茨木市で並ぶ上下の通勤特急
阪急の平日夕方ラッシュ時の模様です。寒いので短時間しか撮っていませんが、茨木市で1サイクル弱を撮影しました。上の画像は19時19分河原町行き通勤特急と同梅田行き通勤特急です。茨木市ではだいたい通勤特急が並びますが、上りは遅れ加減なので完全に並ぶことは珍しいかもしれません。通勤特急は9300系で運転されており、異常時を除いて同車以外での運転はありません。上りは茨木市まで混雑していますが、茨木市から前を走る堺筋準急からの乗り換えなどで乗車も意外に多く、茨木市以東も結構混雑しています。6300系時代に比べて座席が減少しているのが欠点でしょうか。また、淡路に停まらないためダイヤがいびつになっている点もマイナスです。
2010年3月改正で高槻市行きとなった堺筋準急
上の画像は通勤特急の前に到着する茨木市発19時14分の堺筋準急高槻市行き。2010年3月改正で高槻市行きとなりました。茨木市駅での緩急接続はありません。淡路での快速急行との連絡がなくなり利用者は以前よりも増えてはいますが、混雑率はやはり他の列車に比べて低いです。この列車は茨木市、高槻市で通勤特急と連絡する役割を果たしています。20時以降は梅田発の準急が茨木市で通勤特急と緩急接続をして淡路からの利用者を救済しています。20時以降の梅田発の準急の方が淡路からの利用が多く、茨木市での通特への乗り換えが目立ちます。現行ダイヤでは堺筋準急が活かされていない感があります。次回改正では見直しが必要なのではないでしょうか?
淡路からは意外に混雑する快速
上の画像は茨木市発19時23分の河原町行き快速。この電車まで撮影しました。この快速は茨木市での緩急接続はありません。正雀行き運転などの都合からか茨木市で緩急接続があるスジとないスジが存在します。快速は淡路からの混雑が激しく、上新庄や南茨木での下車よりも茨木市以遠への利用が多いのが特徴と言えます。淡路での堺筋方面からの連絡が良好なことが要因と思われ、2010年3月のダイヤ改正では快速急行の混雑軽減のため、快速が堺筋方面からの利用に便利なようなダイヤが組まれているようです。梅田からは通勤特急の直後に出発するため、着席利用としても使われており、淡路からの利用底上げと相まって、淡路~茨木市間では快速急行よりも混雑が激しい電車もあります。快速の設定はひとまず成功と言えますが、結局のところ通勤特急が淡路に停まらないから存在する種別であり、快速急行を10分毎に運転すれば必要のない種別とも思われます。現状の利用動向からは見直す必要はないように思われますが、通勤特急などの利用動向次第では通勤特急とセットで見直しいく必要がありそうです。