蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『良庵@横浜・戸部』さんの「京あげと高野豆腐煮」

2012-11-14 23:45:17 | 横浜市(西区)
今日は休暇を取得して私用をあれこれこなした後、京浜急行電鉄・戸部駅近くの『本格手打蕎麦・良庵』さんで一人昼食を取りました。

13時過ぎ、お店に到着して早速扉を開けると、「いらっしゃいませ!。」と奥さんの明るく優しそうな声が飛んできて、「こちらどうぞ。」と4人掛けのテーブル席を進められます。

お店は4人掛けのテーブル席3つと3人程度が座れるカウンターのみのこじんまりとしたお店でしたが、お昼のピーク時を過ぎた時間ということもあってか他にお客さんはおらず、一人だけというのもなんとなく気まずい雰囲気ではありますが、ビール(エビスビール)と「出汁巻玉子焼」と京都の老舗お豆腐屋さんの「京あげ」を使用した「京あげと高野豆腐煮」をお願いします。

まず運ばれてきたのはアツアツの「京あげと高野豆腐煮」です。
撮影した写真を見ると、「京あげ」と「高野豆腐」と「ちくわ」ばかりが写っているので少々色味が寂しい料理に見えますが、実際は煮物の中に小海老がいくつか入っていて、「入っていることを事前に知っていれば上に出してから撮ったのに・・・。」と少々後悔です。

この「京あげと高野豆腐煮」は優しさの感じられる温かい出汁が美味しく、心のこもったその美味しい出汁を「あげ」と「高野豆腐」に吸わせて食べるといった感じの料理でした。


次に「出汁巻玉子焼」。
「良庵」さんの玉子焼はフワフワというより、とろみの感じられる食感で、クレープに近い食感(?)と言った方がイメージしやすいかもしれません。


そして最後にいただいたお蕎麦。
「良庵」さんでは更科と田舎の2種類があり、どちらか一方または2色が選べます。
つまり、「鴨南ばんを更科で。」とか「鴨せいろを2色で。」と言った注文の仕方になります。

通常、「田舎」はパスすることが多いですが、口コミサイトによると「良庵さんの田舎は普通の二八に近い。」との事だったので、今回は「せいろを2色」(更科と田舎の両方)でいただくことにしました。

1つのザルに半々に盛られている更科と田舎は両方合わせて200gとのことですが、実際に食べてみると量もタップリあって食べ応えのある蕎麦です。
ただ、蕎麦の長さが短いのでズルズルっとすする感じではないように思います。
なお蕎麦汁は、やや甘の濃い目マイルドって感じでしょうか?。


今日、蕎麦前とお蕎麦をごちそうになった「良庵」さんは、年配のご夫婦2人で切り盛りしているこじんまりとしたお店で、「美味しい蕎麦を食べてほしい。」という思いと、心のこもった温かいおもてなしと雰囲気を感じることのできる憩いのお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。