世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ショック!

2017年02月08日 | 熊本地震
昨年のクリスマスイヴ、

地震以来閉鎖されていた俵山トンネルが開通した。


そしてその日、

新しくできたう回路を通って、

そのトンネを抜け地震後初めて南阿蘇に行ってみた。

突き抜けるような青い空に心弾ませながら。


そこには、

ボクが38年前、九州で最初に開業したペンション村がある(はずであった)。

そこで6年間暮らした。


半ば恐る恐る行ってみた。

ガーン!!



そこは見るも無残な姿に変わっていた。

見晴らしのいい高台にあるだけに

山が崩れ、7軒あった建物は3軒しか残っていなかった。

(ボクが6年間やっていたペンションは跡形もない)



ボクはしばらく言葉を失って呆然と立ち尽くした。


残っているうちの一軒はいとこが営んでいたペンションだ。

彼の一家の安否を確認したところ、

仮設住宅に住んでいて無事に暮らしていた。

ホッとした。


家は取り壊すそうな。

で、

中に残ってるものは持って行っていいよー、ってことで、

引き取りに行った。



早いもので、

熊本地震からやがて10か月が過ぎようとしている。

まだまだ復興にはかなりの時間がかかりそうだ。

そして今日も作業は続く。


片付けながら

地震の怖さ、

人々の暮らしへの影響力の大きさを改めて噛み締めていた。



【後述】

ここのペンション村の人々は

集団移転を検討しているそうだ。


もうここでは営業はできないだろう。