mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

紅葉真っ盛り

2023-10-25 14:54:31 | 日記
 奥日光に来ています。昨日(10/24)はいろは坂の渋滞を避けるために、午前中は日光植物園に遊び、お昼を済ませてから三本松に向かった。
 植物園の紅葉は未だし。いくつかの樹種が色づいて緑の中に色どりをなしている。人は少ない。だが、狂い咲きのツツジが花開いていたり、リンドウが花盛り。カンボクやガマズミ、マユミが朱い実を付けている。3時間も過ごして飽きないほど浮世離れした時間が流れていた。
 いろは坂も混んではいない。いつもと違って列をなしている。いろは坂の上りは二車線あるから一つが連なっていても、ストレスはない。バイクが追い越し車線を走り、わが軽もその後を追う。中宮祠の三叉路とか、竜頭の瀧の入口はさすがに信号待ちの車列となっていたが、ま、そんなものよと思えばなんでもない。助手席のカミサンは「運転手には悪いわねえ」といいながら、声を上げて紅葉を堪能している。運転手もちらりほらりと目に入れて「気配」を感じて通過していく。上へ行くほど彩りが華やかになるのを身の裡にとどめる。
 二本松の駐車場は、しかし、8割方が埋まっている。茶店は大繁盛だね。車を置いて樹林の間を抜けて光徳方面へ向かう。スコープを担いだカップルとすれ違う。「アカゲラくらいですね」と笑って挨拶を交わす。声を聴いて鳥の師匠となったカミサンはエナガをみつけ、ホオジロやシジュウカラをとらえる。ぶらりぶらりと2時間ほどを過ごして宿に入る。空にポカリと浮かぶ綿雲も、いかにも秋の気配をまとって山を際立たせている。
 今朝も晴れ。8時少し過ぎに宿を出て赤沼に車を置き、戦場ヶ原から北戦場ヶ原をまわり、そこから引き返して小田代ヶ原に回って赤沼に戻るというコース。約14kmほどの距離。取りを探しながらゆっくりと移ろう。マヒワの群れを4回もみた。午前5時半頃には100羽くらいの群れが戦場ヶ原に来たそうだが、以後は西側の樹林に飛び込んで出て来ないと耳にした。キバシリも泉門池の近くでひょいひょいと木の幹を伝って上り下りしていた。ゴジュウカラも姿を見せ、コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、ツグミ、カケス、モズなどを双眼鏡にとらえる。
 戦場ヶ原を歩いているときには晴れ渡る空に、男体山から太郎山、大間中尾山、小真名子山に、山王帽子山と三ツ岳が肩を並べて周囲を取り囲み、日光連山を上げて紅葉を言祝いでいる様子をみせている。紅葉見物の観光客も多く、コロナどこ吹く風という風情であった。
 お昼を食べようとしていた頃、雨粒が落ち始め、でも大雨にはならず、鳥観の意気を挫いたってところかな。小学背の修学旅行に出遭わなくて良かったねえといいつつ赤沼に戻っていたら、〈そんなことはないよ〉とご挨拶に現れたように小学生が8クラスほどが戦場ヶ原へと向かっていくのとすれ違った。赤沼の駐車場も観光バスが十数台止まって、賑やかであった。
 こうして2時頃宿に戻り、雨を頭に受けながら露天風呂で骨休めをするのでした。

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