EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

テレビカー終焉

2009年04月03日 | 京阪

081220keihan8009  先日京阪特急の代名詞とも言うべきテレビカーの廃止が京阪電鉄よりプレス発表されました。早速鉄記事の多い朝日新聞が取り上げていましたが、一般的にも有名なテレビカーの廃止はインパクトがあるようです。鉄の視線で見れば、テレビカーの廃止よりも2扉特急車の車端部ロングシート化と吊革の設置の方がインパクトがありました。これまで頑なまでにクロスシートサービスを提供し、車内の吊り広告や吊革を廃し、落ち着いた車内環境を提供してきた京阪特急の売りがなくなるというのはまさに衝撃を受ける形になりました。ダブルデッカー車は従来通り維持されるものと思いますが、時代の流れ、さらには現行ダイヤに合わせた処置を行うなら、かつての京阪特急のプライドを捨てていかなければならないということなのでしょう。同じようなことは阪急京都本線特急にも言え、2扉転換クロスシートの特急が京阪間を闊歩する時代はもはや終焉を迎えたと言えます。京阪8000系は今しばらくリニューアルされて残存していくものと思われますが、8000系の後継を探ると2扉車という答えは出てこないというのが妥当なところでしょう。今後も京阪間直通輸送はJRの速達性が優位に立ち、京阪、阪急は現行の中間駅重視の施策を展開していくでしょうから、それにマッチしない2扉車は将来的には淘汰されていく運命だと思います。