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みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

『週刊エコノミスト』4月3日号 -「史上最長の横ばい」が景気の実情、「実感なき」経済低迷を「実感」

2018-03-30 | 『週刊エコノミスト』より
今週の週刊エコノミストの特集「AIと銀行」は時期尚早な印象。
もう暫くしたらまた新しい展開が見えただろうに。

それよりも異常な金融緩和策とフィンテックの挟み撃ちで
リストラと採用絞り込みに走らざるを得ない銀行の苦境、
新しい収益源を求めた結果、スルガ銀行のようにシェアハウス問題に関わったり、
消費者ローン問題で批判されたりしている状況を特集した方が良いのでは?
(実際、スルガの株価は大幅に下落している)


…それでもエコノミストを先頭に持ってきたのは、
「戦後最長の景気回復に疑義」(78頁)が非常に素晴らしいからだ。

第一生命の永濱利広氏が書いているのが重要で、
氏は第二次安倍政権成立当初にはアベノミクスを賞賛していたが、
森友・公文書改竄スキャンダルを受けて「安倍政権は終わりだ」と見切ったのだろう、
アベノミクスの「成果」に対し、恐らく初めての厳しい批判を行っている。
機を見るに敏な形勢判断と言うしかない。

内容は至極妥当なもので、2012年が景気後退なら2014年も景気後退である筈、
(経済指標から見て明白で、内閣府は財務省のように公文書改竄したも同然である)
直近でGDPデフレーターも単位労働コストも実質賃金もマイナスに陥っているのだから
安倍政権はデフレ脱却に失敗しつつある、との趣旨である。

経済指標を「忖度」「固定観念」なしで見れば、「戦後最長の景気回復」でなく
小峰隆夫教授の指摘の通り、戦後最長の「横ばい」と判断するのが妥当であろう。

『エコノミスト』2018年 4/3号


また、今年になってからスフィンクスの藻谷氏が
景況への警戒感を強めているのが注目される。
世界主要17ヵ国のCPIが減速傾向になりつつあり、
金融政策は流動的になる恐れがあるとのことだ。

…FRBが予想に反し利上げ見送りに転じれば、円高は間違いないだろう。

    ◇     ◇     ◇     ◇

ダイヤモンドの中高一貫校特集、定番であるが確実に売れる学校教育がテーマである。
驚くほど新しい情報はないが、毎年新しい顧客層が流入してくる分野なので
情報をアップデートしつつ人気特集にできるのだろう。

ただ、個人的には失敗必至の大学入試改革に右往左往して
教育関連産業(私学を含む)がマーケティングに走る構図はかなり不健全と思う。
「開成ショック」と言っても、上位三分の一以外には無縁な話で、
それ以外に高度な読解力や思考力を求めても「鶏に牛刀」の類ではなから無理だ。

「また政府のお花畑な入試制度変更で、俊敏な教育産業や私学が儲けるという馬鹿馬鹿しい展開」
と当ウェブログは厳しく批判したが、これには構造的な要因がある。

私学をはじめとする教育産業は、成果の検証に余りに時間がかかるため
質の向上に務める地道な努力や客観的検証より目先の集客に奔走する体質がある。

そこで「いかにも売れそうな見た目のよい教育コンテンツ」をアピールする、
表面的な糊塗策に走らざるを得なくなる
のである。

これこそ、教育メディアでは有名な進学校が出身者にはしばしば意外に評判が悪く、
幻想を抱いた親の過剰期待による子供の進路の「ミスマッチ」が増える原因である。

…だからメディアには「事後検証」を大事にして欲しいと思っている。
自民党の国会議員が典型的だが、自分勝手なことを言いたい放題で周囲を振り回し、
「事後検証」は殆ど行わない、責任も取らないというのが日本の教育行政なのだ。

『週刊ダイヤモンド』2018年 3/31号 (大学新入試に勝つ! 中高一貫校)


後半にはガソリンスタンドの減少問題が出ている。
ガソリンスタンドこそ太陽電池を備えEVの充電スタンドにすべきで、
太陽光とバイオマス熱利用の拠点として用途転換が必要だ。

    ◇     ◇     ◇     ◇

『週刊東洋経済』の電力特集は、やや鋭さに欠けるもののタイムリーだ。
送電網の問題は既得権との正面衝突を伴うので「自粛」したのであろう。
(メイン特集より目立たないサブ特集の方が勇敢な記事だった)

再生可能エネで急成長したスペインのイベルドローラ社の役員は
風力発電は信用できる電源」と言い切っているインタビュー(30頁)、
ドイツの電力ベンチャーの興隆(31頁)をもっと派手に取り上げるべきだろう。

また、編集部の主要28社アンケートでは意外なことに
「低炭素の電源」を求める意見が第二位(一位は予想通り「料金」)、
CO2削減策として検討している第一位が「省エネとコージェネ」。
エネルギー転換は漸くではあるが、日本でも進みつつあるようだ。

『週刊東洋経済』2018年3月31日号 (脱炭素化とマネーが起爆剤 電力激変)


他には「ジャパニーズウイスキー ブーム裏のお寒い実態」が良い。
日本に余り恩恵が及ばない和食ブームと似たところがあるから、
良い話であっても冷静に捉える必要がある。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週もダイヤモンドに注目、橋本健二氏の「階級社会」と財務省の「改竄」が今年を象徴する語だろう。

▽ 富裕層と貧困層の利己主義、リベラルの欺瞞と自称保守の冷血が根底にあるのを書いて欲しいが

『週刊ダイヤモンド』2018年 4/7号 (1億総転落 新・階級社会)


▽ 重要テーマだが、高齢者バラ撒きは無視して吉川洋が出るようでは期待薄の東洋経済

『週刊東洋経済』2018年4月7日号 (20年後ニッポンの難題 衝撃の未来像)


▽ 「マンション販売は「最後のうたげ」 東京五輪後に大幅安の可能性」とあるエコノミスト

『週刊エコノミスト』2018年04月10日号

洋上風力発電の入札など失敗するに決まっている、送電網を原発のため温存したい電力大手の罠だ。
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太陽電池の軽量化・低価格化が進む、住商もEV蓄電池の再利用に目処 - 太陽光発電は第二の成長軌道へ

2018-03-29 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
東電が漸く、再生可能エネルギー事業を伸ばすと言い始めた。
今迄は柏崎刈羽原発の稼働によって独占的に収益を得ることを狙っていたのだが、
新潟での原発再稼働への反発が非常に強い(当然である)ことと、
事業環境の激変に押されてやむを得ず方針転換に追い込まれたのだ。

その第一の理由は、EVの急速な普及である。
住商がEV蓄電池の再利用に成功しており、「不安定で高コスト」だと
電力大手が貶めていた再生可能エネルギーは貯めて利用できるものになるから、
急速に既存事業者にとっての脅威になりつつあるのである。

第二の理由は、ICT技術の急速な進歩により電力取引が飛躍的に容易になることだ。
ICTは電力取引コストも格段に低コスト化させることができるため革命的な影響を与える。
だから東電は電力の小口取引の拡大に備えてベンチャー企業を買収しているのである。

第三の理由は、太陽電池のコスト低下が順調に進み技術革新も続いていること。
あと数年でFITがなくとも小口顧客は太陽光発電の電力の方が安くなる。
小口は電力大手にとって唯一の収益源だから、「太陽光に収益が食われる」ことになる。
(しかもこの未来は、いかに大金を注ぎ込んで宣伝しても防げない)

だから東電は「二段構え」に方針を変えたと思われる。
収益をほぼ独占できる原発再稼働を当てにしつつ、
現実的には成長する再生可能エネルギーとその電力取引を収益化して
「時間を稼ぎつつシェアを守る」ことに注力する策である。

電力大手と関係の深い経産省も平仄を合わせて電力取引の増加を許容するであろうから、
悪い話ではない。(サボタージュの可能性もかなりあるので油断できないが)

丁度、薄膜型太陽電池のコストも耐久性も改善しており、
屋根だけでなく壁などでも太陽光発電ができるようになる。

設置コストも大幅に低下、輸入燃料も削減できるので確実な「成長政策」となる。
今迄は日本経済の桎梏となっていたエネルギー分野での既得権が
音を立てて崩壊し始め、少子高齢化社会で数少ない成長分野に変わりつつあるのだ。

▽ 欧州の高成長国と対照的な日本は「劣等生」、エネルギー消費が増えたのに経済は停滞している

『欧州のエネルギーシフト』(脇坂紀行,岩波書店)


民間企業からイノベーションが生まれてきているのだから、
利権癒着政権を一刻も早く辞めさせて投資を増やしエネルギー効率を高める契機とすべきである。

「相変わらず愚かな自民党政権は原子力利権勢力と癒着し、
 一部利権層と土建と民宿しか儲からない原発再稼働に邁進している」

「投機的かつ無駄垂れ流しの劣等エネルギーを甘やかしているからこそ、
 地方においてイノベーションや競争力の高い中小企業が生まれないのである」

「地方の優秀な企業は、国民のカネで電力コストを下げようと企む薄汚い大企業と違い、
 着々と再生可能エネ・省エネ投資を進めているのである」

「次元の低い安倍政権の利権優遇エネルギー政策のために、
 北海道では早くも工場立地件数が減少に転じている。
 膨大な風力発電・バイオマス熱利用・コージェネの潜在力のある地域なのに、
 自民党政権の失態のために投資減退の危機にあるのだ」

「自民党が馬鹿でなければ無駄の多いメガソーラーを抑止し
 コスト優位性の高いコージェネ・風力・バイオマス熱利用・地中熱に注力しだろう。
 その程度の知恵もなく原子力と癒着して利益誘導に精を出しているのだから話にもならない」

「大企業の収益に貢献するのが得意な自民党政権は、
 所詮は献金をたっぷり貰い「取引」をして権力に齧り付いているだけの老害である。
 だから日本経済の成長率が低迷するのだ」

「安倍内閣はエネルギー政策で中国に赤っ恥をかかされ、
 全世界に向けて利権癒着の醜態を晒すことになった」

「中国政府系の研究機関が2030年までに再生可能エネルギー比率を53%に、
 2050年には86%に拡大させることが可能との試算を纏めたとのことだ」

「程度の低い安倍政権とは違い、この再生可能エネの主力は風力と太陽光発電だ。
 その両者に比較すると、原子力発電の伸びは低い。(経済合理性から見て当然の帰結である)」

「しかも日本の利権癒着政権や官僚とは大違いで、
 2050年に再生エネ関連産業がGDPに占める割合が6.2%に伸長、
 1200万人の雇用創出効果があると試算している。
 原子力で脳内が汚染されている思考停止政治家や官僚を追放して、
 中国の政府機関から人材をリクルートした方が
 遥かにましなエネルギー政策が立案できるであろう」

「報道によると「なんちゃって電力自由化」によって
 家庭用電力料金の3分の1もの額が(1kWh/約9円と見られている)
 電力網を所有する既存事業者に流れ込むことになるようだ」

「全くもって馬鹿馬鹿しい話で、非効率なメガソーラーの買取価格を大幅に引き下げないから
 こうなるのだ。民主党のミスを同類である自民党が拡大させている訳である」

「利権勢力からたっぷり献金を受けとっている癒着政党にとっては、
 こうした経緯も愚かな国民を騙す既定路線とさえ言えるかもしれない」

「太陽光発電は、夏場と災害時に活躍するスーパーサブとして、
 自家発電・自家消費に活用するのが理の当然なのである」

「イノベーションが進むことでコストは急激に低下し、
 送電網を必要とする上に需要地から遠いメガソーラーは必要なくなる。
 (メガソーラーが有利に見えるのは、旧式の重いパネルしかないからだ)」

「今後は各家庭や施設の屋上に、軽いパネルを簡単に設置できるようになる。
 事実、昭和シェル子会社のソーラーフロンティアが設置コストを大幅に低下させ得る
 新型の曲がる太陽電池を開発し、実証実験を開始することになった」

「小口の電気料金は燃料費高騰で上がっているので、
 (安倍政権の異常な円安誘導のせいである)
 この太陽電池で大幅に電力コストをカットできる」

「フィルム使用なのに13%もの発電効率があるとなると、
 劇的にコストが低下するのは間違いない。
 量産化できれば家庭用の小口電力では愈々グリッドパリティが確実である。
 腹の立つ嘘つき利権勢力に払わされるカネを大幅カットできるのだ!」

「産経新聞がいつもの通り「太陽光発電は夜間の消費ピークに対応できない」
 「(電力消費減の)最大の要因は節電」と利権を握る既存事業者の利益を擁護した直後に、
 京セラと自動車販売会社が協力してEVやPHVを蓄電に利用する
 新しいシステムを発表した。実にタイムリーだったと言える」

「EVやPHVを利用すれば高い蓄電池を新たに買う必要もなく、合理的でコストも安く済む。
 夜間にもフルに太陽光発電の電気を利用できることになるので、
 産経報道がエネルギー政策においてまたもや古さを露呈してしまった訳だ」

「政治献金と巨額広告費でエネルギー政策を操ってきた電力大手にとって
 重大な脅威が出現したとも言える。小口電力は電力大手の収益源の殆どを占めるからだ。
 殆どの住宅地では未利用の太陽光エネルギーは膨大にあり、原子力の利点はほぼ失われる。
 劇的にコストが下がるこの「走る蓄電池」の出現で、利権勢力はまた打撃を受けることになろう」

「「純国産で資源が尽きない」「過酷事故の心配がない」という点では
 原子力は風力や太陽光、地中熱に遠く及ばない欠陥エネルギーでしかない」

「更には太陽光パネルのコストも低下しており、
 例えば昭和シェル子会社の開発した薄くて軽い「曲がる太陽電池」は、
 発電事業の初期コストを大幅に引き下げると言う。(今より3割減少が目標とか)
 これで原子力発電は愈々、利害関係者だけにしか存在意義がなくなりつつある」

「猶、資源総合システム社の貝塚泉・調査事業部長によれば、
 2015年7月時点で日本の太陽光発電導入量は30ギガワットに達しており、
 現状の規模でも年間で3450億円のLNG燃料を節減に相当、
 20年間稼働とすると7兆円も節減できる計算になると言う。
 近視眼の安倍内閣の円安誘導で高騰した燃料費を削減する強力な手段である」

「太陽光発電よりもコスト面で有利な風力発電、地中熱の利用が進めば
 年間1兆円を超える燃料費節減すら期待できよう」

「自民党政権の癒着政策のためにお先真っ暗だった日本のエネルギー政策も、
 少しは明るい光が見えてきたと言えるだろう」

「自然エネルギー財団の発表によれば、遂に日本でも
  太陽光発電と家庭用(小口)電力料金がグリッド・パリティに達したと言う」

「2014年の段階で太陽光発電のコストが25円/khWとの数値が出ており、
 たった四年間でおよそ40%も低下したことになる。
 全くコストの下がらない原子力と比べていかに優秀かが分かる」

「安全対策コストが重くなる一方で、国防上の重大な欠陥となる原子力に比べて
 太陽光発電は年々有利になっており、過酷事故もなく無尽蔵で送電コストも不要だから
 「劣等生」で投機的な原子力の存在価値は愈々ゼロに近付いてきたのだ」

「皮肉なことに、愚かな安倍政権の円安誘導による燃料高で
 (原発停止による燃料費増加より、円安による国富流出の方が巨額である)
 太陽光発電のグリッド・パリティがより早く実現した訳である。
 結果的に見ればまさに「馬鹿と鋏は使いよう」となった。
 風力発電やバイオマスで愚劣な政策を続ける過失が帳消しになることはないが」

「自然エネルギー財団は、今後の課題として
 家庭用蓄電池の普及の必要性を説いているが、そこは全く問題にならない」

「何故なら、これからEVとPHVの普及は確実なので、
 一般家庭もマンションもソーラーパネルを設置し昼間にたっぷり充電できるからだ。
 夜間はEVやPHVで安くドライブしてもいいし、安い電気を使ってもいい。
 しかも非常時には超強力で安価な蓄電池としても活躍してくれる」

「当ウェブログは「グリッド・パリティは近い」と予言してきたが、
 何と2014年の内に実現していたのには驚きである」

「FITはすぐさまメガソーラーの売買を排除すべきである。
 太陽光発電のコストが低下しているのだから、
 固定価格買取は自家発電分だけで良いし、予想よりも早く廃止できよう」

「矢張り予想通りの展開である。日本経済にも地域経済にも朗報だ。
 トヨタの新型プリウスPHVは家庭用電源だけでなく太陽電池でも充電できるようになったのだ!」

「今迄の太陽光発電の弱点であった、「夜間に発電できず天候に左右される」
 「蓄電池を利用するとコストがかかる」という二つの問題がほぼ解決できる」

「これでありとあらゆる住宅の屋根に太陽電池を載せて発電し、
 PHVやEVに利用するとともに蓄電池や非常用電源として活用する道が拓けた」

「また、ハイブリッドだけでなくPHVの普及も必至であり、
 中古の安い蓄電池を家庭などで手軽に再利用して電力自給することができる」

「電力利権勢力やその「第五列」どもは、再生可能エネルギーが不安定だの
 コストが高いだの喚いていたが、喧しい彼らが「生きた化石」になる日が近づいてきた。
 日本企業の技術力を侮り、利権の手先となってプロパガンダを撒き散らした報いであろう」

「また、太陽光発電そのもののコストも大きく低下し、
 コストの低いフィルム型太陽電池も開発されている。
 自然エネルギー財団などの発表を見ていても
 所謂グリッド・パリティはあと数年で実現する。
 (家庭など需要者の大多数は小口だから割高、グリッド・パリティは近い)」

「太陽光発電はあと数年でFITの対象から完全に外れ、
 経済合理性の元に成長することとなろう」

「特に都市郊外や地方の住民にとっては、
 エネルギーコスト低下のため大きな武器となる。
 EVやPHVの充電分を電力会社に売却することすら可能となろう」

「車の屋根ですら最大6キロも走行できるのだから、
 住宅の屋根なら間違いなくデイリーユースは賄える。
 ガソリン代が激減する訳だから、投資コストを含めた「ガソリン・パリティ」も近い筈だ。
 (既に太陽電池を設置している家庭なら、もう通常のガソリン車よりコスト面で勝っているかもしれない)」

「京大がテスラのライバルのようなハイスペックEVを出すと伝えられ、
 その高額さも相俟って大いに話題となっている」

「自動車メーカーがEVやPHVに力を入れなければならない理由は明白だ。
 もはや世界最大の自動車市場である中国がEV普及に舵を切っている上に、
 米テスラの存在が日本メーカーを脅かしつつあるからだ」

「これは、日本の太陽光発電にとっても無関係ではない。
 当ウェブログが以前から指摘してきたように、
 PHVやEVのバッテリーは太陽光発電の蓄電装置として使える上に、
 中古の蓄電池を生み出す点で非常に重要な役割を果たす」

「住宅やガスステーションの屋根で昼間に発電した電気をPHVやEVに充電し、
 格安のランニングコストで移動できるばかりではなく、
 夜間に太陽光発電の電気を使用したり、ピークロードに売電したりできる」

「太陽光発電のコストは年々低下しており、
 恐らく2020年頃には20円/kWhかそれ以下になるだろうから、
 PHVやEVは太陽光発電でチャージするのが最良の選択になる可能性が高い」

「人口減と需要減でリストラに迫られているガスステーションは
 「太陽電池ステーション」に生まれ変わることができ、
 メガソーラーの唯一の使途として残ることになろう。
 (昼には格安で、夜には中古蓄電池で電力供給できる)」

「電力利権勢力やその第五列が国民を欺いて
 「太陽光発電は不安定」「太陽光発電は高コスト」「夜は使えない」としていた嘘が完全に打ち破られ、
 太陽光発電によって家計や地域が潤うようになるのは間違いない」

「何故なら、国富流出をもたらす化石燃料の輸入を大幅にカットできるようになり、
 しかも電力大手が占有していた電力に依存せずに済むようになるからだ。
 地域経済や日本経済がこれによって成長できるのは明白である」

「当ウェブログが一貫して批判してきた売電用のメガソーラーだが、
 今後はPHVやEVによる利用、或いは蓄電というフロンティアが拓かれるので、
 これからは寧ろコンバージョン(用途転換)に期待できよう。
 そのためにもメガソーラーの買取価格をもっと引き下げなければならない」

「特に過疎地や内陸部では、燃料費負担が重い。
 太陽光発電でEVやPHVをチャージできるようになれば
 革命的な進歩となる。燃料費や電気代が大幅に低下し、
 地域内に大きな恩恵を及ぼすことができるのだから。
 (バイオマス熱利用とは逆に、西日本や太平洋側でのポテンシャルが大きい)」

「イギリスの調査機関、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスが
 衝撃的な数字を発表している。再生可能エネルギーのコストが大幅低下し、
 多くの国で石炭火力よりも安くなる見通しだと言う」

「何と太陽光は66%、風力は47%も2040年までにコストが下がるそうだ。
 マクロの日本経済と地域経済にとって、これは投資の大幅増・燃料費の大幅カットを意味する。
 国民を貧しくした、口だけの腐ったアベノミクスと違い、大変な福音である」

「しかし同時に、日本にとって恥ずべき致命的な指摘もなされてしまった。
 「石炭に依存している日本は異例」とエネルギー政策が劣後する現実を明言されてしまったのだ。
 これも、利権癒着政権と利権癒着政党が国政の場でのさばっているためである」

「安倍政権と自民党が業界からカネをたっぷり受け取って、
 利権擁護の政治を続けているからこのような恥ずべき名指しを受けるのである。
 日本が石炭火力に依存する理由はたった一つ、既存大手事業者が儲かるからである。
 世界に向けて恥を晒したと言っても過言ではない」

「太陽光発電にとって良い条件が揃っている東京湾岸で、
 既存事業者に有利で参入障壁が高い石炭火力を増やすのは愚の骨頂である。
 既存事業者だけが儲かって投資は抑制され、太陽光発電も省エネも進まなくなり
 投資が増えなくなるから、原発と同様に「経済成長の敵」となり既得権勢力が潤うだけの話だ」

