蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『ゆふ徳@目黒』さんの寒い日には嬉しい「鴨団子鍋」

2018-01-09 17:10:00 |  東京23区(目黒区)

JR山手線・目黒駅から権之助坂を下り切り、今度は緩やかに坂道を登り進んだところにある『手打ちそば・ゆふ徳』さん。

目黒駅から歩くと20分近くかかるかな?という距離でしたが、時間には余裕があることから歩き始めてみたものの、その道のりは終始坂道で、お店に到着した時は「開いてて良かった!」(20分近く歩いて閉まっているとガッカリ度が高い)といった感じです。

そして、ホッと胸をなでおろしながらお店の扉を開けてみると、店内奥に真っ直ぐ伸びる通路の左側半分に2人掛けテーブル席が6卓あるという細長くこじんまりした作りではありますが、木の温もりと清潔感の感じられるお洒落なフロアが目の前に広がります。


席は特に指定されなかったため、入口に近い席に着いて、とりあえず瓶ビール(エビス中)をお願いしてからメニューに手を伸ばします。

メニューは、「酒の肴」という定番メニューの他に「本日のおすすめ」メニューがあり、定番メニューの中には「浸し、和え、煮、焼き、揚げ」のおつまみがセットになった「お通し五品」という盛り合わせ料理があるなど多彩な品揃えです。


2種類のメニューを眺めながらあれこれ考え、「本日のおすすめ」メニューの「なすみそ」と、定番メニュー「酒の肴」から「ひな鳥焼き」をいただくことにします。


まずいただいた熱々の「なすみそ」は、辛口の味噌と茄子とがマッチしていて美味しいです。


続いていただいた「ひな鳥焼き」は、野菜が少々焦げ過ぎかな?と思いましたが、いざいただいてみると、その焦げを含めてなかなか美味しく、空腹を満たしてくれる一品でした。


ビールが無くなったところで、拘りの見える日本酒の品揃えの中から、山形県の地酒「桜花本生(吟醸)・出羽桜」をお願いします。また、鍋でもいただいてみようかな?と思い、「鴨団子鍋」を一緒にお願いします。


予想以上に大きな鍋で登場した「鴨団子鍋」は、時間の経過と共に冷めてしまうのが少々残念ではありましたが、数多くの肉団子が入っていて、寒い日には嬉しい鍋料理でした。


鍋料理を肴にお気に入りの「出羽桜」をいただき、気分も良くなったところで蕎麦をいただこうと思いメニューを再び眺めてみると、「変わりそば」を特徴としているのか、年間を通して数種類の「変わりそば」を打っているようです。


ということで、今の季節にいただける「ゆず切り」をいただいてみると、柚子の香りがしっかり感じられるものの強過ぎることは無く、蕎麦汁を付けずに美味しくいただくことのできるまずまずの「ゆず切り」でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打ちそば・ゆふ徳』さんは、駅から離れているということもあってか、賑やかで活気の感じられるお蕎麦屋さんというよりも、家族連れや女性一人のお客さんが明るく清潔感漂う店内で気兼ねなくお蕎麦をいただくことのできる、お蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。