どんなに老後の計画を立てても、
まずその通りにはならない。
若いうちから、
やりたいこともやらず我慢して、
どれだけせっせと老後の預金をしても
決して安泰とは言えない。
30年後40年後なんて
時代がどうなっているかも分からない。
インフレで、貨幣価値が激減するかも。
だいたい、
健康を損ねることが多い。
人間関係もギクシャクする。
お金があっても、
趣味がないから使い方が分からない。
欲を出して余計にお金を増やそうと
騙されたり、
ヤバい投資(投機)に注ぎ込んですってしまうかも。
例えば入居費3000万円、月額30万円の高級老人ホームに入り
のんびり優雅に暮らすために
必死で預金をする。
仮に、1億円貯めても
20年も持たない。
90歳くらいまでしか生きないだろうと思って、
75で入居しても
95歳になれば追い出される。
こんなに長生きするとは思わなかった、
とボヤくことになる。
あるいは、
60代でプッツンするかも。
(こんなに早く死ぬとは、と言えない)
人生は、
そうそう計算通りにいかにものなのだ。
旅の計画をいくら綿密に立てても、
その通りにいかないのと同じ。
どこで何が起きるか分からない。
その都度その都度臨機応変な対応が求められる。
だから、
「行き当たりバッ旅」で
放浪するのだ。
若いうちから
その時その時の縁(チャンス)を活かし、
体力と精神力を鍛え、
リスクを冒してでもやりたいことをやって
様々な経験を積み、
多くの失敗をし、
何があっても生き抜く力、
すなはちサバイバル力と
レジリエンスを付けておくことだ。
そうすれば
時代がどんなに変わろうとも
老後に食いっぱぐれることはない。