「電力利権と癒着している自民党と省庁は、
 「日本経済の成長を妨害するA級戦犯」と言うべきであろう」

「もし政策リテラシーが高ければ、固定価格買い取り制度をすぐさま変更し、
 メガソーラーの買取価格を一気に引き下げて自家消費を優遇する筈である」

「また、全世界的なEVシフトを受けて太陽光発電の本格成長は確実である。
 ガススタンドやマンション、住宅を太陽光発電・充電の拠点とし
 新規投資を促す政策も検討しなければならない」

「エネルギー政策のリテラシーの低い安倍政権は自業自得でもうすぐ追放されるが、
 次の政権はもう少しまともな政策を打ち出さなくてはならない」

と当ウェブログが厳しく批判してきた通りであろう。

▽ 日本のエネルギーロスの殆どは大型発電所で発生、しかも電力大手の電気を買うことで巨額の富が域外流出する

『里地里山エネルギー - 自立分散への挑戦』(河野博子,中央公論新社)


日本経済のため正しい政策に転換しなければならない。

「伊藤忠商事系の新電力が画期的なサービスを開始した。
 建物の屋根等の企業の施設に太陽電池を設置し、その発電分を
 企業の自家消費に充当するというスキームである」

「これなら送電網整備の必要は全くない上に、
 送電ロスをほぼゼロにできる、極めて合理的な仕組みである」

「既存大手事業者が「送電網に余裕がないから買い取れない」と言い訳することもできず、
 日本の太陽光発電に愈々本格成長の道が拓けてきたと言えよう」

「太陽光パネルの価格も太陽光発電のコストも着々と低下しているから、
 企業はエネルギーコストを低下させることができる上に
 災害対策や停電対策を行うこともできる。まさに一石二鳥、三鳥だ。
 日本全体で投資増と経済活性化が期待できるから、原子力や石炭火力より遥かに優れている」

「これまで、日本のFITの致命的な欠陥として
 非効率的で無駄の多いメガソーラーを買い取り対象としたことが挙げられるが、
 この新電力のスキームがその欠陥を完璧に解決できる。
 (そのためにも即刻、無駄だらけのメガソーラーの買い取りは禁止すべきであろう)」

「半永久的に活用できるエネルギーを手に入れ、
 海外からの燃料輸入を大幅カットできるだけでなく、
 投資も消費も増える(エネルギーコストが下がるため)のだから、
 これで一部利権層以外は誰もが得をするのである」

当ウェブログが前々から予見していた通りに事態が進んでいる。

 ↓ 参考

ソーラー発電を企業の自家消費分として供給、画期的な新電力のサービス - 太陽光発電は更なる成長へ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0d986a5efec2d423d80fa3f9dea58de4

「太陽光と風力の発電コストは2040年迄にほぼ半減する」- 石炭依存の日本は周回遅れ、既得権擁護の報い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/514eda53a288972915996e4844b0271b

トヨタの新型プリウスPHVは画期的、「太陽光発電で充電可能」- グリッド・パリティに向け強力な武器に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/00f7aa6ed62bc2107bf9fb51a9b104b0

中国は2030年まで再生可能エネ比率50%超か、安倍政権の面目丸潰れ-「風力55倍、太陽光862倍に」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f5c145326bf80a30f377a6e88c7cba6f

三井不動産が太陽光発電で電気料金を約25%削減、地域内での電力融通を開始 - パネルのコストも着々と低下
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/107071bf6f5c5c1f0a217b030370867c

▽ 日本のFITはドイツの教訓から学び、送電コストの低い自家消費を優遇する制度に改めるべき

『国民のためのエネルギー原論』(植田和弘/梶山恵司,日本経済新聞出版社)


太陽光パネル重さ半分 東洋アルミ、駐輪場屋根など(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27423960W8A220C1LKA000/
アルミ箔国内最大手の東洋アルミニウムは、従来品に比べて重さを約半分にした太陽光発電パネルを開発した。戸建て住宅のカーポートなど、これまで重いため設置できなかった場所に置きやすくなる。生産は他社に委託し、3月下旬をめどに出荷を始める予定。2020年に85億円の売上高を目指す。
 開発したのは軽量の太陽光パネル「HaneModule(ハネモジュール)」。重量は一般的な太陽光パネルの約半分で、1平方メー…〔以下略〕”

思わぬ業種から画期的な太陽電池が発売されている。
これならあらゆる戸建や集合住宅、オフィスビルで発電できるようになり、
しかも製品コストも設置コストも下がるから発電コスト低下も間違いない。


住商、再エネ用蓄電池の利用拡大 18年から一般販売も(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24100360Q7A131C1TJ2000/
住友商事は電気自動車(EV)の使用済み蓄電池を再利用して太陽光発電設備と一体で利用できるシステムを長崎でも導入する。既に鹿児島で実証実験を進めていたが、システムの商品化のめどがついた。電力コスト削減を検討する工場などに2018年から販売を始める。
 システムは住商と電子機器製造などを手掛ける日本ベネックス(長崎県諫早市)のほか、富士電機と共同で開発した。まずは日本ベネックスの工場に、400キロワッ…〔以下略〕”

住商は鹿児島での実証実験に成功し、
次は太陽光発電システムと組み合わせて売り込む段階に入った。
工場だけでなく、大規模マンションや商業施設での大きな需要が見込めるであろう。
(夜の消費電力が多く、蓄電による大幅なコスト削減が可能だからだ)


薄くて低コストの太陽電池実用化へ、パナや積水化学(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28154280V10C18A3MM0000/
フィルムのように薄くなり、製造コストも安い日本発の新しい太陽電池が2年以内にも市場に登場する見通しになった。「ペロブスカイト型」と呼び、主流の「シリコン型」に続くとみられる新タイプだ。パナソニックや積水化学工業が、課題だった大型化や耐久性の向上にめどをつけた。これまで太陽電池が置けなかった建物の壁や曲面で発電でき、再生可能エネルギーの普及拡大へ期待が高まる。
 2009年に桐蔭横浜大学の宮坂力特任…〔以下略〕”

積水化学が、また新しいタイプの太陽電池を出してくる。
大型化と耐久性向上に成功したのがポイントであり、
今迄のパネルは廃棄後の処理が大変だったから、この問題もクリアできる訳だ。


有機太陽電池、製造コスト半分 東大が筒状炭素分子使い(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27374500V20C18A2TJM000/
東京大学の丸山茂夫教授と松尾豊特任教授らは、製造コストを半分にできる薄型太陽電池を開発した。電極材料を従来の金属から筒状炭素分子「カーボンナノチューブ」に変え、電気代などコストがかさむ真空での作業工程をなくした。材料メーカーなどと組み、数年後の実用化を目指す。
 開発したのは「ペロブスカイト型」と呼ばれる有機太陽電池の一種。薄く柔らかいので折り曲げて、自動車の車体や建物の曲面などに設置できる。1.…〔以下略〕”

同じペロブスカイト型でも、どうやら次々と新しい技術が実用化されそうである。
原子力と違って急速に技術革新が進んでいるから、今の段階で既に「勝負はついた」のだ。
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東アジアでも欧州でも存在感ゼロ、トランプに尻尾振っても叩かれる - 世界は「アベ・パッシング」

2018-03-28 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
森友問題で中高年男性やいかにも薄情そうな女性が
「もっと重大な問題が他にある」と森友問題を放置するよう求めるケースがあるが、
これこそ政策リテラシーの低い、典型的な「B層有権者」である。

森友問題は、口だけで碌な経済パフォーマンスを出せない癖に
(経済成長率も実質賃金上昇率も生産性も主要先進国で最低水準の劣等生が安倍である)
世界経済の好調の恩恵を自分の手柄のように吹聴する噓つきの安倍を
不似合いな首相の座から放逐するための絶対に外せない好機である。

この好機を外したら、日本経済が低迷から脱する最後の僅かなチャンスが失われるし、
完全に「時間の無駄」に終わった北方領土交渉や日韓合意といった
レヴェルの低過ぎるスタンドプレー外交をやめさせる時期も後ずれする。

安全保障に至っては、何年も前から進めるべきだったMDが泥縄で、
北の工作員が簡単に侵入できる若狭湾で原発を稼働させるという、
果てしなく程度が低く日本の国防を毀損する張本人が安倍である。

他力本願の安保関連法案ごときで突発的な局地紛争に対応できる訳がなく、
白昼夢で国民を騙しているのだから、とんでもない話だ。

他方、世界では完全に「アベ・パッシング」が進んでいる。
いま安倍が首相をクビになっても何の影響もないのが実態だ。

米朝交渉に何の反応もできないばかりか、
北の命運を握っている中国を揺さぶることすらできない無能な安倍外交である。
尻尾振ったトランプにも叩かれている始末(あのゴルフ場での醜態が予言的だった)。

産経新聞ですらトランプが「安倍首相は米を出し抜き笑顔」とこき下ろしたことを報じ、
どう頑張っても安倍外交の敗北を覆い隠すことができなくなっている。

また、成果が期待できる訳がない北方領土交渉を始めてしまったばかりに
欧州でのロシア外交官追放に対して傍観するしかなくなっている。

日本国民として正しい判断は、「今すぐ安倍を辞めさせて政策転換を行う」ことである。
うまうまと騙されているB層有権者には理を尽くして真実を教え、目を覚まさせるべきだ。

▽ 米軍は日米合同委員会と密約で日本を支配している、安倍政権の対ロ外交は失敗必至

『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(矢部宏治,講談社)


当ウェブログが予見した通りに事態が進んでいる。

「安倍政権の言い分を鵜呑みにして報じたり、碌に批判をしないメディアは、
 官邸の買収工作を受けているものと見て間違いない。
 漏れ聞こえる話では、菅官房長官・萩生田補佐官・世耕副長官が
 メディアを監視する一方、「懇親会」と称して記者を連日接待しているということだ。
 (事実上、官房機密費で彼らを「買収」している訳である)」

「首相の名誉心の発露とはいえ、中東和平を唱えるのは悪いことではないが
 中東諸国の目当ては日本のカネであり、カネを貰えるのだから歓迎するのは当然だ。
 和平の方は実効性において大きな疑問があり、イスラエルにしっかり釘を刺される始末である」

「イスラエルとしては軍需関連分野で日本への輸出を狙っており、
 日本からの観光客を受け入れたいとの思惑があるため
 言辞を抑制しているがメッセージは疑いようがない」

「エジプトにせよ今は観光産業が壊滅的な打撃を受けており
 日本のようにカネをくれるパトロンは喉から手が出るほど必要な状況だ」

「安倍政権の言う「テロ対策支援」が軍事的裏付けを伴っておらず、
 実質的には国益(=安定したエネルギー供給)護持と
 日本企業のビジネス拡大の修辞に過ぎないことは明らかだ。
 そうしたリアリズムが認識されないことこそ重大な問題である」

「安倍首相はせいぜい外務大臣の器でしかないので、
 軽々しくリップサービスを振りまく悪い癖がある」

「今回の米議会での演説も「戦術的勝利だが戦略的に微妙」な形に終わり、
 日本の国益にとって何が重要かを理解していない内容であった」

「政見寄りの御用メディアはスタンディングオベーションの回数や
 拍手の回数で成功だの評価が高いだのと論じているが
 狭い議会でウケたかどうかなど大した問題ではない。
 (来年か再来年には大統領選挙の騒ぎでこの演説など忘れ去られる)」

「米国は東アジアの安全保障政戦略で日本を必要としている。
 (場合によっては中国のミサイル攻撃の「盾」として利用される可能性もある)
 日本の協力を「高く売りつける」ことが正しい目的であった筈だ」

「集団的自衛権容認で忠犬ぶってアメリカに尻尾を振る以外にも
 日米同盟を強化する方法は幾らでもあるという事実を全く理解してないものと見える。
 今回の安倍演説は、集団的自衛権が日本のためではなく米国のためであることを
 図らずも明らかにしたのである。日本国民が疑いの目を向けるのも当然だ」

「そもそも集団的自衛権を認めるかどうかは、中国の脅威に対抗するための必須条件では全くない。
 台湾海峡周辺での有事では、米軍と同時に日本も攻撃を受ける可能性が極めて高いからだ」

「いま北方領土交渉などしている場合ではないことが、どうして分からないのか。
 根本的にリアルポリティークが分かっていないとしか言いようがない。
 本来はアメリカに釘を刺される前に、自ら自制するのが当然だったのだ」

「プーチンは完全に安倍政権を嘲笑し、北方領土の開発を進めている。
 これだけ馬鹿にされているのにプーチン訪日を働きかけるというのは、
 もはや国辱的とも言える範疇に入る。
 外交が分かる者にとって、安倍首相のウクライナ訪問は「自爆」或いは「自滅」行為でしかない」

「北朝鮮交渉が全くうまくいかないどころか
 ミサイル発射や核実験で安倍政権は顔に泥を塗られた訳だが、
 (あのような異形の独裁国とまともに交渉できると思うのは愚か者だけ)
 今度は対ロシアで同じような失敗を繰り返そうとしている」

「つまり、目の前に「エサ」をぶら下げられて、
 安倍政権は小躍りし釣り針に食いついてしまったのだ」

「この学習能力の欠如にはもはや呆れるしかない。
 北朝鮮に煮え湯を飲まされ、ロシアが平然と北方領土開発を進めて
 日本は面子を潰されているのにまた凝りもせずまた同じ罠にかかっている始末だ」

「ロシアは常に国益(ロシアの利益)のために行動しているのだから、
 対ロ外交で点数を稼ごうとプーチンに媚び諂う安倍政権のスタンスそのものが愚行である」

「北方領土の開発を進めるロシアに対して
 へらへら笑って取り入ろうとする醜態はもはや末期的だ」

「北方領土交渉をエサにして日本からカネを引き出すのが目的である。
 愚かな安倍政権は北朝鮮に騙された時と同じく、完全にプーチンの術中に嵌っている。
 (しかも対ロシアでは日本に経済制裁などの強力なカードが全くない)」

「安倍政権は不利な条件を呑まされるのが関の山で、
 「北方領土交渉を形だけ行うのと引き換えに経済協力させられる」
 といった無様な結末を迎えるだろう」

「安倍政権は、日露関係の歴史を全く学んでいないものと見える。
 メディアに対し北方領土交渉がいかにも有望であるかのような
 見え透いた情報を流し、またB層を騙そうとしている」

「歴史的に見れば、ロシア側が日本を歓迎するかのような態度を示すのは、
 ロシアの利益のために日本を利用する狙いがある時である。
 (その典型例が、日ソ中立条約の際のモロトフである)」

「逆にロシア側が不利な際には猛々しく敵意を見せて牽制してくることが多い。
 (その典型例が、日露戦争の際のヴィッテである)」

「今回のプーチンがどちらであるかは、火を見るよりも明らかである。
 安倍政権を毛針で釣ってロシアにカネや技術を出させるのが目的だ」

「スタンドプレーばかりで外交力の低い安倍政権は、
 大言壮語だけは得意な小心者、松岡洋右と同じ轍を踏み、
 形だけの成果と引き換えにプーチンに実利を献上しようとしているのだ」

「その証拠に、ロシア外務省は北方四島がロシアに帰属すると明言して
 安倍政権の顔を潰し、同時に着々と千島の軍事拠点化を進めている」

「また、時事通信の報道によれば、ロシアの退役軍人は
 「日本の安保法制成立は脅威」と明言している」

「日本の外交の最大の欠点は、自らの利害や事情に基づく希望的観測を持つことで、
 その甘さはこれまで何度も嘲笑され外国に利用されてきたにも関わらず、治っていない」

「せいぜい対韓国の慰安婦問題に関するインチキ合意と同じで、
 交渉当事者だけが成功と喧伝して国民はシラけるといった結末が関の山だ」

「ロシア側はいま日本に妥協する理由が全くないのだから、
 交渉を急ぐ必要もない。日本が焦るのを待って条件を吊り上げれば良い。
 選挙向けの「お土産」が欲しい安倍政権の焦りを利用してより多くの「成果」を狙える」

「また、安倍政権は対ロ融資を増やすよう金融界に圧力をかけている。
 安倍政権の本質が中南海やクレムリンと同じ統制国家志向であること、
 自由な経済活動や企業活動に真っ向から反する「アンチ経済」政権であることが
 これではっきりしたと言えよう」

「経済界からは、北方領土交渉ばかりに熱心で
 経済政策が進まない現状を憂慮する声が出ている。
 「GDP600兆円」が安倍政権得意の法螺吹きに過ぎないことを、やっと分かってきたようだ」

「二世政治家の首相も、内弁慶の官房長官も、
 今回の対ロ交渉の難しさを全く理解していない可能性が高い。
 民主党政権という「敵失」のお蔭で権力の座についているという現実をまだ分からないのだ」

「今回のいかにも動機の疑わしい北方領土交渉は
 外務省主導で進んでいるのではなく、安倍首相が側近とともに
 「独断専行」して行っているとの情報が複数ある」

「これは、戦前の松岡洋右・白鳥敏夫・大島浩らが外交を誤り、
 自らが賢いと思い上がって独裁国家と友好関係を結べると妄想した結果、
 日本を滅亡の淵にまで突き落とした歴史と酷似している」

「(1)失敗したサハリンプロジェクトの交渉当事者が主導している
 (2)目的が「首相の名を歴史に残すこと」であり、国益や公益を忘却している
 (3)これまでの対ロ交渉の蓄積を持つ外務省の影が薄い
 という悪材料が複数揃っており、益々碌でもない結末が容易に予見できる。
 アメリカに嘲笑されるばかりではなく、安全保障政策に悪影響が及んだらただでは済まない。
 つまらない政治的野心が日本の国益を損なうことに直結するであろう」

「報道によれば首相やその周辺は「ワンマンタイプの大統領や首相に好かれる」などと
 笑止千万な言葉を漏らしたらしい。国際社会の冷厳な現実を理解もせず、
 そうした甘い認識と希望的観測に縋っているから大失態を見せるのである」

「プーチンはそうした能天気な安倍政権を嘲笑うように、北方領土にミサイルを配備した。
 北方領土交渉の前に圧力をかけて、「俺の言う通りにカネを出せ」と言っているのだ」

「報道では尖閣諸島近辺にロシア軍機が飛来したそうだ。
 リアルポリティークを分かっていない安倍政権に冷や水を浴びせ、
 「お前はアメリカから離れても平気なのか?」と脅しているのである」

「ロシアは歴史的に軍事かカネでないと動かないし、動かせない。
 ブレスト=リトフスク条約のような領土割譲は、
 余程追い詰められて存亡の危機に瀕していないと行わない国だ」

「ましてや、小国だった日本に日露戦争で屈辱の敗戦を味わわされた。
 だから日ソ中立条約など自国の都合でいとも簡単に破棄した。
 元々そういう国であるのを、どうして分からないのか。
 安倍政権は日本史も世界史も理解していないのか」

「対中国でロシアを味方につけたいなら、極東での経済開発で
 中国の人口と経済力に脅威を感じるロシアを支え、
 同時にロシア市場への日本企業の浸透を目指すべきである」

「安倍政権が北方領土交渉を優先する動機は、
 選挙に勝って権力の座へ居座り続けるために過ぎず、
 国益のためでは全くないことは明白である」

「北方領土交渉は、アメリカの疑念と冷淡さを招き、
 日本の安全保障においてネガティブに働く。
 我が国の安全保障の「戦略正面」は東シナ海であり、
 北方ではないという現実を安倍政権は理解すべきである」

「歴史に学ばない安倍政権は、ソ連を通じて講和を模索した愚かな戦時中の日本政府のように、
 「敵意を持つ相手の好意を当てにする」ような愚行を繰り返しているのである」

「悪いことは言わないから、友好を確認し極東での経済協力を約束して終わりにすべきだ。
 そうしないと更なる間抜け面を国際社会に晒すことになろう」

「「食い逃げはない」と豪語する世耕発言を嘲笑うように、
 プーチンが「領土交渉の前に経済協力」とはっきり断言していることからも、
 安倍政権の「土下座外交」「外交敗戦」に至る運命は既に決定されているのだ」

「TPP交渉でも功を焦って国民に見えない裏側で大きく譲歩し、
 フロマン米代表を驚かせたという「実績」が安倍政権にはある。
 有権者は、陰でこそこそ国民を裏切る裏取引がないよう、厳しく監視すべきである」

「日本経済新聞は、経済協力の法的枠組みの難しさを鋭く指摘している他、
 トランプ新政権成立の間隙を衝いてG7制裁網を突き崩そうとする
 ロシア側の思惑を指摘している」

「まだトランプ大統領が誕生する前なのであるが、
 早くもトランプ政権のレイムダック化の前兆が見えてきた」

「米世論調査ではトランプ人事への評価が近年の米大統領の中で最も低いだけでなく、
 選挙中に有権者に迎合してウォール街批判を繰り返してきたトランプは
 勝利が決まるとあっと言う間に態度を翻してウォール街出身者を重用するようになった」

「トランプはポピュリズムどころかもっと低次元なオポチュニスト(風見鶏)であり、
 平然と嘘をついて恥じない人物であることが明らかになった訳だ。
 (そういう意味では口だけで成果がショボい安倍政権とそっくりである)」

「岸博幸氏は、トランプ大統領が就任する前の現在の段階で
 トランプがやろうとしている経済政策は「絶対に」うまくいかない
 と断言しているが、全くその通りである」

「ただ、当ウェブログはもっと厳しい見方をしており、
 これだけウォール街を重用した政権はオバマよりレイムダック化が早く
 すぐに有権者から見捨てられると考えている」

「トランプの支持基盤は政治リテラシーが低く短気な層と、
 アメリカ社会の現状に不満な浮動票から成り立つ「呉越同舟」である。
 両方の支持層とも移り気で飽きっぽく、トランプが幾つか失策を見せれば
 あっと言う間に飽きて離れてしまう」

「かと言って伝統的な共和党の政策を行っても、格差が経済成長を阻害している上に
 人口動態が老化してきて低成長化している米経済が甦える筈がない」

「スウェーデン型の高成長を実現できるとしたら民主党だろうが、
 オバマケアにすら強い不満を持つような税嫌い、政府不信のアメリカ国民が
 そうした真の成長政策を選ぶ可能性はゼロに近い」

