 94.49 AUD/JPY Lev ×2
2007/12/05 109.95 CAD/JPY Lev ×2
2007/12/11 110.81 CAD/JPY Lev ×2
現在 > 114.72 加ドル
98.70 豪ドル (損益 116%)
レバレッジおよそ9倍を維持、
今週は「外乱要因」としてパキスタン情勢を注視。
これはFOMCよりも先読みし難いと思います。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
ひとまずポジションを閉じれば良かったのかもしれません。
直近1年のカナダドルの動き
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=cadjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 週末に115ドルを割り込み、大きく後退しました。
どうも嫌な下げ方です。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 加ドルとほぼ同じような動きです。
ともに米中の株式市場との連動性が大きい印象を受けます。
警戒感からリスク縮小の動きが出ているのでしょう。
為替は世界のニュースに敏感でないとと、改めて感じました。
米短期金利先物が上昇、米指標やパキスタン元首相死亡報道受け(reuters)
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJT807358820071227
” 米短期金利先物市場は上昇。11月米耐久財受注が予想を下回ったこと
や米新規失業保険申請件数が予想を若干上回ったことが材料になってい
る。
パキスタンのブット元首相が銃撃され死亡したとのニュースを受け、質
への逃避買いで債券が上昇していることにも追随した。
〔中略〕
米連邦準備理事会(FRB)が1月に0.25%利下げする確率は88%
まで急上昇した。前日終盤は68%だった。”
→ 株式にもそのような傾向がありますが、
経済指標だけでなく政治的事件もインパクトがあります。
為替への影響はやはり見逃せません。
FRBの利下げ観測が高まったとのことですが、
記事からはこれは何らかの調査によるものか、
特定の機関の見方であるのかが分かりません。
ブット氏暗殺に抗議する反政府暴動が拡大(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/news/20071230k0000m030055000c.html
” ブット元首相暗殺に抗議するパキスタンの反政府暴動は29日も続き、
各地でブット氏支持者による放火などが相次いだ。内務省によると27
日以降の暴動による死者は38人に達した。
ブット氏の地盤だった南部カラチでは、ほとんどの商店が休業。多くの
市民が外出を避け、自宅にこもっているという。ロイター通信によると、
東部ラホールでは約1万人の支持者が反政府スローガンを叫びながらデ
モ行進した。”
→ パキスタンは911以来、親米路線を歩んでいます。
言わばこの地域の「安定の要」です。
(倫理的にはともかく、政治・経済的には成功している)
センチメントにおける影響は少なくありません。
現状では政治体制の動揺にまでは至らないようですが、
まだ事態が安定するまでに時間を要するでしょう。
ブット氏暗殺、識者の見方(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/news/20071229k0000m030140000c.html
” ▽ 黒崎卓(たかし)・一橋大学経済研究所教授(南アジア地域研究)
ムシャラフ大統領が治安を回復し、来年1月の総選挙を成功させて「民
主的に誕生した政権」という正統性を内外に認知させるのは、非常に難
しい。
パキスタン国民の多くはイスラム過激派に冷ややかで安定を望んでいる
が、今年7月のモスク(イスラム礼拝所)「ラル・マスジッド」の武力
鎮圧によって、過激派を支持する層が増えた。国民の不信感が強まれば、
テロは防ぎようがない。
民主的な選挙には自由な政党活動を認めることが不可欠。だが、テロを
防ぐためには検問や所持品検査などの治安対策が必要になり、集会の自
由を制約せざるを得ない。どちらを優先させるかでムシャラフ政権は手
詰まり状況にあった。選挙を延期しても変わらないジレンマだ。
パキスタンは実質経済成長率5?8%を維持し、経済は好調だった。だ
が、今秋以降の相次ぐテロで、海外からの投資が冷え込む恐れがある。
パキスタンは、経済が悪くなると政治不安が強まる歴史を繰り返してき
た。今回の事件をきっかけに政情不安と経済悪化の悪循環に陥る事態が
懸念される。”
この分析が最も鋭いと思いました。
パキスタンは中国からの生産拠点の移転も多く、
高成長が期待されている新興国です。
(日本とは逆に、豊富な若年労働力を抱える)
政治の不安定が続くと、経済への影響も懸念されます。
【 いとすぎの為替ポジション 】
2007/10/18 119.40 CAD/JPY Lev ×2
2007/11/17 114.10 CAD/JPY Lev ×2
2007/11/22 94.49 AUD/JPY Lev ×2
2007/12/05 109.95 CAD/JPY Lev ×2
2007/12/11 110.81 CAD/JPY Lev ×2
現在 > 114.72 加ドル
98.70 豪ドル (損益 116%)
レバレッジおよそ9倍を維持、
今週は「外乱要因」としてパキスタン情勢を注視。
これはFOMCよりも先読みし難いと思います。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。