世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

頓挫した事業

2013年06月18日 | 仕事
四月下旬にオープンしたばかりの”English Village” が早くも頓挫した。


手がける夫妻が契約(賃貸借契約)の破棄を申し出たのだ。


開業してひと月余り、あまりにも早い結論(愚行)に驚いた。


契約期間はまだ4か月ある。

契約に謳うその間の賃料支払も無視する非常識さだ。




4月、オープンパーティや無料体験は行ったときは、

フリートークのお客様方がこぞって協力した。



ところがその後はボクの再三の助言・協力にもかかわらず、

イベントを立てたり、県外に向けて営業活動をしたり、

情報発信するなどといった営業努力を一切することもなかった。



それゆえお客さんを一組も取ることなく、

揚句に契約違反を犯し、施設・設備を壊し

電気代や電話代を踏み倒し、

原状復帰させることもなく

払うべき敷き金も踏み倒し、夜逃げ同然の哀れな結末となった。



再起を促したがまったくの徒労だった。


そして呼びかけ続ける話し合いにも一切応じようとしない。

保証人の父親とも音信不通だ。




何を成すにも、まず話し合いは必要だ。

そのプロセスを経ず、改善の努力もしようとせずして

一気に結論、それも否定する方向に向かうことはまさに愚者の行為そのものだ。



その上、アメリカ人の旦那はフリートークにやって来てはウィスキーをあおる。

神経を疑うが、ボクは一触即発を避けるべく一切の口を出さない。



余りの厚顔無恥は、非礼で非常識極まりない。

ただただあきれるばかりだ。



このまま行けば法的措置をとるしかないだろう。

そうなればますます泥沼化するのは必至だ。


双方にとっていい手段だとは思わない。


再三そのことは言ってみたが、馬耳東風状態だった。

哀れとしか言いようがない。



裁判になった時の辛さは経験した者でないと分からないだろう。

ボクは過去3度の裁判を経験している。


被告 (〈民事の場合 a defendant; 〈刑事の場合〉 the accused) が2回、

原告• (an accuser) が1回だ。

いずれも和解 (composition) した。



今回も裁判官から和解勧告が出るだろう。


どうせ和解するのなら、

法廷でなく話し合いを重ねてお互いの妥協点を探るよう示唆しているのだが…。


それすら一向に聴く耳を持たない。




こうした夫婦のいく末は、早晩(sooner or later)見えている。


バカを相手の時間と労力を費やすのは、それこそ馬鹿げているのは百も承知だが、

降りかかる火の粉は払わざるを得ない。

最早対岸の火事をして看過するわけにもいかない。



彼らは若く、世の常識を知らない。

親にもまだ何も話していないという。


廻りの人の意見を聞く耳さえ持ち合わせていないのだ。


逃げたところで何も解決するものだはないというのに。

むしろこじれるだけだ。


信用を失墜した若き夫婦はこれからどうしようというのだろう。


せっかく彼らのためにチャンスを与えてやったのに。

当面仕事もないだろう。


このまま行けば不幸の道を辿るであろう彼らの将来が気遣われる。



ボクは常に門戸を開いている。

彼らが目を覚ますのを今でも待っている。



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何事も計画は順調にいくとは限らない。

むしろ、問題は必ず起きるといってよい。


プランの中の問題は、

一つずつ根気よくクリアしながら当初のプランを推し進めていくことにエネルギーを集中させればいいだけのことだ。



ところが、プランそのものが中断された時は、

速やかにプラン変更を余儀なくされる。



当初から、Aプラン、Bプラン、そしてCプランと用意しておくことが賢明だ。


そして、未練を残さず早速Bプランへと移行する。


併せて、Cプランを検討する。

躊躇している余裕はない。


命がかかっているのだ。


バカに付き合っている暇はない。




【付録】


英語のドラマや映画では、裁判所の場面がよく出てくる。

せっかくの機会だから、裁判に関する英語を覚えよう。




裁判 a trial

a hearing


裁判する judge; try

〈判決を下す〉 decide on 《a case》; pass judgment on 《a case》


裁判の傍聴人 a spectator at a trial


裁判を開く hold a court


裁判を受ける be tried

face (a) trial

come up for trial

be on trial


裁判に勝つ[負ける] win [lose] a case [suit] [W16-A33F]【用法】


裁判にかける bring somebody to trial [justice]

try somebody (in court).

用法

日本語の「訴訟事件」に当たる英語の suit は「民事訴訟」,

case は「刑事訴訟」であるが,

弁護士や裁判官からみれば, どちらも case となりうる.


用例

裁判は被告の勝訴となった. The case was decided in favor of the defendant.



裁判官 a judge; a justice

〈一裁判所の裁判官全員〉 the court; the bench


裁判権 have》 jurisdiction 《over》


裁判沙汰(ざた) (court) proceedings

〈民事〉 a lawsuit; an action

〈刑事〉 a trial


裁判沙汰にする take 《somebody, a matter》 to court

sue somebody

bring an action 《against somebody》

take [【形式ばった表現】 institute] (legal) proceedings 《against somebody》

go to law 《against somebody》

《口語》 have the law 《on [onto] somebody》 prosecute somebody (刑事事件で検察が)


裁判沙汰にしないで解決する settle 《a matter》 out of court [without going to law]


裁判沙汰になる come to [end up in] court

result in court action

用例

裁判沙汰は御免だ. We don't want to get involved with the courts.|I want to keep the courts [the law] out of this.


裁判事件 a court case


裁判所 〈建物〉 a courthouse

〈法廷〉 a (law) court; a court of justice


裁判所長 the president of a court


裁判長  the presiding [chief] judge

《主に米国で用いられる》 the chief justice


裁判手続き court procedure


裁判費用 judicial costs.