「日本にとっては、トランポノミクスがあっという間に萎んで東証に大打撃になる上に、
 東アジアの安全保障や外交でも被害を受けることになろう」

「トランプのアメリカファーストにレイムダック化が相俟って、
 極東での対中抑止効果が損なわれる可能性が極めて高い」

「元々トランプは東アジアの安全保障には関心が薄く、
 極めて廉価かつ重要な在日米軍基地であるのに駐留経費にばかり文句を言うしみったれだ。
 内政だけで手一杯になってしまうと極東については更に手薄になる筈である」

「国内メディアや御用ジャーナリストが見ない振りをする「不都合な事実」を、
 英フィナンシャル・タイムズがはっきりと記事にしている」

「「プーチン氏の大きな外交的勝利」と安倍外交の惨敗を伝えた
 英FT紙の報道を読売新聞が転載しており、世界的に見ればこれが当然の見方だ」

「官邸に睨まれている朝日新聞は、遠回しではあるものの一矢報いている。
 安倍首相との会談には大幅に遅れたプーチンが
 ロシアへの投資が期待できる孫正義SB社長に対しては
 「肩を抱いて」歓迎の意を大いにアピールしたのを報じているのだ」

「産経も妙なナショナリズムさえ絡まなければ的確な記事を出すので、
 プーチン・安倍会談が失敗(或いは大失望)に終わった後で
 漸くプーチンの安倍首相への扱いが対中国より明らかに劣っていること、
 サハリン2で日本が煮え湯を飲まされた事実を報じている」

「しかも汚点を汚点とすら認識できない始末で、
 国内ではスピーチライターに書かせた白々しい言い訳を連発し
 国益を無視してスタンドプレーばかり繰り返すのが二世政治家の悲しいところだ」

「安倍首相の補佐官は、想定外の出来事に飛び上がって
 いそいそとトランプの御機嫌伺いに向かった安倍首相の
 「価値が高まる」などと見え見えの阿諛追従に熱心だが、
 それを嘲笑うかのようにトランプの矛先はトヨタに向かった」

「トランプの過去の言動を見れば、日本に対して甘い態度になる訳がない。
 その程度も見抜けずに間抜けな話を公言するから自業自得である」

「トランプは選挙中に「アメリカファースト」と明言していた。
 ということは、日本に厳しくなるのは当たり前ではないか」

「何をどう勘違いすると安倍首相の価値が高まるのか、
 ヒラメの側近はまともな国際情勢の判断できなくなったようだ」

「トランプ相場で東証が上がったのはただの僥倖に過ぎない。
 米金利高に助けられて思惑で上がったというだけの話で、
 日本経済は実質賃金で見ても消費で見ても豊かになるどころか明らかに貧しくなっており、
 大企業は大した努力もせず円安で棚ぼたの利益を得られそう、というだけのことだ」

「北方領土で失敗した口だけ政権が、対米で成功できる訳がない。
 舌先三寸での誤摩化しが多く、先見の明がないのだから当たり前である」

「碌な効果もなく米企業の策略でしかないTPPに散々時間を浪費した件に至っては、
 まさに「馬鹿を見た」と言うことである。(だから先見の明がないとしか判断しようがない)」

「中国の為替管理よりも日本の円安誘導の方が標的にし易いから、
 (ドル円の方が口先介入でも簡単に反応するため)
 絶対に日本の「被害」が軽微だと侮ってはならない。
 トランプは切れる手札がなくなってきたら必ず手頃な標的として円相場を攻撃してくる筈だ」

「半年前に「トランプはくみしやすい」と豪語した菅官房長官は、
 遂に前言を撤回して自らの先見の明の欠如と浅慮を認めた」

「一事が万事で、この国際感覚の乏しさが安倍政権の特徴である。
 国内向けには中身のない空虚な大見得を切っておきながら
 トランプに散々脅されてもへらへら笑って媚び諂う有様なのだから」

「「内弁慶」に加えて、おまけに対米では「太鼓持ち」なのだから
 本当に情けないことこの上ない。国辱ものと言って良かろう。
 対ロ外交でプーチンに媚び諂った無様な様子と全く同じなので何ら驚きはないが、
 国内メディアがこうした国辱外交を批判しないのは驚きである」

「安倍政権は学習能力も著しく乏しいので、
 トランプ就任初日にTPPを破棄されて面目丸つぶれ」

「今はまたトランプに媚び諂うために「お土産」の準備に必死で、
 トランプから「与し易し」と見下されて煮え湯を飲まされるだろう。
 対米二国間交渉を押し付けられ、TPP以上の屈辱的な妥協を強いられるだろう」

「トランプに尻尾を振った末に蹴り飛ばされる訳だから、自業自得であるが。
 また、トランプがレイムダックに陥るのは恐らく歴史に残る程に早いから、
 往復ビンタで再び間抜けな失態を晒すこととなるのは避けられない」

「対中安全保障で米軍が頼みの綱であるので
 何もトランプに文句が言えないという、より決定的な裏事情があるのだ。
 自前の安全保障政策を持たず対米従属を選んだ安倍政権の売国政策がここにも影響している」

「安倍首相の腰砕け発言の数日後、「大人」のカナダはアメリカと一線を画している。
 どちらが対米従属ポチ外交で、どちらが対米自立外交であるかは明白だ。
 愛国者や良識ある有権者なら、安倍政権の弱腰を厳しく断罪するのが当然であろう」

「気持ち悪いぐらい愛想の良いトランプ大統領と
 (実際には阿諛追従しに行った)安倍首相との親密ぶりが
 報じられて拍子抜けした向きは多かろう」

「しかし、トランプの友好的な態度の原因が分かってきて
 対等どころか服従に近い安倍外交の内実が明らかになりつつある」

「昨年末にトランプから日本に側近が送り込まれており、
 北方領土交渉で経済協力のプランを纏めた安倍側近が
 密かに5兆円を超える巨額の「お土産」を用意したのだと言う」

「それだけの「貢ぎ物」を貰えれば笑顔になるのも当然だ。
 官邸関係者ですら「ジャイアンとのび太」と自嘲するような
 国辱外交が実態だった訳である」

「つまり安倍外交の本質は、米ロの二強国に対しては土下座してカネを差し出し、
 韓国や途上国に対してはカネを出して偉そうにするという「虎の威を借る狐」なのだ」

「問題はこれだけに終わらない。
 当ウェブログが前から指摘しているように、
 トランプ政権は史上最速でレイムダック化する可能性が高い。
 (事実、人事で早くも問題が続出している始末だ)」

「安倍政権の北方領土交渉が矢張り失敗であると、事実によって証明された。
 ロシア側は安倍政権を与し易しと軽侮して行動しているのだ」

「ロシアは北方領土に駐留する師団を増やし、軍備を増強している。
 また、北方領土の無人島にソ連時代の対日強硬派三人の名をつけている」

「安倍外交の本質は、海外メディアがはっきり言明している。「媚び諂い外交」である。
 安倍政権は思考の浅い脊髄反射ばかりで、先を見ないで行動するからこうなるのだ」

「経済協力の見返りが北方領土の師団増強と対日強硬派の命名だ。
 この事実から、安倍政権がロシアから完全に見下され馬鹿にされているのが分かる。
 この師団増強でも「懸念」しか表明できないという情けなさである。
 まさに「弱腰安倍政権」としか言いようがない」

「ロシアは媚び諂ってカネを出すだけの安倍外交を嘲笑し、
 その足下を見透かして強い態度で臨んでいるのだ」

「国内の選挙だけを気にして幾らでもカネを貢いでくる弱腰政権だから
 「こちらが押せば引き下がる」と見切っているのである」

「これが「内弁慶」の安倍政権の「媚び諂い外交」の実態であり、
 戦中・戦後の対ソ外交の教訓から全く学んでいないことが分かる」

「勿論、対米外交でも安倍政権は同様の「媚び諂い」外交を展開しているので、
 対ロシアばかりでなく対トランプでも自業自得で窮地に陥るだろう」

「「次は、二国間交渉で安倍政権がこっぴどく叩かれることになる」
 と当ウェブログは予言したが、安倍政権にはそれ以外の運命はあり得ない」

「断言してもいいが、安倍政権には学習能力がないから選挙で叩き潰されない限り、
 現下の「媚び諂い外交」をやめることはないであろう。
 (理由は単純、カネで脅すかカネを出して朝貢するかしかできからだ)」

「当ウェブログは何度も「トランプ政権は史上最速でレイムダック化する」と予言したが、
 ロシアゲート問題が勃発して予想通り早くもその通りの事態になりつつある」

「ロシアゲートは、フリン辞任とは次元の違う深刻な問題だ。
 勿論ホワイトハウスは安倍政権のようにしらばっくれているが、
 ウォーターゲートの時もホワイトハウスは嘘をついていた。
 ましてやトランプのこれまでの言動を見て嘘をついてないと考える方がどうかしている」

「トランプに胡麻を擦った末にトランプが自滅して轟沈、
 集団的自衛権で安全保障を強化すると豪語して北のミサイル実験で大慌て、
 ロシアに媚び諂った末に冷淡にあしらわれて大恥を晒す始末。
 外交と称してカネを配っただけで驚くほど成果が乏しいだけでなく、
 安全保障面でもお粗末な「泥縄」を繰り返している」

「北朝鮮ミサイル騒ぎで見落としている者が多いが、
 予想通り安倍政権の北方領土交渉は「無様な失敗」に終わった」

「先見の明のある人々にとっては何ら驚きはなく、
 「極めて当然の結果」なのだが、安倍政権は面子を潰されても何一つ反応できないでいる。
 予想通りとは言え、これはまさに「国辱外交」と呼ぶべきものであろう」

「外務省幹部に至っては、ロシアの先制パンチの直撃を食らっても
 目を白黒させるばかり、既に安倍外交が惨敗した事実を認識できないでいる」

「ロシアが北方領土に経済特区を設置するという話は以前から出ていた。
 今回の件は、領土返還を哀願する安倍政権が足蹴にされただけでなく、
 日本が返還を望む北方領土に、よりによって中国や韓国の投資が行われることを示唆している」

「ロシアは歴史的に、カネと軍事力でしか動かない。
 口先だけの大甘なアベ外交など通用する筈がない」

「日ロ交渉は既に大失敗と決まった、それが正しい認識である。
 それを悟らない限り、大恥をかかされ国益を毀損するだけに終わるだろう」

「政治家としてのあさはかな功名心に衝き動かされて北方領土交渉を始め、
 カネを出させられた上に北方四島に経済特区をつくられてしまった」

「更に、対北の封じ込めで協力を要請しても一蹴され、
 まるで子供の使いのような無様な結果である」

「日本の目の前の北方領土で軍事演習を見せつけるような相手と、
 対等に交渉できるなどと妄想しているような間抜けな首相は日本の恥である」

「北方領土返還など、軍事力に劣りカネしか切り札のない日本が容易に実現できるものではない。
 ロシアに弱みを見せたら徹底的に叩かれ、利用されるに決まっている。
 どうしてその程度が理解できないのか。無能な政権は「利用された」だけなのだ」

「大口叩いたスタンドプレーの末に、核ミサイル開発を進める北朝鮮への支援という形で
 ロシアから完全に見下された国辱政権は、米露両国への「ポチ外交」を繰り返さざるを得ないのだ」

「北朝鮮を封じ込めるなら、ロシア外交などで時間を無駄にしている場合ではない。
 このままでは九州や中国地方へのTHAAD配備の必要に迫られるとして
 中国から北朝鮮への圧力を強化させる巧みな交渉が最優先である」

「日本国内での核配備論の高まりを交渉材料とする高等戦術もある。
 (勿論、費用対効果において著しく劣等なのでブラフであるが)
 しかし問題は、そうした外交能力が安倍政権には完全に欠けていることだ」

「米欧のロシア制裁が北朝鮮のミサイル技術を進歩させ、
 巡り巡って米韓日に向けられた脅威と化している構図は、
 無力で拙劣なアベ外交ごときが打破できるものではない」

「大統領訪日の浮かれ騒ぎの後に、本質が見えてきた。
 トランプはツイッターで「軍事とエネルギーで莫大な発注がある」と呟き、
 日本へのリップサービスも軍事ビジネスでの「カモ」への社交儀礼でしかないと証明した」

「安倍政権が安全保障面でも果てしなく政策リテラシーが低く、
 ミサイル防衛の備えをサボってきたからこうなるのだ」

「台湾海峡での軍事バランスが中国側に傾いてから10年以上も経った。
 その間、自民党はミサイル防衛の重要性すら理解できず、
 改憲ゴッコと安保騒ぎで貴重な時間を無駄にし続けてきた」

「アメリカの軍需企業に高値をふっかけられて国富を損耗するのも、
 はっきり言って自業自得である。民主党ごときが相手で調子に乗るからこうなるのだ」

「更に、対米従属の「ポチ政権」である証拠が次々と発覚しており、
 沖縄のヘリ墜落事故では二週間も過ぎてからやっと米側が謝罪、
 長崎では防衛局の申し入れを無視した夜間航行訓練が行われた」

「安倍政権がアメリカからいいように利用される、みっともない
 「対米従属ポチ政権」であるのは火を見るより明らかだ。
 まさに「お前が国難」と呼ぶのに相応しい弱腰政権である」

「トランプが訪日で愛想良くサービス精神旺盛だったのは、
 「カネをたっぷりアメリカに貢ぐ上客だから」に過ぎない。
 間抜けな人間は高く払わされるという、ごくありふれた話なのだ」

「韓国には文句を言ってもアメリカには何も言えない、
 情けない限りの対米従属政権である。(最初から分かり切った話だが)」

「また、長崎西海市での揚陸艇を使った訓練の強硬実施は示唆的である。
 地理的に見て朝鮮半島での有事、特に夜間上陸作戦を想定しているとしか思えない」

「米政府要人が北朝鮮との軍事衝突の可能性が高まっていると言明し、
 米共和党要人が「在韓米国人の退避を」と主張したが、それだけではない」

「ティラーソンの講演において、米中が既に朝鮮半島有事に備え、
 かなり突っ込んだ協議を行っていることも明らかになった。
 また、北朝鮮の隣に位置する吉林省の共産党機関紙が
 核防護の方法を大々的に紙面で取り上げている」

「中国ではメディアは党の宣伝手段であり統制手段でもある。
 中共は朝鮮半島での有事の可能性が高まったと人民に伝えているのだ」

「北は「生命線」である中国との関係を自ら悪化させ、
 太平洋戦争前の日本の軍部と同様に「自滅必至」となりつつある。
 ここまで米中の協議が深くなされていれば、あとは「秒読み」であろう」

「当ウェブログがシナリオの一つとして想定していた、
 「米中が裏で握って北の「王朝」を解体し、傀儡政権にすげ替える」可能性が高まった。
 その場合、アメリカが制空権を握り、人民解放軍が陸から北を制圧することなろう」

「アメリカ軍の攻撃だけでは北の政権は転覆しない可能性が高いが、
 人民解放軍が搦手から大挙して進軍すれば間違いなくトップは捕えられ、
 恐らく中国国内で軟禁され厳重な監視下に置かれることとなろう」

「勿論、そのように日本に好都合な流れで動くとは限らない。
 アメリカ単独の攻撃であれば韓国がそれなりの打撃を受けるのは間違いなく、
 日本も(人的被害は分からないが)無事では済まない」

「ここで日本にとって不幸なのは、内弁慶で口だけの安倍政権がのさばっていることで、
 今更にシェルター検討などと笑止千万で次元の低い策を泥縄で検討する始末だから、
 断言してもいいが安倍政権は口ほどにもないみっともなく無様な失態を見せるだろう」

「アメリカの言いなりの「ポチ」政権は安保法制と改憲騒ぎで時間を無駄にし
 必要な施策を怠り続けて、日本の安全保障を危機に晒している」

「陸上イージスもシェルターも半年は遅れている。
 敵基地攻撃能力の検討に至っては馬鹿丸出しの議論で
 まさに「泥縄」、安倍政権の軍事リテラシーの低さが露骨に示された」

「特殊部隊が難民を装って日本海側に上陸してくる危険性をも考えず、
 暢気に原発を稼働させている愚鈍な政権だから、てんで話にもならない」

矢張り「対米でも対露でも「ポチ」外交を展開する安倍政権」である。

▽ 第一次安倍政権を含む歴代自民党政権の外交は、米国側に「世間知らず」と嘲笑されている

『全貌ウィキリークス』(早川書房)


巨額のカネを米ロに献上する安倍政権やB層有権者は、日本の安全保障をも損なってる。

「意気込んで東欧を廻った安倍外交は、見事に裏目に出ている。
 中国は「毎年」中東欧の16ヵ国と首脳会合を重ねており、
 目立ちたがり屋の安倍が完全に後手に廻っている形だ」

「また、ロシアに「忖度」して東欧諸国のロシア制裁強化の求めに応えられず、
 「相手国の要望には応えずに自分の要望だけ伝える」微妙な結果に終わった」

「東欧に北のミサイルが届くなどという軍事リテラシーゼロの法螺話を吹聴し、
 ロシアの強大な軍事力を前にしている東欧諸国の現実すら理解できないのである。
 この惨状では、安倍は大学どころか高校に戻って欧州史を頭に叩き込む必要があろう」

「さて一方プーチンは着々と対米(≒対日)軍備を増強している最中であり、
 千島列島には対艦ミサイル、ウラジオストクには地対空ミサイルと、
 全く日本に領土返還する気のない態度なのであるが、内弁慶の安倍は何も言えない。
 実にみともない限りであり、安全保障リテラシーが欠落していばかりか
 リアルポリティークも理解していないことを自ら証明したと言える」

「挙げ句の果ては、安倍はトランプより従順で与し易いと見下されて
 プーチンに「ロ日関係の最近の進展に満足」と褒められるという国辱的な状況なのだ。
 (ロシアはリアルポリティークの国であり、自国の利益とならなければ「満足」する筈がない)」

「所詮は口だけ、実力ではせいぜい外務大臣の器でしかない安倍は、
 矢張り「内向き」のスタンドプレーしかできないことがはっきりした」

「レイムダックのトランプに、有事への備えが泥縄でお粗末な安倍政権。
 先見の明のない点でそっくりな北の三代目と揃って仲良く没落することになろう。
 そして、安倍を掌で踊らせたプーチンがほくそ笑むだけだ」

「ロシアは軍事力とカネしか信じない国だ。
 ロシアがこのように日本を褒めるということは、
 安倍がロシアにとって利益になる存在であり、
 ロシアに都合良く動いてくれているということを意味する」

「大根役者で口だけの安倍が何を言ったところでロシアには蚊に刺された程度なので
 何をしても嘲笑されるか顔を潰されるだけではあるのだが、それにしても情けない」

「イージスアショアの配備の必要に迫られるので
 ロシアが北の核開発に影響力を行使できるなら配備を再考すると
 先手を打って牽制すべきだったのだ。ここでも鈍重で後手に廻る安倍に期待などできない」

「ロシアに先手を打たれて、あたかも日本のミサイル防衛強化が
 ロシアに悪影響があるかのように「宣伝」される始末。
 スタンドプレーだらけで口だけ安倍外交の「次元の低さ」は相変わらずで全く進歩がない」

安倍政権の実態は常に「有事への備えが泥縄」「みっともない失態ばかり」なのだ。

 ↓ 参考

プーチンに媚び諂い褒められる安倍、ポチ政権の本領発揮 - 千島列島でも極東でもミサイル配備増なのだが
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/96e6c23c556aec21d16a7a201475fdd8

プーチンの掌で転がされる安倍外交のお粗末さ、恥の上塗りに - 北方領土での軍事演習で面子丸潰れ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2e8c5d6df050de51e8283d11e98eb085

トランプに5兆円以上も貢いでいた安倍政権、米ロには土下座外交 - 国民に隠し裏交渉したTPPと同じ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/78a9821eb7150c70d26cf4559dd5cd06

早くも有権者を裏切ったトランプ、選挙中に批判したウォール街の人材重用 - レイムダック急接近か
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/76deb616d7e516764d44ee0618847865

米外交公電、日本政府の外交を酷評 -「外務官僚は世間知らず」「無計画で実行力がない」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ac95bcd20a6bcb0fb2d637efd01486af

▽ 日本は米軍の「兵站」拠点と米公式文書に明記、日米安保は最初から日本防衛のためのものではない

『仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実』(春名幹男,文藝春秋)


【米輸入制限】米中「貿易戦争」の瀬戸際 米保護主義の矛先が日本にも…トランプ氏「安倍首相は米を出し抜き笑顔」(産経新聞)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180323/mca1803232115019-n1.htm
”【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領による中国に焦点を当てた制裁や輸入制限が現実となり、米中は報復措置の連鎖に陥る「貿易戦争」の瀬戸際に立った。
〔中略〕
 「これこそが私が大統領に選ばれた理由だろう」
 トランプ氏は22日、中国製品への追加関税を命じる文書に署名し、自らの決断に胸を張った。
 トランプ氏の狙いは対中国貿易赤字の縮小だ。追加関税は「貿易相手国に圧力をかける切り札」とされる米通商法301条に基づく制裁。政権高官は鉄鋼・アルミニウムの輸入制限についても、鉄鋼過剰供給が問題視される中国に圧力をかける意図を明かしてきた。
 米国内には中国が2001年の世界貿易機関(WTO)加盟で約束した市場自由化の改革が停滞していることへの不満も大きい。政権内には「中国を国際ルールに引き込む戦略は失敗した」との声もある。
 だが、中国の反発は確実だ。元米通商代表部(USTR)次席代表代行のカトラー氏は22日、中国には米製品への関税やWTOへの提訴など多彩な報復の選択肢があると指摘。「完全な貿易戦争となるかどうかは双方が、追加的な措置を取るかどうかにかかっている」とした。
 一方、トランプ氏は日本への不満も爆発させている。トランプ氏は署名式で日本の安倍晋三首相は友人だとしながらも、握手をするときの安倍氏の笑顔は「『長い間、米国を出し抜くことができたとは信じられない』という笑みだ」と言及。「そういう時代は終わる」と言い切った。
 実際、日本は輸入制限の適用除外国から外れた
。ライトハイザーUSTR代表は繰り返し、日本との自由貿易協定(FTA)交渉への期待を強調している。トランプ氏は「これは多くの中の第1弾だ」としており、保護主義の矛先が日本に向く恐れは拭えない。”

