小田急電鉄&相模鉄道・海老名駅から徒歩15分程度のところにある『そばと豆腐の店・国分寺そば』さん。
お店に到着したのは夕方16時前で、中途半端な時間ということもあってか1組のお客さんが静かな店内で蕎麦をいただいているのみです。そして、物静かな女性の店員さんに案内され、清潔感の漂う広々とした4人掛けのテーブル席に一人腰を下ろします。
「さて。」と思いながらメニューを広げますが、今日は夏に舞い戻ったかのような暑い陽気となったことから、流れる汗を拭いながらまず生ビールをお願いし、それからじっくりメニューに目を通します。
こちらの『そばと豆腐の店・国分寺そば』さんは、お店の肩書きにもある通り「豆腐料理」が特徴のお店で、メニューにも「おとうふ」という欄があります。その豆腐料理だけでも多数あり「あれも食べたい、これも食べたい。」と迷ってしまう品揃えですが、今回はその中から「ガンモ煮」をいただくこととし、併せて、メニューにあればいただく「玉子焼」と「そばコロッケ」を一緒にお願いします。
まず運ばれて来た「ガンモ煮」は、アツアツの、甘さ控えめの優しい味わいで実に美味しいです。
と、食べ始めたところでビールが無くなったので、次の飲み物をお願いしますが・・・。
ここ『そばと豆腐の店・国分寺そば』さんでは、同じ海老名市にある泉橋酒造さんのお酒(日本酒)をズラリと並べていて、飲みたいという思いが湧き上がりますが、その気持ちよりも「暑い!。」という思いの方が強く、もう1杯生ビールをいただくことにします。
おかわりの生ビールを飲みながらいただいた「そばコロッケ」は、油っこく無く、サクサクに揚げられていて思った以上にボリューム感が感じられます。なお、コロッケと一緒にソースが運ばれてきましたが、ソースを付けずにそのままいただいた方が、美味しくいただけるように思います。
最後に登場した「玉子焼」は、外見も中身も黄色一色の「玉子焼」で、フワフワ感がとっても美味しいです。
今日はこの後、海老名陸上競技場で夕方18時試合開始の社会人ラグビーの試合を観戦する予定となっていることから、腹に溜まる料理を意識して選びましたが、思っていた以上にボリュームのある料理ばかりで、既に腹八分という状態ではありましたが、蕎麦を食べない訳にはいかないため「せいろ」をお願いします。
料理同様ボリューム感の感じられる蕎麦はやや硬めの印象ですが、ツルツルっと心地良くいただくことの出来る美味しい蕎麦でした。また、蕎麦汁は出汁の効いたやや濃い目ではありますが、スッキリした美味しい蕎麦汁で、蕎麦ともサラリとした蕎麦湯とも相性も良い蕎麦汁でした。
なお、最後の蕎麦湯と一緒に熱い蕎麦茶をいただきました。「蕎麦湯がお茶の代わりです。」としてお茶の出ないお蕎麦屋さんもありますが、年配のお客さんの多いお店ということもあってか、「最後はお茶で締めたい。」という方への配慮なのかもしれません。そういえば、入店して最初に運ばれて来たのは熱い緑茶でした。
今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『そばと豆腐の店・国分寺そば』さんは、店内にジャズが流れていて、純和風のお店にはミスマッチにも思えるかもしれませんが、清潔感の漂う広々とした店内の雰囲気と合わさってとても良い落ち着いた空間を作っていると思います。
そして、美味しい料理はもちろんのこと、女性の店員さんに限らず店長風の男性店員さんも含めて気配りの行き届いた丁寧な接客がなかなか好印象の、夫婦でのんびり蕎麦前を楽しみたいそんなお蕎麦屋さんでした。
そうそう、おつりでいただいた千円札は番号続きの新券でした。
そんな些細なところにも気持ちの良さが感じられる「いいお店」でした。
ごちそうさまでした。