世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

おかげさま

2015年01月07日 | ライフスタイル
日本語には独特の言い回しがあって、

なかなか英語など多言語で訳しづらいものがあります。


もったいない、お疲れさまなどもそうですね。

いただきます、ごちそうさまなどもそうです。


日本人は、形のないもによく「さま」を付けます。

ご苦労様、ご愁傷様、ありがとう様ともいいますね。

神様、仏様と同等なのかも。


おかげさまをこれほど感じ、意識したことはなかった。

自分の生きてきた道には、必ず誰かのおかげさまがある。


自分一人で成し遂げられたものは何一つない。


だがその過程においてそれに気づかず別れていった人もいる。

犠牲にした人もいる。

踏み台にした人もいる。

使い捨てにした人もいる。

利用した人もいる。

不義理を働いた人もいる。


その結果、離れていった人もいる。

嫌う人もいる。

憎んでいる人もいる。

逆恨みしている人もいる。


今は供養したい気持ちでいっぱいだ。


生まれてきて、育ててもらったのは親のおかげ。

素晴らしい3人の子供達を授かったのは二人の奥さんのおかげ。

曲りなりに大学を卒業出来たのも、

一流会社に就職できたのも、

脱サラして、田舎暮らしして、世界一周して、

起業して、海外に行けるのも

みんなみんなその陰に誰かの助けがあったからだ。


今一度振り返ってみた。

思い通りの生き方ができた影には

その一つ一つのエピソードの中に浮かぶ顔がある。


あるいはないがしろに接してきたかもしれない。

遅ればせながら、お詫びと感謝の意を表したい。


そして断罪したい。

恩返ししたい。

遅ればせながら、ありがとうと言いたい。


受けた恩、優しさ、親切、援助、助け、協力の数々。

直接本人に返せればいいが、

気づいた時にその人がいなかったりもする。


親だったり、本当は大切な人だったり。

だけどもういない。


だったら、別の人にでもいい。

その感謝の気持ちを伝えていきたい。


少しでも困っている人の力になろう。

自分にできることをやるだけでいい。


優しい言葉をかけよう。

微笑みかけよう。

話を聞いてあげよう。

ありがとうと言おう。


誰でも誰かのためになることはできる。

大切な人であればなおさらだ。



みんな必死に生きようとしている。

みんな幸せになりたいと思っている。

みんな誰かの役に立ちたいと思っている。

みんな支え合って生きている。


それに気づくことに遅いということはない。


怨返しでなく、恩返しをしよう。

誰かのために生きてみよう。