あの産経も、安倍がトランプに対し露骨に尻尾を振って媚びても
EU以下の扱いしか受けなかった事実を認めざるを得ないのだ。
トランプは要するに自国第一主義なのだから、当たり前の結果であろう。


鉄鋼輸入制限:米、中間選挙にらみ保護主義強める(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180303/k00/00m/020/079000c.html
トランプ米大統領が鉄鋼・アルミニウム製品に対する関税引き上げを表明した背景には、11月の中間選挙をにらんで政権浮揚を図りたい思惑があるとみられる。しかし、中国や欧州は反発を強めており、貿易摩擦が激化し世界の自由貿易体制秩序が揺らぐ可能性も出ている。
 「他国が我々の企業を、我々の雇用を破壊した。長年にわたり、そうしたことが起こってきた」。トランプ氏は1日、ホワイトハウスに国内鉄鋼・アルミ企業の幹部を集めた会合で、国内関連業界の衰退は中国など貿易相手国に原因があるとの考えを強調した。
〔中略〕
 米通商拡大法232条に基づく輸入制限発動には、米産業界や与党共和党、日本を含む同盟国が慎重な検討を求めてきた。それでもトランプ氏が発動方針の表明に踏み切ったのはなぜか。政権幹部の辞任が相次ぎ、政権運営への自信を支えてきた米株価も不安定になる中、11月の中間選挙をにらみ、支持層にアピールする狙いがあるとみられる。
 ただ、この日のホワイトハウスは混乱を極めた。鉄鋼・アルミの関連業界幹部らに緊急招集がかかったことから、米メディアは政権高官の話をもとに「輸入制限の発動が発表される」と相次いで報じた。ところが、数時間後には高官が「会合は意見交換にとどまる。今日の発表はない」とメディアに語るなど情報が錯綜(さくそう)し、報道のたびに株価は大きく動いた。
 混乱の背景にあるのは、政権内部の対立だ。輸入制限は中国との貿易摩擦を激化させるだけでなく、日本や欧州を含む同盟国との関係を悪化させ、結果的に米経済にマイナスの影響を及ぼしかねない。国際協調や市場動向を重視するコーン国家経済会議(NEC)委員長が慎重な対応を訴えるのに対し、ロス商務長官やライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が積極論を展開する綱引きが続いてきた。
 ところが、ここにきてトランプ氏が、コーン氏の配下にあった対中強硬派のナバロ通商製造業政策局長をコーン氏と同格の「顧問」に引き上げたことで均衡が崩れた。トランプ氏は正式発表こそ来週に先送りしたものの、口頭で関税引き上げ方針を表明することで、慎重論を押し切った形だ。
 トランプ政権は1月、中国や韓国を主な標的に緊急輸入制限(セーフガード)発動を決定。鉄鋼・アルミの輸入制限はこれに続くより影響力が大きい第2弾だ。さらに、中国による米企業に対する技術移転の強要を問題視し、米通商法301条の制裁発動の準備も進める。ナバロ氏ら強硬派の復権で、トランプ政権の保護主義への傾斜は強まるばかりだ。【ワシントン清水憲司】”

トランプは安倍の相手をするほど暇ではないのだ。
選挙で民主党に押されつつあり、中間選挙で巻き返すのに精一杯、
近視眼を米国民に見透かされて情勢不利に傾くようなことがあれば
ツイッターで「北を懲罰する」と呟いて介入を始めるぐらいのことはしかねない人物である。


トランプ氏即断、側近も驚き=安倍首相は「蚊帳の外」―米紙(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031100303&g=use
”【ワシントン時事】トランプ米大統領が8日に韓国の鄭義溶国家安保室長と会談し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長からの会談要請を受け入れた際、同席したマティス国防長官らが「(首脳会談の)危険性とマイナス面」への懸念を訴えたが、トランプ氏は取り合わずに決断したことが分かった。10日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が伝えた。
 ホワイトハウスの大統領執務室で行われた鄭氏との会談は45分続き、マティス氏のほか、ペンス副大統領、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、コーツ国家情報長官、ダンフォード統合参謀本部議長らが同席した。トランプ氏の即断は鄭氏だけでなく、側近らも驚かせたという。
 鄭氏がホワイトハウスに到着する直前の8日午前の段階で、米側は情報機関を通じて金委員長からの会談要請を把握していた。
〔中略〕
 トランプ氏は、鄭氏にホワイトハウスで米朝首脳会談実施の発表を行うよう提案。鄭氏は急きょマクマスター氏の執務室で文案を作成し、安全が確保された電話で文在寅大統領の了承を得た。ただトランプ氏の側近らは外国政府当局者が記者会見場を使うことに反対。鄭氏はホワイトハウス西棟の車寄せで会見を行うことになった。
 トランプ氏は鄭氏が車寄せに向かった際、安倍晋三首相に電話を入れ、会談内容を報告した。タイムズ紙はトランプ氏の即断は側近だけでなく同盟国の不意を突き、「安倍氏は蚊帳の外に置かれた」と指摘した。”

もし半島有事なら、安倍政権には電話一本だけでフォローもない筈だ。
この行動様式を見れば容易に予想できる。アベだろうがナベだろうが同じだ。


ロシア外交官追放、日本は静観 「調査進展見守りたい」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASL3W3C2KL3WUTFK00H.html
”ロシアの元スパイらの殺人未遂事件を受けて欧米諸国がロシア外交官の国外追放を決めたことについて、河野太郎外相は27日の閣議後会見で「まず、事実関係の解明が先だ。日本として調査の進展状況をしっかり見守りたい」と述べ、日本政府としては当面静観する考えを示した。
 河野氏は「化学兵器の使用は決して許されず、使用した者は処罰されるべきだ」と述べながら、「日ロ関係はしっかりマネージしていきたい」と語った。北方領土交渉に前向きな機運をつくりたい日本政府として、ロシア側を過度に刺激したくないとの姿勢がうかがえる。

河野太郎外相は、安倍に媚び諂う今の自民党の中では比較的まともだが、
碌でもない政策を連発する安倍政権の中に入ってしまったら何も出来なくなった。
「当面静観」というのは、「何も出来ない」という情けない実態を白状した言葉でしかない。


日露外相会談:領土問題、険しさ増す(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180322/k00/00m/030/108000c.html
”◇ラブロフ氏、安保でけん制
 21日の日露外相会談では、北方領土での共同経済活動の具体化に向け作業を加速することで一致したが、日露双方の主張の溝は深いままだ。日本は、共同経済活動を行う際に双方の法的立場を害さない「特別な制度」を導入し、領土問題解決の糸口にしたい考え。一方のロシアは、ロシア法の適用下での活動を想定し、実効支配の強化を狙う。
〔中略〕
 日本政府関係者は「領土交渉は強いリーダーシップと求心力がなければ合意ができない」と指摘。大統領選でさらに政権基盤を盤石にしたプーチン氏が領土問題でも指導力を発揮することを日本側は期待する。
 ただ、ロシア側は昨年8月、北方領土を経済特区に指定した。日本以外の企業進出も否定しておらず、共同経済活動や領土問題解決を本気で進めようとしているのか、真意は読めない。
 ロシア側は、北方領土以外の極東地域などでの8項目の協力プランについても日本からの協力には強い期待感を示している。領土問題を棚上げしたまま、経済協力だけを進めるのがロシアの狙いではないかとの懸念は日本政府内にくすぶる。
 さらに、ロシア側は安全保障問題をからめて日本側をけん制する姿勢を強めている。ラブロフ外相は共同記者会見で、日本が導入することを決めた陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」について、米国の弾道ミサイル防衛システムの一部であり、ロシアの懸念材料だと表明した。
 これに対し、河野太郎外相は「我が国が主体的に運用するシステムで、周辺国に脅威は与えない」と説明したが、米大統領選への介入などをめぐり米国との関係が悪化しているロシアがこの問題を今後も持ち出すことが予想される。
 一方で、ロシア側は択捉島の民間空港を軍民共用とする政令を出した。同島と国後島に最新鋭ミサイルシステムを導入したほか、軍事演習も行っており、北方領土の事実上の「軍事拠点化」を進めている。
北方領土問題の解決に向けた環境はむしろ悪化しているというのが実情だ。【梅田啓祐】”

内向きでスタンドプレーしか出来ない大根役者である安倍の始めた、
北方領土交渉も日韓合意も対北交渉も全て完全に失敗している。
失敗しているだけでなく、悪影響すら及ぼしているのだからさっさと辞めた方が国益に適う。
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給料は碌に増えず、「悪い物価上昇」で経済低迷が続く - 安倍政権の愚劣な「働き方改革」が問題の根源

2018-03-27 | いとすぎから見るこの社会-雇用と労働
安倍政権のインチキ「働き方改革」の虚妄がまた明らかになった。
「悪い物価上昇」に直結するコストプッシュのスパイラルである。

ヤマト運輸他、運輸業での賃上げが限定的ながら進んでおり、
勿論のこと無知な安倍のせいで下がった実質賃金を少しは補う効果があるが、
当然顧客側にもコストの転嫁が進み、所詮はゼロサムかマイナスサムでしかない訳である。

安倍も自民党も政策リテラシーが果てしなく低く、
その「雀の涙」賃上げ以前にECでの利幅極薄の商品配送が急増しており、
そのため儲からない上に人不足になっている現実をいまだに理解できない。

そればかりか、僅かな賃上げによって引っ越しから宅配に労働者が移動し、
引っ越し代が急騰してまた国民に打撃を与えるというお粗末さだ。

日本経済を低迷に陥らせたA級戦犯である安倍や自民党は、
いまだに日本の低生産性の原因を理解せず、「下手な鉄砲」の政策ばかり乱発、
「仕事したふり」の国家のシロアリそのものなのである。

日本の経営層は着々と老化が進み、保身的になっている。
権力にしがみつくことを何より最優先する安倍とそっくりだ。
大して努力もしないで儲かっているのを自身がよく知っているから、
大胆な新規事業開拓や事業拡大よりも内部留保や配当を優先するのだ。
(あの京セラ稲盛名誉会長が企業自身の努力で稼いでいるのではないとはっきり言い切っている)

同時に、自民党政権が今まで散々少子化対策をサボってきたために
日本の内需の成長余力が刻一刻と萎んで経済停滞に陥っているから、
女性が北欧並みに働く以外に残された道はないのにも関わらず、
口だけ安倍を含めて歴代自民党政権は就労抑制を助長してきた。

おまけに「働き方改革」などと豪語してインチキな口だけ政策ばかり推進する
安倍が、権力を握り締めて日本の政策と経済を劣化させているのだから話にもならない。

配偶者控除を全て育児関連の費用控除に置換え、
利権化している認可保育所の巨額補助金を平等な保育の現物給付に転換、
第三号被保険者を全廃してケアワーカーへの給付付き税額控除を導入すれば
間違いなく日本経済は今よりも1%以上は高い実質成長率に回帰できる。

安倍や自民党の能力が低く、利己的な自民支持層に媚びて保守退嬰政策や
特定層へのふざけた利益誘導政策ばかり行っているから低成長になるのだ。

▽ 低生産性は経営層の質の低さと女性の就労抑制が原因、自民党と口だけ安倍政権が低成長の元凶

『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』(デービッド・アトキンソン,東洋経済新報社)


当ウェブログが何度も繰り返してきた警告がまた的中した。
「愚かで低能な安倍政権が原因で口だけ「生産性革命」も間違いなく失敗する運命」である。

「安倍政権の生産性向上策はてんで話にならない異次元の低レヴェルで、
 たっぷり大企業から献金を貰って残業代ゼロ法案を通し
 馬鹿な国民が騙されている内にこそこそ適用拡大してゆくという算段だ」

「そうした見え透いた本音を塩崎厚労相が財界要人に漏らして、
 しっかり録音されネット上で公開される始末だ。
 (国会答弁では塩崎厚労相はその発言を否定して恥の上塗りに)」

「アメリカで問題になっている制度を周回遅れで導入するという
 馬鹿馬鹿しい安倍内閣の行状はもはや末期的と言える」

「企業から政治献金を貰って甘やかす自民党政権が、
 経済政策において劣っているのは当たり前の話である」

「経済団体の主張は基本的に仲間内の利益成長政策でしかなく、
 水膨れの株価時価総額や役員報酬とは正反対に
 日本経済の停滞が依然として続いている現状に対しては、
 日本企業の利己的行動にも重大な責任が間違いなくある」

「我が国の成長率が奇跡的な数字を記録していた高度成長期には、
 日本企業は経営に忙しく政治に対しあれこれ要求を突きつけることは少なかった。
 (金権政党自民とのカネのスキャンダルが発覚することは多々あったが)
 日本経済の低迷が明らかになってから要求が多くなったのである」

「つまり、日本企業の政治活動は低成長期における椅子取りゲームに過ぎないのだ。
 経済団体の要求を鵜呑みにしても企業収益や株主利益、役員報酬が伸びるだけである。
 拝金国家アメリカと同様の惨状に陥り、国民への恩恵は雀の涙でしかない」

「ジャーナリスト池上氏がテレ東の番組でドイツを取材し、
 日本よりも大幅に高い労働生産性の理由を探ったところ、
 浮かび上がってきたのが「短時間勤務」だ」

「これはユーロ統合の恩恵をドイツが最大限に享受しているためだけではない。
 ドイツ以外に短時間で効率の良い働き方をしている北欧諸国は、
 押し並べて日本よりも労働生産性が高い。
 日本は1人当たりGDPでもこれらの国々に敗北している始末だ」

「従って、安倍政権が財界と癒着して導入を狙っている
 「高度プロフェッショナル制度」が根本的に間違っているのは明白だ」

「経済団体も、自己破壊的なアベノミクスを擁護した報いで
 あと数年の内に大打撃を受け世論の厳しい指弾を受けることになろう」

「とは言え、企業が自己利益を追求するのは当然の行動である。
 諸悪の根源は、そうした企業の利己的行動があたかも日本経済のためになると
 大嘘をついて国民を騙す反社会的な政治家と政党なのである」

「労働生産性を向上を本気で実現するなら、
 政策と規制で労働時間の短縮を強要し、
 生産性の低い企業を市場から退場させなければならない」

「企業経営層には生産性を上げるインセンティブが乏しく、
 非正規労働者や外国人実習生を使ってコストカットした方が楽に利益を出せるのだ。
 経営努力するより自民党に献金して政策を操れば更に容易に稼げる。
 この程度のことも、経営リテラシーの欠如した与党政治家は理解できないのだ」

「はっきり言っておくが、次元の低い安倍政権の施策では生産性が上がる筈がない。
 上がるとしたら「誤差の範囲」でここ数年の実質賃金と同じ情けない結果になる」

「第一に、経済界からカネをたっぷり貰っていて株主・経営層に利益誘導していること、
 第二に、無数の違法企業を放置して無駄な長時間労働への規制を怠っていること、
 第三に、保育利権を死守して待機児童問題を放置し、有能な女性労働力を活用していないこと。
 いずれも安倍政権の程度の低さが遺憾なく証明されている」

「中堅企業も大企業も残業割増賃金を払っていないケースが多い。
 人不足の官庁ではなく企業や非営利組織にアウトソースして
 企業の違法行為を暴いて罰金から成功報酬を払う制度に変えれば、
 いかに日本企業がいい加減で遵法意識が低いか白日の下に暴かれるであろう」

「フィナンシャル・タイムズやロイターは、今回の最低賃金引き上げ方針を
 首相が「本来の仕事ではない」のにスタンドプレーで演出しているのは
 「日本経済を刺激するための選択肢が安倍首相に不足している」
 「安倍政権は、日本経済を改善できることを示す必要に迫られている」
 と評している。
 つまり、安倍首相には日本経済を改善させる能力がないことを認めている訳だ」

「また、FT紙は最低賃金の引き上げの恩恵は労働者200万人程度とし、
 「ラーメンに卵か焼き豚1枚が追加できればラッキーなぐらいのもの」と形容している。
 総労働時間がどうかによって変わってくるのでやや過少な表現であるが、
 いずれにせよ首相の言う通りの最低紙賃金引き上げが実現しても、
 大した経済効果が望めないのは言う迄もない。
 大企業だけが賃上げしても効果が乏しいのと同じである」

「日本の生産年齢人口はおよそ8000万弱、総就業者数は7000万強なので
 200万人はせいぜい2%台の人数だから、大企業の賃上げの方が
 まだしも経済効果があるかもしれない」

「おまけに忘れてはならないのは、安倍政権が成立して以来、
 実質賃金は大きく低下しており原油安で下げ止まっているものの
 低水準での推移が続いているため民主党政権時にすら大きく劣るのが現状なのだ」

「給付付き税額控除を適用すればすぐに大幅な賃上げと消費増が実現するが、
 次元の低い安倍政権と選挙目当てのバラ撒きしか能のない自民党では
 その程度のことすら実行できないという訳だ」

「メディアに報じられたところによると、
 残業時間の制限と雇用保険料の低減が「働き方改革」なのだそうだ。
 馬鹿馬鹿しいにも程がある小手先のインチキ改革である」

「これでは、程度の低い安倍政権が低成長・低労働生産性をもたらし、
 「先進国」スウェーデンに惨敗しているのも当然と言えよう。
 言ってみるならばこれは「プロとアマチュアの差」である」

「厚労省の調査では、日本では働いていない母親がまだ30%もいる上に、
 雇用が増えたと言っても短時間勤務ばかりである。
 短時間勤務の低賃金雇用が増えても、消費や成長率への影響は「誤差の範囲」でしかない」

「スウェーデンと比較すれば、あと10%は就業率を引き上げる余地がある。
 多子世帯でもないのに、介護でもないのに就業を抑制している者が大勢いるのである」

「北欧並みに、理由もなく働かない者の税負担を引き上げなければならない。
 努力して仕事も育児も両立させている層を支援しなければならない」

「配偶者控除や第3号被保険者などという差別制度は原則全廃しなければならない。
 「老人手当」よりも育児関連の現物給付を増やさなければならない。
 北欧のように中・高所得層には育児関連費用の税控除を認めなければならない」

「生産性の低い劣等企業を淘汰しなければならない。
 労働法を軽視する悪質企業から転職しやすくしなければならない。
 産休育休の際の代理の人件費を税や保険料で補わなければならない」

「残業割増率を引き上げて時短を強力に推進し、
 労基署の機能を強化しなければならない。
 残業代不払いの時効を延長させなければならない」

「安倍政権は、こうした実効性ある政策を何一つ実行していない。
 だからスウェーデンに経済パフォーマンスで惨敗するのだ」

「負のインセンティブと現物給付で強力に就業を後押ししないから、
 能力がありながら労働市場に貢献しない者が100万人以上いるという始末。
 歪んだ制度による就労抑制が、日本経済を抑圧しているのである」

「「近年稀に見る駄作」の経済財政白書は、
 人手不足の要因のひとつが「団塊世代の退職」であると指摘しているのはいいとして、
 失業率を低下させた要因である生産年齢人口の減少と実質賃金低下に全く触れていないし、
 「成長分野への労働者移動を促進」と具体策もなく馬鹿の一つ覚えのように繰り返している」

「労働集約的産業で人手不足が深刻になる「雇用のミスマッチ」が起きるのは
 まず第一に愚かな安倍政権が無駄の多い公共事業を大幅に増やしたため、
 第二に実質賃金が低過ぎるため、第三に女性就労率が低いために決まっている」

「アメリカ経済の生産性が低迷してなかなか利上げできない。
 日本経済新聞では、その原因として金融緩和の悪影響があるとしている」

「事実、アメリカ経済は最近成長率見通しの下方修正を繰り返しており、
 ここ数年はスウェーデンの高成長率に敗北し続けている」

「仮に安倍政権が賢明で合理的であれば(そのようなことはあり得ないが)、
 スウェーデンの賢い政策から学び、自らの次元の低さを反省して政策を大幅に変える筈だ」

「生産性を上げたければ育児関連の現物給付を充実させて育児を集約化し、
 税率と社会保険料を引き上げて長時間労働の誘因をカットし、
 長時間労働への規制を厳しくするとともに、欧州に倣い
 企業が有休の時期を指定できるようにして労働時間を短縮させる筈だ」

「安倍政権は勿論、何一つまともな政策を実行していない。
 またしても安倍政権の愚かさ、無能さが証明されつつあるという訳だ」

「消費が低調なのは時間がないからなどでは全くない。
 安倍政権は実質賃金を低下させ労働者を貧しくしただけでなく、
 現役世代の搾取に支えられた高齢層バラ撒きを放置している。
 だから、安倍政権それ自体が消費低迷の「犯人」なのだ」

「ブルームバーグが卓抜な記事を出している。
 日本の記者クラブメディアと違って安倍政権の「報復」を恐れないので
 ありのままの「事実」をはっきりと言えるのだ」

「その要旨は、男性の長期失業者が高水準にとどまっていること、
 25〜44歳の働き盛りの就業者が48年ぶりの低水準であること、
 パートタイマーの多い女性労働者の賃金水準が低いこと」

「日本経済が今、見せかけだけは失業率低下していても
 消費が殆ど上向かない原因が、まさにここにあるのだ。
 同時に、雇用市場改善などと必死にアピールする安倍政権の浅知恵も証明している」

「安倍政権のように、企業に利益誘導しても
 日本経済が回復しないのは事実に照らして明白である。
 それをデフレマインドなどという意味不明の呪文で誤摩化すから結果が出ないのだ」

「本気で長時間労働を効率化したければ、労基署の機能を強化して厳しい刑事罰を導入し、
 抜き打ちの検査を行なって悪質企業名を次々に公表しなければならない。
 安倍政権が「改革ポーズ」だけで選挙目当てのスタンドプレーを行っているのは明白だ」

