11月5日土曜日。御影のS字カーブで阪急の撮影を終えて、再びJR神戸線に戻ります。雨が結構本格的に降ってきました。傘をさして阪急の踏切から妙に御影に向かわず直進する人が多いので、それについていくとJR住吉に出ました。案外近いです。これなら阪急をパスしてJRに乗る人も多いでしょう。御影は普通しか停まらないので、快速が停まるJRに人が流れてもおかしくありません。神戸線沿線を歩き回る機会が少ないので各線の距離感が分かりにくいところがありましたが、離れていると思っているところでも意外に近いところを走っているものだと改めて実感した次第です。百聞は一見に如かず。一度はどの駅でも乗り降りしていかなければ知らないことが増えていきます。実体験て大事ですね。ネット社会に甘えてばかりいずに外に出ていかなければなりません。住吉駅に着いて、普通に乗ってどこへ向かうかあまり決めずに成り行きで降りることにしました。目的は73列車撮影。甲南山手はアングルがいまいち好きではないのでパスして、続いて芦屋。芦屋て撮影地のイメージがないのですが、意外にも下りホームに2人ほど撮影者がいました。通過線を行く列車を撮影するのでしょうね。まぁここもパスして…とここまで来て撮れる駅が限られてくることに気づき、後の駅を考えて、結局以前も73列車を撮ったさくら夙川で降りました。今度は撮影者が5人ほどいました。ここも甲南山手同様お気軽撮影地だけにいつもクソガキボクちゃんたちが多いところではあります。ボクちゃんたちは学校へでも行っているのかあるいは雨の日は出てこないのかよくわかりませんが、あまり若くない層が中心に陣取っておられました。場所は広いので、以前撮ったアングルとは違うのが欲しかったので、線路寄りに陣取りました。甲南山手での72レほど時間はなかったので、新快速1発を練習に撮って本番に挑みます。しかし…内側線の207系と並走してくるではありませんか。207系はさくら夙川に到着するので減速し、なんとか73列車が前に出て全かぶりは回避できました。並走シーンを嫌がる貨物ファンは多いので、この日さくら夙川で撮っていた人も出来に不満な人がいたかもしれませんが、私は別に並走シーンもJR神戸線ならではのものということで特に気になりません。もろかぶりはごめんですが、今回ぐらいのかぶりなら毎日でも見たいぐらいです。
73列車撮影を終えて早々にさくら夙川から撤収。どうしようかと考え、足を延ばせたら瀬田川まで行って5087列車を撮りたいなと思いながら普通電車に乗り込みました。西宮を過ぎて甲子園口に到着。すると電車がいつまでも発車しません。どうしたことかと前を見てみると信号が赤のまま。“先行の普通電車が立花駅で人身事故が発生しました”と車内アナウンスが流れました。状況を把握してわかり次第新たに放送する旨が告げられ、電車はしばらくストップ。次の放送では“阪神電車による振り替え輸送を実施します”という最悪な報告に変わっていました。甲子園口に停まっていたから阪神電車への振り替えとなるのでしょうが、甲子園口から阪神甲子園まで歩いたことがある人間からすると“そんなせっしょうなぁ”と思わず言ってしまいたくなるような距離です。雨も降っているのでさすがにここで阪神に乗り換える気はせず、というか以前大雪で阪神が止まった時に甲子園から甲子園口まで歩いて遠さを実感している人間にはとても阪神に乗り換える気もしないので、車内で出発を待つことにしました。幸いにも朝から疲れていたので、空いた車内でゆっくりくつろぎました。放送によると負傷者の救助が始まったとか、当該列車は動いたが、警察による現場検証があるため、後続の電車は動けないとか、しばらく動かせる気配のない放送ばかりが流れていました。どうせ1時間ぐらい動かないだろうと思い、睡眠を貪りました。目が覚めてもまだ甲子園口に停車しており、甲子園口で30分ぐらい睡眠してました。漸く電車が動き出したのは50分後。定刻より50分遅れでの発車です。これでは瀬田川もくそもありません。5087列車も遅れてるでしょうが、時間が読めないので撮影は断念しました。この後も尼崎で信号待ち、さらには発車待ちがあり、宝塚線からの普通とどっちが先に発車するかでひと悶着があり、大阪駅手前でも入線待ちがありと遅延の見本をオンパレードしたかの様な内容で、なんとか大阪駅に60分遅れで到着しました。新快速は外側線が先に復旧したので、バンバン走っていましたが、大阪駅では動き出した内側線電車が進入を防ぐため駅手前で信号待ちをしていました。快速も遅延しているので、8番線が塞がれ、新快速は9番線到着に変更となったようです。遅延時を考えれば大阪~新大阪間は新快速を外側走行に戻した方がいいといつもながらに思った次第です。