世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ランニングマシーンから回し車へ

2013年06月26日 | 人生
自転車操業ではない。

もはやランニングマシーン操業だ。


走りたくて走っているんじゃない。

走らされているんだ。


いつも何かに追い立てられるように生きている。



止まろうものなら、後ろに引き倒されてそのままドロップアウト。

いわゆる落伍者の烙印を押される。


人それぞれ、スピードは違えど、休むことなく走らなければならない。


運動のため、ダイエットためなどと目的がはっきりしているものはまだいい。

何のために走っているのかさえ分からないものが多い。


隣も、前後も斜めも、みんな必死で走っている。

それを見るだけで、焦らない訳にはいかない。


それがストレスにならないわけがない。



多かれ少なかれ、今の世、心を病んでいる人は多い。

四六時中止めることのできないランニングマシーンの上に乗せられて、

ストレスがたまらない人はいないだろう。



ランニングマシーンの動きは、まさに時の流れだ。

時流に乗り遅れれば、生きていくのさえ困難になる。


世はすでにドッグイヤー(7倍)より早いマウスイヤー(18倍)の速度で移り変わっている。






ランニングマシーンならまだましかもしれない。


回し車に乗せられてしまうのだから。



一旦走り出したら、止まることなく同じところを走り続けなければならない。

目が回り、気が狂うだろう。


     
そして挙句は競争社会から振り落される。



ではどうすれば、こんな地獄絵から抜け出せるのだろうか。


次回は、ストレスレスな生き方について考えてみたい。