「日本の労働者が求めているのは「所得増」である。
 これこそ安倍政権が民主党政権以上に失敗している点だ」

「連合の調査により、安倍政権下でサービス残業が急増したことが分かった。
 理由は簡単で、実質的な自国通貨の切り下げで労働コストを一気に安売りしたため
 大して儲かりもしない仕事ばかりが増えて労働者の負担が増したからだ」

「それに加えて、国土強靭化などとほざいて自党に献金するゼネコンにカネをバラ撒き、
 震災復興で労働者や資材が足りない局面なのに人不足を悪化させる愚行に走る始末。
 そもそも需要の乏しい分野での官需に労働力を固定したら賃金が上がらないのも当たり前だ」

「お粗末な「働き方改革」が失敗する理由ははっきりしていて、
 安倍政権が国内の財界圧力団体とカネで癒着しており、
 ドイツ並みの峻厳な長時間労働規制を行なわないからだ。
 (ドイツ並みに規制したら、日本企業の幹部の多くが刑事罰の対象になる)」

「デービッド・アトキンソン氏は東洋経済オンラインで
 日本の生産性低迷がいつから始まったかを分析しているが、
 その図表が秀逸で、いかに安倍政権が愚かであるかが分かるのである」

「ひと目見れば分かるように、大きな原因は人口動態の変化である。
 我が国の生産性が屈曲して伸びなくなったのは90年代後半にあたり
 丁度、日本の生産年齢人口がピークを付けた時期と完全に一致する」

「そして2005年頃から再びがくんと生産性が低下するが、
 この時期はリーマンショックの時期、そして日本だけ回復が鈍い時期に入る。
 人口動態としては、団塊世代の大量退職が始まろうとする頃で
 高齢人口が急速に増え始めた時期と不思議に一致している」

「…また、アトキンソン氏は女性の就労抑制を大きな要因として挙げている。
 日本の社会制度が女性を「甘やかす」ものであるため、
 通常の先進国であれば就労して経済に貢献する筈の女性が
 短時間で低付加価値のパートタイマーにより就労を抑制しているのである」

「基幹労連の中で自民党支持が増えているそうだ。
 しょぼい官製春闘に尻尾を振って喜んでいるらしい」

「実質賃金や成長率と日本の輸出企業の収益を比較すれば、
 日本国民を貧しくして企業の収益を嵩上げしたのは明白である」

「自分達の実質賃金が下がっても、一般国民がそれ以上に下がっているので
 相対的に見れば自分達が豊かになっていると実感できるからである」

「通貨切り下げで労せずして儲かった経営層と同じく、労働側の既得権層が
 真の問題から目を背け、真の対策から逃げた結果がこの日本経済低迷なのだ」

「腰砕けの労組側は、安倍政権から完全に見下されている。
 官製春闘による雀の涙程度のカネと引き換えに権力側に譲歩し、
 労働者の尊厳まで失ってしまっているのである」

「現下の日本経済が人不足に陥っている理由が、
 安倍政権が言うような経済回復のためではなく
 人口動態要因であることが益々明確になってきた」

「九州では人不足の原因が好況不況ではなく人口動態のためだとの声が出ており、
 秋田では人口減少で労働環境が悪化していることが分かっている」

「現下の人不足は不況でも続くとの声が出ている。
 安倍政権が豪語しているようにアベノミクスが機能しているからなどではない」

「エンジャパンが、日本経済を支える中小企業を対象に調査したところ、
 残業が必要になる理由のトップ3は「取引先の都合」「仕事量が多い」「人員不足」だった。
 これだけでも安倍政権の洞察力や制度設計能力の「次元の低さ」は明らかである」

「その程度も理解できない、政策リテラシーの低い安倍政権は、
 相変わらず口先だけの「改革ゴッコ」を展開して日本経済を衰退に陥らせている」

「早速、過労死遺族の方々から厳しい批判を受けたのも自業自得であり、
 それに対して何ら誠意ある言葉すら述べられない点でも政治家としての器の小ささが分かる。
 (仮に言葉にするにしても軽々しい、欺瞞的な内容にしかならないのだから黙っていた方が良いのだが)」

「先月OECDが発表した数値により、日本の労働生産性が主要先進国で最低となった事実が判明し、
 安倍政権の無能がはっきり数値で証明されてしまったのだ」

「ドル建てなので購買力平価ではややましな数値になろうが、
 通貨切り下げ・国民貧困化に他ならない安倍政権の「売国政策」の害悪が如実に表れている」

「安倍政権や経産省の言う「成長分野」や「成長政策」などしょうもない小粒か砂粒だらけ、
 通貨切り下げと大企業への利益誘導で誤摩化しただけで、経済回復などしていないのだ。
 だから経済成長率においてアメリカに負け続けるだけでなくスウェーデンには大敗し、
 賃金増ではドイツの後塵を拝する「後進国」になり下がったのである」

「経済政策において劣っている癖に思い上がって他国から学ばず、
 口先で成長分野だの成長政策だの吹聴して失敗し、
 責任転嫁と言い訳ばかりだから「印象操作」に必死にならざるを得ないのだ」

「求人でも採用でも増えているのは運輸・介護・建設といった低賃金の分野ばかりだ。
 日本経済が伸びていない中で安倍政権が自国通貨を切り下げて
 「国民窮乏化」政策を展開しているからこうなるのである」

「建設業も、公共事業や貸家バブルで不況の種を撒いただけの愚行に過ぎない。
 人口が減り、凄まじい勢いで老化していることこそ「死に至る病」であり、
 必要な対策を全く行わず(愚かで学習能力がないから、何をすべきか分からないのだ)
 日本経済を絶望的な衰退へ追い込んでいる安倍政権の罪は重い」

「今の株高など、公費を注ぎ込んだ最悪のPKOに過ぎない。
 経済停滞・人口老化の中での株高は、呪うべきものでしかなく、
 バフェット指数が安倍政権の程度の低さを立証している」

「ドイツ経済は、DAX指数が左程に伸びていないにも関わらず
 成長率でも賃金増加率でも日本を上回っている。
 (国民にとっては、明らかに日本よりドイツの方が好ましい)」

「低賃金で大変な職種ばかり、需給がタイトになっている。
 日本経済が伸びておらず、人口が減っているから「悪い失業率低下」が起きているのだ」

「口だけで、自画自賛しか能のない安倍政権は一刻も早く滅び、
 スウェーデン型の経済政策に転換するだけで日本経済は3%成長に飛躍するだろう。
 経済成長の敵は、成長を妨害する安倍政権そのものである」

「あのニトリが営業減益に陥り、会長が衝撃的な発言を行っている。
 「消費の停滞は続く」「腰折れした」との指摘であり、
 ニトリ会長も事実上、アベノミクスの効果を否定したことになる」

「安倍政権や自民党が必死に宣伝している「賃上げ」にしても、
 口だけで中身の伴わない貧相さが調査で明らかになっている。
 労働者の賃金への満足度も仕事への満足度もマイナスになっているのだ」

「更には、次代の日本を担う若年層はもっと深刻な状況で、
 自分の親よりも賃金が高くなると考えているのは3人に1人しかいない」

「失業率が低下したのは単に実質賃金が切り下げられた結果であり、
 若年層はアベノミクスの「成果」など誇大宣伝に過ぎないこと、
 これからも賃金が伸びないことを肌身で感じているのだ」

「ニトリのような価格競争力の高い企業ですら、個人消費の悪化を痛感している。
 当ウェブログは、個々の企業の経営努力では日本経済は回復しない、
 人口政策を始めとするマクロの政策転換が必要であると主張し続けてきたが、
 矢張り安倍政権やリフレ派が完全に間違っていたことは証明されつつあると言えよう」

「財界からたっぷり献金を受け取っている安倍政権は、利権癒着の本性を発揮し
 カネを貰える財界に「配慮」して運輸と建設業を残業時間規制の対象から外した」

「特に建設業は、政治献金において自民党と深く結び付いている事実が広く知られ、
 自民党が選挙で勝って権力を握るために非効率的な公共事業を増やしているのである」

「だから、こうした腐った構図が新国立の建設現場で労働者を死なせた遠因である。
 自民党が利権癒着の政党でなければ、安倍政権がドイツ型の峻厳な労働規制を行っていれば、
 労働者の死はなかったであろう。つまり、安倍政権と自民党が労働者に死をもたらしたのだ」

「内閣人事局に首根っこを掴まれているためとは言え、厚労省も今回の事態に大きな責任がある。
 安倍政権の残業時間規制において運輸と建設を外したのは重大な誤りであるのは明白で、
 厚労省はこの二分野を除外すべきでないと最後まで主張し続けるべきだったのだ。
 そうした怯懦のため、厚労省も安倍政権や自民党と同様、過労死の責任を負わねばならない」

「労基署機能の民間委託には猛反対しておきながら、
 安倍政権の抜け穴だけらの規制には沈黙するダブルスタンダードは、
 低賃金・長時間労働者の苦境など無視して権力に追従する薄情な保身術でしかない」

「矮小な縄張り意識を捨てて民間委託できる業務領域を探し出して機能強化するか、
 ドイツのように高負担を受け入れて(=手取り収入の下落)労基署の人員と予算を増やすか。
 そろそろどちらかを選択しなければ、「労働者を見捨てた」という誹りは免れないであろう。
 (自らは強力な労組に守られ、非正規公務員の低賃金のおかげで安定収入を得ているのだから)」

「大和総研の試算で、矢張り安倍政権の「働き方改革」のインチキが露呈した。
 残業時間の規制で所得減少が8兆円を超える見通しで、
 人件費負担減少で企業収益は増えようが所得減・消費減は確実」

「直近の調査では矢張り日本のサービスの質は高く、
 その分の対価を得ていないために生産性を引き下げていることが示唆された」

「日本が生産性を高めるためには、国民により適正な対価を支払わせなければならない。
 それには実質賃金が着実に増えていて、女性が労働投入を増やし北欧に近付かなければならない」

「首相の座に居座って日本経済を害し続ける二世政治家は、
 矢張りとんでもない大嘘つきであることが判明した。
 これまでの「実績」と対照的なビッグマウスから見て当然の結果と言えるだろう」

「安倍政権下で正規労働者と非正規労働者との賃金格差が4年連続で拡大したのだ。
 デタラメの得意な首相は「格差は縮小」と豪語していたが、
 大方の想像通りとんでもないウソをついたことになる」

「おまけに日銀に株を買わせるという最悪の株価操作により、
 直近半年で上場企業の株式の含み益は3兆円以上も増えたと言う」

「これが国民に回っていれば0.5%以上も成長率が改善する数値であるが、
 愚劣で無能で利権癒着の安倍政権がのさばっているために日本経済は低迷したままだ」

「安倍政権が、口だけ立派で碌な成果が伴わず、
 国民のカネを使って株主の財産を増やす最低の政権であることは
 今や誰の目にも明らかになっている」

「日本経済は、ドイツに比べて毎年0.5%は貧しくなっており、
 アメリカに比べれば年1%は貧困化している。
 スウェーデンとの比較に至っては毎年1.5%ほど貧しくなっているから、
 アジアではシンガポールにも香港にも永遠に追いつけず、
 アジアでの、そして世界での経済的地位は低くなる一方である」

「調査においても、安倍政権への支持率が高い筈の若年層で
 「収入が毎年上がるとは思えない」「成果を出しても収入は上がらない」との見方が多い」

「「活躍」する筈の女性労働者に至っては「将来の金銭的な不安が大きい」が過半数で、
 「求人が増えて就職・転職しやすくなった」はその半分以下という惨状だ」

「このようにアベノミクスもしくは安倍政権の経済政策が貧相である事実が
 若年層にも女性にも認識されているにも関わらず、自民党が多数を占める理由は明白だ」

「棄権し若しくは自民党に投票した有権者は低成長を甘受している。
 日本経済の未来を完全に諦めており、後は危機を待つだけなのである」

「果てしなく愚かな安倍政権が株主へのバラ撒きという腐敗政策を続けたために
 利子や配当による国富の海外流出がたった1年で11兆円にも達している。
 経済的に見れば安倍政権はまさに「反日」に他ならない。
 高成長の恩恵を分かち合うなら分かるが、低成長で国富を損耗させ流出させているのだから」

「安倍政権は「GDPが50兆円増えた」などと厚顔無恥な自慢話を展開していたが、
 それが大嘘であることはこの調査でもはっきり分かる。
 増えているのは名目、つまり物価高と消費税引き上げ分でしかない。
 豊かさを国民が感じられないのは極めて当然の話である」

「日本の実質賃金と企業収益が逆相関になっているのが
 その何よりの証拠である。事実は明白だ」

「少子化を「国難」と称する嘘つき二世議員の悪弊は全く治っていない。
 「働き方改革」のショボさを糊塗するための隠蔽策が「幼児教育無償化」である。
 この史上最低のバラ撒き買票政策も惨憺たる失敗に終わり、
 また有権者を騙すための口実となるインチキ政策を探してくるだろう」

「だから、経済指標では見事に安倍政権の無能さが露呈している。
 何と、安倍政権下での民間消費はゼロ成長、設備投資は
 2000年代の景気回復期と比較して半減している惨状である」

「遥かに間接税負担の重いドイツや北欧が日本より成長率が高いのだから、
 消費税要因では全くない。墓穴を掘ったリフレ派の下手な言い訳など通用しない」

「安倍政権の腐った利益誘導政策によってカネを貯め込んだ企業は、
 海外M&Aにばかり熱心で「難破船からネズミが逃げる」状態になりつつある。
 だからアベノミクスそのもの、そして安倍政権自体が根本的に間違っていたのだ」

「国民の実質賃金を切り下げて企業収益を底上げしたから、
 日本経済そのものが安倍政権の害毒によって低迷を続けているから、
 企業は賃上げしないし成長率も一向に改善しないのだ」

「今まであらゆる政策のスローガンが大嘘か誤摩化しに終わった安倍政権は、
 今度は「生産性革命」だそうだ。これで日本の生産性低迷は確実だ!」

「何しろ安倍政権が目標として掲げると悉く失敗する。
 デフレ脱却、女性活躍、待機児童ゼロ、働き方改革。
 全て達成されておらず、どう贔屓目に見てもせいぜい「途上」でしかない。
 いずれ「嘘つきは安倍の始まり」と言われるようになろう」

「世界のあちこちでバブルが発生している現在、
 経済危機が生じたら日本が最も大きな打撃を受けることになろう。
 リーマンショック後にそうなったように」

「次元の低い安倍政権が延命できているのは
 第一に民主党政権への不評判であり、
 第二に経済界へのバラ撒きであり、
 第三に実質賃金切り下げと高齢化による失業率低下を
 アベノミクスのお蔭だと勘違いしているB層有権者の存在のためだ」

「有権者の多くが現状に安住して真の改革を嫌がり、
 安倍政権のなんちゃってインチキ改革が無力なのに甘んじて
 無気力さを強めている。安倍政権とB層有権者の「保守退嬰」が結託しているのだ。
 日本の生産性が相変わらず低迷するであろうことは容易に予想できる」

「「付加価値生産性」の概念すら理解できず、
 経済学部の学生であれば「落第」レベルの幼稚な安倍政権と政府が、
 またしても馬鹿馬鹿しい政策を打ち出している。
 「生産性向上のためのマニュアル」だそうだ。
 思考力ゼロの笑止千万な政策で、税金泥棒にも程がある」

「日本の労働生産性を引き上げるのは何ら難しいことではなく、
 欧州の高生産性の国々と同じように、もっと日本女性が働けば済む話だ。
 (日本女性はドイツより5%、スウェーデンより10%も就業率が低い)
 また、経営者を甘やかしてカネをバラ撒く腐ったアベノミクスを止めて
 日本へのFDIを促進し、劣等企業を淘汰しても生産性が改善する」

「日本のサービス業の最大の問題は、「サービスの質が高いのに低価格」であることだ。
 だからこそ低賃金になるのだし、離職率も上がり人手不足になるのである」

「付加価値生産性の概念すら理解できず、マニュアル如きで対処しようとする
 幼稚な安倍政権と政府にこそ「マニュアル」が必要なのである。
 国内にいると有害なので、ドイツやスウェーデンに放逐して「研修」させた方が良い」

「時短だけの底の浅い政策では付加価値は向上せず、
 人件費を節約して企業収益が増えるだけの話である」

「これが低レヴェルで大学生以下の安倍政権がもたらした「悪い人手不足」だ。
 碌に成長産業は生まれず、高生産性の分野では人余り、
 低生産性の分野では人が足りないという愚劣な状況である」

「トータルの生産性としてもOECD諸国の中での順位は上がらず、
 G7では最低という状況に変わりはない」

「安倍政権の経済政策があの民主党政権と大差なく、
 ただ株主と大企業を潤しただけのものであり、
 日本が世界経済回復の恩恵を受けただけというのがこの5年間の実態なのだ」

「当ウェブログは安倍政権の自称「生産性革命」は確実に失敗すると
 断言してきたが、ここまで早く馬脚をあらわすとは流石である。
 安倍政権の「次元の違う」低レヴェルさは数値で立証されたと言えよう」

「安倍政権は生産性向上に必要な施策を全く行っておらず、
 そもそも生産性の概念すら理解していないから失敗するのである」

「財界からたっぷりカネを貰ってそのお礼をと企む安倍政権は、
 「高度プロフェッショナル制度」といういかにも嘘つき全開の名称で
 愚かなB層国民を騙し、利益誘導を隠した「毒饅頭」政策を通そうとした」

「法案に都合の悪いデータは隠蔽していることから、
 国民を騙して利権層への利益誘導を図る最低の政策であるのは明白だ」

「裁量労働制には弊害があることが既に分かり切った話であった。
 企業がすべて善良で労働者を大切にするばかりではないこと、
 悪質で法律を無視し労働者や顧客を騙し痛めつける企業もあるのも事実だ」

「悪いことはできないもので、天誅と言うか自業自得と言うか、
 いつもの通りに口が滑って「裁量労働のほうが労働時間が短いデータもある」などと
 少し考えれば胡散臭いとすぐに分かる捏造数値を鵜呑みにして国会で喋ってしまった」

「流石は思考停止の二世議員である。異次元緩和と言い、国土強靭化と言い、
 1億総活躍と言い、待機児童ゼロと言い、口だけの大嘘つきという後世の評は確定しつつある」

「有権者がもっと鋭い国ならとっくにクビになっている筈の首相は、
 矢張り歴史に残る愚昧さを今日も発揮している」

「つい最近は調子に乗って朝日新聞を攻撃していたが、
 民主党政権をも超えるような見事なブーメランで、
 まさに、愚昧で国益を損なう政治家の末路に相応しいと言えよう」

「これから支持率の低下と選挙で負けるのが怖くて(国民のためでは全くない)
 翻意して全力で誤摩化しに走るだろうが、日本経済の低迷は変わらないし
 労働者保護も「ないよりまし」レヴェルの政策しかないのだから話にもならない」

「だから、安倍を甘やかしてスポイルするB層有権者の衆愚行動こそが、
 日本社会も日本経済も劣化させる元凶である。どう見ても器が小さく、
 権力維持にばかり必死になって日本の国力を低下させ重大な災厄を招く、
 歴史に残る噓つき口だけ政権をここまで「延命」させてしまったのだから」

「「働き方改革」がいかに欺瞞的でいかにお粗末であるか、
 もはや完全に証明されつつあると言って良かろう」

「その証拠に、データ捏造がほぼ確定で「裁量労働制拡大」のカットが決まると、
 自民党内から不満の声が続出している。これで中小企業が困るのだそうだ!
 過労死遺族を黙殺する許し難い所業であり、「選良」どころか「人」であろう」

「これこそが自民党の多くの議員の薄汚い本音であり、
 支持層への利益誘導と引き換えに票を得てきた自民の「DNA」なのだ」

「このような倫理にも経済合理性への理解にも欠けた党が、
 生産性を向上させることなどできる訳がない。
 G7最下位クラスの生産性の低さこそが、安倍政権と自民党の「実力」なのだ」

「自民党は、自分達が捏ね上げた「毒饅頭政策」が諸悪の根源だと反省せず、
 野党に責任転嫁するという独善と欺瞞の塊のような状態である」

「「裁量労働」で挫折した次は、同類である腐敗した「高プロ」の番だ。
 企業収益の成長政策しかできない安倍政権を抹殺し、
 自民党にカネを払って儲けようとする腐敗した経営者を淘汰すべきである」

「また、女性の就労抑制をなくすように社会制度を変え、
 自民の歪んだドグマを粉砕しなければならない。
 そうしなければ日本の生産性は大して改善しない」

だらら「無能な安倍を追放して低生産性を改めなければならない」のである。

▽ 口だけで学習能力も低い安倍政権は、人口減少国のドイツに所得増でも生産性でも惨敗

『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった 定時に帰る仕事術』(熊谷徹,SBクリエイティブ)


「害悪だらけの安倍政権が一刻も早く滅亡しない限り、日本経済の衰退も続くことになる」
と書いた通りである。情けないことに、事実で証明されている。

「過労死問題で厳しく批判されたワタミ創業者、
 自民党の渡邉参院議員がとんでもない発言を行っている」

「こともあろうに過労死遺族に対して高プロが「働く方々にとって良い」、
 「結果として労働時間も収まりみんながハッピーになる」などと
 明白に事実に反しているだけでなく、遺族を傷つける放言を行ったのである」

「同時に、渡邉議員は過労死事件に対する反省がただ言葉の上だけのもので、
 自らの責任の重大性をいまだに理解していないことを自分自身の行動で立証したと言える」

「普通の感覚や常識を持っていれば、一度でも自分の会社で過労自殺が起きたら
 深刻に反省し二度と過労自殺がなくなるよう万全の対策を行おうとするのが当たり前だ」

「よくも愛する家族を失った方の前でぬけぬけとそのような暴言を吐けたものだ。
 (本来なら「二度と過労死を生まないよう議員として全力を尽くしたい」と言う筈なのに!)
 これは謝罪などでは決して済まない問題であり、寧ろ懲罰事犯に値すると言える」

