今週の『週刊ダイヤモンド』の特集は「金融不動産 発火寸前」でした。
メイン特集ではあの「時限爆弾」CDSの解説、
第2特集の「激変する資源価格」も良かったと思います。
『東洋経済』は暢気に円高メリットの特集を組んでいますが、
世界経済が大減速して日本経済が得することはあり得ません。
新卒採用をはじめ、雇用に生々しく深い傷が与えられてから漸く、
東洋経済の編集部が事態を理解し、懺悔することになるでしょう。
日本経済が世界経済と一蓮托生であることは
2003年以降の中国特需・景気回復を見れば歴然としてます。
◇ ◇ ◇ ◇
さてCDSの危険性に関してはP54以降に詳しいです。
中でもP57に掲載されている
「日米欧のCDSインデックス比較」← 便利!!
「主な外国債や企業のCDSスプレッド」
のふたつの資料は必見でしょう。
ただ草野豊己氏が登場されていないと
CDS特集は何だか物足りないですね。
マクロの視点からの分析が欲しかった。
話題の「CDS清算機関」の話も少しは
出すべきだったと思うのですが。
◇ ◇ ◇ ◇
昨年は当のダイヤモンド誌も資源特集を組んでいたのに、
今の商品市況はもう見るも無残な状態です。
まさにP126の通り「資源バブルが逆回転」です。
金融危機と信用収縮、商品市況悪化、
資源国の景況悪化、大口需要先である中国経済の減速と
悪い材料がまとめて襲来してきました。
数年かけて中印が成長軌道に復帰しないと
この大きなダメージから回復できないのではないでしょうか。
メイン特集ではあの「時限爆弾」CDSの解説、
第2特集の「激変する資源価格」も良かったと思います。
『週刊ダイヤモンド』2008年 11/15号 |
『東洋経済』は暢気に円高メリットの特集を組んでいますが、
世界経済が大減速して日本経済が得することはあり得ません。
新卒採用をはじめ、雇用に生々しく深い傷が与えられてから漸く、
東洋経済の編集部が事態を理解し、懺悔することになるでしょう。
日本経済が世界経済と一蓮托生であることは
2003年以降の中国特需・景気回復を見れば歴然としてます。
◇ ◇ ◇ ◇
さてCDSの危険性に関してはP54以降に詳しいです。
中でもP57に掲載されている
「日米欧のCDSインデックス比較」← 便利!!
「主な外国債や企業のCDSスプレッド」
のふたつの資料は必見でしょう。
ただ草野豊己氏が登場されていないと
CDS特集は何だか物足りないですね。
マクロの視点からの分析が欲しかった。
話題の「CDS清算機関」の話も少しは
出すべきだったと思うのですが。
◇ ◇ ◇ ◇
昨年は当のダイヤモンド誌も資源特集を組んでいたのに、
今の商品市況はもう見るも無残な状態です。
まさにP126の通り「資源バブルが逆回転」です。
金融危機と信用収縮、商品市況悪化、
資源国の景況悪化、大口需要先である中国経済の減速と
悪い材料がまとめて襲来してきました。
数年かけて中印が成長軌道に復帰しないと
この大きなダメージから回復できないのではないでしょうか。