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『週刊ダイヤモンド』11月15日号 - 資源バブル完全崩壊、資源国は一転して窮地に

2008-11-11 | 『週刊ダイヤモンド』より
今週の『週刊ダイヤモンド』の特集は「金融不動産 発火寸前」でした。
メイン特集ではあの「時限爆弾」CDSの解説、
第2特集の「激変する資源価格」も良かったと思います。




『週刊ダイヤモンド』2008年 11/15号

『東洋経済』は暢気に円高メリットの特集を組んでいますが、
世界経済が大減速して日本経済が得することはあり得ません。
新卒採用をはじめ、雇用に生々しく深い傷が与えられてから漸く、
東洋経済の編集部が事態を理解し、懺悔することになるでしょう。

日本経済が世界経済と一蓮托生であることは
2003年以降の中国特需・景気回復を見れば歴然としてます。

    ◇     ◇     ◇     ◇

さてCDSの危険性に関してはP54以降に詳しいです。

中でもP57に掲載されている
「日米欧のCDSインデックス比較」← 便利!!
「主な外国債や企業のCDSスプレッド」
のふたつの資料は必見でしょう。

ただ草野豊己氏が登場されていないと
CDS特集は何だか物足りないですね。
マクロの視点からの分析が欲しかった。

話題の「CDS清算機関」の話も少しは
出すべきだったと思うのですが。

    ◇     ◇     ◇     ◇

昨年は当のダイヤモンド誌も資源特集を組んでいたのに、
今の商品市況はもう見るも無残な状態です。

まさにP126の通り「資源バブルが逆回転」です。

金融危機と信用収縮、商品市況悪化、
資源国の景況悪化、大口需要先である中国経済の減速と
悪い材料がまとめて襲来してきました。

数年かけて中印が成長軌道に復帰しないと
この大きなダメージから回復できないのではないでしょうか。


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