「この暴言を放置して謝罪で済ましている自民党も勿論、反省が必要だ。
 しかし自民党自身が選挙で負けない限り碌に反省も出来ない政党であるから、
 有権者に鉄槌を下されない限り自浄力が働かないのである」

有害な安倍の居座りを許しているのが、騙され易いB層有権者である。
安倍とともにB層有権者の利己主義と蒙昧を打破しなければ、日本に未来はない。

 ↓ 参考

過労死遺族を傷つけた自民・渡邉議員には懲罰が妥当、 謝罪では不十分-高プロが「働く方々にとって良い」と
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/498762ea3a8171dbc7be89e7808d384e

安倍政権下で製造業の生産性は過去最悪に、5年間で10%も悪化 - G7で最も生産性が低いのは日本経済
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/afec6def68608d3d5cc7764ff3b3a3ac

安倍政権の残業規制で8.5兆円ものマイナスか、「働き方改革」のお粗末 -「多過ぎる業務量」は完全放置
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/3184129465fd67d4a41522ec26163fad

ニトリ会長もアベノミクス効果を否定、「個人消費は腰折れ」- 若者の大多数は「親より低所得に」と
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f271d68e861bc2986e4191ca4a3d13fd

求人増は低賃金の職種ばかり、国民を貧困化させた安倍政権の罪は重い -「労働人口が減っているだけ」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/a021303805f05fbc49459e6180ced75

▽ 安倍政権の口だけ政策で女性就労も対内投資も低迷、だからこそ合理的なスウェーデンに負ける

『北欧モデル 何が政策イノベーションを生み出すのか』(日本経済新聞出版社)


春闘 ヤマト1万1000円、日通5260円賃上げ 待遇改善でドライバー確保(sankeibiz)
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180316/bsd1803160500004-n1.htm
”2018年春闘で宅配便最大手のヤマト運輸と物流大手の日本通運の労使交渉が15日行われ、ヤマトは労働組合の要求通り正社員が月額1万1000円(組合員平均3.6%)の賃上げ実施で合意した。日通も月額5260円(1.55%)の賃上げで妥結。物流業界はトラックドライバーの人手不足が深刻化しており、待遇改善で人材確保を図る。
 ヤマトは賃上げのうち、ベースアップ(ベア)相当分が2503円で前年より1689円の大幅プラス。ベアは5年連続。パート従業員の時給は定期昇給(定昇)分と直近の相場などを踏まえて、引き上げを実施する。夏季賞与は、正社員で前年より平均2000円を上積みするほか、パート従業員も支給水準を引き上げる。
 年間総労働時間の上限は17年度計画の2448時間から18年度は2400時間とし、有給休暇の取得率70%を目指す。働き方改革の目玉として掲げている夜間配達に特化したドライバーの採用を促進していく方針などを確認した。
 日通は労組が月額1万1000円を要求していた。賃上げの内訳を公表しなかったが、ベアを含めた賃上げは2年連続という。
〔中略〕
 国土交通省によると、トラックドライバーは50歳以上が約4割を占めるなど高齢化が進む。他産業よりも労働時間が多い半面、賃金は約1〜2割低い傾向があり、若手中心に人材が定着しない。一方、インターネット通販の普及などで荷物配送の需要は急増しており、1月におけるトラックドライバーの有効求人倍率は2.76倍と全産業平均(1.8倍)を大幅に上回る。
 人手不足の深刻化を背景に、近年は年末年始の繁忙期に宅配便の遅配が発生していたほか、今年は3月下旬からの引っ越しシーズンに引っ越しが希望日にできない“難民”が発生する可能性も取り沙汰されており、企業側もドライバーの待遇改善を進めなければ事業継続に支障が出るとの危機感が出ていた。”

ヤマトの労働者にとっては少しは恵みの雨というところだが、
記事中にあるように元々の水準が低いのだから「ないよりまし」程度だ。

賃上げすると直接コストプッシュ要因になるから、
パルシステムのように消費者の要望を制限して労働環境を改善するのが関の山である。


引っ越し難民:問題が深刻化 人手不足、働き方改革が影響(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180320/k00/00e/040/240000c.html‎
”新年度を前に、希望日に引っ越しできない「引っ越し難民」問題が深刻化している。人手不足や働き方改革で、引っ越し業者が受注を減らす傾向にあるためだ。料金も高額化しており、引っ越し時期の分散化を求める声が強まっている。【竹地広憲、今村茜】

 ◇識者「繁忙期の分散化を」
 川崎市宮前区の主婦、亀山順子さん(29)は先月、神奈川県内の実家に4月上旬に一家4人で引っ越すため、インターネットで複数の業者に見積もりを依頼した。目安は2年前、同じような条件で姉が引っ越した時の8万円。だが「多くの業者から日程の変更を求められ、約40万円を提示されるケースもあった」と驚く。結局、9万3000円を提示した最安業者と契約したが「高額の料金を受け入れざるを得ない人もいるはずだ」と話す。
 「見積もりで150万円を示された」「市内の単身の引っ越しで20万円を請求された」−−。国民生活センターには今月に入り、引っ越し料金を巡る相談が相次いでいる。大手業者によると「従業員の転勤に合わせた法人契約を優先させるため、個人客と契約する余裕はない」状況だ。
 引っ越し中堅のアップル(東京都中央区)には、今も繁忙期の引っ越しを希望する客の問い合わせが絶えない。待遇改善が進む宅配業界に転職するため、約70人いた運転手の1割がこの1年で流出した。このため受注を抑えざるを得ず、「昨年断ったのは十数件だったが、今年は100件を超えた」(同社)という。
 人手不足が多くの業種で顕在化するなか、引っ越し業界は家具や家電などの重い荷物を運ぶ重労働のため敬遠されがちだ。業界大手のアートコーポレーション(大阪市)は昨年、「働き方改革」のため前年より受注を2割減らした。
〔中略〕
 業界全体でも需要に供給が追いつかない状況は続き、全日本トラック協会は繁忙期を避けるよう、利用者に呼びかけている。
 社員の引っ越し時期をずらした企業もある。全国で結婚式場を運営するエスクリ(東京都)は2016年から、社員が繁忙期の引っ越しを避けられるよう、異動の辞令は4月1日のまま、引っ越し時期を前後2週間程度ずらすことを認めた。ホテルに滞在する必要がある場合の費用は会社が負担するが、担当者は「引っ越し費用は半分ほどに抑えられた」と話す。
 流通経済大の矢野裕児教授(物流論)は「現在2週間程度の最繁忙期の引っ越しを、1カ月程度にならすだけで、状況は相当改善される。企業も個人も協力して分散化を目指すべきだ」と話す。”

思考力ゼロの安倍と自民党はいまだにデフレ脱却と無知なバスワードを叫んでいるが、
70年代のインフレが何をもたらしたか全く理解していない愚者の戯言である。
愚かな安倍と自民党はスタグフレーション(不況の物価高)という災いを招いているのだ。


アマゾン、取引先に「協力金」要求 販売額の1~5% 【イブニングスクープ】(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27454910X20C18A2MM8000/
アマゾンジャパン(東京・目黒)が国内の食品や日用品メーカーに対し、同社の通販サイトで販売した金額の1~5%を「協力金」として支払うよう求めていることがわかった。物流費の上昇のほか、システムの更新費用が経営の負担になっているためとみられる。人手不足をきっかけにしたコストの上昇が取引企業や消費者の負担につながる可能性が出てきた。
 複数のメーカー関係者によると、アマゾンジャパンが取引先メーカーに協力金…〔以下略〕”

EC企業は輸送コストが上昇すればそれを消費者に転嫁する。
賃金を増やし、消費も増やす経済好循環を生み出す力などないのである。
シェア獲得や生き残り競争に必死だから、これもスタグフレーションの原因になる。


日本の大卒女性の正社員率は、母親世代では中東レベルの低さ(newsweekjapan)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-8805.php
”<大卒女性の正社員比率は30代以降に急落し、子育て世代では中東諸国と同レベルにまで低下する>
〔中略〕
 高等教育には費用がかかるので、社会の機能的な必要性と無関係にむやみに膨張させるわけにはいかない。大学に進学する費用(学費・時間)を勘案してペイするかどうかは個人の関心事だが、社会の側は国費を投じて育成した大卒人材が社会に貢献してくれるかどうかが関心事だ。
〔中略〕
 <図1>は、正社員として勤務している大卒女性の割合の年齢カーブだ。
 卒業して間もない20代前半では男女とも同じくらいだが、年齢が上がるにつれて乖離していく。同じ大卒でありながら、女性はどんどん非正規(無職)に追いやられる様が見事に描かれている。
「女子はどうせ家庭に入る」という一般的な傾向があるのは事実だが、それは決して自発的なものではないだろう。結婚・出産・介護といった家庭の事情に起因していることは明らかだ。
 日本の大卒女性の就業率は国際的にみても低い。OECD(経済協力開発機構)の国際学力調査「PISA2012」では、15歳の生徒に母親の就業状態を尋ねている。大学・大学院卒の母親に限ると、フルタイム就業が40.7%、パートタイム就業が35.3%、求職中が2.3%、専業主婦が21.7%、という分布だ(日本)。
 これに対してスウェーデンでは、フルタイム就業が75.6%と多くを占める。

 横軸にパートタイム就業・専業主婦、縦軸にフルタイム就業の率をとった座標上に、調査対象の65カ国を配置すると<図2>のようになる。「瑞」はスウェーデンをさす。
 2つの指標はほぼ表裏なので、「斜め」の配置になる。左上は高学歴女性の社会進出が進んだ国で、ポーランドやスロベニアなど旧共産圏の国が多い。国民皆労働の伝統が強いためだろう。
 日本は右下にあり、宗教的な理由で女性の社会進出が制限されている中東諸国と同レベルだ。
日本と同じように少子化が社会問題となっているドイツがこの近辺に位置しているのも興味深い(ただしドイツはパート就業が多く、専業主婦は少ない)。
 斜線は均等線で、このラインより上にあるのはパート・主婦よりフルタイム就業の率が高い国だが、数としてはこちらが大半を占める(53カ国)。日本は国際標準から大きく外れている。
 日本では、高学歴女性の才能が活用されていない。労働生産性の低さは、このこととも関連しているのではないか。女性の社会進出を促すためには、男性の「家庭進出」の促進や保育所の増設が必要になる。
フレックスタイム制やICT(情報通信技術)を活用したテレワークなど、柔軟な働き方を広めることも有効だ。人手不足の時代にあって、人口の半分を占める女性の労働参画が制約される現状は変えなければならない。
<資料:総務省『就業構造基本調査』(2012年)、OECD「PISA 2012」>
舞田敏彦(教育社会学者)”

企業に利益誘導する安倍の政策こそが経済低迷の元凶であり、
確実に生産性を向上させる唯一の方法は「女性就業率の引き上げ」しかない。

と言っても世界的に見て長時間労働の男性の家事育児負担には限界があるから、
働いていない女性が他の女性の就業のため家事育児の外注を引き受ければ良いのである。
専業やパートの主婦が労働市場に本格参入して所得を増やせば、所得も税収も消費も増える。

日本はジェンダーが異常に強く高学歴で有能な女性も就労抑制しているからだ。
北欧のように育児と仕事の両立に努力する女性に集中的に公費を投入し、
有能な日本女性の就労を支援するだけで日本経済は10%以上も豊かさを拡大できる。
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中傷と難癖を連発する和田・赤池・池田、安倍が「三奸四愚」を招き寄せた - 良識ある国民は唖然呆然

2018-03-26 | いとすぎから見るこの社会-全般
かつて佐藤賢了という軍人がいて、帝国議会で「黙れ」と叫んだことで有名だ。
こんな「表に出せない」人間を議会に出す組織がまともな訳はない。

こうした罵声軍人を出世させる日本帝国陸軍の程度が分かろうというもので、
ガダルカナル・インパール・フィリピンと惨憺たる敗北ばかり、
同胞を餓死と病死で虫けらのように死なせるという国賊的な罪業を重ねた。

自民党の中には学生に日本史を学ばせようと画策している者がかなりいるらしいが、
そもそも少なからぬ自民党議員が日本の近現代史をよく知らないという致命的な欠陥がある。

日本の近現代史をよく研究していれば、愚かなドグマやイデオロギーを優先する輩が
日本の国政を誤らせること、粗暴で他人の言論を攻撃する連中こそが「反日」だと
議論の余地のない歴史的事実に照らして判断できる筈だからだ。

例えばこの佐藤賢了は、東條内閣の「三奸四愚」の一人である。
安倍の取り巻きを見るとまさに「三奸四愚」にそっくりな連中がいて
その余りに酷似しているのには驚嘆するしかない。

・主体性のないイエスマンで安倍に迎合
・安倍を批判した人間に陰険な報復人事を行う
・安倍の方針に逆らう人間を厳しく取り締まる
・部下を裏切って自分だけ逃亡する卑怯者
・単細胞ですぐ他人に罵声を浴びせる
・安倍に媚び諂う腰巾着で保身術に長けている

安倍の口だけ政策にすっかり騙されているB層有権者は、
今こそ政策リテラシーを身につけ、近現代史を研究すべきであろう。

▽ 安倍政権が最も力を入れるのが印象操作・メディア対策、だから自画自賛と言い逃ればかりになる

『安倍官邸とテレビ』(砂川浩慶,集英社)


安倍政権は「延命させればさせる程、国益公益を毀損し続けるだろう」と
当ウェブログが予言した通りの惨状である。

「御用新聞や御用テレビが事実上買収されているというのは、
 様々な状況証拠から考えて恐らく正しいだろう。報道内容を見ていればすぐ分かる」

「官邸と自民の「接待攻勢」は当初、最初は政策をPRして貰う意図だったと推測するが、
 カネで相手を支配してゆく中で段々勘違いしてきて、毒が自分に回ってくる」

「直近の世論調査によれば、安倍政権に不満があり
 アベノミクスによる恩恵を受けられていない者が圧倒的多数であるにも関わらず、
 安倍内閣に警告を与える意思のある有権者は過半数に達していない」

「そうした数値を見て、「ああ、日本国民は変わっていない」と実感する。
 ただの雰囲気に流されて大挙して民主党に投票し、
 民主党アマチュア内閣を生み出したのがこうした大衆である」

「「自民党は没落への長い下り坂を転がり落ち始めた」との見方を維持する。
 衆院選に勝っても負けても同じである。
 有権者の鉄槌を受けて敗北した方がまだましかもしれない」

「放送法に違反しているのは、安倍政権である。
 何しろ、「自分が出るのは問題なく、批判されるのは不公平だ」と考えているのだから」

「自民党が「公平」を語れると認識していること自体が根本的な誤りだ。
 支持率が落ちたら、メディアのせいだと考えるような連中だから、
 メディアに圧力をかけて選挙を有利にしようと考えるのも不思議でない」

「日本の凡庸な保守が権力を握るとまずメディアを「支配」しようとする。
 国益を騙って大きく国策を誤りながら、真の敵に向かうのではなく
 言説における国内の「敵」を必死に攻撃するのである。
 (日本の「真の敵」とは、そうした連中自身だったことは史実が証明している)」

「『少年H』の時代と同じく、転換点は必ずやってくる。
 安倍政権に尻尾を振っていたメディアはいきなり掌を返し、
 安倍政権の失政に全ての原因があるような殲滅的な報道を行うだろう。
 (実際、その通りなのではあるから仕方がないのだが)」

「先見性のない有権者が自民党ごときに大量票をくれてやったのが
 そもそもの元凶である。およそ80年前に酷似している忌まわしい現象だ。
 (日本を泥沼に突き落とした満州事変の際に、歓呼の声をあげて関東軍を支持したのは当時の国民だった)」

「安倍政権が成立してから、大手メディアの報道は
 週刊誌やネットメディアへの大敗が続いている」

「所詮は彼らはサラリーマンである。
 菅官房長官がメディアに強く圧力をかけているのは明白なのに、
 保身のため誰も口を開こうとしない。みっともない限りだ」

「メディアにイデオロギーがあるのは自然なことであるが、
 イデオロギーに隷属し薄汚い政治的理由によって情報操作を行い、
 権力に媚びて愚民大衆を騙そうとする「御用メディア」は断じて許してはならない」

「安倍政権が成立して以来、そうした「御用メディア」の媚態は目に余るものがある。
 政権の鼻息を窺い、官邸のカネで飯を食っている連中である。
 本質的には中南海の広報機関である人民日報と何ら変わりない」

「いかに官房長官が陰湿な圧力をかけてきても、
 いかに自民党のはね返り議員が恫喝を行っても、
 報道すべきことは報道すべきである」

「直近では民進党の山尾議員のガソリン代問題について、
 安倍首相のガソリン代が倍以上で「地球13周分」もあるのに
 こうした事実を報じず、政権の鼻息を窺っているメディアは「人民日報」と同類だ」

「自民党政権があらゆる政党の中で最もメディアコントロールに熱心で、
 体質的に言えば独善的な中南海と最も似ている政党なのである」

「国連のデビッド・ケイ特別報告者の来日と記者会見、
 「国境なき記者団」の発表した「報道の自由度ランキング」を巡る騒動が実に興味深い」

「安倍政権が独善的でメディアを統制しようとする意向が極めて強いことが、
 安倍政権や与党自身の言動によって完璧に証明されたからだ」

「岸田外相は国連の特別報告者に対して
 「丁寧に説明したが十分に反映されておらず遺憾だ」」
 「報告書が客観的かつ事実に基づくものになるよう申し入れたい」と
 実質的な恫喝に等しい言辞を吐いている」

「これは、「丁寧に説明してやったのだから相手はそれを反映させるのが当然」
 「相手は主観的で事実を無視しているのでこちらの言う通りに修正させるべき」
 という慇懃無礼そのものの態度である」

「しかも、政府や官庁の裁量に左右される許認可や放送行政ではなく、
 「独立行政機関が監督すべき」であるとの批判に対しては
 何一つ反論できないという恥さらしな体たらくである」

「特別報告者が誤っていると言うのなら、具体的に論点を明確にして
 見解の違いや事実認識のずれを明らかにすべきである」

「自民党も、「日本の報道機関の独立性が深刻な脅威にさらされている」ことを
 自ら証明するような愚行を重ねている始末である」

「結局は自己弁護や不都合な報道への攻撃としか見えない実態が情けない限りだ。
 こうしたことを行えば行うほど日本の恥になり、自民党の「体質」への嫌悪が強まるだけだ」

「安倍政権の陰湿な圧力と接待を受け、国内メディア大手が
 政権への厳しい批判を「自己検閲」してきたのは衆目の一致するところだ。
 それは海外国際機関やNGOの指摘とも一致する」

「メディアから厳しい追及がなされないとなると、
 そして有権者が分不相応な大量票を与えてしまうとなると、
 増長して傍若無人に振る舞うのは凡庸な政治家の常である」

「都議会でも、地方議会でもカネの問題に絡むのは自民党ばかり。
 輝かしい党の不祥事の歴史が、いまだに「治療」できないことを示している」

「長期与党の奢りは、まずは自民党都連に顕著に示されてきた。
 次は政策リテラシーが果てしなく低い安倍政権に罅が入る番である」

「今回の都知事選における小池圧勝ではっきりしたのは、
 自民党都連が数々の失態を見せて自滅した、という事実だ。
 オウンゴールを次々と決める愚か者が大勢いたと言い換えても良い」

「官邸にいる安倍首相の取り巻きが、
 あさはかなことに小池票を増やす馬鹿な発言をしている。
 矢張り東條内閣の「三奸四愚」と似てきた」

「都民の負担増の最大の責任者は、建設業界から献金をせしめて
 「国土強靭化」で資材と人件費の高騰を招いた愚かな安倍政権にあるが、
 森会長に何も責任がないと思っている有権者などまずいない」

「自民党も頭上に「ダモクレスの剣」がぶら下がっている以上、
 いつ国政選挙で惨敗してもおかしくないのだ」

「なぜなら、国会議員だろうが地方議員だろうが党の「体質」は全く変わらず、
 自民党都議の抱える問題は自民党の抱える問題と直結しているからだ」

「事実、稲田防衛相の収支報告書には宛名の筆跡が同じ領収書が何百枚もあり、
 「ほかの議員もそうしている」などというふざけた言い訳をしている」

「自民に限った話ではないが、地方議員は国会議員に比べかなり脇が甘い。
 しかも自民党の地方議員はカネの問題では筆頭に槍玉に挙がるという悪しき伝統を持つ。
 (最近、富山県でカネの問題を起こした議員も殆ど自民党である)」

「官邸は、全国メディアさえ支配していれば済むと勘違いしているだろうが、
 必ずしもそうではない。火の手が自分に迫ってきてから大慌てすることとなろう」

「自民党都連は長年の与党暮らしですっかり脇が甘くなり、
 有権者を睥睨して選挙の時だけ頭を下げるという行動様式が染み付いている。
 その象徴が「すき焼き弁当」や公費の使い方に露骨に現れているのだ」

「つまり、自民党都連のこれまでの行動の総和が小池人気を高める元凶なのだ。
 多少「反省」したところで、表向きしおらしい態度をとったところで「焼け石に水」である」

「よく知られているように、自民党の歴史は金権の歴史でもある。
 自民党のDNAが情報公開やメディアの監視が甘い
 地方議員により濃厚に顕れていしまうと言うべきだろう」

「カネの問題は、決して自民都議だけの問題ではない。
 自民党の政治献金の額と、献金元を見れば明白である。
 必然的に利益誘導と癒着を生み出す「体質」を持つ政党なのである。
 経済界からの献金がなければ存続できるか、選挙に勝てるかを考えれば明白であろう」

「小池都知事が自民党所属なのに、自民党に警戒感が強いのは
 自民党に打撃となる危険性を暗黙裏に感じ取っていて
 油断できないと考えているからに他ならない」

「周知のように、安倍政権が存続している唯一の理由が「代わりがいない」からで、
 有権者がすっかり政治への希望を失って無気力になっているためだからだ」

「安倍政権になってから「報道の自由度ランキング」で日本の順位が大幅下落したが、
 官邸自身が「報道の自由」を損なっているのが安倍政権であると証明した」

「安倍側近の今井秘書官が厳しい取材を行う記者に陰険な嫌がらせをして更迭させ、
 世耕経産相は失態を責任転嫁してメディアの取材を省内から締め出した。
 両者とも安倍官邸の権柄ずくの体質を如実に表していて興味深い。
 大した成果も出していないのに、失敗は他人に責任転嫁する点でもよく似ている」

