世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ベトナムビジネス奮戦記 Ⅵ 逮捕されるかも

2013年06月01日 | 仕事
昨夜は若きベトナム人起業家と食事をした。


彼は、日本に留学し、8年間を日本で過ごし

4年前にハノイに戻ったという。


日本の大学では、建築工学が専門だったというが、

アートにも造詣が深く、いろんなことに興味を持つ夢多き実業家だ。


いろんな方面で現地の人間との人脈が広がる気配を感じる。

これこそ今回ボクがハノイのみに逗留した最も大きな目的だったのだ。




今年は、「日越外交関係樹立40周年」の記念の年だ。



日中国交正常化が1972年だから、ナントその一年後だったなんて知らなかった。



ここハノイとホーチミンでは既に式典が行われたというが、


中部の都市、ダナンではまだであり、彼のところに何かできないかというオファーが来ているという。


ボクはちょうど出来上がった「着物アオザイ」を見せてコラボできないか提案した。




「着物アオザイ」は、これだけの規模ではだれもやっていないボクだけのオリジナル。

彼もどうにか生かしたいと、現物を見て思ったみたいだ。


口でいくら説明しても、ピンとこない。

実物、本物を見せればくどい説明は必要ない。





彼は日本に住んだだけあって、その隣の町フエで温泉旅館を作りたいという願望を持っていた。

フエは温泉が湧くという。


たしかに今、ベトナム中部のダナン、フエ、ホイアンといったところはリゾート計画が進んでいる。

海沿いの街なので、また変わった企画が立てられる。


フエには、今度ベトナム女性と結婚したI氏がいる。

彼に協力を要請することも可能だ。


またまた面白くなってきたゾ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

面白くなってきたといえば、

今夜、最後の土曜日だが、ハノイの店で企画を仕掛けた。


店でパーティを開くのだ。

名付けて

"Make more friends party in Hanoi"




フリートークのパーティ手法を使おうというもの。

$10で飲み放題だ。

どこまで通用するかは全く分からない。



当然のように、スタッフ一同「誰も来ないよ」と猛反対。

$10なんて高いし、何処もそんなことやってないという。


だからこそやってみる価値はある。


やりもしないうちから、できない(やらない)理由を並べ立てては否定する。

何もしないよりマシだろ。

かかる費用は、チラシ代100,000万ドン(500円)だけなんだし。




だがここでひとつ重大な問題がある。

イベントを立てて発信し、チラシを配る。


何ら問題はない。

日本では。



だが、ここは社会主義国。

団体、組織、組合は一切禁止されている。

そして、集会も。


パーティは集会の範疇に入るのか。

そういえば、こちらではパーティといえば結婚式くらい?

テト時期に家族が集まることくらい?



ましてやチラシをまく人はいない。

禁止されてる?



ホテルや外国人のたまり場に置いてもらおうと思っている。

そこで配ることも考えている。


もちろん営業活動はボク一人でやる。


目標は20人だ。

20人来れば$200、一か月の人件費が浮く。



だが、今のところ一人当たり単価は50,000ドン(250円)だという。

そんなに高くちゃ誰も来ない、と笑う。


良いじゃないか、誰も来なくてもともと。


だが、一人でも来れば成功。

通常の4人分の売り上げに当たるのだから。



出来ない御託を並べるより、やってできないことが分かるだけでも学習しただけ得。


やりもしないうちから、できない理由を探して何もしないのは愚か者の常道だ。

日本でも同じ(ごく身近にいるが)。



だがここはベトナム、社会主義国。

さあ、逮捕覚悟でやってみるか。


それもまた経験の一つ。


逮捕されてみるのも、また楽しからずや。


今日も熱い一日になりそうだ。




【補足】


結果のみが強くが求められるビジネス界。


理屈じゃない、結果だ。


そして、結果とは博打(ギャンブル)と同じ。

賭けてみなければ(動かなければ)何も産まれない。



ただ、結果がどうであろうと、

いずれにせよその「プロセスを楽しむ」ことこそボクが最も大切に想っていることだ。


残すところあと二日。

さあ、このハノイで大いに暴れて楽しもう!!