香港での行政長官選挙にかかわるデモは その規模をますます広げている。
アジアの金融センターがマヒする事態まで発展するのか? 日本を仮想敵国とする中国の対応次第は? デモの理由の一つに 英・日・米へのアピールがあるか?
文章や言葉では、中国に敵対しない・台湾独立に組しないなど、反中国の報道はしないという日中新聞記者交換メモがあるため、香港のデモは 映像を中心に毎日流れている。毎日見ている…
なぜデモは大きくなったのか?
・もとは、1997 年の香港の中国への返還時、英中で 香港の民主社会は今後 50年間は保障されるとの公約が結ばれた(中国は一国二制度で香港を統治すると約束した)ことに起因する
・民主社会の維持には 親中国派の行政長官しか選ばれない選挙制度を変える必要があると 返還時よりあったが、
・最近では、中国本土の教育方針の導入や 香港の大新聞の元編集長襲撃などで 露骨な言論の自由へ統制があるなどして 今一度 行政長官選挙の改革の要求が高まったてきました。
・今年 6月には 78万人が自主的に、民主社会を守るにはどのような行政長官選出選挙が好ましいかの選挙が実施され、
・一方8月末に 中国の国会は、香港行政長官の選挙制度を制定した(内容は 6月の香港の選挙制度は無視したもので 行政長官の立候補者は中国の意向で動く特別委員会で選ばれなくてならないものでした)
・親中国の現在の香港行政長官は、デモ参加者の高校生や大学生ら 100人を拘束したり、行進や座り込みに催涙ガスを使ったり、TV にビデオメッセージを流したり、中国本土に相談に行ったりしたが、かえって反感を買っている
・中国は、選挙制度を守るため 中国本土での香港デモ隊賛同者 10人の拘束 香港市民への見せしめのため 香港への旅行禁止(香港の観光収入を減らすこと)を発令 がデモを大きくしている背景のよう。
今後はどうなる?
・英米日は 中国本土との交易・経済関係重視で 何もしないでしょう
・国連も現在の米中重視の姿勢を崩すこたなく 何もしないでしょう
・デモ隊も長期に亘る地域占拠は一般生活に影響大と 国慶節休日は いったんは収まるでしょう。
そして、
抑圧下の香港のマスコミは普通選挙実施面と統治権は本土にありを繰り返し、デモ隊のリーダー格は次々に消されてゆき、中国本土が決めた選挙制度は変わることなく、香港は その特徴を失い 第二の上海へと変貌してゆくのでしょう。
間違っているといいのですが…