「大手メディアは官房長官から睨まれて「忖度」どころか「萎縮」しており、
 おまけに「スシロー」評論家をはじめ官邸から事実上の飲食接待を受けているため
 国民に真実を伝える責務を半ば放棄しているような状態な訳だが、
 その代わりに週刊誌がゲリラのように安倍政権の本性を果敢に報道している」

「森友問題で散々な目に遭っていた(完全に自業自得である)官邸は、
 北朝鮮のミサイル危機で森友報道がすっかり下火になって大喜びのようだ」

「官邸内部からは「ツイていた」などととんでもない反日的な言辞が漏れ、
 安倍政権の安全保障リテラシーの低さと、国民を忘却した権力志向の強さがまた証明されたのだ」

「この増長と高慢は、かつての自民都連と酷似している。
 長年、知事与党として権力の座に胡座をかき、
 自らの責任や過失を一切認めないで舛添都知事に責任を押し付けた」

「官邸からの圧力と買収的行為に憤懣やるかたないメディア関係者は、
 十年一剣を磨くの思いで隠忍自重、「材料」をたっぷり貯め込んで
 安倍政権が自業自得で無惨に「転落」する機会を待っていて欲しい。
 必ずこうした安倍政権の増長が罰せられ、メディアが一斉総反撃する時が来る」

「安倍政権も自民都連と同じである。追い風参考記録を実力と勘違いしている。
 今の官邸の弛み切った状況は、有権者の鉄槌を受けなければ絶対に治らない」

「メディアコントロールで得た権力を、メディアからの反撃で失う。
 自民都連も安倍政権も同じ末路を辿るであろう」

「安倍首相の会見は失笑ものだった。
 全く「反省」などしていないのが露骨に分かる内容である。
 小学生が口先だけで反省する様子と酷似しており、
 「頭を下げとげばいいんだろ、ほらよ!」という本音が透けて見える」

「その証拠に、「反省」と称しながら野党だけが「印象操作」であるかのように決めつけ、
 (「怪文書」などと閣僚が露骨に「印象操作」した安倍政権も当然、同類である)
 自らが「ゆがんだ行政を正す」などと出来もしない上に、事実に反した嘘を重ねている。
 エネルギー政策でも、森友問題でも、加計問題でも、安倍政権こそが行政を歪めた張本人である。
 安倍政権が木っ端微塵に粉砕されて滅亡することこそ「行政の歪みを正す」最短距離に他ならない」

「安倍首相の「反省」が口だけで何ら誠実さが伴っていないことは、
 首相周辺の言動にはっきりと示されている」

「萩生田官房副長官は「難癖をつけられた」と反省ゼロで有権者を見下した放言を行い、
 下村幹事長代行はお粗末な政権の失態を棚に上げて「野党の意図的な魂胆」と責任転嫁している。
 両者とも、近く内閣から追放されることが確実の山本大臣に全ての責を負わせるという
 北朝鮮的な「吊るし上げ」行動においても実によく似ている。これが政権の「体質」であろう」

「民主党政権が大失態を重ねたからこそ、
 この程度の人物が首相になれたことが実によく分かる会見だ」

「内閣支持率が急落したので漸く少しはマズいと思い始め、
 それでも「有権者は舌先三寸で誤摩化せば忘れるだろう」と言わんばかりの態度が露骨だ」

「賭けてもいいが、「分かりやすく説明」と称して図々しい言い訳や嘘を重ねるだけだろう。
 これまでの実績や行動から考えて、それ以外の事態は考えられない」

「首相の反省が口だけだから、このように側近も反省ゼロだ。
 平然と元同僚に全ての責任をかぶせる点で人間性も疑われるが、
 選挙が怖くて必死に誤摩化しているだけであることが見え見えであるのが最大の問題だ」

「これまで、民主党政権の数々の失態と米経済の回復によって、
 或いはまた、中韓のナショナリズム(安倍政権と共存共生関係にある)によって助けられ
 権力の座にとどまって来られた安倍政権にも、滅亡の兆しが現れたと言えよう」

「読売調査では「安倍首相を信頼できない」と回答する有権者が急増し、
 産経調査では東京都での自民党不支持が急激に伸びている。
 自民党内からは「都議選が『自民党におきゅうを据えたい』という選挙になってしまう」と
 意想外の強い逆風に恐怖を感じる声が出始めているとか」

「やがて自民党内でポスト安倍を巡るゴタゴタが噴出し、
 お得意のメディアコントロールが機能しなくなるどころか、
 「飼い犬に手を噛まれる」日が刻々と近づきつつある」

「安倍政権はこれまで政策面において完全に「口だけ」で、
 碌な成果を上げずに目先を変えて誤摩化してきた」

「これまで長期政権になってきた真因は、第一に民主党政権の大失態、
 第二に米経済の順当な回復、第三に官邸のメディアコントロールであり、
 安倍政権は自らの力だけでは何ら有権者に利益をもたらせなかったのである」

「メディアコントロールというのは要するに有権者を情報操作によって欺いていた訳であり、
 遅かれ早かれ、自らが制圧し屈辱を与え続けていたメディアから背を向けられ、
 これ迄の鬱憤を晴らすかのような十字砲火の反撃が官邸に集中するのは必至だったのだ」

「全国に流れた秋葉原の映像は、安倍政権の自滅をまさに捉えた瞬間だった。
 よりによって「こんな人たち」に惨敗してしまった首相は、
 あとは辞めるしか道は残っていないのである」

「「ああ、安倍政権は滅びるな」とこの話を聞いた瞬間に確信した。
 この二世議員は、独善的ですぐカッとなり国益も公益もすぐ忘れる人物なのだ。
 この程度の人物を何年も首相にしてしまった日本国民はまさにいい面の皮である」

「そもそも、口だけは達者でも碌な政策を出せない安倍首相は、
 ①支持率が高い、②選挙で勝てる、というだけの理由で今まで政権を維持できていた。
 秋葉原でこの両方ともが「ただの幻想」であることを自ら証明したのだから、
 安倍政権の存在価値は一瞬で消えたのである」

「安倍政権は「死んだ」。そう言い切って良いだろう。
 あとはレイムダック化が誰の目にも否定できないようになり、
 緩慢な死へと刻一刻と進むだけだろう。
 選挙で勝てない安倍政権など、自民党にとって利用価値がないからだ」

「ドグマに隷属している日本国民や、騙されやすい有権者も
 安倍政権の正体に漸く気付いた(否応なく気付かされた)わけである」

「首相の周りがかつての「三奸四愚」のような連中ばかりであることも
 モリカケ問題により今や隠し切れなくなりつつある」

「元々、安倍政権の経済政策は後世において嘲笑されるような
 「口だけ経済政策」であり、ドル建ての1人当たりGDPも生産性も
 ここ最近での最低水準を記録している「最低の経済政策」でもある」

「日本の貧困化と生産年齢人口減少により見かけ上は低失業率になったに過ぎないと、
 愕然とさせられる情けない真実が実証され明らかになる日も近い」

「自民党は末期状態になってくるといつでもメディアに責任転嫁する。
 このDNAは「死に至る病」と呼ぶのに相応しい」

「安倍政権の特徴は、キャッチフレーズだけは立派だが
 内容が全く伴わず、毎回毎回竜頭蛇尾になるというものだ」

「アベノミクス然り、女性活躍然り、待機児童ゼロ然り、
 対ロ外交然り、安全保障政策も然り、働き方改革然り」

「経済パフォーマンスでは民主党と大差なく、
 団塊世代の大量退職と米経済好調に助けられた悪運だけはある政権だから、
 個別の政策を見るとほぼ全て「口だけ政策」に他ならないのである」

「これまで何度も騙されてきた有権者もいい加減腹を立てているから、
 程度の低いレトリックではもう通用しなくなるであろう」

「これまで唯一の得意技だった「メディアコントロール」も遂に通用しなくなり、
 仲良しの保守メディアも庇い切れなくなる程に民意を失いつつある」

「おまけに散々嫌がらせをした朝日新聞から次々に逆襲され、
 次々と「朝日砲」の直撃を食らって炎上している有様だ」

「現下の支持率低下の本質は、安倍首相と菅官房長官の嘘と不誠実にある。
 だから、両者に消えて貰わない限り有権者はおさまらないのである」

「安倍首相がどのような発言をしても庇うのが官房長官の「常識」なのだ。
 「お友達内閣」との指摘を自ら実証した訳だから、まさに末期的症状と言える」

「安倍政権の人への価値判断は基本的に、「忠犬か否か」である。
 中共やロシアのような実質独裁政権と何ら変わらない。
 だから国民を欺いて事実を隠し通した人物が出世するのだ」

「安倍政権や自民党の「反省のなさ」「思い上がり」「不誠実」は既に見抜かれている。
 今のように安倍政権や自民党が口先で誤摩化す態度を続ける限り、支持率は上がらない」

「元凶である首相の首をすげ代えて「自浄力」を発揮する道しか自民党には残っていないが、
 その過程で確実に議席を大幅に減らすだろう。これまでの支持率が「上げ底」だったのだから、当然だ。」

「次は、「愚かな安倍首相の「口だけ謝罪」が、国政選挙で確実に自民党議員を落選させる」番だ。
 安倍政権の本性が露呈したことで、都議選での崩壊に続き国政選挙での崩壊が生じるだろう」

「安倍政権の「崩壊」は既に決定したと当ウェブログは判断した。
 後は長い下り坂の中で虚飾だらけの名声を失ってゆくこととなろう。
 メディアコントロールができなくなった安倍政権など、
 凡庸な癖に喋りだけは一人前の、口だけ政権に過ぎない」

「安倍政権はこれまで「しっかりした外交、経済政策」など行っていないのだから、
 アマチュア民主党政権よりましだという理由で選ばれた「二軍」に過ぎないのだから、
 高い評価など最初から得ていなかったというのが真実なのだ。
 (戦後の物資窮乏期に白米が御馳走だったのと何ら変わらない)」

「菅官房長官は全く状況を分かっていない。
 アベスガコンビがモリカケ問題において何度も国民を欺き、
 強弁や誤摩化しを繰り返してきたからこそ国民が怒っているのだ。
 「首相自身が信用できない」との党内からの指摘は完璧に正しい」

「10年前に比べても成長率の低下は明白で、
 非力な上に不誠実な安倍政権に経済再生などできる訳がない」

「石破氏が首相となっていれば、実質賃金はこれほどまでに低下せず、
 アメリカ経済の回復によって日本経済は低速で回復していたであろう。
 (経済の本格回復は無理であっただろうが、それはどこの政党でも同じだ)」

「安倍政権のインチキな口だけ政策は何より時間の無駄であったし、
 有害なPKO(株価操作)政策と異常な金融緩和で将来に大きな禍根を残した点で
 決定的に日本の国益を損なうものと後世で評価されるのは間違いない」

「権力に毒されて完全に思い上がり、
 民意に対し完全に鈍感になっていた自民党内でも、
 都議選での惨敗で目が覚めて強い危機感が生じてきたようだ」

「しかし、今の苦境の根源は安倍首相の独善と高慢、
 それに菅官房長官の傲慢な開き直りによるのだから、
 両者を辞めさせなければ支持率は永遠に戻らない」

「両者とも共通点は「二枚舌」で、
 野党には支持率を見ろと放言しておきながら
 内閣支持率が暴落するとただ黙っているだけで反省もしない。
 (内心では何とか国民を誤摩化して権力にしがみつこうとしている)」

「「異次元」だのなんだのと偉そうに自らの経済政策の「印象操作」を行って
 大した結果が出ないと「デフレマインド」に責任転嫁する」

「政権の失態や不都合は徹底的に否定するか隠蔽するのに、
 前川氏には「怪文書」と平気で中傷する。
 安倍政権の忠犬かどうかで扱いが正反対になるという奇怪さである」

「つまり達者になったのは口だけ、相変わらずの「オトモダチ内閣」で
 仲間内は庇って嘘をつき通し、国民を見下してどこまでも誤摩化そうとする。
 そうした醜い本質がモリカケ問題と「こんな人たち」発言で露呈してしまったのだ」

「失態だらけの稲田を「かわいそう」 などと庇っていたオトモダチ官邸は
 台風並みの逆風に直撃されて滅亡するしかない。
 本当に「かわいそう」なのは愚昧なオトモダチ政権に振り回され、
 散々嘘をつかれ騙されてきた日本の有権者である」

「碌に「反省」もできない二世議員が、他人の批判だけは達者なことだ。
 はっきり言っておくが、アベノミクスは遠からずその愚昧と弊害が露になり、
 永遠に断罪され反省などすら許されないようになるだろう」

「また、メディアへの脅しが効かなくなって神通力を失った菅官房長官は
 「スローガンだけでは経済再生できない」と小池代表を批判している。
 「デフレ脱却」「異次元緩和」といったこけおどしで低能なスローガンを掲げて
 見事に失敗した癖に、よくも他人を批判できるものだ」

「日銀に株を買わせて誤摩化すような国家資本主義の権化なのだから、
 (体質がまさに中南海とそっくりである)
 まともな良識を持っていたら自ら恥じて退陣し蟄居するのが当然であろう」

「矢張り小泉純一郎とは全く「器」が違い、引き際を悟れずに
 ずるずると権力にしがみつく醜態を晒す始末だから、醜悪な最期を迎えるのは必至である」

「今回の衆院選は史上最低と言って良い選挙で、
 史上二番目に低い投票率だけでなく、無能で出任せしか能のない安倍政権が
 ただ「他よりまし」というだけの理由で選ばれることになった」

「かつて近衛文麿を歓迎した戦前の国民とよく似ている。
 目先しか見ず、感覚だけで選択し中長期的な災厄を自ら招き寄せた。
 満州事変もこうしたB層大衆が熱狂的に支持した亡国的な陥穽だったのだ」

「安倍政権への支持率が高いのは若くて世間知らず、政治家に騙され易い若年層だ。
 自分が就職しやすくなっただけで実質賃金切り下げと生産年齢人口減に気づかず、
 或いは民主党政権の印象が悪いというだけで投票行動を決めた」

「更に悪いのは、この世代は調査によって主体性が失われていること、
 保守的で安定を求めること、他者への依存度が高いことが判明している」

「こうした奇妙な安倍政権支持層の傾向は、
 毎日新聞調査では「安倍首相続投望まず」が47%にも達し、
 朝日新聞調査では51%が安倍が首相に居座り続けるのに反対している事実と符合する」

「つまり、アベノミクスなどという噴飯もののスローガンとは正反対に、
 日本国民は変革への意欲を失ってバラ撒きを求め、
 低成長に安住する意思を示しているのである。
 支持されているのは「保守」ではなく「保守退嬰」なのだ」

「有権者のお情けで「延命治療」して貰っている安倍政権であるが、
 将来の首相として常に名前の挙がる小泉進次郎議員から
 「国民は安倍政権に飽きている」とはっきり断罪され器の違いを証明される始末」

「票とは裏腹に、安倍政権の老衰ぶりが顕著に示された衆院選であったが、
 (この点でも引き時を知っていた小泉元首相と大違いで矢張り「器が違う」)
 当ウェブログは日本経済が復活する「最後のチャンスが失われた」と判断した」

「日本では常に、最悪の国政選択は国民の支持によって行われてきた。
 満州事変然り、太平洋戦争然り、安倍政権の長期化も然りである。
 歴史においては日本国民は自らが支持した人物に対し態度を翻し、
 「戦犯」として集中攻撃し断罪する変わり身の早さを見せてきた。
 二度あることは三度ある。次は安倍政権が奈落へと転落する番である」

「満州事変や太平洋戦争と同じように、付和雷同の支持者が「騙された」と絶叫して
 かつては支持していた人物を悪しざまに罵るようになるのである」

「有権者の予想通り、安倍政権も自民党もお決まりのコースを辿っている。
 選挙が終わった瞬間に「謙虚」を忘れて日頃の傲慢不遜に戻っている。
 有権者が下手に情をかけ延命させて「飼い犬に手を噛まれた」の図式だ」

「いつもの通り嘘ばかりの安倍首相は矢張り「謙虚」も口だけ、
 安倍政権の閣僚は、無理やりに増やさせた質問時間をメディア・野党批判に費やし、
 おまけに「議員年金復活を」などととんでもない要望を公言している。
 選挙が終わったら、その腐った本性が隠し切れなくなったらしい。
 彼らが有権者のためではなく、権力を握り続けることを最優先に行動しているのは明白である」

「安倍政権は歴史的に嘘ばかり、結果がショボいので自分から大声で自画自賛し、
 それを広告代理店やB層を利用して拡散させるというお粗末な手法を繰り返してきた」

「だから、選挙で叩き潰さないと絶対に「反省」などしない。
 当ウェブログは繰り返してそう指摘してきたが、案の定である」

「また、業界バラ撒き・有権者バラ撒きを延々と続けて
 我が国の成長率を低下させてきた「A級戦犯」でもある。
 (膨大な額の高齢者バラ撒きや原発補助金バラ撒きを始めたのも自民党だ)」

「歴史的に見てバラ撒きは自民党のDNAであり、「保守」ではなく「保守退嬰」だ。
 只のバラ撒きだから、勿論「リベラル寄り」などでも全くない」

「復活したのは自民の「傲慢さ」である。
 なぜ議員年金が批判されたか、全く分かっていないと言わざるを得ない。
 国民年金だけの高齢者に対して失礼極まりなく、自分を「特権階級」と思っているのが露骨に分かる」

「他者を過剰に攻撃するのは心理学では典型的な「自己防衛規制」であり、
 自民に非があり、それを糊塗するのが主目的であるのが一目瞭然だ」

「神戸製鋼や三菱マテリアルの不祥事は、いかにも日本企業的な問題である。
 悪質な個人が不正を行うのではなく組織を守るために不正が隠蔽され、
 それがずるずると続いて雪だるま式に膨張してゆく」

「日本企業全体への打撃、日本ブランドの毀損とまで目されるようになった問題だが、
 森友・加計問題と共通点が多く、構造的に酷似していることが分かる」

「小さな不正が「組織のため」見逃され、見て見ぬふりをする者が次々に増える。
 長期間過ぎる内に問題がどんどん大きくなり、どう考えても間違った方向に進み、
 やがては隠せなくなって問題発覚、メディアに批判される」

「森友問題は明らかに財務省の保身・組織防衛のための隠蔽であるし、
 加計問題は安倍政権と文科省の組織防衛が軋み合ったところから発覚した」

「神戸製鋼・三菱マテは日本の製造業に対する信用に傷を付け、
 モリカケ問題は安倍政権と省庁が公益を裏切って日本政府の信用に傷を付けた点で似ているが、
 それでも矢張り決定的に違う点がある」

「神戸製鋼・三菱マテは不正を認めて謝罪したが、
 安倍政権は問題の元凶の癖に、責任転嫁するか誤摩化して謝罪していない」

「これは、市場に罰せられ収益が急減する企業が自らを正す必要に迫られるのに対し、
 安倍政権は有権者に厳しく罰せられず、したがって全く反省していないのが原因だ。
 (安倍政権は常に口だけなので、経済政策だけでなく謝罪も形だけで中身がない)」

「佐川長官は保身と引き換えに一生の間、この汚名を背負うことになろう。
 安倍政権に媚び諂って重大な問題を見逃したのだから、自業自得である。
 引退後に真相を白状しても手遅れで、死ぬ迄この汚名が付きまとう運命だ」

「日本きってのエリートである筈の財務官僚が、安倍政権への媚び諂いに奔走し、
 森友問題で嘘に嘘を重ねるという「恥の上塗り」状態に陥っている」

「時事通信等が報じているが、森友が出てきた途端に
 例の土地のごみの「撤去費が約10倍になった」のだそうだ」

「既にして腐り切った実態が誰の目にも明らかであるし、
 (勿論のこと政界の詐欺師とB層は除いて全員、だが)
 今回の件は「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件に比肩し得る
 財務省の恥辱として歴史に残ることとなろう」

「また、自民党の悪しきDNAが選挙が終わると同時に甦って、
 と言うより悪しきDNAが隠し切れなくなって次々と不祥事が露見している」

「国会での質問時間の配分を自民有利にした背景には
 矢張り「官邸への忖度」が隠れているとの証言が党内から出ている。
 流石は権力に弱い、そしてひたすら権力を握ることが目的化している政党だけのことはある」

「例えば文科相を辞めさせられた下村元文科相は、自分の著書を
 国民の税金で買って「ベストセラー」などと公然と宣伝していた」

「園田元官房副長官は後ろ暗いカネの問題でNPOに訴えられ、
 いかにも金権政党の歴史がこびりついている自民党らしい醜態を見せている」

「どれもこれも、安倍政権や自民党にふさわしくない票を
 B層有権者が「くれてやった」せいでの増長・傲慢不遜であり、
 安倍政権も自民党も選挙で叩きのめされなければ絶対に反省できない輩であると
 事実によって(情けないことに)早速証明した訳である」

「「謙虚」も「反省」も口だけの大嘘である。
 事実によって完璧に証明されているのだから」

「忖度しているのは財務省だけでは勿論なく、自民党議員も同様である。
 「選良」が聞いて呆れる、ただの権力への媚び諂いでしかない。
 そんなに議員の身分が惜しいのか。公益を裏切って権力の前に這いつくばる、
 恥知らずの議員に公費を与えるなどとんでもない話だ」

「自民党に投票した愚かで騙されやすい若年有権者は、
 こうした報道をよくよく見て自己の不明を悟るがいい。
 お前達が浅慮で大挙して投票するとこうした不祥事が間違いなく起きるのだ」

「どうせ自民党の歴史も数々の不祥事も、変わらない体質も碌に知らないで
 「自分が得すればいい」「自分が就職できればいい」と思って投票したのであろう。
 その結果が日本社会を大きく歪め、刻々と巨大な災厄を近付ける元凶になっているのだ」

