さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

もう対岸の火事ではありません…

2014-10-09 05:59:57 | ダイアリー

昨日スペインで医療関係者の抗議デモが報道されてました。エボラ出血熱の患者の看護士が エボラ熱に感染したことを受けて、病院の防疫体制を見直せ、というデモでした。

そういえば、何日か前に、アメリカで、エボラ熱患者(アフリカ人)が空港をすり抜け、病まったく効果のない抗生物質を 病院で与えられただけで帰され 一週間ほどダラス市内で生活していた との報道もありました。最高水準にあるとされるアメリカの病院の医療体制が問題視されてます。

エボラ出血熱は 人類史上最悪のウイルス性感染症という。

感染してから一週間ほどで発病し、高熱と 頭痛/腹痛/下痢の症状に 口/鼻/消化器官などの粘膜から出血・下血し、発病後 50から80%の人が死に至るという。患者の血液・体液・排泄物・唾液の飛沫からうつる病という。

ワクチンやインフルエンザ・乳がん等の薬が 治療に試されているが、今のところこれぞという薬はなく、鎮痛剤や 補水や 抗凝固剤等の対処療法で 加療されている。

エボラ出血熱は 1976年にアフリカのエボラ川流域の住人が発病したのが初めで、コウモリが ウイルスの自然宿主とみられていたが、今では、サル・ゴリラ・豚・蚊が宿主と 感染源が広がりをみせており、ウイルスはいろいろな種(治療薬は別れるようだ)へと 拡散しているという。

要は、今のところ 対策は病院の管理体制次第ということ なのに 管理不全とは・・・

アメリカの あるプレスは、病院/医師は、進んだ治療薬や施術設備に頼りすぎているきらいがあり 医師質の低下を招いており、また、お金にならない患者にはあまりかかわらない 治療の二極化 が進んできていて ダラスでのエボラ熱の誤診と患者の放置につながったのは 当然と書いていた・・・

日本も
・医師看護師不足で今量産中(質の低下を招いていないだろうか)、

日本は、
・ホームドクター制がないため 大病院は概して一般外来患者に多忙を極め 急性感染症等に管理体制に手が回らないのでは

・行政は 前例のない対応には時間はかかるし 結果として 漏れもでる(デング熱の都の対応は然りでしたね)

ニュースは更に、
5ヵ国を旅した日本人女性がインドの病院でエボラ出血熱の疑いとされ → これから日本へ搬送されるという。日本の管理能力、病院のは大丈夫?

アジアの病院を目指す日本、これを機に 旧態体制を変えるチャンスにして欲しいもの・・・
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