世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

国境なき意思団

2012年12月21日 | 国際
日本人は何を考えているか分からない。

なかなかものを言おうと(発言しようと)しない。

にやにや笑っているだけ。


そう言った発言が外国人から聞こえてくる。


英語が喋れない。

恥ずかしい。

間違ったらどうしよう。

人と違う意見だったらどうしよう。

こんなこと言うと笑われるかもしれない。


などと、自分で壁を作ってしまって、思っていることがなかなか表現できないでいる。




英語は、言葉で自分の意思をはっきり伝えるには便利な言語だ。

ストレートでシンプルな表現が多い。


敬語、謙譲語といった言い方が少ない。

男女、年齢差に関係なく同じ表現でもいいことが多い。

年上の人でも、名前を呼び捨てで話しかけることも多いのがいい例だ。



英語が喋れるようになると、

世界が広がるとか、可能性が大きくなるとか言われる。

そしてこれは誰しも否定はしないだろう。



だが、もう一つ大事な効用がある。

性格が変わるということだ。


性格が明るくなる。

前向きになる。

積極的になる。

声が大きくなる。

ユーモア(ジョーク)が言えるようになる。

笑顔が多くなる。

表情が豊かになる。

ジェスチャーが増える。

シャイでなくなる。

服装が明るくなる。

おしゃれになる。

マナーが良くなる。

男女平等感が強まる。

若返る。(年を取らない)

人前でしゃべれるようになる。

頭の回転が良くなる。

自分に自信がつく。

勇気が湧いてくる。

等などだ。


同時に、相手の気持ちがより分かるようになる。


日本(語)には、言わずもがな(better left unsaid),

以心伝心(tacik understanding)的なことが美徳とされるきらいがある。

「物言えば唇寒し…」などと言う俳句も生まれたくらいだから。


だが、自分の気持ちをストレートに(オブラートに包まず)伝えることで

相手の考えを知り、その違いを理解し、認め合うことができるようになる。


I love you.

I miss you.

I'm happy.

I'm proud of you.

などなど、日本語では表現しづらい(恥ずかしくて)言葉でも

英語ならサラリと言えてしまうのだ。


これは、英会話の妙と言えるのではないか。




もう一つ付け加えるなら、

英会話が上達するにつけ、日本語が上達するということ。

表現力が豊かになるのだ。


日本語にない英語の言い回しを覚えることによって

日本語にも応用できることが分かる。


例えば、使役の動詞の使い方だ。

日本語では、

「どうしてそんなことをしたのか」と言うところを、

What mede you do such a thing?

(何があなたをそうさせたのか)と言いあらわすこともできる。




英会話を学ぶことは、

時には癒しにもなり精神的疾患をも補う。


その証拠に、

英会話に興味を持つことで

うつ病の人や、アダルトチルドレンといった

社会適応能力に劣る人たちが多く集まり、

自分の居場所、役割を認識していくケースが多いのだ。



たかが英会話、されど英会話。


英会話は苦手だから、

嫌いだから、

英語が話せなくても生きていける、

この年になって今更遅いだろう


などと思っている人、

思い切って、少し勇気を出してフリートークの扉を開けてみたら。


性格が変わります。

性格が変われば、言動が変わる。

言動が変われば、人生が変わる。




人生を変えてみたくなったら、フリートークの門をたたこう!



【追記】

今のボクしか知らない人には信じてもらえないかもしれないが、

ボクは極度の恥ずかしがり屋だった。

今でもそうなのだが、ホントは。


特に小学校までは赤面症でもあった。

とにかく人前に出るのが恥ずかしくて嫌だった。

教室で当てられそうになると、ドキドキしてそれだけで真っ赤になる始末。

ソット影に隠れたものだった。



それが中学に入ってから少しずつ変わっていった。

積極性が出てきた。


今になって思えばだが、

それば何を隠そう、英語の授業が始まったからだ。

英語に興味をもてば、自ずと海外に関心が向く。


当時外国といえばイコールアメリカだった。

ボクにとってアメリカは憧れの国になった。

絶対に行こうと思った。

だから、英語にも自然と身が入った。


そして、外大に入ってボクの性格は別人のように豹変した。


英語以外にもスペイン語を身に着けた。

アメリカ以外にも魅力のある国が数多くあることを知った。


そしてそれは、世界一周への夢へと繋がっていった。

そして、長い年月を経て(30年も)実現した。


だから言える。

英語の力を。


英語が人生を変えることを身をもって体験した。