日々刻刻と世の中の状況は変わっていく。
実にせっかちで、
忙しない。
また、世知辛い世の中でもある。
今をどうやって生きるか。
老後をどうやって生きるか。
生きる課題は尽きない。
むしろ、平々凡々と暮らす方が難しい。
ご多分に漏れず、
いろんなことをやっていて、
毎日忙しそうに見えるかもしれないが、
その実、
ボーッとしている時間が長い。
そうでないと、
身がもたない。
ボーッとする日課として、
太陽の下で、コーヒーを飲む。
瞑想をする。
焚き火の炎をの眺める。
至福の時だ。
その間、
出来るだけ雑念を払拭し、
自分との対話に努める。
自分自身を鳥瞰して
客観視する。
様々な情報が飛び交う世の中を俯瞰する。
脳内の絡んだ糸を紐解いても、
正解や解決といったものは
どこにも見つからないことが多い。
仏教用語で言うところの
「大乗の善は小乗の悪」で、
物事の是非、善悪は相対的であり
人それぞれの考え方もまた相対的なものである。
(優劣は付けられない)
結局、最終的には
自分で選択し、判断するしかない。
そして、
その結果には、
すべて自分で責任を取る覚悟が必要だ。
こういう時は、
むしろいろんな思考が交錯する。
もがき苦しむ。
頭を掻きむしりたくもなる。
そういう苦し紛れの中から、
フッとアイデアが閃いたりもする。
または、
ふと問題解決の糸口に気づいたりもする。
崖っぷちに立たされたときほど
真価を発揮できる。
いつも時間に追われてばかりでは、
自分を見失う。
これを書き終えたら、
また、テラスで日光を浴びながら
ボーッとコーヒーを啜ろう。
「追記」
口にしない2つの言葉
忙しい
心が亡びるから。
疲れた
悪霊に取り憑かれるから。