みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

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連休に読みたい本-『強欲資本主義 ウォール街の自爆』『石油の支配者』『石油がわかれば世界が読める』

2008-11-01 | こんな本を読んでいます
最近は、アメリカ金融帝国主義の自壊を受けて
資本主義や金融市場に関する本が増えています。

連休でくつろぐには向いてないかもですが
目についた所を何点か。




『強欲資本主義 ウォール街の自爆』(神谷秀樹,文藝春秋)

ロバーツ・ミタニの神谷さんです。
仰ることはいちいちごもっともなのですが
「金融は黒子」だけでは日本経済のビジョンとしては
かなり心もとない印象を受けます。

「草食主義系の堅実な金融産業」は
成り立ち得ないのでしょうか?

今回の危機でアイスランドのように潰れた国もあれば、
それほど被害を受けなかった国もあります。
その違いと今後のあるべき方向性を伺いたい。





『石油の支配者』(浜田和幸,文藝春秋)

シンクタンクの方です。
かなり掘り出し物だと思います。

そうなんですよね、困ったことに
国際会議での日本のプレゼンスは極小レベル。。





『石油がわかれば世界が読める』(瀬川幸一 編,朝日新聞出版)

これ、かなり前から売れています。
石油学会のオフィシャルブックのようなものですが、
内容は至って日本人らしい真面目さ。勉強になります。

ただ国際戦略の観点はやはり抜けているのですね。。
絵に描いたような日本人的「内向きの視点」です。

メタンハイドレート資源の実用化が待ち遠しいです。





『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』UPJ/ジェネオン エンタテインメント

これはおまけです。
アメリカの底力と移り気の早さがよく分かる映画。

国際政治や安全保障を学ぶ教材に良いのではないでしょうか。
アメリカの最上位層の人材は強力です。絶対に侮れません。

数人とチェスをしながら軍事戦略の次の一手を即答するような人材は、
あのアメリカであれば一人や二人いてもおかしくありません。

ただ愚民大衆向けの娯楽作品ではないので、
一定の知識がないと何のことやら分からないでしょう。





『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 上』(ジョージ・クライル,早川書房)

原作もちょっと読んでみたいと思いました。
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