DVDで、「大停電の夜に」を見た。義母は、あれほど映画好きであったが、なかなか最後まで見ることができなくなってきた。途中でどうしても寝てしまう。
東京で大停電が起きて、登場人物は、何の関連もない状態で、それぞれの人生が、バラバラに展開されていくのだが、それがドラマの進行に従って、徐々に、まとまっていく。ドラマでこその話しであるが、細部には、それぞれリアリティがあって、軽い内容ではないのに、舞台が停電下の特殊な事情、クリスマスイブそしてキャンドル、雪と、ジャズメン、ベース、と洒落たスタイルをとりいれ、軽い味をだしていて、多様な人生模様を、都会的なセンスに溢れたタッチで描いている。
興行的には、どうだったのか知らないが、若いカップル向きの映画として、作品的には、成功したのではないかと思う。映画の可能性を、感じさせてくれる。このところ、市川崑監督作品をみていて、ドラマ性というより、画面の美しさや、演技の面白さに目覚めたところであり、本当に彼の力量には、うならされていて、これを超えるとはいえないけれども、それでも、美しさという、その意味では、この作品には、舞台装置で美しさをだしていて魅力がある。虚構でなければ出せないアジをいかした、楽しめた作品であった。
東京で大停電が起きて、登場人物は、何の関連もない状態で、それぞれの人生が、バラバラに展開されていくのだが、それがドラマの進行に従って、徐々に、まとまっていく。ドラマでこその話しであるが、細部には、それぞれリアリティがあって、軽い内容ではないのに、舞台が停電下の特殊な事情、クリスマスイブそしてキャンドル、雪と、ジャズメン、ベース、と洒落たスタイルをとりいれ、軽い味をだしていて、多様な人生模様を、都会的なセンスに溢れたタッチで描いている。
興行的には、どうだったのか知らないが、若いカップル向きの映画として、作品的には、成功したのではないかと思う。映画の可能性を、感じさせてくれる。このところ、市川崑監督作品をみていて、ドラマ性というより、画面の美しさや、演技の面白さに目覚めたところであり、本当に彼の力量には、うならされていて、これを超えるとはいえないけれども、それでも、美しさという、その意味では、この作品には、舞台装置で美しさをだしていて魅力がある。虚構でなければ出せないアジをいかした、楽しめた作品であった。
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