蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『くろ麦@青山一丁目』さんの「厚焼玉子」

2013-02-02 23:14:18 | 東京23区(港区)

東京メトロ・青山一丁目駅の改札口を出ると、青山ツインタワービル地下1階の飲食街に出ます。
今日は、このお洒落なお店も数多く並んでいる飲食街にある『くろ麦』さんで蕎麦前と蕎麦をいただきました。

まぁ、近くはありませんが、地下鉄の改札口を出た先にあるお蕎麦屋さんということで、ある意味「青山一丁目駅の駅そば」とも言える『くろ麦』さんではありますが、青山ツインタワービルの開業(1978年夏)と同時期に営業を始めた「一茶庵」の技術と伝統を引き継いでいる立派な一茶庵系のお蕎麦屋さんです。

お蕎麦屋さんを訪れる時の多くはラグビーの試合観戦とセットで、先に蕎麦前をいただいてからラグビーの試合観戦に向いますが、『くろ麦』さんは「かも焼」や「厚焼玉子」など時間の掛かる料理は14時以降でないといただけないため、今日はラグビーの試合(日本選手権)を観戦してからお店に向いました。

すぐ横に蕎麦打ち場のある入口から店内に入ると、お昼時を大きく過ぎた中途半端な時間ということもあって空席が目立ち、先客は2組のみです。

「広い席にどうぞ。」と、4人掛けのテーブル席を進められ、席に着いてメニューを見ると、日本酒はお酒(剣菱)と冷酒(白鹿)の二種類なのでビールをいただくことにします。そして一品料理は、14時以降でないと注文できない「厚焼玉子」と口コミサイトで評判の良い「さつま揚げ」をいただきます。

最初に運ばれてきた「さつま揚げ」は帆立貝入りと野菜入りの2種類が盛られていて、出来立ての、アツアツでふわっとした食感がとても美味しいです。


続いて運ばれてきた「厚焼玉子」は甘さ控えめな「普通の玉子焼き」という印象ではありますが、清潔感の漂う店内でのんびりいただく蕎麦前の玉子焼きとしては十分と思います。


そして最後の蕎麦ですが・・・。
ここ『くろ麦』さんは夏の「冷麦」(冷麦も手打ちだそうです)の評判が高く、また、「茶そば」と「芥子切り」と「せいろ」を盛り合わせた「三色そば」や数種類の薬味とともに食べる「ぶっかけ」に人気が集まっていますが、残念ながら「三色そば」は売り切れとのことでしたので普通に「せいろ」をいただくことにしました。

いただいた「せいろ」はやや固めの弾力感の感じられる蕎麦で、太さにもバラツキがみられはしますが、甘めの蕎麦汁との相性が抜群で、蕎麦汁をタップリ付けても美味しくいただける美味しい蕎麦です。
また、蕎麦湯もまろやかで美味しく、蕎麦で満足感が腹一杯になるお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。