「「延命」したところで安倍政権は害毒しか生み出さない」という警告も、的中するであろう。

▽ 凶暴な「愛国」や歪んだナショナリズムこそが、大勢の日本人を殺戮し日本社会を蝕んだ

『日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実』(吉田裕,中央公論新社,2017)


「有権者は、今年の衆院選で安倍政権を潰して日本を「浄化」する好機を逸した。
この代償は大きくつくことになろう」とした警告も、完璧に的中した。

「「愛国心は悪漢の最後の拠り所(or避難所)」という有名な警句があるが、
 この日本でそれを地で行く事件が続発している」

「しかもその事件の中心人物たるや、「美しい国」と称する安倍に近しい人間である。
 (官邸はその危険に気づいてか、いつもの通りに偽装作戦を展開する兆しが見える)
 森友・加計問題と実によく構図が似ているので驚くばかりである」

「「モリカケスパ」といういかにも腹を下す料理のような名称になりつつあるスパコン補助金詐欺で、
 容疑者がこともあろうにレース事業にカネをつぎ込んでいたことが判明した。
 愛国や公益を掲げて実際には自己利益の最大化を図っているのではないか、
 そうした疑惑をかけられても弁解できないような構図である」

「また、中韓批判の言説で名を挙げた評論家がDVで逮捕されたが、
 (安倍から衆院選で応援演説をして貰ったという輝かしい過去を持っている)
 10代の妻がいることが分かって話題になっただけでなく
 以前にもDV問題を起こしていたという話が出ている」

「よく似た事件が同時に起きており、強烈な個性と
 常軌を逸脱するメディア敵視の姿勢が印象的である」

「同時に、斉藤・山口・三橋の三者が全て安倍に近い人物で、
 しかも全員が程度の差はあれ国政に関わっており、
 更に全員が不思議なほどカネ回りが良いという奇妙な一致は
 背後にまだ何か隠されているのではないかと疑わせるのに充分である」

「どうして安倍の近辺にはこうした人間ばかりが集まって来るのか。
 「愛国ビジネス」「保守ビジネス」に巧みな連中か、
 さもなければ阿諛追従に必死で国会では嘘でも言い逃れでも何でもする保身主義者ばかり」

「安倍が善人で利用されるだけの暗愚な人物であるか、
 或いは安倍こそがこうした黒い構図の中核となっているのか、いずれかしかない。
 いずれにせよ、安倍が元凶であることに変わりがなく、悪質さの程度の差でしかない」

はっきり言っておくが、森友問題は安倍政権がもたらした「害悪」の最初の入口に過ぎない。

 ↓ 参考

詐欺・DV・雲隠れ、安倍周辺に集まる輩は何故これほど胡散臭いのか -「愛国ビジネス」の本性が見えてきた
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/5b3b892484ba262290a32e768e4b657e

謙虚さゼロでメディア・野党批判、果ては「議員年金復活」- 安倍政権と自民党の「謙虚」は矢張り嘘八百
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ffa9435f226dac06075a5464bb203de4

国連特別報告者を恫喝する安倍政権、「説明が反映されていない」- 放送免許認可への批判には沈黙
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/bf67937e62f67fd6a3ef1c06ca188357

御用メディアは安倍首相の「地球13周分のガソリン代」いつ報じるのか - 山尾民進党議員より遥かに悪質
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9049093bb7806ca6a7f700177b2fb703

また始まった自民党の実質的なメディア「買収」- 国民の税金を使いテレビ・新聞関係者を豪華接待
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c6ea38e668d685302ed8d3694b022c75

▽ 嘘と開き直りと恫喝は自民党の第二の本性、富山県での恥知らずな事件が実証している

『富山市議はなぜ14人も辞めたのか――政務活動費の闇を追う』(チューリップテレビ取材班,岩波書店)


坂上忍が「自民・和田議員は国民を向いていない」と批判 「こいつ何言ってんの」「なんであんな人を質問に立たせるんですか」(careerconnection)
https://news.careerconnection.jp/?p=52025
”元宮崎県知事の東国原英夫氏が3月23日の「バイキング」(フジテレビ)で、自民党の和田政宗議員を批判した。和田議員は19日、参議院予算委員会で質問に立ち、財務省の太田充理財局長を「安倍政権を貶めるために、意図的に変な答弁をしている」などと侮辱。
 これについて東国原氏は、和田議員は参議院の議席が来年改選になるため、
「安倍さん、攻めてますよ。自民党さん、攻めてますよ。僕、頑張ってるでしょう」
 とアピールしているのだ
と指摘した。

首相や自民党に対して「『味方ですよ。守りますよ』というのを前に出すための発言」
 東国原さんは「質問に立った時に、存在感を示したい。『味方ですよ。守りますよ』というのを全面的に前に出すための発言」だとも話した。司会の坂上忍さんは「典型的な国民を向いていない政治家じゃない」と憤慨した。
 和田議員は同日、「党や官邸が徹底調査を指示して、隠蔽の扉をこじ開けなければ、財務省内部で隠されていたかもしれません」とも発言した。この発言に坂上さんは、「こいつ何言ってんの」「なんであんな人を立たせるんですか」と質問。東国原氏は、次のように話す。
「(自民党が)『僕らの味方をしてくれよ。頑張ってくれよ。守ってくれよ』なんですよ。忖度じゃないけれど、阿吽の呼吸でそういう言葉が(和田議員の)背中を押してる」”

眠りこけた有権者がこのような腰巾着議員を当選させるから、
勘違いして尊大に振る舞い、国民無視、安倍崇拝の百鬼夜行を始めるのである。


和田政宗を「なんなのコイツ」と批判した坂上忍に、和田信者のネトウヨたちが「在日」と差別攻撃! Wikipediaも改ざん(LITERA)
http://news.livedoor.com/article/detail/14482408/
”例の国会質問以来、毎日のようにトンデモエピソードが出てくる自民党・和田政宗参院議員。ここまでくるとさすがに食傷気味なのだが、これはやはり取り上げない訳にはいかないだろう。あの坂上忍が和田議員を批判して、和田信者のネトウヨから「在日」との差別攻撃を受けているのだ。
 きっかけは、23日放送の『バイキング』(フジテレビ)。例の和田センセイの「安倍政権を貶めるために意図的に変な答弁をしているんじゃないですか?」なるネトウヨ妄想恫喝が話題になると、MCの坂上はこう言って和田発言を批判した。
〔中略〕
テレビで中継されているわけじゃないですか。その公の席であそこまであからさまな、官僚イジメとまでは言わないですけど、責任を押し付けるような発言って、そこになんの得があるんだろう
「あの頑張り方で(和田議員に)投票する!?」
「元NHKなのコレ!? あまりにも(ひどい)!」
「典型的な国民(の方を)向いてない政治家じゃないですか」
「ひく、あれは」
 また、坂上は、元NHKアナウンサーである和田センセイの「党や官邸が徹底調査を指示して隠蔽の扉をこじあけなければ、財務省内部で完全に隠されていたかもしれない」なる意味不明な政権ヨイショのお笑い発言に対しても、こう切り捨てた。
「コイツ何言ってんの?」
「なんでこんな人を(国会に)立たせるんですか?」
「(改選を控えたアピールにしては)本当に芝居が下手くそだなって思うんですけどね」
 まあ、言い回しはいつもの"ガンコオヤジ説教"風ではあるが、内容はほとんどの国民が思っていたとおりのことだろう。あの質問やその後のSNSでの開き直りには、かなり多くの人が坂上と同じように「コイツ何言ってんの?」「なんでこんなヤツが国会に?」とつっこんだはずだ。
 ところが、和田信者のネトウヨのみなさんはまったく違う価値観の中で生きているらしい。番組終了後、いっせいに坂上バッシングを大展開。脳の血管がブチギレそうな勢いで、こんなふうにまくし立て始めたのだ。
〈腸煮えくりかえり状態なんですけど。不快すぎる(#`皿´)〉
〈中身の無い批判で人を貶めることを生業とする坂上忍は人間の屑〉
〈坂上忍ほんと死んでほしいし何なんだよあのデブ、消えろカス〉
〈ではこれからは敬いつつ『坂上』と呼んでましたが汚物、ゲス、カス、クズ、死ねば良い生き物と言いましょう わぁ 嬉しい!www クズ忍ですな 実際に会ったら無視か殴るくらい〉
〈バイキング死ねばいいよ。坂上消えろ。ばーか。〉

●和田信者がWikipediaの「在日韓国人三世」書き込みをもとに坂上忍を攻撃
 知性溢れるボキャブラリーには絶句するが、まあ、あの麻生太郎財務相のことまで「反日売国」と攻撃していた方々である。これだけならさもありなんという感じもする。問題はそこではなく、こんなツイートが散見されたことだ。
〈あっ、坂上忍って在日なのね 全てに納得いったわ さ、韓国にお帰りください 日本の政治は「日本国民」が決める 他国の人間が口を出すな〉
〈坂上忍!在日だったのか!じゃあ、納得。早く芸能界から消えるのを希望〉
〈坂上忍は在日三世だと知って、力いっぱい納得。品がないし、なにより前科ありで民度低いもの。〉
〈坂上忍さんも在日だそうで。いまだ韓国籍だし。もりかけ問題はすでに、日本対在日(裏に中国と反日)の戦争になってるよ。〉
〈坂上忍、在日韓国三世なの どおりで・・・日本人だと思ってたから怒りがこみあげてたけどそういう事か。愛情の裏返しや知識不足じゃなかったのね。「日本が嫌い、日本国益を収奪」それが目的だったのね。〉
 念のため言っておくが、「在日」という言葉自体は、本来、在日朝鮮人・韓国人を意味する言葉として流通していたもの。しかし、2000年代にネットが普及し、排外主義が台頭すると、右派やネトウヨによる左派・リベラル派への攻撃として「在日」がスラング化し、護憲や人権、反原発を口にする者はもちろん、自分たちが贔屓にする自民党の極右政治家に対する批判的な意見へのカウンターとして、片っ端から「在日」という言葉を浴びせ始めた
 こうした脊椎反射的な「在日」攻撃も、在日コリアンに対するグロテスクな差別意識を背景にしているのは明らかで、到底許せるものではないが、今回の坂上への攻撃はそれよりももっと具体的だった。
 実際、Yahoo!のリアルタイム検索機能で調べると、23日の放送直後から、Twitterで突然、坂上が「在日韓国人三世」で本名を「姜忍訓(カン・インフン)」とする書き込みが急増している。
 実はこれには理由があった。ネトウヨ連中が根拠としていたのは、ネット百科事典「Wikipedia」上の坂上忍の項目。21日14時に、あるユーザーがソースなしで「在日韓国人三世」で「本名は姜忍訓」なる記載を加えていたのだ。この書き込みは、23日に一旦別のユーザーによって元に戻されるも、同日に何度も「在日」等に書き換える荒らしが発生し、24日現在、保護項目になっている。

 実は、坂上は20日の『バイキング』でも、改ざん問題を徹底批判しており、和田議員の質問について「あまりにも見苦しい」と一刀両断していた。それと、Wikipediaの荒らしが連動しているのかは不明だが、いずれにしても、この「在日韓国人三世」で「本名は姜忍訓」なる書き込みはネトウヨによるデマ攻撃の可能性が非常に高い。
 そして、23日の『バイキング』での和田批判のあと、和田信者たちがこのWikipediaの記述を使って、坂上に対する「在日攻撃」を始めたのだ。
「差別デマ」をつくりだして自分たちへの批判者を攻撃する卑劣なやり口は、安倍応援団の特徴だが、今回もその典型的なやり口と言っていいだろう。

●和田政宗は「バイキングのせいで家族のメンタルが大変なことに」と被害者ヅラ
 その卑劣さに言葉もないが、一方、この信者たちの"教祖"である和田センセイはどうかというと、23日夕方、太田充理財局長への発言を撤回したとの報道がなされた。ツイッターに〈予算委発言を含めSNSなどで、太田理財局長への行き過ぎたともとれる発言の部分は、議事録からの削除もありましたが反省し撤回をいたします〉と投稿したらしい。
 しかし、和田センセイは先日本サイトでもお伝えしたように、22日の『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)では謎の「裏社会に精通した債権回収屋の知人の話」を持ち出して、太田理財局長のことを「裏社会でああいう反応をしたら完全にコイツやってるなっていうような反応」「クロ」なんて懲りもせず攻撃していた。ちなみに、同番組では議事録から削除した部分についてもこう弁解している。
「政権を貶めるためにとか、そういうきつい表現については、それについては(議事録から)削除しましょうと。いろいろ野党側にも配慮して、野田総理の秘書官だったとかっていうところは切ってるんですけど、いわゆる増税派なのでアベノミクスを潰すために変な質問をしているんじゃないかというのは議事録にそのまま残ってるんですけど」
 さらに、和田議員はくだんの「撤回、反省」ツイートの後、信者の坂上叩きに乗っかって、こんなツイートをしたのである。
〈本日のフジ「バイキング」などで、スタッフ、家族がメンタル面で大分大変なことになっています。元々は私の言葉が原因ではと言われるかもしれませんが、既に議事録で削除された部分、ネットなどで理財局長への過ぎた発言の部分は、撤回します。引き続き理財局を中心とする書き換え問題は解明を続けます〉
 自分は太田理財局長に「裏社会ではクロ」などと攻撃しておいて、何が「メンタル面で大変なことに」なのか。こうした態度と露骨な被害者ヅラを見るに、和田センセイが本当に反省して例の発言を撤回したとは到底信じられない。それどころか、信者たちによる『バイキング』と坂上攻撃を煽ろうという意図が見え見えなのである。
〔中略〕
 孔子は「過ちて改めざる、是を過ちという」と説いたらしい。ああ、身に沁みる。「こいつ」を国会議員にさせてしまったことが、私たちの「過ち」なのだから。 (編集部)”

こうした現象は古くから「類は友を呼ぶ」と言われている。
坂上氏もまともに相手して狂犬に噛み付かれた感じで、
「投票した有権者は「地元の恥」と思っているでしょう」位にいなしておけばいいものを。
和田は麻生にすらたしなめられているのに、麻生に噛み付くのではなく
ウィキペディアを改竄してより権力を持たない方を集中攻撃するという、
とても日本人と思えないような所業である。

この中傷は明白な違法行為であり何ら公益に関わっていない。
(国政に関する議員・政策批判と全く違う。ただの犯罪だ)
坂上氏の事務所は弁護士を通して情報を開示させ、
違法行為を行った者を訴えて謝罪させるべきである。


前川氏授業:市教委への質問、添削も 自民文科部会の幹部(産経新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180320/k00/00m/040/170000c.html
”◇池田佳隆議員、複数回照会 部会長の赤池議員も照会
 文部科学省が前川喜平・前事務次官の授業内容を報告するよう名古屋市教育委員会に求める前、文科省に照会したのは自民党文科部会長代理の池田佳隆衆院議員(比例東海)で、市教委への質問項目の添削もしていたことが取材で明らかになった。文科部会長を務める赤池誠章参院議員(比例代表)が文科省に照会していたことも判明した。【伊澤拓也、西田進一郎、山衛守剛】
 前川氏は先月16日、名古屋市立八王子中で総合学習の授業として講演した。政府関係者によると、同市を地盤とする池田氏は2月中旬から下旬にかけ、複数回にわたって文科省初等中等教育局に電話し、授業の内容や経緯の説明を求めた。赤池氏も照会したという。
 文科省は今月1日、天下りあっせん問題による引責辞任や「出会い系バーの利用」に言及して前川氏を招いた経緯や理由を尋ね、録音データの提供を求めるなど15項目の質問を市教委にメールで送信。6日には校長の認識など11項目の追加質問を送った。関係者によると、池田氏は質問項目を事前に確認し、修正を求めたという。林芳正文科相は12日、「メールの表現ぶりにやや誤解を招きかねない部分もあった」として高橋道和・初等中等教育局長を口頭で注意していた。
 毎日新聞の書面での質問に対し、池田氏の事務所は回答していない。赤池氏の事務所は20日に開かれる文科部会終了後に赤池氏が取材に応じるとしている。
 一方、文科省は19日の野党合同ヒアリングで、前川氏の授業があったと把握したのは、翌日の先月17日にあった外部からの照会がきっかけだったと明らかにした。これまでは同日付の新聞記事で知ったと説明していた。この日は土曜で、「外部は政治家か」との質問には、市教委に問い合わせると決めた省の判断に影響を与えていないとして「答えは差し控えたい」と繰り返し、議員の複数回の照会についても答えなかった。〔以下略〕”

これは東條内閣の陰険さとそっくり。陰からこそこそと
権力を盾に圧力を加え、しかもメディアに誠実に回答しない。
考え得る限り最低の議員である。


前川氏授業:「信念に従って尋ねた」池田議員(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180323/k00/00m/040/071000c.html
”文部科学省が自民党国会議員の指摘を受け前川喜平・前事務次官の授業内容の報告を名古屋市教育委員会に求めた問題で、関与した池田佳隆衆院議員が22日、国会内で報道陣に「法令に準拠した授業だったのか、地元に懸念があれば国に届けるのは大切な仕事で、その信念に従って問い合わせた」と説明し、質問の事前添削については「感想を求められたので2点述べた」と語った。この問題で池田氏が公に発言するのは初めて。
 問題発覚後、取材に応じず、20日と22日の党文部科学部会も欠席した池田氏は、衆院本会議後、報道陣約30人に囲まれ「この数日、連絡がつきづらかったことを大変申し訳なく思っている」と切り出した。一連の事実関係については「林(芳正文科)大臣と赤池(誠章参院議員)先生が話した通り」とだけ述べた。
 池田氏は一方的に発言すると2分足らずで「以上であります」と打ち切り、「質問に答えて」と呼びかける報道陣を振り切り玄関に止めた車に乗り込んだ。【伊澤拓也】
◇池田議員の発言内容
 22日の衆院本会議終了後、池田佳隆衆院議員が報道陣に述べた内容は次の通り。
 それではコメントを述べさせていただきたいと思います。地元・名古屋の衆院議員、池田佳隆でございます。まずもって、この数日、なかなか連絡がつきづらかったことにつきましては、大変申し訳なく思っているところでございます。
 今回、問題となりました授業が、果たして法令に準拠した授業であったのかどうか、地元の皆様方からのご懸念があれば、その大切なお声を国にしっかりとお届けすること、地元の皆様方の大きなお力で今こうして国会議員を務めさせていただいている私にとりましては、当然、大切な仕事であると常々考えてまいりました。今回、その信念に従ってお問い合わせをさせていただいた次第であります。
〔中略〕
◇名古屋市長、改めて真相究明を
 文部科学省への事前照会を巡って取材に応じた自民党の池田佳隆衆院議員が記者団の質問を受けなかったことについて、名古屋市の河村たかし市長は22日、報道陣の取材に「堂々と意見を言わず逃げ隠れするのは、(名古屋市教育委員会に対する質問の修正は省の主体的判断とする)文科相の見解が本当のことじゃないからでしょう」と述べた。
 その上で「(池田氏の)言っていることが本当かうそか分からん。何もやましいことがないなら参考人に呼んでほしいと自分から手を挙げ、国会の場で堂々と話さないかん」と改めて真相究明を求めた。【三上剛輝】”

こちらは恫喝、出任せ、言い逃れで、日本の恥だ。
よくも税金でこんな中共みたいな弾圧(政府に逆らったら徹底的に追い詰める)ができたもので、
「地元の皆様方のご懸念」など言い逃れに決まっている。
どうせ特定の偏った支持者ごく数名しかいない筈だ。


前川氏授業で照会求めた自民・赤池議員 文科省の「友達に国境はない」というフレーズに激怒し「担当者に猛省を促した」とブログに投稿(careerconnection)
https://news.careerconnection.jp/?p=51850
”前川喜平・元文科省事務次官が愛知県内の中学校で講演した際、文科省がその内容を確認しようとしていた問題で、文科省は、自民党の赤池誠章参議院議員らから質問の照会があったと明らかにした。赤池議員は3月20日午前に党本部で会見を行い、文科省への圧力を否定している。
 しかし、赤池議員のブログを読むと、過去に文科省に対し、他にも抗議をしていたことが分かる。2015年には、文科省と東宝が共同作成したポスターのキャッチコピー「友達に国境はな~い!」を強く非難していた。

「たかがキャッチフレーズ。されどキャッチフレーズ」
 ポスターは映画「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」の公開に合わせ作成されたもの。イタリアから来た少年とまる子たちが友情を深めるストーリーから、文科省は
「国際理解の魅力・大切さを伝える内容。これは、文部科学省が推進している国際教育の普及啓発の趣旨にも沿っていると考えられるもので、本企画を通じて国際教育の趣旨を広く伝えていきたい」
としていた。
 しかし、このポスターを知った赤池議員は激怒。映画公開直前の2015年12月上旬、自身のブログに「『友達に国境はな~い!』文部科学省の国家意識」という記事を投稿し、
「たかがキャッチフレーズ。されどキャッチフレーズ。一事が万事で、言葉に思想が表出するものです。国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国家はなくなってしまいます」
「文科省の担当者には猛省を促しました」

と書いていた。
〔中略〕
 ブログによると赤池議員は、文科省の政務官を務めていた時、「国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しないと機会あるごとに言ってきた」と書いている。ポスターのキャッチコピーは、こうした赤池議員のスタンスに相反するもので、自身の考えが文科省に浸透していなかったことに怒りを覚えたようだ
 ブログの投稿を読んだ人からは、「カジュアルに圧力をかけている」「すごい言いがかりだね」などのツッコミが相次いでいる。”

こちらは佐藤賢了そっくりで、あの時代から殆ど進歩がないのに驚く。
大声で罵倒して自分の主張を通すという、言いがかり議員である。

しかも世界市民を装って国益を追求するイギリスの老獪な外交にも無知、
貿易に依存している日本の国益の基盤は国際協調である事実にも無知。
(例えば戦前に加藤友三郎首相がはっきり国際協調の重要性を指摘している)
この赤池は日本史すら理解せず戦前より寧ろ「劣化」している。
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